2009年09月11日

読者様からの原案提供小説 第二弾

Be Reversed(後編)





※ダモクレスでルルーシュがシュナイゼルに敗けてしまったという…もしも話です。
シュナイゼルが皇帝となり、ルルーシュは…

これは2009/08/31 23:41 Unknown様からのリクエストです。
このお話には性的描写が含まれます。
18歳未満(高校生含む)の方、性的描写に対して不快感を抱く方はこの作品を読むのはご遠慮ください。

 シュナイゼルがブリタニアの皇帝に即位した事を宣言してから…2ヶ月が経っていた…
そして…世界中が疲弊しきっていた中…ブリタニアだけ、ある程度の余裕があった。
と云うのも、『超合衆国』は対『ルルーシュ皇帝』との戦闘で完全に疲弊していた。
ルルーシュによって解放されたブリタニアの元植民エリアは、ブリタニアからの派遣部隊や、執政官、財源などが全てブリタニアに戻っていたから、解放後、独立の為の復興に全力を注がなくてはならない状態…
世界は『ブリタニア』か、『超合衆国』か…二つに分かれていたから全世界があの戦いに巻き込まれていた事になる。
もっと云えば、ルルーシュが解放したブリタニアの植民エリアの中で他国に政府のトップが亡命して、その亡命政府として『超合衆国』に参加表明していた国などは…見るも無残と云うしかない。
共に戦っていたシュナイゼルが皇帝即位を宣言したのであっては…現在の神聖ブリタニア帝国に戦後補償や戦後の賠償請求が出来なくなってしまうからだ。
最後まで『矜持』とやらを主張し続けた『超合衆国』の議長…皇神楽耶のお陰で現在、戦争の責任の所在が有耶無耶になってしまう事になる。
実際に、ブリタニアは『ルルーシュ皇帝』の独裁により全てを決めており、そして…戦争へと発展した…
『超合衆国』側の解釈はそうなっている。
となると、『ルルーシュ皇帝』が行方をくらましたまま、そして、彼のナイトオブゼロであった、枢木スザクもシュナイゼルに引き渡されたと云う…その報告だけでどこにいるのかも解らない。
『ルルーシュ皇帝』が率いていた軍は…きっと、何かの形で命令を受けていたのだろう…。
黎星刻がアヴァロンへ突入した時…彼に付き従っていた者たちが人質となっていた『超合衆国』の各国代表の解放を手引きして、彼ら自身、『黒の騎士団』にその身柄を引き渡していた。
結局…『超合衆国』にも、『黒の騎士団』にも、ここまでの高度な政治判断を下し、実行できるだけの人材がいなかったと云う事だ。
『ルルーシュ皇帝』との戦いに勝って…世界は平和になると信じていただけに…ショックは大きい…。
しかし、平和になると一言で云っても、何を持って『平和』と見なすかにもよる。
戦争が終わり、明けても暮れても銃声が聞こえる様な事はなくなっているのだ。
これも平和と云えば平和だ。
そして…これから自らの力で復興を成し遂げると云う事も…彼らの望んだ『民主主義』である。
世界がそんな混沌としている中…シュナイゼルはフレイヤで吹き飛ばしたペンドラゴンから100km程離れたところに…再び『神聖ブリタニア帝国』の帝都として『ネオ・ペンドラゴン』を建設した。
元々、戦争になる前からシュナイゼルの頭の中で考えたいた事だっただけに…実際に建設に入ったら完成もあっという間であった。
『ネオ・ペンドラゴン』の真ん中にかつてのブリタニア宮殿と同じ建物を作り、その周囲を取り巻くように街を作った。
そして、今のルルーシュは…シュナイゼルによって、その宮殿の中に作られた…アリエス宮に枢木スザクと共に暮らしていた…
と云うよりも…枢木スザクを見張りとし、幽閉されている…と云った方が正しいか…
少なくとも…今のルルーシュに…このアリエス宮から外に出る自由すら与えられてはいない…

 世界は相変わらず混沌と戸惑いの中にいる中…
シュナイゼルは見事にブリタニアの帝都を復興させ、ダモクレスとフレイヤによって、世界に対して威嚇と牽制を続けていた。
バカな争いをするのであれば…ブリタニアがこのダモクレスとフレイヤによって裁く…
そう云っているのと同じだ…
今はまだ、世界にそれだけの余力はないが…
だから、シュナイゼル自身は、ブリタニアの国力回復と成長にのみ力を注ぐ事が出来た。
あのフレイヤを止めたルルーシュがロイドやニーナに開発させた武器は…ルルーシュとスザクが揃ってこそ使えるもの…
そう思うと、外部からの圧力などは問題にならない。
現在のシュナイゼルは…毎日のようにアリエス宮へと通っていた。
目的は…彼の最愛の異母弟である…ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア…
「やぁ…ルルーシュ…」
機嫌良さそうにシュナイゼルが入ってきた。
部屋の入り口から入ってすぐ、枢木スザクが立っており、ルルーシュは…品のいい作りのテーブルセットの椅子に腰かけて、本を読んでいた…
『ギアス』の心配は…シュナイゼルには既にない…。
「皇帝陛下…」
うかない顔…うかない声でルルーシュが口にする…。
それでもシュナイゼルはお構いなしにルルーシュの使っているテーブルセットの椅子にかける。
「今日もちゃんといい子にしていたようだね…。それに…例の問題も…君の助言で解決できたよ…。有難う…」
やや俯き加減に本に目を向けているルルーシュの頬にそっと手を当てる。
ルルーシュの方は…最初の頃は過剰な反応を見せていたが…その反応がシュナイゼルを喜ばせるだけだと悟った時…ルルーシュはそのシュナイゼルの触れて来る手に反応を示さなくなった。
「でも…ここでは…『皇帝陛下』なんて…呼んで欲しくないって…何度言ったら解ってくれるのかな…」
シュナイゼルはルルーシュに対して自分が何をしているのか…充分理解していながら、そんな事を云い放つ。
今のルルーシュが…ルルーシュの意思で…シュナイゼルに対して…『異母兄上』などと…まして、幼い頃のルルーシュのように『異母兄さま』などと呼んでくれる筈もない…
解っていても…シュナイゼルは望んでしまっている自分の欲の深さに…苦笑してしまう。
―――一体誰だろうね…私に『執着』がない…などと云い始めたのは…
「異母兄上…ナナリーは…?」
「大丈夫…。ブリタニアと日本の架け橋になってくれているよ…。皇の姫君からもマメに連絡が来ている…」
「そう…ですか…」
そして…いつの間にかシュナイゼルから差し出された手を取って…立ち上がる。
扉の内側で立っていたスザクは…いつの間にか扉の外に出て行っていた…
シュナイゼルの手を取ったルルーシュを強い力で引き寄せ、その細い身体を自分の腕の中にしまいこむ。
「異母兄上…」
「ルルーシュ…愛している…。やっと…私の腕の中に戻ってきてくれた…。その上…私が世界を導く為に知恵まで貸してくれる…。それが…私の為…と云う訳ではない事は解っているが…それでも嬉しいよ…ルルーシュ…」
そう云いながら…ルルーシュの顎を持ちあげてその唇に自身の唇を重ねた…

