2011年01月12日

『Amethyst Eyes』開設2周年記念リクエスト 07

恩着せがましい…偽善(あい) 3



 シュナイゼルがその記憶を持った状態でこの時代に戻り、そして、目を醒まして間もなく…。
その会議の最中に部下の者が慌ててその会議の場に飛び込んできた。
何の話しなのかは…シュナイゼルには解っている。
その焦りによって、その部下が礼を払わずに部屋に飛び込んで来た事にコーネリアが不快を表し、そして、その部下の行動を咎めているが…。
「コーネリア…その慌てぶりだ…。そんな事を咎めている場合ではないと思うよ?で、何があったんだい?」
自分でも白々しいと思いながら…でも、ここで、シュナイゼルに未来の記憶があると知る者はいないのだから、その辺りは適当に流さなくてはならない。
不自然ではなく…自分の望む世界を作る為に…。
「も…申し上げます!つい先ほど、アッシュフォード学園の学園祭において、ユーフェミア皇女殿下が…いえ、ユーフェミアエリア11副総督閣下が…富士山周辺にブリタニア人も日本人も差別も区別もない特区…『行政特区日本』を設立すると宣言されました!」
その言葉に…。
先ほどまでその彼の不敬に対して怒りを露わにしていたコーネリアの表情が更に変わった。
シュナイゼルは…頭の中で何を考えているか解らない…と云う事が評判となっていただけあり、そして、その事実も知っていただけに表情を変える事はない。
「なんだと!何の冗談だ!」
コーネリアが声を荒げてその、本来ならそんな怒りを向けられる覚えのない筈のシュナイゼルの部下に対して怒鳴りつける。
「いえ…冗談などではなく…。現在、アッシュフォード学園には国内外のマスコミが殺到している模様です。ユーフェミア副総督閣下は現在、共にいたSPたちに連れられ…現在は特派のトレーラーに…」
その答えにコーネリアは再び顔を曇らせる。
コーネリアは自分の治めているエリアにたとえ、シュナイゼルの肝入りで派遣されているとはいえ、『イレヴン』であるスザクに対してKMF騎乗を許しているその部署に対してはあまりいい感情を抱いていない。
それは、シュナイゼルも解っているし、特派を束ねているのはあのロイドだ。
そんな事を気にする事もない。
コーネリアのこの反応はシュナイゼルにとってはこの時点で驚くような事でもないのだ。
寧ろ、このくらいの反応をしてくれない事にはシュナイゼルとしてもその思いがある為にシュナイゼルにとって『復讐』とも云える様なこれから先に起こそうと思っている事が生ぬるいものになってしまう。
シュナイゼルの中で…あの時、『ゼロ・レクイエム』に関わったすべての存在を…その『復讐』の対象としていたと云っても過言ではなかったのかもしれない。
―――ルルーシュ…この世界の君は…きっと…あの『枢木スザク』の起こすであろう行動に…ショックを受けるだろう。尤も、その為に彼をこの世界に道連れにしたのだからね…。
完全に報告とは全く関係ない事をシュナイゼルは考えている。
あの時、この後起きた事をシュナイゼルは知っている。
そして、これから起きる事はシュナイゼルが脚本を書き上げて行く…。
そんな心づもりでいるから、動揺する必要は何もないし、こうした人の上に立つ者が一々、動揺を見せていたら組織は崩壊する事は良く知っている。

 ある程度の時間、喚き散らしているコーネリアを見たのち…シュナイゼルがその座から腰を上げた。
「まぁ、そんなに慌てる事ではないだろう?コーネリア…。逆に云えば、これはチャンスじゃないのかな…」
いつもの様にこの場では人を安心させる笑みを見せて…後で冷静になるとこの笑みを恐ろしいものであると考えるものが出て来るのだが…。
「宰相閣下…。しかしこれでは…」
「コーネリア…君は身分や地位の上下関係を重んじている事は私も理解しているよ?でも、これは『黒の騎士団』を封じ込めるチャンスでもあるんじゃないかな…。これまで、『黒の騎士団』…否、『ゼロ』に対して負けてはいなくとも、勝ってはいないだろう?これをきっかけに『黒の騎士団』の力を封じ込める事が出来るかもしれないよ?」
シュナイゼルの言葉にコーネリアが一度大きく深呼吸をして、シュナイゼルに向き直った。
「しかし…宰相閣下…。ここはブリタニアの植民エリアです。その様な『特区』を作り上げるなど…他のエリアでも同様な事が起きたりしたら…。また、『イレヴン』どもが…」
「相変わらず、君は力で全てを封じ込めようとする…。それでは互いの力を削いでいくだけじゃないのかい?相手の力を削ぎつつ、自身の力は温存する…それが賢い戦略と云う物だよ?」
シュナイゼルが穏やかにコーネリアを諭して行く。
そして、その場は一息つく様な雰囲気に包まれた。
コーネリアが『ゼロ』…否、ルルーシュに勝ちきれないのはこうした形で感情を逆上させる不安定さがあるからだろう。
―――そう云う意味ではルルーシュも同じかな…。もっと冷静に戦ってくれていれば…あのような結末を迎える事など…なかったのにね…。
「申し訳…ありません…」
少し、納得できないけれど、理屈は理解出来ると云った感じでコーネリアがシュナイゼルに頭を下げた。
コーネリアも相手がシュナイゼルであるからこうして頭を下げるのだろう。
それに、ユーフェミアの『行政特区日本』構想だって、きちんとしたブレーンがいたなら、あんなに急がなければ…。
成功していたかもしれない政策だ。
どの道、彼女は独断で色々やり過ぎて…結局失敗した…。
あの時、ルルーシュがユーフェミアに対して『ギアス』をかけたらしいが、その『ギアス』がなくとも、あんな形では確実に失敗に終わっていた『行政特区日本』構想だ。
「とにかく…ユフィが何を考えているのか聞かなくてはならないね…。今は、特派に保護されていると云ったね?」
シュナイゼルがその報告を入れて来た部下の方を見て訊ねた。
「はい…。現在はロイド=アスプルンド伯爵がその御身を預かっているとの事…」
その言葉に…シュナイゼルが内心、にやりと笑った。
それも予想通りだったからだ。
いつもなら、こんなに思い通りのゲーム等つまらないと思うに違いないが…。
ここで変にイレギュラーが起きて貰っても先の計画が狂ってしまうから今回は楽しむ事よりもまずは、自分のシナリオを最優先にする。
そのシュナイゼルの部下の報告にまたも、コーネリアが激怒する。
―――まぁ…今は思う通りに怒らせてあげようかな…。これはこれで面白いし…。

 そして、かなりの騒ぎになって、ある意味、『見ている分には面白い』と云う感じのこの会議室の中が漸く静寂を取り戻す。
「コーネリア…怒る気持ちは解らないでもないが…。そんな風に彼の行動をその真意も知らないままただ、否定するのは良くないよ?彼は一応、特派の人間にユフィを託していたのだから…。それに、ひょっとしたら混乱を治める為、先頭に立っていたのかもしれないよ?」
とりあえず、シュナイゼルが一通り楽しんだ後にその一言で締めくくった形だ。
コーネリアは武人としては優秀であるが、トップに立つ人間としては感情にムラがあると云える。
特にユーフェミアが関わった時には前後不覚になると云ってもいい…。
だからこそ…
―――河口湖では『ゼロ』をヒーローにしてしまった訳だしね…。
元はと云えば、そこが『黒の騎士団』がタダのテロリストとしてのカテゴリーに庶民が治められなくなった一因だ。
特に、ナンバーズと呼ばれる者、ブリタニアの支配下に置かれる危険性を感じている国々などは彼らに対して何かできる訳でもなかったが、好感を抱いていた事は確かだ。
ブリタニアのやり方はかなり強引だ。
だからこそ、こうした形での演出は浸透し易い。
そして、世界の『黒の騎士団』の登場によって更に激化した反ブリタニア運動のテロ活動は『ゼロ』一人がいなくなればそれらも簡単に潰せると云う算段もある。
シュナイゼルにとって、ルルーシュ以外はどうでもいい存在だ。
否、シュナイゼルの手元にルルーシュを置き、そして、自分の手の中で真綿にくるむように守り続けられればそれでいいのだ。
そう考えた時、正直、今、この場で大騒ぎしたコーネリアも『行政とく日本』を発案したユーフェミアもその構想にルルーシュを巻き込もうとするスザクも、そして、ブリタニアに対して自分の力も理解せずに刃向かって来る『黒の騎士団』も邪魔なだけである。
今のシュナイゼルにとっては…。
ルルーシュを手元に置いて、幸福と安寧を与えられるだけの身分と権力と地位…。
それに必要なことであればなんでも切り捨てるし、なんでも手に入れる。
そのつもりでここにいるのだ。
「とにかく…彼女の気持ちを私から訊いてみよう…。そして、その先にブリタニアにとっての利を約束するものであれば、私も全力で協力しよう。ダメなら…私がこの始末を付ける…。とりあえず、今はそれで話しを治めてくれないかな…」
これは…完全なるとどめとなる。
ここでこのシュナイゼルの言葉に逆らえる者などいる筈もない。
それを解っていて、自覚していて、シュナイゼルは言葉を口にしているのだ。
そして、その場は話しが治まり…解散となった…。
―――あの、激動を経験していれば…このくらいなんでもない話しなのだね…。他愛ない…。まぁ、ゲームとしてはつまらないが、これはゲームではないし…順調である事は結構なことだ…。
そう思いながら、心の中で次なる策を考え、そして、実行に移すまでの死乳レーションをし始める。

 その後…シュナイゼルは護衛もなしに租界内を歩いていた。
恐らく、シュナイゼルの予想が当たっていれば、こちらがこうしてふらついていれば確実に…自分の本当に欲しているその存在と出会う事が出来るからだ。
こんな形で、庶民の街を歩くのは初めてだ。
これはこれで、新鮮だし、楽しいと思う。
こんな租界の中でまで護衛をつけなくてはならない自分の立場は時々煩わしいと思えて来る事もある。
こんな形で一人で出歩いていたら…
―――また、カノンの雷が落ちそうだ…。
そんな事を考えて、クスッと笑った。
尤も、シュナイゼルにとってそんな彼の説教など痛くもかゆくもない…。
と云うか、完全にスルーしていると云ってもいいし、彼もそれに気づいていて、ただの習慣と化している気がしていた頃だ。
殆ど…毎日のお決まり…みたいなものだ。
そんな事を考えながら歩いていると…アッシュフォード学園の近くまで歩いて来ていた。
そして、そこから更にアッシュフォード学園への道から少しそれた細い通りに…恐らく、住民の憩いの場として作られているであろう公園の前を通りかかる。
既に…うす暗くなり始めて…アッシュフォード学園の学園祭に便乗して出店でも出していたのか…その片付けを終えて、帰路に着こうとしている人々の流れと…。
公園の片隅にあるベンチに…人影がある…。
シュナイゼルが見間違える筈がない…。
―――本当に…何から何まで私の思い通りに動いてくれるものだね…。ここまで扱い易いのだったら…あの頃…にあの『イレヴン』を…。いやいや…私らしくもない…。
そう思い、その人影に近付いて行く。
下を向いて、背を丸めて、動こうともしない…その人影…。
「やぁ…久しいね…ルルーシュ…」
シュナイゼルがその小さく見える人影にそう声をかける。
流石にこの時のルルーシュには決して予想も出来ず、そして、イレギュラーな相手に声をかけられている物だから…驚いている様子が良く解る。
そして…今のルルーシュにとっては…シュナイゼルは敵…なのだ。
しかし、今のルルーシュには恐らく、心の拠所を失っている状態だ。
これまで…ルルーシュのやってきた事を…恐らくスザクがナナリーを使って全否定した事が窺える。
そこまで…シュナイゼルの計算通り…。
そして、その人影は…シュナイゼルのその言葉に対してこう返す。
「貴方の様な方が…こんなところにうろついていては危ないですよ…。それに、貴方の様な方がこんなところをほっつき歩いていたら…貴方の部下が可哀そうです…」
確かに…彼でなくとも、シュナイゼルは全世界の有名人だ。
しかし、声を聞いただけでこのように切り返すのは…彼だからだ…。
「探していた…。君だって、こんなところにいたら…いつ、ブリタニア軍に見咎められるか…。エリア11にはジェレミア=ゴッドバルトだって…」
「ああ…彼なら失脚した筈ですが…」
「そうだね…。君がそうしたんだったね…」
「何の話しです?俺はただの学生です…。本来なら…貴方の様な方とお話しする事など…」
完全に…。
ばれていると…解っていての返答だ…。
恐らく…完全に自棄になっていると云う風にも見える。
「私が君を気に入ったから…取り立てたい…。そして、私の傍にいて欲しいと云ったら君と私が話しをしていても不自然はないだろう?」

 半分だけルルーシュのやけくそに近いやり取りに対して云ってやる。
「何故?貴方と俺は…初対面の筈…」
この期に及んでこんな安っぽいやり取りを続けたいらしいが…。
流石にシュナイゼルもこの治安の悪いエリア11の租界とはいえ護衛も着けずに長い間ほっつき歩いていると云うのは自分にとってもあまりいい事でない事は解っている。
「まぁ、そう云いたいならそう云っていればいいよ…。なら、庶民である君に神聖ブリタニア帝国第二皇子として命じようか…」
シュナイゼルがここにきて、ルルーシュが一番嫌がるであろうが、こうした形でやり取りをしてしまったのだから、決して逆らえない方向へと持っていく…。
「私と一緒に来てくれないかな…。どうやら…君に一目惚れをしてしまったらしい…。庶民が皇族の命令に逆らう事は…許されない…。もし逆らった場合には…君に関わる全ての存在に対して罰を与える事も出来るんだよ?」
流石のその言葉にルルーシュはピクリと反応する。
恐らくは…ナナリーの事が、スザクの事が頭を過ったのだろう。
既にルルーシュであるとばれていると解っていてのやり取りだ。
ここで、ルルーシュの言葉尻を利用して誘導していく…。
「何を…考えておられる…異母兄上…」
少し声が震えていて、怒っているのが解る。
しかし、やっと、ルルーシュが自分を『異母兄』と呼んでくれた事にシュナイゼルは喜びを覚える。
「君を…迎えに来たんだよ…。今の私なら…君も、ナナリーも、政治の道具にされない為に力を発揮する事が出来るよ?」
「哀れみは御免です…」
「哀れみじゃないよ…。私は本当に君が欲しいんだ…。帰ってきて欲しい…。私の許へ帰ってきて欲しいんだよ…ルルーシュ…」
「俺の意思はどうなります…?」
「君がナナリーを盾に取られて逆らえる筈がない事は解っているつもりだよ?」
そこまで云った時…ルルーシュの怒りが頂点に達した事が解る。
立ち上がり、シュナイゼルの襟首をつかもうとしたその腕を…シュナイゼルの手が握り締めた。
「貴方は!」
「私は…君を取り戻しに来たんだ…。君を手に入れる為なら…君を傷つける事さえ厭わない…。君の大切に思う者達を地獄に落としながら…でもね…」
シュナイゼルが優しい笑みをルルーシュに向けながら…それでも、背筋が凍る様な雰囲気で背筋の凍る様な言葉を云い放った。
「!」
ルルーシュの中で…今の時点でシュナイゼルに勝てる要素がないと判断したのだろう。
その腕から力が抜けて行く。
それに気付いて…シュナイゼルがほっとしたような表情を見せる。
ルルーシュにはそのシュナイゼルの瞳が…どんなふうに見えているのか解らないし、シュナイゼルにはそんな事に興味はない。
たった一つのものを欲した者にとってそのたった一つを手に入れる為に全力を注ぐ事が出来る。
だからこそ…シュナイゼルはルルーシュにそれだけの恐れを抱かせたのかもしれない…。
シュナイゼルは自分よりも頭一つ分、背の低い、本当に心配になる程細い身体を包み込むように抱きしめた。
「もう…決して放したりはしないよ…ルルーシュ…」
シュナイゼルのその言葉と行為を…ただ、静かに受け止めているだけのルルーシュの瞳から…一筋の涙が零れて行った…。

To Be Continued

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2011年01月11日

『Amethyst Eyes』開設2周年記念リクエスト 06

恩着せがましい…偽善(あい) 2



 突然…何かの強い光に包まれ…気が付くとそこは…。
KMFの中…。
しかし…そこは戦場ではなく…アッシュフォード学園の中…。
しかも…『ガニメデ』の中だ。
「これは…一体…」
スザクはただ、ただ、状況に驚く事しか出来ない。
それに、今のところ、状況把握だって出来ていない。
ただ…目の前のモニターにはユーフェミアの姿が映っている。
そこでまた、更なる驚きが生まれて来る。
「ユフィ…?ここは…」
自分の腕を見ると、アッシュフォード学園の制服を着ている。
そして、目の前にはあの、学園祭の時のあの光景が…映し出されている。
「僕は…戻ってきたと云うのか…?」
スザクの中で一つの思いが生まれてきた。
もし、本当にあの時に戻ってきたと云うのなら…。
ひょっとしたら、間に合うかもしれないと…。
あのような結果を招く事無く…そして、自分の唯一の友達を失う必要もなくなるかもしれないと…。
『私、ユーフェミア=リ=ブリタニアは富士山周辺に『行政特区日本』を設立する事を宣言致します!』
外の音が…スピーカーを通して聞こえてきた。
夢では…ない…。
紛れもなく…あの時のアッシュフォード学園に、スザクはいる…。
そう確信できた。
一体何が起きたのかは知らないが…。
そして、これまでいたあの世界はどうなるのかは解らないが…。
スザクの中で一つの希望が生まれる。
―――これで、ルルーシュが『行政特区日本』に参加すれば…ルルーシュが『ゼロ』を続ける必要もなくなる…。そうなれば…ユフィは死なずに済む…。僕がルルーシュを殺さなくても済む…。
そんな希望だった。
この今の状況の事情を知る存在…。
その可能性が一番高いと思われる存在は一人しか思いつかない。
未来の記憶を持っているからこそ…出来る事がある。
そう思った時、『ガニメデ』の操縦グリップをぐっと握りしめる。
今のスザクなら…きっと、ルルーシュを止められる…。
そして、ルルーシュをあんな戦いの渦中に追い込んで行く事なんてなくなる…。
あの、枢木神社でスザクに見せたルルーシュの姿は…ユーフェミアを死に追いやりたかったわけではない…と云う意思が見えていた。
だとしたら、今、ルルーシュを止めればあんな風に要らぬ罪の意識を抱かせる事などなかったかもしれない。
この記憶を持ったスザクとこうして『イレヴン』と『ブリタニア人』の垣根を取り除こうとしているユーフェミア、そして、『ゼロ』としてこの頃、世界を引きつけていたルルーシュがいれば…。
そんな期待を抱いてしまうし、それが可能であると云う確信も持つ事が出来る。
スザクがいた…あの世界…。
きっと、『ゼロ』の存在がなければ崩壊するか、再び争いの渦に巻き込まれていく事になる。
でも、ここで、歴史が変われば…そう思う事の事実だ。
今、この場面であると云うなら…早い方がいい…。
ルルーシュにもきちんと納得して貰って、きちんと参加して貰って、成功させれば…
―――ユフィは死なずに済むし、『ブラック・リベリオン』も起きない。そうすれば…ルルーシュが一人、『悪』を背負わなくても…済む…。