 シュナイゼルの言葉に…ルルーシュは何も答えない…
でも…思っている事はある…
―――異母兄上…あなたは…俺を誤解している…。別に…ナナリーが…スザクが…あなたの手に落ちていなかったとしても…俺は…
シュナイゼルの口づけを甘受しながら…ルルーシュはそんな事を考えている。
この2ヶ月…ルルーシュが顔を合わせたのは…見張り役のスザク、色々と世話を焼きに来るカノン、そして…目の前のシュナイゼル…。
シュナイゼルとカノンには…ルルーシュの意に沿わない『ギアス』をかけさせられた…。
既にルルーシュの『絶対遵守』の『ギアス』が1度かけた相手にはかからないと云う事が知られていたから…
そして…目の前で…ナナリーを人質に取られた…
全てが…ナナリーの為にしてきた事だった…
『ゼロ・レクイエム』があの時点で計画通り遂行できないとなれば…ナナリーを犠牲にする訳にはいかなかった…
だから…ルルーシュは…シュナイゼルの云った通りの『ギアス』をかけた…
そして…今に至る…。
シュナイゼルに『ギアス』をかける直前のシュナイゼルの瞳と、その言葉は…今でも…忘れられない…
『済まない…ルルーシュ…。私は…欲の深い人間だ…』
狡いと思った…
シュナイゼルは…本当にルルーシュの事をよく知っていると…
シュナイゼルがこのアリエス宮に訪れ…ルルーシュを抱く度に…思い出す…
その事実が…ルルーシュの胸を締め付けていた…
「ルルーシュ…」
ゆっくりとルルーシュの顔から離れ…ルルーシュの名前を呼ぶ…
相変わらず…ルルーシュの表情が変わった様子がない…。
元々…皇族の中でも複雑な環境の中で育っており…自分の本心をうまく表に出せない部分は…否めない…
まして、ダモクレスでのルルーシュの作戦の失敗で…更にそれが強くなった…
否、その後のシュナイゼルのルルーシュに対する偏愛の所為か…
「ん…んぁ…」
ルルーシュの着ている薄いシャツ越しにシュナイゼルの手がルルーシュの身体を弄んでいる。
この2ヶ月で…ルルーシュの身体を全て知った…。
どこを触れれば反応を見せるか…
どこを触れられる事でルルーシュが悦ぶか…
それを知った…。
シャツ越しに触れられて…もどかしいのか…ルルーシュは身体を捩る。
「あ…異母兄上…」
潤んだ目でシュナイゼルの顔を見上げている…。
「ルルーシュ…どうしたんだい?」
シュナイゼルも、ルルーシュが今、何を望んでいるのか充分に解っていながら…そんな事を尋ねる。
どうも、ルルーシュが可愛くて、愛おし過ぎて…どうも、イジワルをしてしまうらしい…
「お願い…です…。ここでは…」
ルルーシュが泣きそうになりながら…シュナイゼルに訴える。
そんなルルーシュを優しい瞳で見て…そして、相変わらずその細い身体を抱き上げ…ルルーシュの寝室へと歩いて行く…
そして、そっと、ルルーシュの為に用意された広いベッドにルルーシュを下すと…シュナイゼル自身、ルルーシュを欲していたのか…そのままルルーシュの身体の上に覆い被さり…愛おしいその唇に長く、深い口づけを落とした…

 ルルーシュの裸体は…どんなにすばらしい彫刻よりも美しいと思う…。
何度見ても…飽きる事のない芸術品だと思う…
「っあ…はぁ…ん…」
シュナイゼルは丁寧にルルーシュの肌に舌を這わせる。
その度に…ルルーシュの喘ぎを聞く事が出来る…
ルルーシュがこうして傍にいない間…これほど自分の心に熱さを感じた事など一度もなかった。
誰にも触れさせたくない…誰の目にも触れさせたくない…
本当なら…こんな皇帝などと云う責務など放り出してしまいたいが…
それでも…それは…ルルーシュを手に入れる為の代償だった…。
そして、その責務を負う事で…ルルーシュを守るだけの力を得られる…。
「もっと…気持ちよくしてあげよう…」
そう言うと…ルルーシュの屹立をシュナイゼルの口の中にすっぽりと入れる…
すると…ルルーシュはその刺激に身体をピクリと跳ねさせる。
「あ…やッ…あに…う…え…」
耳をくすぐるその声に酔っていたいと…そんな風に思えてくる。
部屋には…その水音が鳴り響いている。
その音も…ルルーシュの羞恥を誘うのか…ルルーシュが昂ぶって行く事が良く解る。
シュナイゼルの刺激に翻弄されているルルーシュの後孔にゆっくりと…傷をつけないように指で解し始めると更にルルーシュの身体がその刺激に反応して、身体を弓なりにのけ反らせる。
「ああ…ん…」
まだ狭いそこは…ルルーシュにとってはまだ辛いようだが…
それでも…最終的には…ちゃんとシュナイゼルを受け入れる。
ルルーシュを精神的にいじめたい気持ちはあるが…肉体を傷付ける様な事は絶対にしない…
ルルーシュの身体を痛めつけるのはシュナイゼルの望むところではないのだから…
いつも…焦らす様に…丁寧に…解して行くそのシュナイゼルの指を…ルルーシュは最初の内は苦痛の表情を見せるが…やがて、声に熱が帯び始めて来る…。
シュナイゼルはルルーシュのソコから顔を離し、ルルーシュの表情を窺うと…まだ、苦痛の為辛そうな表情をしているし、痛みに耐えている時の汗が出ている。
―――私もまだまだ…だね…
そんな事を心の中で思いつつ…慎ましいルルーシュの後孔を解して行く…
なかなか慣れる事のないルルーシュのソコは…焦れる思いもあるのだが…その、消える事のない初々しさを感じる。
後学の為…これから先の策略の為と…シュナイゼルに宛がわれた女たちもいたが…確かに男を悦ばせる事には長けていた。
しかし、その分、経験も多く、手慣れた女たちばかりであった事は否めなかった。
反面、ルルーシュは…シュナイゼルが初めてで…シュナイゼルがルルーシュに対して教えていると云う優越感があり…シュナイゼル自身、その過程を楽しんでいる。
やがて、ルルーシュの声に熱が帯びてきた事を感じると…
「あ…あにうえ…もう…」
ルルーシュが生理的な涙を浮かべつつ、シュナイゼルに強請り始める。
この時の恍惚としたルルーシュの顔を見る事が出来るのはシュナイゼルだけが持つ特権だと思う。
「解ったよ…ルルーシュ…」

 シュナイゼル自身も、そろそろ限界に近付いていたらしく、それまで使っていた指を引きぬき、代わりに…自身を宛がうと…
「ひぁ…ああ…」
ルルーシュがそれまでよりも大きな喘ぎを上げた。
「っく…」
ルルーシュのソコにゆっくりと挿入れて行く…
感じる抵抗感と…それを押し退けて挿入込んで行く感覚に…シュナイゼル自身、その感覚に酔って行く事が解る。
「あ…あ…も…っと…あにうえ…もっと…強く…」
「ダメだよ…そんな風にしたら…君の身体が…傷ついてしまうから…」
「いいから…もっと…」
焦らされて…苦しかったのか…後先を考えずに強請ってくるルルーシュを宥めるが…
それでも、ルルーシュは駄々をこねる子供のように…シュナイゼルの首にしがみついてきた。
こんな風に強請られてしまうと…普段は確実に冷静さを保ち続けるシュナイゼルだが…
―――理性のタガが…飛びそうだ…
何とか…自身の理性を保とうとするが…
ルルーシュの前で何度、こんな風に理性が飛びそうになった事か…解らない。
「あにうえ…おねがい…」
段々舌足らずな口調になって行き…そんなルルーシュを見ていてシュナイゼル自身も自身の本能に飲み込まれていく…
そして…二人で力いっぱい抱き締め合いながら…互いを貪るように深い口づけを交わし、その頂点へと昇り詰めて行く…
「ああ…あああん…あ…に…うえ…あにうえぇぇぇ…」
「ルルーシュ!」
二人が発した声と同時に…二人がその頂点へと昇り詰め…ルルーシュは…そのまま意識を手放して行く…
シュナイゼルも、肩で息をしながら…脱力して行くルルーシュの身体を支え…ぎゅっと抱きしめた…
ぐったりしているルルーシュに…他では絶対に見せる事のない優しい瞳を向ける…
「ルルーシュ…愛している…。たとえ…君自身の心が私になくても…私は…君を愛している…。だから…君を手に入れる為に私は…皇帝となったのだから…」
シュナイゼルがルルーシュに向ける瞳はひどく優しいものだったが…その口調は…酷く寂しそうに聞こえる…