 そう思った時…この先に起きた事を思い出す。
記憶の奥底に眠らせていたから…。
この時…まず誰と話すべきだったか…を考えた時…。
「ナナリー…」
ルルーシュにとってナナリーは絶対の存在…。
あの『ゼロ・レクイエム』だって、最終的にはナナリーの為に起こしたものだ。
それまでの『黒の騎士団』としての活動だって彼女の為だった筈だ…。
もし、ナナリーにルルーシュへの説得の協力を得られれば…。
きっと、ルルーシュはその考えを変えてくれるかもしれない。
当然、最初の内は渋るだろうけれど、全力で説得すれば…。
ルルーシュ自身、ユーフェミアの事を大切な異母妹として見ていたからこそ、ユーフェミアだってルルーシュを『ゼロ』であると決して云わなかったし、その秘密もルルーシュ自身も守ろうとした。
ユーフェミアにとってもルルーシュは大切な異母兄で、大切な存在だったからこその…『行政特区日本』構想だった筈だ。
あの時は準備が足りなかった。
そして、ルルーシュの『ギアス』の事を知らなかった。
だからこそ、あんな形で失敗したのだと…スザクは思った。
でも、今は…知っている…。
そして、あの時にルルーシュがユーフェミアに『ギアス』をかけなければ…ユーフェミアがルルーシュの『ギアス』にかからなければ…。
この時のスザクには…既にルルーシュの『生きろ!』と云う『ギアス』がかけられている。
その発表の後、当然のように、アッシュフォード学園に集まっていたマスコミの他にその事を聞きつけて来た他のマスコミやジャーナリストが続々と学園の敷地を取り囲み始めいていた。
元々、アッシュフォード学園の学園祭はその規模の大きさとやる事の奇想天外さにマスコミが多く集まって来るのだが…。
そこに更に多くのマスコミが集まって来る事となってしまった。
スザクは今、ユーフェミアの騎士…。
彼女を守る事がスザクの役目だし、義務だ…。
―――でも…一刻も早く…ルルーシュを説得しなくちゃ…
ガニメデの下で特派のスタッフ達がユーフェミアと彼女のSPを誘導している。
あの時…スザクはユーフェミアの方に行ってしまったから…。
でも…今、ここで、スザクがルルーシュを説得に行けば…。
ナナリーと話しをすれば…。
そんな気持ちになる。
―――この後…処罰を受けても別にかまわない…。それで…ユフィが死なずに済むかもしれないなら…。僕がルルーシュを殺さずに済むのなら…。
そう思った時、すぐさま、ガニメデから飛び降りた。
そして、騒ぎの中のユーフェミア達とは別の方向へと走り出した。
周囲の目が完全にユーフェミアの方に向いている。
その反対方向にスザクは走り出して行った。
―――セシルさん…ユフィをお願いします…。
スザクが心の中でそう、セシルに頼みながら…一目散にクラブハウスへと駆け出して行った。
この先…自分達が迎えるであろう未来が変わる事を信じて…。
ただ、この時…スザクが何故、この場所に居るのかを…全く考えていなかった。
この時、スザクの中でルルーシュがあのユーフェミアの言葉に何を思ったのか…少しでも考える事が出来ていたならば…。
しかし、それを思い知るのは…再びスザクがルルーシュを失った時である事を…この時のスザクには知る由もなかった。

 その後…ルルーシュの姿を見つける事が出来ず、クラブハウスの中にはナナリーが咲世子と一緒にいた。
恐らく、ルルーシュが咲世子にナナリーを託して、学園の外に出たのだろう。
今の騒ぎの中で外に出て行く事は…。
ただ、ルルーシュは『ゼロ』だ。
ここで、ブリタニア軍に捕まる様な事はないとは思うが…。
それでも、ユーフェミアのあの発言でブリタニア軍の租界内、ゲットー内での警戒は強くなっているに違いない。
神根島のカレンの様子を知っているだけに、スザクとしても、『ゼロ』の正体を知らない『黒の騎士団』達も決して警戒を怠れない事は解っている。
―――尤も、ルルーシュの事だから、その辺りの事は計算づくなんだろうな…。それに、『黒の騎士団』の中でも色々と揉めていたみたいだし…
そんな事を考えながら、ナナリーと向かい合って話している。
咲世子が『黒の騎士団』のメンバーである事は知っているから…どう話そうか一瞬迷ったものの…
彼女の身体能力は理解しているので、今更だと思うし、ここで、しっかりナナリーを説得できれば咲世子がルルーシュに連絡したとしても、関係ないと判断する。
一刻を争う問題なのだから…。
先手を取った方が勝ちだ…と云う事を考えた。
「ナナリー…さっきの…ユーフェミア皇女殿下のお話しは…」
スザクはあの頃のスザクらしく、単刀直入に訊ねた。
すると…ナナリーは…
「ええ…お兄様と…」
その時にルルーシュはナナリーとユーフェミアの言葉を聞いていたらしい…。
「その時の…ルルーシュの様子は…?」
「御顔は見えなかったのですが…なんだか…とても怒っている様な…感じで…身体が震えていました…」
ナナリーの言葉にスザクは『やっぱり…』と思う。
今だから思える…。
でも…その事を理解してもその先の事を考えた時…決してルルーシュの望む見ライにはならない事をスザクは知っているし…ルルーシュにとって更なる悲劇が待っているだけだと云う事が解っている。
「そして…とても…悲しそうでした…。お兄様…ユフィ異母姉様の言葉を…とても悲しそうに聞いていました…」
ナナリーの付け足した、その言葉にスザクははっと顔を上げた。
―――ひょっとしたら…ルルーシュは…
これまで、気付かなかった様々な事がスザクの頭の中を過って行く…。
「ナナリー…君は、ユフィのあの言葉…どう思う?」
「難しい事は…良く解りませんけれど…。でも…もし、うまく行ったら…私も、お兄様も…アッシュフォード学園の外でも…スザクさんと一緒に歩く事が出来るんですよね?ずっと…スザクさん、スザクさんが日本人であると云う事を気にしていらしたし…。そう云う事を気にせずに…スザクさんは…私達と一緒に…枢木神社にいた頃みたいに…」
ナナリーのその言葉には…『行政特区日本』と云う施策に対して大きな期待を寄せている様に見える。
確かに…まだ、どのような形で設立するか解らない政策である事は確かだけれど…。
「でも…一つだけ…問題があるんだ…」

 スザクが意を決したようにそう言葉を口に出した。
その言葉は…ナナリーに届いて、ナナリーも何かに気づいた様にスザクの方に顔を向けている。
「『黒の騎士団』…ですか?」
ナナリーが僅かに声を震わせながらそう訊ねた。
様々な形で彼らの事は耳にする。
ブリタニア側の報道だから確実に彼らは完全なる悪として報道されているものの…。
ナナリーはナリタの戦いにおいてシャーリーの父親が亡くなった事を知っている。
そして、その時のシャーリーの涙も…。
ナナリーの中で『黒の騎士団』に対する気持ちは…この時点でのその気持ちは解らない。
しかし…これまでの彼らの行動を考えた時…。
彼女の性格なら…その部分にスザクは希望を託す。
そして、スザクのその期待をナナリーは裏切る事がなかった。
「彼らは…」
スザクがそう云いかけた時に、ナナリーがスザクの言葉を遮った。
「彼らがいたら…きっと…ユフィ異母姉様の思いは…きっと、実現出来なくなる様な…そんな気がします…。ユフィ異母姉様は…きっと…お兄様も私も死んだものと思っています。でも…ユフィ異母姉様は…きっと…お兄様が生きていると知れば…喜びます。あんなに…お兄様の事が大好きで…お兄様ととても仲が良くって…。でも…あの時から…お兄様は…ユフィ異母姉様とご一緒の時の様には…笑って下さらなくなったんです…」
複雑な気持ちを抱えていると云っている様に…ナナリーがそう…スザクに訴えた。
ナナリー自身…ルルーシュへの気持ちが強い。
でも…ルルーシュの気持ちに対しては…ルルーシュはユーフェミアを特別な存在として見ていた時期が長い事もあり…そして、そんなルルーシュを間近で見て来ていたから…コその…今の表情だろう。
しかし、ナナリーのルルーシュへのその思いが、それほどまでに強いとなれば…。
―――ルルーシュを…止める事が出来る…。
スザクの中で確信の様な気持ちが生まれる。
「じゃあ…ナナリー…僕と一緒に…ルルーシュに『行政特区日本』への参加を…説得しないか?ルルーシュは…以前から『黒の騎士団』に関しては…」
「はい…知っています…。お兄様は…『ブリタニア軍』に対してはとても批判的ですけれど…でも…」
「そうなんだ…。だから…ナナリー…一緒にルルーシュを説得してくれないか?きっと…ナナリーがそう云えば…ルルーシュだって…」
スザクがそう切り出す。
ナナリーにどこまで自覚があるか知らないが、ルルーシュにとって、ナナリーは全てにおいて別格だ。
だからこそ…自分の命を投げ出してまで、『ゼロ・レクイエム』などと云う茶番を演じたのだから…。
「大丈夫…ナナリーの言葉なら…ルルーシュの心にきっと届くよ…。だって、枢木神社でもそうだっただろう?いつも、君を第一に考えて、そして、僕とルルーシュが友達に慣れたのは…君がいたからじゃないか…」
不安そうなナナリーにその言葉が力を与える事となった。
「そうですね…。どこまでお兄様のお気持ちを動かせるか…解りませんが…。でも、このトウキョウ租界の近くで『黒の騎士団』がいて、『ブリタニア軍』と戦っている限り、スザクさんにもたくさんの危険が降りかかるのですもの…。お兄様だって、その事をずっと心配していらしたのですから…」
ナナリーの一言に…スザクは自分のやっている事は正しいと信じてほっとするのだった…。