―――異母兄上…
俺は…あなたの事を…
でも…その想いは…届けられないのでしょうか…
憎い相手なら…恨んでいる相手なら…こんな風に俺の本当の想いが届かない事に…届けられない事に…
こんなに悲しいなんて思わない…
俺は…どうしたら…あなたに告げられるのだろう…
俺の本当の想いを…
愛しています…異母兄上…

END


あとがきに代えて



最後…どうしようか悩んで…結局すれ違っちゃっています…
スザルル至上主義の和泉がルルーシュとスザクがお互いに全くそう云った気持がない話を書くって…あんまりない事ですけどね…(少なくともここ最近は全くないです)
時間的の余裕があれば、もう少しプロットの段階で色々練る事が出来たかもしれないんですけれど…
ただ…あんまり複雑に弄くり回さない方がいいのかもしれないと思ったりもしました。
意外とこのシュナルルは前編に対しての評価は悪くなかったので…(どうやってシュナにダモクレスの中でルルーシュに勝つように持っていくかだけを真剣に考えていたんですけど)
後編は…えっと、エロシーンを入れていますけど…やっぱり、和泉に大人のお話しは期待しないでください…と、皆様に申し上げたいと思います。
読むのは好きなんですけれど…どうも、うまい描写が出来なくて…
普段からもっとその手の話を読んで書いた方がいいですかね…
オフラインだともっと時間をかけて書いているんで、オンライン上のものよりも多少はましだと思いたいんですけれど…

リクエスト下さった2009/08/31 23:41 Unknown様…今回は色々条件の付いたリク企画だったので、こんな形でお応えする事になってしまった事、心からお詫び申し上げます。
しかし、これは過去の失敗の反省をもととしてのものですので、その辺の御理解をお願いします。
二度と、あのような形で読者様に不快な思いをさせる訳にはいきませんので…
今回の事でも貴方様には不快な思いをさせてしまった事に関して、心よりお詫び申し上げます。
これに懲りずにいて下さっているのなら…また、是非遊びに来てやって下さい。


☆拍手のお返事


水流さま:こんばんは、いつもコメントありがとうございます。
確かに漱石の場合、『坊っちゃん』や『吾輩は猫である』を読まれている方は多いですよね…
読みやすいし、面白いですから…
和泉も初めて『草枕』を読んだ時にはちょっと衝撃でした。
しかし、漱石は英国留学していて…英国のキリスト教の文化を見て、かなり驚愕したそうです。
その中から生まれたと思われる一作ですよ…『草枕』は…

そう云えば、おうちの周辺は大丈夫ですか?
確かに壊れる時はあっという間ですが…それを作り直し、元に戻すのは大変です。
それは、家であっても、世界であってもきっと同じです。
ルルーシュもスザクも…その辺は理解していてほしいと思う訳ですが…(でなければ『ゼロ・レクイエム』は本当にただの破壊活動になってしまいます)
水流さまこそ、最近、お疲れのようですから…無理なさらないで下さいね。

2009/09/11 13:13 Unknownさま:こんばんは、コメントありがとうございます。
読んで下さってありがとうございました。
また、前編はお気に召して頂けたようでホッとしております。
後編も読んで、お気に召した部分、そうでない部分がありましたら、ぜひお聞かせ下さい。
この度はリクエストありがとうございました。

まるさま:こんばんは、ご無沙汰しております。
コメントありがとうございます。
ダモクレスの段階でシュナ兄をルルーシュに勝たせる設定と云うのは…相当悩みましたけれどね…
ルルーシュの『絶対順守』の『ギアス』はネックでしたけれど…何とか、皆様に読んで頂いてあまり矛盾を感じられなかった事はホッとしております。(と云うか、昨日のあとがきで突っ込むなっていってますけどね)
この形なら…ルルーシュはあんな形で『ゼロ・レクイエム』を達成する必要はなくなりますね…
本編だと、ダモクレスごとふっ飛ばす気満々でしたけど…
まぁ、この形にした場合、シュナ兄にはルルーシュラブにしておかないと話が進まなくなってしまうので…
そんな事を考えていたら…和泉はスザルル至上主義の癖に…こんな話になってしまい…皆さんは驚かれるかと思いますが…
しかし…和泉のシュナルル…なんで、これほど人気なんでしょうか…(結構需要が高いです…当社比ですが…)

2009/09/11 22:00 Unknownさま:こんばんは、コメントありがとうございます。
お気に召して頂き、和泉としても光栄に思います。
また、お気に召した作品がありましたら、ぜひともお教えください。



拍手のみの皆さんもありがとうございます。
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読者様からの原案提供小説 第二弾

Be Reversed(後編)





※ダモクレスでルルーシュがシュナイゼルに敗けてしまったという…もしも話です。
シュナイゼルが皇帝となり、ルルーシュは…

これは2009/08/31 23:41 Unknown様からのリクエストです。
このお話には性的描写が含まれます。
18歳未満(高校生含む)の方、性的描写に対して不快感を抱く方はこの作品を読むのはご遠慮ください。