 やがて、ルルーシュがクラブハウスに帰ってきた。
一体何をしていたのか…ナナリーは決してルルーシュには訊ねないし、スザクも、大体予想がついているから何も訊ねない。
下手な事を云って逆に話しがこじれる事を恐れているからでもあるが…。
「お兄様…先ほどの…ユフィ異母姉様のお話しですが…」
リビングルームで3人が顔をそろえて…そう切り出したのはナナリーであった。
夕食を終えて…既に食後のお茶が出されていて、咲世子も今はこの部屋にはいない。
ナナリーの言葉にルルーシュが目を見開いている。
ルルーシュが驚いた時の表情だ。
「ナナリー?」
ルルーシュには何が起きたのか…解らないと云っている様な表情だ。
ナナリーの目が見えていない事が…幸いしたと…スザクは思った。
確かに、ナナリーは目が見えない分、人の感情の変化には敏感だが…。
それでも、視覚から受け取る感情を露わにした表情を知る事はない。
「お兄様…ユフィ異母姉様のところへ…行きませんか?きっと…ユフィ異母姉様とスザクさん…そしてお兄様がいたら…きっと…」
ナナリーの言葉が…相当ショックが大きいのだろう。
ルルーシュが表情を変えることさえできないようだ。
しかし…ナナリーは淡々と話しを続けて行く。
恐らくは、そう云った言葉でルルーシュの『黒の騎士団』に対しての気持ちが少しでも揺らいでくれる事を信じている事が良く解る程…。
「お兄様…この近くで『ブリタニア軍』と『黒の騎士団』が戦闘を繰り広げています。その度にスザクさんは前線に出て…戦っているのです…。そして…その度に…スザクさんは…」
ナナリーがそこまで云った時…ルルーシュが何も云わないまま…否、云えないままと云った方が正しいか…。
何も云わずに立ち上がると…
「ごめん…ナナリー…。スザクに…何を云われたかは知らないけれど…」
ただ、その一言を残してリビングルームから出て行こうとする。
「お兄様!」
「ルルーシュ!」
スザクとナナリーが同時にルルーシュを呼ぶが…それでも、ルルーシュの耳に届いていないかのように…ルルーシュは出て行った。
そんなルルーシュの背中を呆然と見つめているナナリーがいた。
ナナリーの肩は…かすかに震えている。
「どうして…?どうして…お兄様は…」
「そうだね…ルルーシュとしては…いくらユーフェミア皇女殿下のお言葉でも…ブリタニアに対しての複雑な思いが…あるんだろうね…。大丈夫…これから…根気良く…説得して行こう…」
スザクはそう云ってみたものの…時間がない事を知っている。
このまま…ルルーシュがユーフェミアの言葉を信じられないままでは…同じ悲劇が起こると…。
そんな焦りの中で…ルルーシュは…未来の記憶を持つシュナイゼルとスザクの登場によって変化し始めている運命の中に迷い込み…。
そして、スザクの思わぬ方向へと歩み始めていた…。

To Be Continued

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2011年01月09日

COMIC CITY 大阪82の持ち込み予定

COMIC CITY 大阪82の持ち込み予定です。
新刊以外はCOMIC MARKET79と同じです。
現在、体調を崩して入院中でして、今回は和泉綾は欠席となりますが…。
冬コミの新刊とCOMIC CITY 大阪82の新刊はご厚意により、他サークルさまのスペースで頒布して頂ける事になりましたのでお知らせいたします。

COMIC CITY 大阪82
2011年01月09日(日)
インテックス大阪
サークル名:Amethyst Eyes
スペース:6号館 Dゾーン れ34a

サークル名:『マジックカプセル』さま
スペース:6号館 Dゾーン ろ 13a

にて、上記の2冊を置いて頂く事になりました。
なお、フリーペーパーに関しましては印刷前だったので当日、頒布する事が出来ません。
なので、本購入者の方にはオンラインで読める形を後日取らせて頂きますので、それまでお待ちくださいませ。

持ち込み予定

新刊:

『Free Paper 2010』
A5/76P/オフ(FC)/¥500/All Age
2010年に『Amethyst Eyes』で発行したフリーペーパー10作品と書き下ろし1作品の11作品を掲載した再録本です。
イベントや通販でフリーペーパーをお手に取って頂けなかった方、お手に取って頂いたけれど、ペーパーをなくしてしまったと云う方、是非、お手に取って下さい。
なお、この作品には年齢制限は御座居ません。
どなた様もお気軽にお手に取ってやって下さい。

『快適本屋さん』(携帯電話からのアクセスの方はこちらからどうぞ)
※既に納品済みで1月4日からWeb、Mobile販売が開始、1月9日からイベント販売が開始されます。
『プリンセスサイド』でのでの予約が始まりました。(直通


表紙:

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サンプルページ:

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既刊:
『Un sanctuaire solitaire (前編)』
A5/108P/オフ(FC)/¥600/Adult Only

なお、『Adult Only』と表示されている作品の18歳未満(高校生を含む)の方のご購入は禁止致します。
身分証明書の御呈示をお願いする場合も御座居ます。
その際にはご協力をお願い致します。

COMIC CITY 大阪82の新刊に関しては書店さんでの取り扱いが終了するまで自家通販は致しません。
通販をご利用の方は書店さんをご利用下さい。

この度は大変ご迷惑をおかけ致します。
当日は『Amethyst Eyes』のスペースにも同じ内容の案内を貼らせて頂きます。
なお、他の既刊誌に関しては書店さんで取り扱って頂いているものに関しては書店さんで、自家通販での取り扱いしかないものに関しては自家通販のご利用をお願いします。
ただ、自家通販の場合、和泉綾自身がこのような状態ですので、発送は退院後になってしまいますので、退院報告の記事が上がった後のお申し込みをお願い致します。
この度は本当に御迷惑をおかけ致します。
宜しくお願い致します。続きを読む
posted by 和泉綾 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

2011年01月01日

謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。

今年も『Amethyst Eyes』『Novel Rebellion 2』『和泉綾』を宜しくお願い申し上げます。


あけましておめでとうございます。
年明け早々ですが…現在、病院からで御座居ます。
結局、冬コミの後、とりあえず、その日は自宅に帰ったのですが、翌日、病院へ行き、そのまま入院となりました。
まぁ、簡単に云うと過労という事なのですが…。
昨年の冬コミからの帰り道で更新した記事に関してあまり反応はなかったので、完全放置状態だった2日間でしたが…。
現在、病院にモバイルを持ち込んでタイマー機能でこの記事をあげる形にしております。
なので、これを書いている時点では年明け前なのですが…。
えっと、イベント参加に関してですが、こんな調子なので、1月9日の『COMIC CITY 大阪82』は確実に欠席となります。
とりあえず、今のところ1月9日の新刊に関しては1月9日までに書店さんには納品される予定です。
※【1月1日7:30追記】『快適本屋さん』には納品がされたようです。
1月4日からWeb、Mobileでの取り扱い、1月9日からイベントでの取り扱いが始まります。
『プリンセスサイド』に関してはまだ連絡が来ていないので解りませんが、納品完了次第、お知らせ致します。

なので、これも、ちょっと、ある方にご相談申し上げなくてはならない事なのですが、もし、その相談の結果次第では配置スペースではないスペースで置かせて頂ければと思っておりますが…。
今のところ、そちらも連絡を取れていない状態なので、まぁ、書店さんからの通販でお願いできればと思っております。
そして、イベントで代理で販売して頂ける事になったとしても、フリーペーパーはお付けする事が出来ませんので、当日、ご購入頂いた方には何かの形でその分の作品を読める形をとれるようにしたいとは思っております。(一応、フリーペーパーの作品そのものは出来上がっております)

続きを読む
posted by 和泉綾 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) |

2010年12月29日

COMIC MARKET79の持ち込み予定

そろそろCOMIC MARKET79の情報を掲載したいと思います。
実は、既に1月のインテの原稿も入稿済みです。

COMIC MARKET79
2010年12月29日(水)
東京ビッグサイト

サークル名:Amethyst Eyes
スペース:東3 "コ"ブロック 35a

持ち込み予定

新刊:

『Un sanctuaire solitaire (前編)』
A5/108P/オフ(FC)/¥600/Adult Only
ある巨大組織の跡取りであるルルーシュがある時、スザクと出会い、スザクを自分の護衛役とします。そして、常に二人が共にいると云う生活の中で二人の中に複雑な感情が生まれて来ます。
『プリンセスサイド』で予約受付が始まりました。(直通

表紙:

Title_web.gif

サンプルページ:

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既刊:

『Miss Rain2』
A5/92p/オフ(FC)/¥600/Adult Only

『心から『ありがとう』をあなたに… 〜全面戦争編〜
A5/148p/¥700/オフ(FC)/Adult Only

『心から『ありがとう』をあなたに… 〜望まぬ再会編〜』
A5/100p/¥600/オフ(FC)/Adult Only

『心から『ありがとう』をあなたに… 〜紅の戦士編〜』
A5/100p/¥600/オフ(FC)/All Age

『心から『ありがとう』をあなたに… 〜藤堂救出編〜』
A5/100p/¥600/オフ(FC)/All Age

『Miss Rain』
A5/100p/オフ(FC)/¥600/Adult Only

『黒猫ルルにゃん〜番外編〜』
A5/60p/¥400/オフ(FC)/All Age

フリーペーパーも持ち込みます。
フリーペーパーはご自由にお持ち下さい。
なお、フリーペーパーの小説はオンライン発表は致しません。
もし、当日、手に入らなかった場合には、『COMIC CITY大阪82』で発行する新刊をご購入下さい。(短いですが、このフリーペーパーの続きを書き下ろしで掲載致します。)


なお、『Adult Only』と表示されている作品の18歳未満(高校生を含む)の方のご購入は禁止致します。
身分証明書の御呈示をお願いする場合も御座居ます。
その際にはご協力をお願い致します。

自家通販をご利用の方はここをクリックして下さい。

今年最後のイベント参加です。
参加される皆様、どうかよろしくお願い致します。続きを読む
posted by 和泉綾 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

イベント参加、引退します。

今、冬コミの帰りです。
タイトル通り、イベント参加を引退します。
理由は…
今日のイベントで、和泉が最もあってはならない事をしてしまったからです。

和泉がリアルな病弱設定で、身体障害者手帳保持者である事は既にカミングアウトしています。
それでも、イベント参加していたのは、和泉が自分の事は自分で責任を持てると云う自負があったからです。
それが今日、一気に瓦解しました。
これまで、御助力下さっていた方へのご迷惑が自分自身に突き刺さりました。
今日、困っていた和泉に手を差し延べて下さった方への感謝の気持ちと同時に自分の事くらい責任の持てない人間にイベント参加の資格はないと、痛いほど感じました。

荷物を目の前に愕然としていた和泉に手を差し延べて下さった、名前も知らない方々へ、今回は本当に助けられました。
そして、自身のことを責任持てない身障者である和泉にイベント参加の資格はないと実感致しました。
そして、体力的にかなりきつくなっていたことも手伝って今回の結論に至りました。

ただ、イベント参加をしないと云うだけで執筆はしたいと思っています。
最近勉強している電子書籍への移行を本格的に考えています。
それならイベント合わせで作品を発表出来ますし、購入価格はかなり抑えることが出来ます。
今回の新刊、続きものになってしまっているので、必ず完結させて、今回ご購入して下さったすべての皆様にお届け致します。
流石に今回は他人さまに迷惑をかけすぎました。
知らなかった…なんて、言い訳にもなりません。

詳しくは帰ってからしっかり書かせて頂き、今後の事もお知らせ致します。



和泉綾拝


posted by 和泉綾 at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) |

2010年12月24日

『Amethyst Eyes』開設2周年記念リクエスト 05

恩着せがましい…偽善(あい) 1



※設定:『ゼロ・レクイエム』後から暫く経った頃からシュナイゼルがC.C.と契約し、シュナイゼル・スザクが『行政特区日本』の発表をした頃に逆行します。
そして、そこからまた、別の歴史を歩み始めて行く事になるのですが…。
この作品のCPはシュナ×ルル←スザとなります。

これは葵さまからのリクエストです。
リクエスト有難う御座居ました。
なお、この作品には性的描写が含まれます。
そう云った表現の苦手な方、18歳未満(高校生を含む)の方の閲覧はお断り致します。

 ルルーシュが…『ゼロ』の刃に倒れてからそれなりに時間が経って…人々はそれぞれの生活へと目を向ける事が出来るようになっていた。
しかし、世界は…『ゼロ』と『悪逆皇帝ルルーシュ』に頼らなければまだ、争いの種を消し去ることが出来ずにいた。
『ゼロ』は英雄として、『悪逆皇帝ルルーシュ』は全ての悪の権化として…。
その二つの存在が微妙なバランスを取りながら…世界を支えていると云う形である。
つまり…未だに自らの足で立つ事の出来ない世界…。
そして…あの戦争に関わってしまった全ての国…つまり、全世界の国々の代表たちが集まる国際会議に置いて、未だ思うように復興がままならない国々の代表たちは口々に『悪逆皇帝ルルーシュ』の名を出し、まるで鬱憤を晴らすかのようにそのままならない国内情勢を国際会議に持ち込んで来る。
大体、ルルーシュが皇帝となり、無条件に独立させられた国はそれまでのブリタニア資本をすべて引き揚げられてしまったものの、ブリタニアが整備したインフラなどはそのまま無償でその国に譲渡されていたと云うのに未だに復興がままならない事をルルーシュの所為にするなど愚の骨頂である。
しかし、そう云った国が多くあり、また、直接戦った日本や中華連邦などは確かにかなりの戦費がかかり経済的に苦しい立場にあった事は事実だが、その分、国際会議での発言力は大きい。
本当は『ゼロ』のお陰で…と云うよりも今にして思えばルルーシュの綿密ではあるが、安っぽい茶番に世界は乗せられて、彼らはその国のトップに立っているだけだ。
そう云う意味ではブリタニア代表のナナリーも変わらない訳だが…。
シュナイゼルの目から見て…正直、こんな世界の為にルルーシュが命を落とさなければならなかったこの事実に…ただ、怒りを覚えている。
そう…気付くのが遅かった…自分も愚かだと…思ってしまうが…。
自分に『ギアス』をかけられたのだと…客観的に見ている自分が自分に教えている。
と云うのも、時々、自分の意に沿わない事でも『ゼロ』の言葉であれば従っている自分に気づいたからだ。
―――ルルーシュ…流石だね…。こんな世界の為に…ここまでの準備をしていたとはね…。
そう思う度に苦笑する。
『ゼロ』に何かを命じられない限りシュナイゼルは自分の意に反した行動は起こさないし、自分のやりたいようにやっている。
その事に気付いた事で、シュナイゼル自身、自分なりに対策を考える。
シュナイゼルとて、『ギアス』に関する知識が皆無である訳ではないのだ。
だからこそ…今のこの自分自身の状況が…解る…。
だから…いつの頃からか…極力『ゼロ』と顔を合わせないように…して来ていたが…。
「今のこの世界では…私自身の意思で出来る事は…何もないね…」
そう、ため息を吐きながら一言零した。
それは…この上ない本心…。
完全にルルーシュにかけられた『ギアス』とは全く関係のない自分自身の意思…。
そう思うと…あの斑鳩でルルーシュ…否、『ゼロ』に反旗を翻した彼らのあの時の姿はあの時は滑稽だと思ったが…今は…
「許せないものがあるね…。私が仕向けた事とは云え…」

 ここには一人しかいないと…タカを括っているからそんな一言を零せるわけだけれど。
今のシュナイゼルは…ルルーシュの『ギアス』と云う枷を足に填められている状態…。
バカな各国の代表たちの泣きごととまるで鬱憤晴らしの様な殆ど逆恨みのルルーシュへの恨み事ばかりを聞いている。
そして、自分の力不足を棚に上げて何でもかんでも『ゼロ』に頼って国内の混乱を食い止めようとしているが…。
「あんなものは…ルルーシュだったからこそ…出来た事なのだけれどね…。彼では無理だよ…」
そう零した後…背後に突然気配を感じた。
シュナイゼルは決して武闘派と云う訳ではないが、皇族の中でもその将来を期待されていた皇子だったと云う事もあり、背後の気配には随分敏感となっている。
「君かな?ルルーシュに『ギアス』を与えたと云う…C.C.と云うのは…」
シュナイゼルが背後の気配に沿う話しをかける。
その気配はシュナイゼルのその言葉にすっと姿を表した。
「ああ…そうだ…。まぁ、今はお前の敵ではないよ…。味方でもないが…」
そんな事を云いながらその気配はシュナイゼルに近付いてきた。
ルルーシュに『ギアス』を与えた事については問い質すつもりもないらしい。
ただ、今のこの世界はシュナイゼルにとって、あんな『ダモクレス』と『フレイヤ』を使ってでも一つにしようと思っている様にも見えない。
「まぁ、そうだろうね…。君は…世界の傍観者…と云うところかな?」
「まぁ、そんなところだ…」
短い言葉をつなげての会話…。
今の世界に絶望している。
ブリタニアの代表となったナナリーに対しても、そんなブリタニアを守る為に陰から彼女を支えているシュナイゼルの異母妹であるコーネリアに対しても、あそこまで『ゼロ』を罵っていた体たらくな執政しか出来ない各国の代表たちに対しても…。
今の世界に…シュナイゼルが興味を寄せるものは何もない。
あの頃以上に執着と云うものがなくなった。
確かに…あの頃、執着を持っていなかったと思ってはいたけれど…それでも、今になって気付く。
とても欲深い人間であった事を…。
ルルーシュと敵対してしまっているのなら…自分の手で…そして、彼自身を全て、自分の手に…などと云う、安っぽい愛だと思っていた感情であったのではないかと最近思い始めている。
あんな形で愛おしい者を殺されるくらいなら…確かに…自分が手を下せればよかったのに…と思えても仕方ないのかもしれない。
そんな事を思っていると、背後の気配がクスッと笑った。
「あのボウヤは…本当に自分に向けられる感情(あい)に対して鈍感だな…。私も…かつては『愛されるギアス』を持っていたが…そんな『ギアス』があってもあのボウヤには敵わないと思えて来るぞ…」
彼女の言葉は…正直、シュナイゼルの心を一切動かさない。
と云うよりも、最近、自分の心が動いているのは…こうして一人で最も愛していた今は亡き異母弟の事を考える時くらいになっていた。
元々、個人的な感情で心を動かす…と云う事は殆どなかった。
常に…自分の事よりも自分を取り巻いている状況の事にのみ、自分の意識を傾けていた…と云っても過言ではなかった状態ではあったのだけれど…。