 シュナイゼルがブリタニアの皇帝に即位した事を宣言してから…2ヶ月が経っていた…
そして…世界中が疲弊しきっていた中…ブリタニアだけ、ある程度の余裕があった。
と云うのも、『超合衆国』は対『ルルーシュ皇帝』との戦闘で完全に疲弊していた。
ルルーシュによって解放されたブリタニアの元植民エリアは、ブリタニアからの派遣部隊や、執政官、財源などが全てブリタニアに戻っていたから、解放後、独立の為の復興に全力を注がなくてはならない状態…
世界は『ブリタニア』か、『超合衆国』か…二つに分かれていたから全世界があの戦いに巻き込まれていた事になる。
もっと云えば、ルルーシュが解放したブリタニアの植民エリアの中で他国に政府のトップが亡命して、その亡命政府として『超合衆国』に参加表明していた国などは…見るも無残と云うしかない。
共に戦っていたシュナイゼルが皇帝即位を宣言したのであっては…現在の神聖ブリタニア帝国に戦後補償や戦後の賠償請求が出来なくなってしまうからだ。
最後まで『矜持』とやらを主張し続けた『超合衆国』の議長…皇神楽耶のお陰で現在、戦争の責任の所在が有耶無耶になってしまう事になる。
実際に、ブリタニアは『ルルーシュ皇帝』の独裁により全てを決めており、そして…戦争へと発展した…
『超合衆国』側の解釈はそうなっている。
となると、『ルルーシュ皇帝』が行方をくらましたまま、そして、彼のナイトオブゼロであった、枢木スザクもシュナイゼルに引き渡されたと云う…その報告だけでどこにいるのかも解らない。
『ルルーシュ皇帝』が率いていた軍は…きっと、何かの形で命令を受けていたのだろう…。
黎星刻がアヴァロンへ突入した時…彼に付き従っていた者たちが人質となっていた『超合衆国』の各国代表の解放を手引きして、彼ら自身、『黒の騎士団』にその身柄を引き渡していた。
結局…『超合衆国』にも、『黒の騎士団』にも、ここまでの高度な政治判断を下し、実行できるだけの人材がいなかったと云う事だ。
『ルルーシュ皇帝』との戦いに勝って…世界は平和になると信じていただけに…ショックは大きい…。
しかし、平和になると一言で云っても、何を持って『平和』と見なすかにもよる。
戦争が終わり、明けても暮れても銃声が聞こえる様な事はなくなっているのだ。
これも平和と云えば平和だ。
そして…これから自らの力で復興を成し遂げると云う事も…彼らの望んだ『民主主義』である。
世界がそんな混沌としている中…シュナイゼルはフレイヤで吹き飛ばしたペンドラゴンから100km程離れたところに…再び『神聖ブリタニア帝国』の帝都として『ネオ・ペンドラゴン』を建設した。
元々、戦争になる前からシュナイゼルの頭の中で考えたいた事だっただけに…実際に建設に入ったら完成もあっという間であった。
『ネオ・ペンドラゴン』の真ん中にかつてのブリタニア宮殿と同じ建物を作り、その周囲を取り巻くように街を作った。
そして、今のルルーシュは…シュナイゼルによって、その宮殿の中に作られた…アリエス宮に枢木スザクと共に暮らしていた…
と云うよりも…枢木スザクを見張りとし、幽閉されている…と云った方が正しいか…
少なくとも…今のルルーシュに…このアリエス宮から外に出る自由すら与えられてはいない…

 世界は相変わらず混沌と戸惑いの中にいる中…
シュナイゼルは見事にブリタニアの帝都を復興させ、ダモクレスとフレイヤによって、世界に対して威嚇と牽制を続けていた。
バカな争いをするのであれば…ブリタニアがこのダモクレスとフレイヤによって裁く…
そう云っているのと同じだ…
今はまだ、世界にそれだけの余力はないが…
だから、シュナイゼル自身は、ブリタニアの国力回復と成長にのみ力を注ぐ事が出来た。
あのフレイヤを止めたルルーシュがロイドやニーナに開発させた武器は…ルルーシュとスザクが揃ってこそ使えるもの…
そう思うと、外部からの圧力などは問題にならない。
現在のシュナイゼルは…毎日のようにアリエス宮へと通っていた。
目的は…彼の最愛の異母弟である…ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア…
「やぁ…ルルーシュ…」
機嫌良さそうにシュナイゼルが入ってきた。
部屋の入り口から入ってすぐ、枢木スザクが立っており、ルルーシュは…品のいい作りのテーブルセットの椅子に腰かけて、本を読んでいた…
『ギアス』の心配は…シュナイゼルには既にない…。
「皇帝陛下…」
うかない顔…うかない声でルルーシュが口にする…。
それでもシュナイゼルはお構いなしにルルーシュの使っているテーブルセットの椅子にかける。
「今日もちゃんといい子にしていたようだね…。それに…例の問題も…君の助言で解決できたよ…。有難う…」
やや俯き加減に本に目を向けているルルーシュの頬にそっと手を当てる。
ルルーシュの方は…最初の頃は過剰な反応を見せていたが…その反応がシュナイゼルを喜ばせるだけだと悟った時…ルルーシュはそのシュナイゼルの触れて来る手に反応を示さなくなった。
「でも…ここでは…『皇帝陛下』なんて…呼んで欲しくないって…何度言ったら解ってくれるのかな…」
シュナイゼルはルルーシュに対して自分が何をしているのか…充分理解していながら、そんな事を云い放つ。
今のルルーシュが…ルルーシュの意思で…シュナイゼルに対して…『異母兄上』などと…まして、幼い頃のルルーシュのように『異母兄さま』などと呼んでくれる筈もない…
解っていても…シュナイゼルは望んでしまっている自分の欲の深さに…苦笑してしまう。
―――一体誰だろうね…私に『執着』がない…などと云い始めたのは…
「異母兄上…ナナリーは…?」
「大丈夫…。ブリタニアと日本の架け橋になってくれているよ…。皇の姫君からもマメに連絡が来ている…」
「そう…ですか…」
そして…いつの間にかシュナイゼルから差し出された手を取って…立ち上がる。
扉の内側で立っていたスザクは…いつの間にか扉の外に出て行っていた…
シュナイゼルの手を取ったルルーシュを強い力で引き寄せ、その細い身体を自分の腕の中にしまいこむ。
「異母兄上…」
「ルルーシュ…愛している…。やっと…私の腕の中に戻ってきてくれた…。その上…私が世界を導く為に知恵まで貸してくれる…。それが…私の為…と云う訳ではない事は解っているが…それでも嬉しいよ…ルルーシュ…」
そう云いながら…ルルーシュの顎を持ちあげてその唇に自身の唇を重ねた…

 シュナイゼルの言葉に…ルルーシュは何も答えない…
でも…思っている事はある…
―――異母兄上…あなたは…俺を誤解している…。別に…ナナリーが…スザクが…あなたの手に落ちていなかったとしても…俺は…
シュナイゼルの口づけを甘受しながら…ルルーシュはそんな事を考えている。
この2ヶ月…ルルーシュが顔を合わせたのは…見張り役のスザク、色々と世話を焼きに来るカノン、そして…目の前のシュナイゼル…。
シュナイゼルとカノンには…ルルーシュの意に沿わない『ギアス』をかけさせられた…。
既にルルーシュの『絶対遵守』の『ギアス』が1度かけた相手にはかからないと云う事が知られていたから…
そして…目の前で…ナナリーを人質に取られた…
全てが…ナナリーの為にしてきた事だった…
『ゼロ・レクイエム』があの時点で計画通り遂行できないとなれば…ナナリーを犠牲にする訳にはいかなかった…
だから…ルルーシュは…シュナイゼルの云った通りの『ギアス』をかけた…
そして…今に至る…。
シュナイゼルに『ギアス』をかける直前のシュナイゼルの瞳と、その言葉は…今でも…忘れられない…
『済まない…ルルーシュ…。私は…欲の深い人間だ…』
狡いと思った…
シュナイゼルは…本当にルルーシュの事をよく知っていると…
シュナイゼルがこのアリエス宮に訪れ…ルルーシュを抱く度に…思い出す…
その事実が…ルルーシュの胸を締め付けていた…
「ルルーシュ…」
ゆっくりとルルーシュの顔から離れ…ルルーシュの名前を呼ぶ…
相変わらず…ルルーシュの表情が変わった様子がない…。
元々…皇族の中でも複雑な環境の中で育っており…自分の本心をうまく表に出せない部分は…否めない…
まして、ダモクレスでのルルーシュの作戦の失敗で…更にそれが強くなった…
否、その後のシュナイゼルのルルーシュに対する偏愛の所為か…
「ん…んぁ…」
ルルーシュの着ている薄いシャツ越しにシュナイゼルの手がルルーシュの身体を弄んでいる。
この2ヶ月で…ルルーシュの身体を全て知った…。
どこを触れれば反応を見せるか…
どこを触れられる事でルルーシュが悦ぶか…
それを知った…。
シャツ越しに触れられて…もどかしいのか…ルルーシュは身体を捩る。
「あ…異母兄上…」
潤んだ目でシュナイゼルの顔を見上げている…。
「ルルーシュ…どうしたんだい?」
シュナイゼルも、ルルーシュが今、何を望んでいるのか充分に解っていながら…そんな事を尋ねる。
どうも、ルルーシュが可愛くて、愛おし過ぎて…どうも、イジワルをしてしまうらしい…
「お願い…です…。ここでは…」
ルルーシュが泣きそうになりながら…シュナイゼルに訴える。
そんなルルーシュを優しい瞳で見て…そして、相変わらずその細い身体を抱き上げ…ルルーシュの寝室へと歩いて行く…
そして、そっと、ルルーシュの為に用意された広いベッドにルルーシュを下すと…シュナイゼル自身、ルルーシュを欲していたのか…そのままルルーシュの身体の上に覆い被さり…愛おしいその唇に長く、深い口づけを落とした…