 それにしても、背後のこの存在…正直、邪魔でしかない。
今更何をしに来たのか…と云う思いはある。
「で、何の用だい?話しを聞いたところ、君は『ピザ』が好物だと聞いたが…私に金の無心をしに来る必要はないだろう?」
もし金の無心なら適当に小切手でも切ってやればいい…。
そんな思いもあって一人になりたかった。
いつも、自分の無能を棚に上げて、現状の原因を全てルルーシュに押し付ける者達の愚痴を聞かされている中、こうして、一人で過ごす時間は本当に貴重だったから…。
以前から何に対しても執着を持たないと云われていたくらいだし、今でも金などの物欲には縁がない。
「その申し出も有難い話しだが…この話しを聞いてからその資金を恵んで頂きたいものだな…」
何もそこまで云っていない…とは思いつつもそれで済むならと思い、自分のデスクの中から小切手を取り出す。
そして、ペンを手にして数字を書こうとするが…
「本当に異母兄弟そろって人の話しを聞かない奴だな…。まずは話しを聞け…。私の『ピザ』はその後でいい…」
C.C.が半ば、呆れながらそう云い放ったが、彼女自身、普段はまず『ピザ』が最優先だ。
シュナイゼルとこんな形で話しをするのは初めてではあったけれど、恐らく、彼自身、ルルーシュの周囲についてしっかりと調べてあるのだろうと判断する。
ルルーシュがシュナイゼルにかけた『ギアス』は『『ゼロ』に従え』と云う事だったのだから、『ゼロ』がいなければ、『ゼロ』が命じていなければルルーシュが恐らくこの世で一番警戒していた男である事は確かだ。
「解った…。で、話し…とは…?」
「私は今、契約者がいないんだ…。私と…契約してみないか?」
彼女の言葉にシュナイゼルの眉がピクリと動く。
ここまで生きて来て…ここまで心が動いた事があっただろうか…。
そう考えた時…本当に数えるほどしかなかった事に気が付く。
それは…全て、ルルーシュが絡んでいた事であった事もまるで、そのついでに…と云う感じに気付いた。
そのシュナイゼルの変化にC.C.は見逃さない。
「とりあえず…一晩考えて…」
彼女がそこまで云いかけた時にシュナイゼルはその言葉を遮った。
「そんなに時間はいらない…。今…ここで…してくれないかな…」
シュナイゼルのその言葉には流石にC.C.も驚いている様子だったが、シュナイゼルがそんなものを気にする訳がない。
「どんな能力が発動されるか…解らんぞ…」
「少なくとも、今のこの状況よりも楽しめそうじゃないか…。どの道ルルーシュが私にかけた『ギアス』は効力を残したままなのだろう?」
「お前はどこまでそれについて知っているかは知らんが…。それだけの予備知識があってもそんな形で即断できた奴は…私の知っている限り、二人目だ…」
「二人?」
「ああ…お前にとって恐らく最も忌むべき存在とも云える…お前の父親だよ…」
その言葉に少々心が動いたけれど、外から見た限りでは解らない。
「そうか…。そんなどうでもいい事はいい…。その能力があれば今のこの忌むべき世界を…少しは私の好きなように動かす事が出来るかもしれないだろう?」
「お前は…本当にルルーシュと血が繋がっているんだな…」
その言葉にシュナイゼルはふっと笑った…。

 その突然の彼女の訪問の後…。
数日間、どんな能力があるのか…自分にあるデータを元に色々試してみるが…。
「なんだか…詐欺に遭った様な気分だね…」
そんな事を呟く。
あれから…何度か各国の要人に会う事もあったし、何度か『ゼロ』と会う事もあったが…。
自分の望んだ能力らしきものは何も発揮される事はなかった。
その後、C.C.はシュナイゼルの前に姿を表す事はなかった。
結局、金の無心をしに来ただけなのか…などと思っていた矢先の事であった。
それは…これまで後回しにし続けた仕事でもあったのだが、それまでの敬意の記録を撮っていた時の事だった。
それは、特に誰から支持された訳でもなく、誰に必要だと云われた訳でもない。
ただ、シュナイゼルが自分の意思の下でやろうと思ってやり始めた事だったのだが…。
そう…『ゼロ』の登場から、『ブラック・リベリオン』を経て、『ゼロ・レクイエム』までの記録を残す…と云う事であった。
きっと、他にもそう云った記録を残している者はいるかもしれないが…ルルーシュが皇帝となってからの資料と云うのは考えている以上に乏しかった。
それも恐らくはルルーシュが一切残さないように措置を施していたに違いないと思うのは…シュナイゼル自身が彼を理解しているから…と云う事なのか…。
ルルーシュが皇帝であった時の事は…『ギアス』なしに語る事は出来ない。
シュナイゼル自身、『ギアス』能力『コード』そして、『ギアス』をかけられた可能性のある者達の今、シュナイゼルが手に出来る全ての資料を駆使して、その記録を作り上げている。
C.C.が存在している限り、やがて時代を経て行けば再び、それが原因であったり、利用されたりするような事態が起きる事を危惧しての事だ。
そう云った危惧がない時であれば別に誰の目にも触れる必要はない。
必要となった時に必要だと思った人間の手にこの記録が渡ればそれでいいと思う。
そんな事を考えながら資料の作成をしていて…漸く『ギアス』に関する記録に触れようとした時だった。
自分の中で何かの変化を感じた。
それは、自分の隊長であるとか、ルルーシュの『ギアス』であるとかそういった類のものではない。
それだけははっきり分かる。
今、考えられるその要因は…。
C.C.が契約すると云ってシュナイゼルに渡したであろう能力…『ギアス』としか考える事が出来ない。
「これは…」
シュナイゼルの中でこれまでに感じが事のない何かが生まれた。
そして…それは無意識のうちにその能力に気が付いた…。
「そうか…そう云う…事なのか…。道理で解らない筈だ…」
それに気づいた時…これまでの思いがまるでパンドラの箱を開けたかのように飛び出して来た…。
「そうなれば…彼は『ゼロ』ではない…。私は…私の意思で動く事が出来る…。そして…こんな下らない、無能達が巣食っている様な世界を見る事もなくなる…と云う事だね…。確かに…その者の願う能力を手に入れられると云うのは…まんざら出鱈目な情報でもなかったらしいね…」

 シュナイゼルがそう、一言呟くと…シュナイゼルの身体を取り巻く様に光が放たれた。
恐らく…それは、『ギアス』の発動だ。
「初めて誰かに感謝する気がするよ…。C.C.…誰が君を『魔女』として断罪しようと…私は君を最後の最後まで君の弁護に回れるよ…。私にとって君は忌むべき『魔女』ではないのだからね…」
そう…一言呟きながらシュナイゼルはその光に身を任せた。
そして…そのシュナイゼルは後ろからある気配に気が付いた。
それは…彼の良く知る人物だ。
恐らく、相手はこの不思議な空間に驚いているだけでこちらの事は気付いていない。
―――ふっ…これで、あの世界は再び混乱の渦中へと叩きこまれる事になる。『ゼロ』のいない彼らに出来る事など…何もない…。
そんな事を考えながら静かに目を瞑った。
この後、目を醒ました時には…今の自分が望むその場所に行く事が出来る。
恐らくは…今の記憶を持ったままで…。
そして、道連れにした『ゼロ』も…。
―――さて…『ゼロ』…君はそこに辿り着いて何を思うのかな…。きっと、君の望む『彼女』に会えるだろう…。そして…君はまた、ルルーシュを傷つける。その時には…決して容赦しない…
それまでの思いがここに来て本当に爆発している…と云う感じだ。
そして、これまでにない程気持ちが昂ぶっているのが解る。
正直、自分でもここまで気持ちを高ぶらせる事が出来るなど、思いもしなかった。
それでも、あんな世界を見続けていて…失望して、絶望して、叩き落されて…。
そんな状態の中でこんな『ギアス』を手に入れた事にここまで希望を見出せる事となった訳だが…。
あんな世界であるのなら…。
―――いっそ、そのまま自分達の手で滅ぼしてしまえばいい…。ルルーシュが託したものの大きささえも解らない者達等…必要ない…。
これが、夢でない事を祈るばかりだ。
きっと…これで、これまでシュナイゼルがいた世界は自滅の道へと歩んで行くだろう。
『ゼロ』が消え、陰で支え続けてきたシュナイゼルも消え…。
相変わらず、自らの力量不足で『ルルーシュ皇帝』への憎悪によってしか自分の国さえも治める事の出来ない連中の為に自分が尽力する必要がなくなった…。
それだけでもシュナイゼルにとっては薄笑いを浮かべてしまう程なのだが…。
これから行く場所であれば…たとえ何も知らない相手であるとは云え、彼らに対して復讐する事も出来れば、自分の大切に思う存在も守る事が出来る。
そんな素晴らしい事はない…そんな風に思っている内に…。
自分達が向かっているその先への出口が見え始めてきた。
―――さぁ…待っていてくれ…。君を二度と失わない為の世界を…今度こそ作り上げよう…。そして、彼らに対しては、私から最高の報復をしよう…。と云うよりも、そう云った形にしなければ…きっと、あの子は私の許に帰ってきてはくれないのだから…。
そう考えるシュナイゼルには…既に…。
『執着を持たない』などと云う面影は…一切なくなっていた。
自分の望むものの為に…その先を見据える人間の思いを抱いているのであった…。

To Be Continued

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2010年12月21日

『Amethyst Eyes』開設2周年記念リクエスト 04

Repeat Final



 ルルーシュの後について行き…そして、部屋の中にある椅子にかける様に示唆されて、ライはその椅子に腰かけると、ルルーシュはこの部屋にあるベッドに腰掛けた。
「ライ…お前のさっきの分析と、そして、俺のお前に対しての評価を云おう…」
何を考えているのか…解らないが…。
先ほどのニュースに関連している事はまず、間違いない。
自分だって、何故、あんな事をあんなに冷静に分析して口に出せるのかが解らない。
―――恐らく、過去の僕は…そう云った事を身近に触れる立場にあったから…なんだろうな…。
そう分析せざるを得ない。
「何となく…云いたい事が解る気がするけれど…。でも、僕は…ブリタニア軍じゃないよ…。何故かは解らないけれど…そう、断言できる…」
「確かに…お前の所持品の中にそこに繋がるものは何もなかった。しかし…お前の考えている事は…それがブリタニア軍とは限らないが…そう云った場所に身を置いていた者のそれだ…。しかも、1段上から全体を見渡す立場にいた者の…」
ルルーシュの言葉に苦笑してしまう。
何故、一介の学生のこんな事を話されているのか解らないのだが…。
それでも、その先の言葉が何となく予想出来るからおかしなものだ。
「助けたいのかい?さっきの彼を…」
ライが短く訊ねる。
すると、ルルーシュがピクリと小さく反応した。
その反応がその答えを雄弁に表していた。
「随分大胆な事を考えるんだね…。どれほど危険な事か…」
「お前に迷惑をかけるつもりはない!ただ…知恵を…貸して欲しいと…」
ルルーシュの必死な表情にライは微かな胸の痛みを感じたが…。
敢えて気付かぬフリをする。
今のルルーシュの真剣な表情は…
―――真剣に誰かを思い、助けたいと…救いたいと願っている者の顔だ…
そう思えたからだ。
「解った…協力しよう…。なんだか、君のその真剣な顔を見ていて…そんな風に思えて来たよ…」
「お前…そんなにあっさりと…」
ライの言葉にライ自身も驚いているが、ルルーシュはもっと驚いているようだ。
まるで、騙して、利用しようとでも考えていたから…こうもあっさりとこんな答えを返して来た目の前の存在が『イレギュラー』だと云わんばかりの表情だ…。
それでも…
「君は…彼を助けたいんだろう?君は僕の命を拾ってくれた…。本当なら、あの騒動の中で死んでいたかもしれない命だったのに…。そうだと思えば、あの時にただ、のたれ死ぬよりも余程有意義な死に方だと思えるよ…僕は…」
さらりと、あまり深く考える事無くそう、答えているけれど…。
ルルーシュは不意にその瞳に怒りの色を見せた。
「そんな風に…云うな…。お前を利用しようとしていた俺が云う事じゃないけれど…。でも…」
そんなルルーシュの姿にライは心の中で少し、笑った後…ため息を吐いた。
「自分の事で精一杯の君がそんな風に云っていると…悪い奴に上げ足をとられてしまうよ?命懸けでなんとしても助けたいものがあるのなら…守りたいものがあるのなら…もっと、情を捨てるべきだよ?ルルーシュ…」