 ルルーシュの裸体は…どんなにすばらしい彫刻よりも美しいと思う…。
何度見ても…飽きる事のない芸術品だと思う…
「っあ…はぁ…ん…」
シュナイゼルは丁寧にルルーシュの肌に舌を這わせる。
その度に…ルルーシュの喘ぎを聞く事が出来る…
ルルーシュがこうして傍にいない間…これほど自分の心に熱さを感じた事など一度もなかった。
誰にも触れさせたくない…誰の目にも触れさせたくない…
本当なら…こんな皇帝などと云う責務など放り出してしまいたいが…
それでも…それは…ルルーシュを手に入れる為の代償だった…。
そして、その責務を負う事で…ルルーシュを守るだけの力を得られる…。
「もっと…気持ちよくしてあげよう…」
そう言うと…ルルーシュの屹立をシュナイゼルの口の中にすっぽりと入れる…
すると…ルルーシュはその刺激に身体をピクリと跳ねさせる。
「あ…やッ…あに…う…え…」
耳をくすぐるその声に酔っていたいと…そんな風に思えてくる。
部屋には…その水音が鳴り響いている。
その音も…ルルーシュの羞恥を誘うのか…ルルーシュが昂ぶって行く事が良く解る。
シュナイゼルの刺激に翻弄されているルルーシュの後孔にゆっくりと…傷をつけないように指で解し始めると更にルルーシュの身体がその刺激に反応して、身体を弓なりにのけ反らせる。
「ああ…ん…」
まだ狭いそこは…ルルーシュにとってはまだ辛いようだが…
それでも…最終的には…ちゃんとシュナイゼルを受け入れる。
ルルーシュを精神的にいじめたい気持ちはあるが…肉体を傷付ける様な事は絶対にしない…
ルルーシュの身体を痛めつけるのはシュナイゼルの望むところではないのだから…
いつも…焦らす様に…丁寧に…解して行くそのシュナイゼルの指を…ルルーシュは最初の内は苦痛の表情を見せるが…やがて、声に熱が帯び始めて来る…。
シュナイゼルはルルーシュのソコから顔を離し、ルルーシュの表情を窺うと…まだ、苦痛の為辛そうな表情をしているし、痛みに耐えている時の汗が出ている。
―――私もまだまだ…だね…
そんな事を心の中で思いつつ…慎ましいルルーシュの後孔を解して行く…
なかなか慣れる事のないルルーシュのソコは…焦れる思いもあるのだが…その、消える事のない初々しさを感じる。
後学の為…これから先の策略の為と…シュナイゼルに宛がわれた女たちもいたが…確かに男を悦ばせる事には長けていた。
しかし、その分、経験も多く、手慣れた女たちばかりであった事は否めなかった。
反面、ルルーシュは…シュナイゼルが初めてで…シュナイゼルがルルーシュに対して教えていると云う優越感があり…シュナイゼル自身、その過程を楽しんでいる。
やがて、ルルーシュの声に熱が帯びてきた事を感じると…
「あ…あにうえ…もう…」
ルルーシュが生理的な涙を浮かべつつ、シュナイゼルに強請り始める。
この時の恍惚としたルルーシュの顔を見る事が出来るのはシュナイゼルだけが持つ特権だと思う。
「解ったよ…ルルーシュ…」

 シュナイゼル自身も、そろそろ限界に近付いていたらしく、それまで使っていた指を引きぬき、代わりに…自身を宛がうと…
「ひぁ…ああ…」
ルルーシュがそれまでよりも大きな喘ぎを上げた。
「っく…」
ルルーシュのソコにゆっくりと挿入れて行く…
感じる抵抗感と…それを押し退けて挿入込んで行く感覚に…シュナイゼル自身、その感覚に酔って行く事が解る。
「あ…あ…も…っと…あにうえ…もっと…強く…」
「ダメだよ…そんな風にしたら…君の身体が…傷ついてしまうから…」
「いいから…もっと…」
焦らされて…苦しかったのか…後先を考えずに強請ってくるルルーシュを宥めるが…
それでも、ルルーシュは駄々をこねる子供のように…シュナイゼルの首にしがみついてきた。
こんな風に強請られてしまうと…普段は確実に冷静さを保ち続けるシュナイゼルだが…
―――理性のタガが…飛びそうだ…
何とか…自身の理性を保とうとするが…
ルルーシュの前で何度、こんな風に理性が飛びそうになった事か…解らない。
「あにうえ…おねがい…」
段々舌足らずな口調になって行き…そんなルルーシュを見ていてシュナイゼル自身も自身の本能に飲み込まれていく…
そして…二人で力いっぱい抱き締め合いながら…互いを貪るように深い口づけを交わし、その頂点へと昇り詰めて行く…
「ああ…あああん…あ…に…うえ…あにうえぇぇぇ…」
「ルルーシュ!」
二人が発した声と同時に…二人がその頂点へと昇り詰め…ルルーシュは…そのまま意識を手放して行く…
シュナイゼルも、肩で息をしながら…脱力して行くルルーシュの身体を支え…ぎゅっと抱きしめた…
ぐったりしているルルーシュに…他では絶対に見せる事のない優しい瞳を向ける…
「ルルーシュ…愛している…。たとえ…君自身の心が私になくても…私は…君を愛している…。だから…君を手に入れる為に私は…皇帝となったのだから…」
シュナイゼルがルルーシュに向ける瞳はひどく優しいものだったが…その口調は…酷く寂しそうに聞こえる…

―――異母兄上…
俺は…あなたの事を…
でも…その想いは…届けられないのでしょうか…
憎い相手なら…恨んでいる相手なら…こんな風に俺の本当の想いが届かない事に…届けられない事に…
こんなに悲しいなんて思わない…
俺は…どうしたら…あなたに告げられるのだろう…
俺の本当の想いを…
愛しています…異母兄上…