 何故、こんな言葉が出て来るのか…解らない。
ただ、客観的に見ると、そうやって何かを守っていた事があるのかもしれないと思えてきたし、過去に様々な争い事や戦いの中に身を投じて来たのかもしれないと…そんな風に思えてきた。
「お前…本当に変わっているな…。それに…こうした状況を…見慣れている様な…そんな風にも…聞こえる…」
「正直、良く解らないんだけれどね…頭では…。ただ、感覚とか、自分の身体はそう云った空気を覚えている…のかもしれないとは…自分でも思うよ…。不思議な事に…」
ルルーシュの言葉にライは冷静にそう答えた。
自分でも不思議だと思うこの感覚が一体何であるのか…。
きっと、こうした状況下に身を置いているから…こんな形でこんな風に思えるのかもしれない。
もし、こうした状況でなければ、ただ、自分の事がさっぱり解らない状態に身を置いていたのかもしれない。
「なら…素直に話そう…。お前は…いつ、今の状況に陥ったと自覚がある?少なくとも、記憶がないと…そう気付いたのはいつだ?」
ルルーシュの質問が変わった。
ライ自身の事を訊いて来ている。
「そうだね…あの、ゲットーと呼ばれる場所にあった崩れかけたビルの中に倒れていたらしい…。そこで気付いた直後、不思議な光を見て…そして、ナイトメアやら装甲車やらが街中で戦闘を始めていた…。僕がはっきりと自覚があるのはそこからだ…」
ライが素直に、正直にそう答えると、ルルーシュがやや表情を変えた。
何か気になる事でもあったのだろうか?
あの時の事は余りに不思議で良く覚えている。
「ゲットーの…?じゃあ、つい最近なんだな…」
「その時に、C.C.と出会ったんだ…」
「そう…だったのか…」
ルルーシュがその一言の後、少しの時間、何か、考え事をして…黙り込んだ。
あの時の事は正直、どれだけのショックを与えられても忘れられない…。
爆発でもないのに奇妙で、不思議で、強い光が放たれていた。
あんな混乱状態だったからこそ、周囲に人がいたであろうことは想像がつくのに、誰もその辺りの追及をして来ないのだろう。
それとも、何かの爆発だと思い込んでいるのだろうか???
そう思える程の…光だったと…思っているのだが…。
「ねぇ…彼女は君の所にいるみたいだけれど…平気なのかい?」
ライが本当に…特に他意もなくそんな事を訊ねてみるのだが…。
その瞬間にルルーシュの表情が変わる。
それは…先ほどのあの、『イレヴン』の少年を見た時の表情とは全く違った意味の表情だったのだが…。
「あの女…一体何を考えているんだ!人のテリトリーに勝手に入り込んできて…おまけに自分勝手だわ、何もしないわ…」
ルルーシュのその様子に…たった数日で何が起きたのだろうか…と思ってしまうが…。
ただ、ライが彼女と初めて会った時もかなりインパクトが強かった。
「さぁ…。僕もその時に会って、かなりのインパクトがあったけれど…。僕までのこのこついて来てしまって…」
「お前はあの女と違って一般常識で許せる範囲の節度を持っているからな…。アイツは一体何なんだ…」
何となく…解る気がする。
と云うのも、ライが学園内を歩いていて時々、本来いてはならない場所に彼女の影を見かけた事が何度かある。
今のところ、それほど騒ぎになっていないのだから、見付かってはいないのだろう…。
「苦労しているみたいだね…。で、ルルーシュ…」

 ライが話題を変えようとして…そして、ルルーシュの表情が変わった。
話しを元に戻した…と云うところだ。
「ルルーシュ…僕は…何をしようか?とりあえず、それなりに格闘技などは出来るみたいだ…。この数日で色々自分の事を調べていて気が付いた…」
どうせ、ルルーシュはその先を自分から話す事はしない…。
その判断からライが切り出した。
きっと、ルルーシュはその先を見据えている。
その先にある未来は…。
ルルーシュの事情が何であるのかは解らないが…。
ブリタニア人であるルルーシュが大きなリスクを負ってでも…と云う思いの先には何か大きなものを感じてしまったから…。
「俺は…別に…」
慌てたように言葉を紡ぐルルーシュに、少しだけ笑いが零れてしまった。
笑う気は全くなかったのだけれど…。
「ルルーシュが何も云わないなら、僕は君に勝手について行くよ…。その中で僕がしたい事をする…。それでいいかい?」
「ちょっと待て!ライ、お前は何を云っているのか…」
「う〜〜〜〜ん、多分、解っているんだよね…。こんな言葉が自然に出て来てしまう自分が…少しだけ…不思議だけれど…」
「お前…いくら記憶喪失だからと云って…」
「多分…記憶の問題じゃないんだ…。こうして状況を分析できるのも、こんな事を云っているのも…。記憶と云うよりも、自分の奥底にある何か…なんだと思うんだ…。君なら多分、使えるものは最大限に利用…出来るだろう?」
誰かを半ば騙す形で利用しようとした場合、こんな風に出られると逆に困ってしまうだろうが…。
しかし、ライとしてはルルーシュのその先に見ているものを追って行きたい…。
そんな思いもあるのだ。
ルルーシュの願いとは…本当にささやかな物で、小さなものだ。
それでも、ルルーシュにそんな表情をさせる様な大胆な…危険を伴う様な事をしなければならない願いなのだと…そう思う…。
―――小さな…ささやかな幸せを得る為に命を懸けなくてはならない…。僕は多分…そう云った状況を知っている…。
ルルーシュのその表情を見ながら、ライは客観的に自分を見つめる中でそんな事を思っていた。
それは…何を意味しているのかは解らないけれど…。
それでも、それも自分自身だと…今は思うしかない。
そして、そんなルルーシュを見ていて…その目の前にいる彼の為に…何かをしたいと思う自分もいる。
きっと、ルルーシュはそんな事を望んではいない事は…何となく解るのだが…。
それでも、ここまで話してくれた事を考えた時…。
―――騙して利用しようとした…と云うくらいだから、彼にとって僕はそれだけの勝ちがあるんだな…。
そう判断した時、何か、嬉しいと云うか、誇らしいと云うか…悪い意味ではないのだけれど複雑な気持ちになった。
「ルルーシュ…もう一度聞くよ…。僕はきっと、ここで指示を貰えなかったら…僕は黙って君の後をついていく。そして、僕の自己判断で動く事になる。そうなってしまったら、君も困るだろう?なら、最初からある程度の意思疎通をしてせめて君の邪魔にならないようにしたい…」

 素直な気持ちを言葉として紡ぐ。
こんなにも自然に言葉が出て来ると、何となく、自分でも変な感じがする。
そんなライの言葉にルルーシュは…
「お前…自分の云っている事の意味が…」
「まぁ、解ってはいるよ…。記憶がないだけで、自分の意思も感情もある。それに、この世界に生きる為の知識は身体が覚えているみたいだしね…」
かなり、あっけらかんとルルーシュの言葉にライが返すものだから…。
ルルーシュとしても完全に毒気を抜かれてしまっている…と云った感じだ。
「死ぬかもしれないぞ?もし、この事にお前が付いて来ると云うのなら…その先も付き合って貰わなければならなくなるからな…」
「その先…面白そうだな…」
「面白い訳があるか!命懸けのゲームだぞ…」
「命懸けなのにゲームと云っている時点で君も僕と同類なんじゃないのかい?」
ああ云えばこう云う…。
頭は切れるが、ある意味、『嫌な奴』の部類に入るかもしれない…。
ルルーシュは明らかにそう思っている表情だ。
それでも…
「お前…命を捨てる覚悟を持ちながら、生きる事は出来るか?」
ルルーシュが思わず、そんな言葉を口にする。
それの言葉の意味は…恐らく、それは、ライの過去の記憶が教えている気がした。
「中々面白い事を云うね…。何をしようとしているのかは解らないけれど…。それでも、自分の失っている記憶が…云っているんだ…。『ルルーシュに…着いて行け…』と…。多分、だけどさ…」
普通に考えれば、確実に自分の云っている事はおかしいと思えて来るけれど…。
それでも、今のライにとってそれをおかしいとは思わない。
「命知らずもいた物だ…」
「死ななければいいんだろう?ルルーシュがそんな大胆な事を考えていると云う事は、確実にその先があると云う事だ。僕としては…良く解らないんだけれど…単純に君の力になりたいと思っている。そして、その力が僕にはあるんだともね…」
確かに…記憶がなくとも、あんな形で犯罪者として報道されていた相手を助け出しに行くと云う…そんな大それたことを考えれば、確実にその先の安寧は崩れ去る事になるのだ。
そう思った時…一つの事が頭に思い浮かんだ。
「それはいいけれど…ルルーシュ…ナナリーはどうする気だい?」
恐らく、それは何をするにしてもルルーシュにとってはルルーシュのアキレス腱となる。
どれほど言葉で飾ってもそれが真実だ。
「だから…ばれないように…やらなければならない…。ナナリーを…反逆者のレッテルを背負った人間の妹にする訳にはいかない…」
その言葉を口にしたルルーシュの表情は…完全に板ばさみになっていると云う事が解る様に見えた。
きっと、ルルーシュは何か事情を抱えていて…それは決して他人に知られてはならないと云う事だろう事は解る。
それは、いつだったか、ミレイと話した時に認識した事でもある。
どの道…この先、その真実と向き合わなくてはならないと云う事だったのだろうか…。
今のライには知る術はない。

 色々と悩みも葛藤も迷いもある様に見えるが…。
「ルルーシュ…何かを成そうとしているんだろう?きっと、あの報道で流れていた彼を助けるのは…ただの…前哨戦…と云うか、口火に過ぎないんだろう?」
今、思った事を素直に言葉にしてみた。
カマカケとも云える…。
それでも、半分くらいは確信をもったカマカケだったのかもしれない。
「ルルーシュ…今の僕には過去の記憶がない。でも…何となく、解るんだ…。きっと、僕は君の役に立ちたいと…。そして、君の役に立てると…。僕は、彼を助けた後も君の隣に立っていたい…と思っている…。それは…君にとって迷惑なら…」
そこまで云いかけた時にルルーシュがライの言葉を制止した。
そして…
「お前は…不思議な奴だ…。お前の云っている事も、考えている事も…。何故…お前はそんな風に思うんだ?」
「どうしてかは解らない…。でも、そうしたいと云うのは本当だ。それに…ああ云う見せしめの処刑の場合、そう云った中で助け出すと云うのは難しいんだけれど…確実に隙が出来るところがあるんだ…」
ライが何故そんな事を知っているのか…とか、何を云っているのだ…とか、既にそう云ったレベルの話しではなくなっている気がした。
「どう云う…意味だ…?」
ルルーシュがライの言葉に食いついて来る。
そして…その目は真剣そのもので…そのルルーシュに協力したいと思う気持ちとあの、報道で流れていた少年に対しての僅かな嫉妬が入り混じった。
「こちらとしてもかなり危険な賭けではあるよ…。ただ、確実な穴…とも云えるんだ…。ルルーシュ…これで、彼を助けた暁には君自身もあの、ブリタニア軍のターゲットとなる事は解っているんだろう?もし、その自覚がなければ意味のない話しなんだけれど…」
「そんなもの…当たり前だ!ブリタニアは…次から次へと…俺の大切なものを奪って行く…。ならば…これ以上奪われない為に…俺は…」
ルルーシュが半ば怒鳴り付けるかのように…そう云い放った。
そして…その瞳の奥に宿している光は…。
「そうか…。だとすると、僕はルルーシュに協力しないと…こうして雨風凌げる環境を手放す事になってしまうんだな…。正直、それは困るな…」
ライがふっと笑ってルルーシュにそう云った。
ルルーシュの瞳に宿していた色が…少しだけ変わった。
それが何を意味しているのか…この時点では解らないが…。
「ライ…」
「僕は…僕の雨風凌げる寝床を守る為にルルーシュについて行く…。きちんと…策は考えてみたんだ…。君は…君の守りたいものの為に行けばいい…。僕は僕の寝床を守る為に君について行くから…」
軽く出て来るその言葉…。
その言葉の真の重みは…その言葉、口調からではとても解らない。
「ルルーシュの見ているその先にあるものはきっと、君にとって利用できる者は何でも利用しなければならないんだろう?それに、僕もタダ飯喰らいのままじゃいられない…」
次から次へと良く出て来るとは思うけれど。
それでも、ライの中で何の覚悟もなくこんな事を云っている訳じゃないし、たかが寝床を守ると云う理由だけではない事くらいはライが良く解っている。
それは…そう…。
―――僕は…ルルーシュを守りたいんだ…。そして…ルルーシュの憂いのない…笑顔を見たいんだ…。
記憶のない中でたった一つ出てきたその答えは…。
その先…ルルーシュの隣に立つ者として…力を発揮させる事となる。
「解った…。ライ…一つだけ約束してくれ…」
ルルーシュが一度息を吐いて、ライにそう云って来た。
「なに…かな…?」
少し、不安を抱きつつ…ライが訊ねた。
「きっと…お前に実戦を頼む事になる…。その時には…必ず、アイツと一緒に俺の元に戻って来てくれ…」

 ルルーシュのその言葉に…ライの心が引き締まるのを感じた。
そして…ライはルルーシュと『対等の立場』であるとその表情で訴えながら答えた。
「了解した…。ルルーシュ…僕は僕の意思で君に従う…。だから…自分を孤独だと思わないでくれ…。この作戦で僕のこの言葉が偽りではないと云う事を…証明して見せるから…」
そう云いながらライはルルーシュに右手を差し出した。
そのライの手を…ルルーシュは強く、強く握り返した。
「その言葉を裏切ったら…命がないと思え…」
本気ではないと解る物騒な言葉…。
そんな言葉にライはクスッと笑った。
「解った…。じゃあ、作戦を詰めようか…」
その言葉が…この二人がこの先、自分達の未来を創り上げていく為の戦いの開始宣言となったのだった…。

END

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2010年12月19日

体調…崩しております…

ここのところ、まったくもって小説更新の出来ていない和泉綾で御座居ます。
本当にリクエスト期間中だと云うのに申し訳御座居ません!
少々体調を崩しておりまして…。
風邪だと侮っていたらインフルエンザだったと云うオチ…(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
とりあえず、薬飲んで水分摂って養生しつつ、冬コミとインテの準備をして、仕事して…。
多分、名古屋や千葉の病院に行ったら確実に入院させられると判断した時点で地元の町医者に行ってきました。
一通りの事情を話して、薬(リレンザ)を処方して貰って、現在に至っておりますが…。
インフルエンザは体力消耗が激しいため、小説更新が出来ない状態となっておりました。
インテの原稿、サッサと入稿しておいてよかった…。
実は、昨日、和泉の誕生日で御座居ました。
ホント、和泉の知り合いにとってはこの時期の誕生日は迷惑でしかないので普通にスルーされる誕生日ゆえ、いつも一人で過ごしている訳ですが…。
というか、社会人になってから仕事に押しつぶされている気がします。
今年は原稿は終わっていたので原稿はありませんでしたが、昨年は冬コミは落ちていたものの、年明けにシティの締め切りがあったから必死こいて原稿ネタを考えていた気がします。
ちなみにインテの新刊はサイトの方には書いておりますが、『快適本屋さん』と『プリンセスサイド』にて取り扱いが決まったので書店さんで取り扱い中は自家通販は致しません。
冬コミの方は『プリンセスサイド』で少しだけ取り扱いをして頂ける事になっただけなので自家通販をしますが…。
複雑な状態で申し訳ないのですが、『プリンセスサイド』での予約状況も多少は予約して下さった方もいらっしゃるようなのであり得ない話ですが、万一書店さんの方が完売となった場合には自家通販をご利用下さいませ。
つまり、冬コミの新刊は自家通販しますが、インテの新刊は自家通販は書店さんでの取り扱いがあるうちはしません。
まぁ、今のところ印刷部数を増やそうとか考えていないんですが…。
これからは、自家通販が出来る作品と出来ない作品が出てくると思いますので…。
ただ、こうして体調を崩してしまうと書店さんで取り扱いをして頂けるのは本当に助かります。
自家通販、神経使うので…。
それでも、読者様の声を頂けるのは自家通販の方がはるかに多いですし…。
まずは冬コミに向けて体調を整えます。
なお、和泉がこんな状態なので自家通販の商品発送に関しては年明けになります。(それは通販フォームでも記載しております)
その辺りはご了承ください。
また、体調を整えて、小説更新をしていきたいと思います。
そのおかげもあって今月、拍手コメ…一つもないですねぇ…ヾ(▽^;)ゞうへへ
もう少し頑張らないと…

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posted by 和泉綾 at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) |

2010年12月17日

ニコニコニュースにて…

いつも、仕事の前にニコニコニュースを読んでいるのですが…。
注目すべき記事も多々ありまして…。
ニコ生ではこの件に関しては反対意見の人のみでいろいろ議論がなされていた訳ですが…。
と云うか、そう云ったところになぜに賛成派の人たちが出てこない???
民主主義に反している事が解っているからか???
何も、あまりに過激な表現に関しての規制に関しては多分、誰も文句は言っていないと思うし、誰も反対はしていないと思います。
確かにアニメとしてはどうなの???と思われるような作品がアニメ化している昨今…。
無法地帯にしていていいとは云わないです。
ギャンブル関連のアニメであまりに生々しいシーンのある作品を見て、しかも、普通に小学生が起きている時間に衛星放送とはいえ、アニメ専門チャンネルで流されていたのを見たときには流石に驚きました。
あれを小学生に見せるのはどうかと思うし、和泉の相方は割と和泉と違って麻雀やパチンコなどが好きでその辺りの事に詳しく…その作品が成年誌掲載されていた作品だと知りました。
深夜に放送するならともかく、子供時間帯にこれはどうなの???とは思いましたが…。
ただ、その作品はあくまでギャンブルに関してのものですので、今回の都条例には引っ掛からないのかな?
確か、違法性のある性描写に関しての規制だったはずなので…。
にしても、性描写に限らず、どんな漫画、小説だってデフォルメはあるしそれがエスカレートすればギャグ作品であれ、シリアス作品であれ、コメディ作品であれ、確実に問題が出てきます。
そう云った規制を望む人たちの意見をすべて受け入れて行くとするなら…。
しかし、素人でしょぼしょぼながら書いているとよく解る…。
文章にしても絵にしても自分では過激だと思えるくらいの描写にしないと伝わらない…。
それが恐らく、行き過ぎてしまっている一部の作品を取り上げてこうして問題視しているように見えますね…。
その辺りの規制は確かに必要だと思うのですが…。

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posted by 和泉綾 at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) |