END


あとがきに代えて



最後…どうしようか悩んで…結局すれ違っちゃっています…
スザルル至上主義の和泉がルルーシュとスザクがお互いに全くそう云った気持がない話を書くって…あんまりない事ですけどね…(少なくともここ最近は全くないです)
時間的の余裕があれば、もう少しプロットの段階で色々練る事が出来たかもしれないんですけれど…
ただ…あんまり複雑に弄くり回さない方がいいのかもしれないと思ったりもしました。
意外とこのシュナルルは前編に対しての評価は悪くなかったので…(どうやってシュナにダモクレスの中でルルーシュに勝つように持っていくかだけを真剣に考えていたんですけど)
後編は…えっと、エロシーンを入れていますけど…やっぱり、和泉に大人のお話しは期待しないでください…と、皆様に申し上げたいと思います。
読むのは好きなんですけれど…どうも、うまい描写が出来なくて…
普段からもっとその手の話を読んで書いた方がいいですかね…
オフラインだともっと時間をかけて書いているんで、オンライン上のものよりも多少はましだと思いたいんですけれど…

リクエスト下さった2009/08/31 23:41 Unknown様…今回は色々条件の付いたリク企画だったので、こんな形でお応えする事になってしまった事、心からお詫び申し上げます。
しかし、これは過去の失敗の反省をもととしてのものですので、その辺の御理解をお願いします。
二度と、あのような形で読者様に不快な思いをさせる訳にはいきませんので…
今回の事でも貴方様には不快な思いをさせてしまった事に関して、心よりお詫び申し上げます。
これに懲りずにいて下さっているのなら…また、是非遊びに来てやって下さい。


☆拍手のお返事


水流さま:こんばんは、いつもコメントありがとうございます。
確かに漱石の場合、『坊っちゃん』や『吾輩は猫である』を読まれている方は多いですよね…
読みやすいし、面白いですから…
和泉も初めて『草枕』を読んだ時にはちょっと衝撃でした。
しかし、漱石は英国留学していて…英国のキリスト教の文化を見て、かなり驚愕したそうです。
その中から生まれたと思われる一作ですよ…『草枕』は…

そう云えば、おうちの周辺は大丈夫ですか?
確かに壊れる時はあっという間ですが…それを作り直し、元に戻すのは大変です。
それは、家であっても、世界であってもきっと同じです。
ルルーシュもスザクも…その辺は理解していてほしいと思う訳ですが…(でなければ『ゼロ・レクイエム』は本当にただの破壊活動になってしまいます)
水流さまこそ、最近、お疲れのようですから…無理なさらないで下さいね。

2009/09/11 13:13 Unknownさま:こんばんは、コメントありがとうございます。
読んで下さってありがとうございました。
また、前編はお気に召して頂けたようでホッとしております。
後編も読んで、お気に召した部分、そうでない部分がありましたら、ぜひお聞かせ下さい。
この度はリクエストありがとうございました。

まるさま:こんばんは、ご無沙汰しております。
コメントありがとうございます。
ダモクレスの段階でシュナ兄をルルーシュに勝たせる設定と云うのは…相当悩みましたけれどね…
ルルーシュの『絶対順守』の『ギアス』はネックでしたけれど…何とか、皆様に読んで頂いてあまり矛盾を感じられなかった事はホッとしております。(と云うか、昨日のあとがきで突っ込むなっていってますけどね)
この形なら…ルルーシュはあんな形で『ゼロ・レクイエム』を達成する必要はなくなりますね…
本編だと、ダモクレスごとふっ飛ばす気満々でしたけど…
まぁ、この形にした場合、シュナ兄にはルルーシュラブにしておかないと話が進まなくなってしまうので…
そんな事を考えていたら…和泉はスザルル至上主義の癖に…こんな話になってしまい…皆さんは驚かれるかと思いますが…
しかし…和泉のシュナルル…なんで、これほど人気なんでしょうか…(結構需要が高いです…当社比ですが…)

2009/09/11 22:00 Unknownさま:こんばんは、コメントありがとうございます。
お気に召して頂き、和泉としても光栄に思います。
また、お気に召した作品がありましたら、ぜひともお教えください。



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2009年09月10日

読者様からの原案提供小説 第二弾

Be Reversed(前編)





※ダモクレスでルルーシュがシュナイゼルに敗けてしまったという…もしも話です。
シュナイゼルが皇帝となり、ルルーシュは…

これは2009/08/31 23:41 Unknown様からのリクエストです。
このお話には性的描写が含まれます。
18歳未満(高校生含む)の方、性的描写に対して不快感を抱く方はこの作品を読むのはご遠慮ください。

―――そう…君の事なら…解る…
君が…私に何を施そうとするのか…
そして…君が…どこへ歩いて行くのか…
でも…それを私は…決して許しはしない…
皆は私が執着を持たぬと云うが…私にも…人並みに執着を持つ心はあるのだよ…
ただ…私の執着は…ルルーシュ…君に対してのみ抱いているものなのだが…
ただ…それだけだ…
決して…君の思い通りになんてさせない…
何を犠牲にしても…

 ダモクレスにルルーシュ達が突入してきた事を知り…シュナイゼルは誰にも気づかれないようにふっと笑った。
あのような、『おもちゃ』まで準備していたルルーシュに対しては…少々甘く見ていた自分に対する自嘲の笑いだ…
確かに…幼い頃から頭のいい子供だった事は覚えているが…
だからこそ…シュナイゼルは彼を愛した…
彼を欲しいと願った…
しかし…当時のシュナイゼルには…彼を自分の手元に置いておけるだけの権力がなかった。
確かに有望な皇子として扱われていた事は事実だったが…
あんな、凡庸な異母兄よりも自分の方が大きな働きが出来る事は自覚していた…
しかし…一番守りたいと…一番自分の欲しいものが手に入らないのであれば…そんなものは無力に等しいのだ。
だからこそ…シュナイゼルは何にも執着を見せず…ただ、我武者羅に自分の影響力を及ぼす為だけに…自分の実力と努力を注いできた。
やがて…ルルーシュを見殺しにした『エリア11』で『黒の騎士団』…否、『ゼロ』が現れた。
シュナイゼルは…その報を聞いて…なんだか…落ち着かなかった。
無論、そんな姿を誰にも見せる訳にはいかない。
気付かれる訳にもいかない…
ただ…何か…これまで漠然と倒してきた敵とは…全く違う存在だと云う事は…自分の中の何かが訴えていた。
あの、大胆且つ、用意周到で…明確に相手に攻撃の姿勢を見せる…
その時には…確かに確信が持てなかった。
異母妹であるコーネリアが総督となり、直接対決もしているが…どうやら彼女はその事に気づいてはいないようだった。
それはそれで好都合だが…何も知らなければ彼女は…確実に『ゼロ』を殺すに違いなかった…。
殺さないように手加減をして…などと、甘い事を云っていられるような相手ではない事は…シュナイゼルは解っていた…。
そして…神根島で…直接『ゼロ』と対峙した時…『ゼロ』が自分の方を向いた時に動きが止まったのを見て…確信した…
―――彼が…彼が…ルルーシュだ…
その時に表には出さずとも胸が躍った事は覚えている。
そして…再び、シュナイゼルが確信した。
―――今度こそ…君を取り戻せる…
そう思ったのも束の間だった…
異母妹であるユーフェミアが『行政特区日本』の式典で…
もし…あの式典があんな形で失敗しなければ…
そう思った…
でも…もう、そんな事はいい…
―――ルルーシュ…君の考えている事は…解る…。だから…早く帰っておいで…私の元に…
「カノン…準備は出来ているかい?」
「はっ…御心のままに…」
カノンの言葉にシュナイゼルは心の底から笑顔を見せた…
恐らく…長年仕えているカノンでさえ…見た事のない笑顔だった…
そして…カノンはその時初めて知った…
自分の主は…決して何に対しても執着を持たない人間ではなかった…
これまで…執着を見せなかったのは…その対象が…遠くにいすぎて…そして、多くの者を犠牲にしながらでないと手に入らない者だったから…
―――私の殿下の見方は…どうやら間違っていたようね…

 プレイブルミナスを破り、ルルーシュの蜃気楼とスザクのランスロットがダモクレスの中枢部に近づいてきた。
ルルーシュの蜃気楼はジノのトリスタンに破壊された。
なおも…ルルーシュは奥へと進み…そして…
脱出艇のモニタにルルーシュの姿が現れた。
シュナイゼルはその姿を見て…
―――やはりね…。ルルーシュは…まだ姿を現わしてはくれない…
今はまだ、ルルーシュの目論見に乗ってやらなくてはならない…
ルルーシュ自身がこの場に来なくては何にもならない。
付いて来てしまったディートハルトは邪魔ではあったが…それでも、この男などルルーシュが来てからでも、ルルーシュを手に入れてからでも、なんとでも始末できる。
そして…
ポンとシュナイゼルの肩を叩かれる。
―――来たね…ルルーシュ…
そして、ルルーシュの顔を見る前に…シュナイゼルはカノンに対して命じる。
「カノン…頼むよ…」
シュナイゼルがそう云ったと同時に…カノンは黙ってカノンを拘束しているルルーシュの『ギアス』にかかった衛兵の懐に隠し持っていた短刀を突き刺し、取り囲んでいる衛兵たちに対して銃を放った。
「!」
ルルーシュが驚いて一瞬怯んだ隙にシュナイゼルは肩に乗せられているルルーシュの手を取り、ルルーシュの背後に回り、その両腕を自身の手で拘束する。
「残念だったね…ルルーシュ…」
「シュナイゼル!」
「申し訳ないね…。君の事をずっと求めていた私は…ずっと見てきたのだよ…。『ゼロ』として…エリア11に現れた時から…」
そう云いながら、空いている方の手でルルーシュの両目を塞ぐ。
「君の望みは…叶えてあげられないよ?私の為に…」
そう云いながら、これ以上抵抗されないよう…カノンに指示してルルーシュの両手を拘束し、両目を塞いだ。
そして…ルルーシュの口に布を当てると…
「…っな…」
「おやすみ…ルルーシュ…。次に目を醒ました時には…君は…」
ルルーシュはそのまま気を失った。
シュナイゼルの笑みが凄くイヤなものに見えたが…
だが…客観的にみると…
とても優しい瞳をしていた…
「ご苦労だったね…カノン…」
「いえ…このくらいは…」
ルルーシュを愛おしそうに胸に抱きながら…カノンの働きを労っていると…
「シュナイゼル!あなたは…」
その行動に驚愕したディートハルトがシュナイゼルに半ば怒鳴りつけるように何かを云おうとしている。
シュナイゼルはそんなディートハルトを『やれやれ』と云った表情で見ている。
「私の言葉を君も聞いていた筈だよ?ディートハルト…。この子は…私が最も愛する異母弟だと…」
「しかし…それは…『黒の騎士団』の連中を…」
まるでアテが外れたとばかりにディートハルトがシュナイゼルを見ている。
「やれやれ…仕方ないね…。カノン…」
「イエス、ユア・ハイネス…」
シュナイゼルの言葉にカノンが一言答え…
そして…ディートハルトに対して銃口を向け…何を躊躇う事もなくその引き金を引いた…
その銃声と共に…ディートハルトは何も言う事も出来ず、絶命し…この場に生きている人間は…シュナイゼルと、カノンと、自由と意識を奪われたルルーシュだけとなった…

 シュナイゼルはカノンにルルーシュを預け、全世界に向けて勝利宣言をしようと準備を始める。
今なら『超合衆国』も『黒の騎士団』も…『神聖ブリタニア帝国』自体も疲弊しきっている。
ここで何としても発言力、影響力を充分に確保しておかなくてはならない。
反発が大きかったとはいえ、ルルーシュは正式に『神聖ブリタニア帝国第99代唯一皇帝』として認識されていた。
実際に、『超合衆国』の議長であった皇神楽耶も『悪逆皇帝』と呼んだとはいえ、彼女のその呼び名は確実にルルーシュを『皇帝』として認めていたと云う事になる。
「さて…どうしたものかな…」
わざとらしい独り言を零し、ナナリーの元へと向かう。
これが済んでしまえば、彼女にも利用価値はなくなる。
ただ…ルルーシュから必要以上の反発を抱かない為にも…丁重に扱う必要はあるが…
しかし、シュナイゼルとしては二度とルルーシュにナナリーと会わせるつもりはなかった。
シュナイゼル自身、ルルーシュが何故、『ゼロ』にならなくてはならなかったか…『黒の騎士団』を創設せねばならなかったのか…よく解っていたから…
ナナリーが車いすに腰掛け、ダモクレスのカギのボタンを押していた、庭園を模したその場所へと入って行く。
―――こんな綺麗な場所で…どれ程の犠牲が出ているかも知らないまま…『罪だけでも背負いたい…』?笑わせてくれるね…。これだから…守られるしか能のない皇女殿下は困る…
そんな事を思いながら、ナナリーの元へと歩を進める。
「ナナリー…ルルーシュは…私の手に落ちたよ…」
思っている事とは裏腹に優しい異母兄の『顔』でナナリーにそう告げる。
ナナリーはその一言に…『え?』と云う顔をするが…
そんな、辛そうな彼女の顔にさえ、冷笑を浮かべてしまう。
「そう…ですか…。後は…どうなりますか?お兄様は…」
ナナリーがシュナイゼルに対してあの時の『罪だけでも背負いたい』と云う言葉はどこへ行ったのかと…尋ねたくなる気持ちを抑えながら…ナナリーの頭を優しく撫でる。
「ルルーシュには…これから、壊れてしまった世界の再生の為に…尽力して貰うよ…。これは…ルルーシュにとって『罰』にはならないかもしれないが…ルルーシュの手によって散らされた命に対しての『償い』になると思う…。ルルーシュには…それだけの力がある…」
シュナイゼルの言葉に…ナナリーは更に驚いた表情を見せる。
「で…では…私の『罪』の…」
「ルルーシュの『償い』の為に…君は…ルルーシュの邪魔をしなければいい…。これから…ルルーシュはきっと、忙しくなるから…」
シュナイゼルは優しくそう告げるが…この言葉の裏にあるものは…
云っている本人が失笑してしまいそうになる。
「解りました…私は…お兄様の邪魔にはなりません…。ですから…私を…」
ナナリーが涙声になりながらシュナイゼルにそう申し出る。
「済まないね…こんな形でしか…彼を止める事が出来なくて…」
シュナイゼルは自身のウソを悟られぬよう…それでもわざとらしくならないよう…そう、ナナリーに告げながら…心の中で自分の勝利に陶酔していた…

 そして、その直後、シュナイゼルは世界に向けて、世界は『悪逆皇帝』からの解放を宣言した。
喜びに湧いたのは…実は…『超合衆国』を構成している国々の一部の代表と、『黒の騎士団』だけで…世界そのものは…これから起きる…世界の変革に恐怖を感じていた。
その様を見て…シュナイゼルは自分の思い通りと…心の中で高笑いをしていた。
彼を古くから知る者でも…シュナイゼルの高笑いをしている姿を見た事のある者などいない。
ダモクレスの周辺では未だ…ナイトメア同士が戦っていたが…
「さて…枢木スザクにはまだ役に立って貰わなくてはならないからね…」
そんな事を呟きながら…ダモクレス周辺で戦っていたナイトメアに対して即刻停戦するように命じた。
枢木スザク…ルルーシュが最も執着したルルーシュにとっての他人…
ルルーシュを傍に置いておくために…シュナイゼルは決して準備を怠らない…。
ルルーシュは大切な者の為にはその命など簡単に投げ出す。
誰よりも『生きたい』と願っている筈なのに…それでも、彼の場合、自分の為に生きると云うよりも、他人の為にその命を守ろうとしている。
ナナリーに二度と会わせるつもりがないので…ルルーシュの傍でルルーシュが勝手な事をしないようにする為の見張りが必要だ。
「枢木スザクは確か…一度、『ギアス』をかけられていた筈だからね…」
そうして、紅蓮に対して、停戦命令を出し、ランスロットの確保を命じた。
紅蓮は『黒の騎士団』の機体ではあるが…
それでも、現在、『黒の騎士団』がこのダモクレスには向かうだけの力はない…と云うか、意見できるだけの力ももはや残ってはいない。
その命令を出して間もなく、スザク自身、敗北を悟ったのか…潔く捕虜として囚われた。
恐らく…ルルーシュは作戦に失敗していたとしても、殺されてはいない…そう云う判断が働いたのだろう…。
彼らがどんな約束をしているかは知らないが…それでも…その約束を果たさせてしまったら…シュナイゼルはもう一度…守りたいものを…大切な者を手放す事になる事を解っていた…
だから…
「紅月カレン…別に枢木スザクを拘束する必要はない…。ただ…二人で私のところへ来てくれないか?少し話をしたいのでね…。『ルルーシュ皇帝』のナイトオブゼロ殿と…」
シュナイゼルの言葉に、マイクの向こう側の二人が息をのんだ事が解る。
紅月カレン自身、『黒の騎士団』に所属をしているだけで、シュナイゼルの配下ではないのだ。
ある意味、当たり前のなのかもしれない。
そして…暫くして…パイロットスーツのままの二人が…シュナイゼルの目の前に姿を現した。
「やぁ…枢木卿…。久しぶり…と云っていいのかな…」
機嫌良さそうにシュナイゼルがスザクに話しかけた。
スザクの方は…シャルル皇帝の暗殺を命じろと進言してきた時よりも暗い目をして…そして、もし、視線で人を殺せるのだとしたら…その視線でシュナイゼルの心臓を射抜いていそうな目をしていた…
「そんなに心配しなくても…君の契約者は生きているよ…。ただ…君たちのやろうとしている事は…私が阻止させて貰うけれどね…」
シュナイゼルはにやりと笑いながら…スザクを見ていた…

 一方、ルルーシュの方は…
「……ん…」
「お目覚めのようですね…ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア様…」
目を覚まして…目を開けたつもりだったが…
「目隠し…か…。『ギアス』防止の為の…」
かけられた声を暫く無視した後…ルルーシュが状況把握をして…そう口にする。
「申し訳ありません…。我が主も私も…あなた様の『ギアス』をかけられた事が一度もありませんので…」
「そこまで解っていたのか…。カノン=マルディーニ…」
あまり驚いた様子もなくルルーシュがカノンの言葉に対してそう答えた。
カノンは少し驚いた様な顔をしているらしい事は解った。
一体何に対して驚いたのかは…よく解らないが…
「私の事も…ご存知でしたか…」
「中華連邦で…一度、顔を見ているだろう…お前は…。シュナイゼルの傍に控えている人間の事を調べておかない程…俺が愚鈍な人間だと思っていたのか?」
「いえ…声だけで私だと解るとは…。光栄の極みです…」
カノン自身、声だけでルルーシュがカノンだと解るとは思わなかった。
実際に、ルルーシュにカノンの声をきかせた覚えはないのだから…
「別に…声で解ったと云うよりも、こうした異母兄上にとって重要な事を…その辺の人間に任せる様な異母兄上ではないだろう…。大体…敵のトップであった俺を捕獲して…公開処刑して、異母兄上の権威を世界に知らしめなくてはならないからな…。逃げられても、勝手に自殺されても困るだろう?」
ルルーシュの言葉に…カノン自身、苦笑して、自分の主の悲哀に少し同情してしまう。
「頭がいいのか…悪いのか…。鋭いのか、鈍いのか…本当によく解らない方ですね…あなたは…」
主の悲哀も何となく笑えてしまって、少し笑いながらカノンがルルーシュに対してそう告げる。
実際に、シュナイゼルの想いはルルーシュには全く届いていないのだから…哀れと云うしかないが…それでもこれまでのシュナイゼルの所業を考えれば同情していいものかどうかは解らない。
「何が云いたい?」
ルルーシュがカノンの云い方にむっとして返すが…
「あ、いえ、失礼いたしました…。ルルーシュ様…シュナイゼル殿下は…別にあなた様の事を殺すおつもりはありませんよ…。ただ…シュナイゼル殿下の御傍に置く為には…手段を選ぶおつもりはないようですが…」
カノンが面白そうにそう言うと…ルルーシュの頭の中では…少々混乱状態になる。
今、この時点でシュナイゼルに『ギアス』をかける事に失敗した事は解る。
しかし…シュナイゼルのやろうとしている事が良く解らない…
目隠しをされた状態でも色々と可能性を考えている事が解る。
「ルルーシュ様…あなた様は…シュナイゼル殿下の治世の下に…新しい世界を築く為のお力になって頂きたいのですよ…」
「バカな!俺は…」
「大丈夫ですよ…。あなた様を『悪逆皇帝』と云う名で呼んだかの姫は…シュナイゼル殿下に反旗を翻せる程の力はありませんし…。それに、あなた様が思っていらっしゃるほど…世界はあなた様を『悪』とは思っていませんよ…」
カノンの言葉に…失敗の大きさを実感する…。
このままでは…『ゼロ・レクイエム』は…
そう思った時、カノンが更に言葉をつづけた…。
「今はまだ…フレイヤでペンドラゴンを破壊してしまったのでブリタニア宮殿はありませんが…ブリタニアにお戻りになったら…あなた様にはアリエス宮に入って頂く事になるかと…」
カノンの言葉に…ルルーシュはさらに驚愕するしかなかった…

To Be Continued


あとがきに代えて



リクエストの掲載を開始しました。
えっと、今回で3回目のリク企画だったんですが…1回目以外は非常に解り難いところでリクエスト募集をしております。
そうしなければならなかった事情をお察し頂けると幸いなのですが…
普段から、(殆ど来る事はないのですが)ネタの提供などがあればそれを書かせて頂いているので…今回のこの作品に関しては、リク企画の条件が満たされていなかったので、普段のネタ提供を頂いたという解釈で書かせて頂いています。
2回目のリク企画…気付いた方は本当に少なかったです。(だから、一つもリクエスト来ていないのでスルーしています)
ホントに解り難いところで募集していたので…
と云う訳で、ある程度の区切りにある時にはリク企画をすると思うんですが…ブログ、サイト含めて、色んなところを回ってみて下さいね。
そうすると、どっかでリク企画をやっているかもしれません。(基本的にはブログやダイアリーでですが…)

シュナルル…だった訳ですけれど…
細かいシュナ兄の性格づけが指定されていなかったので、完全ルルーシュラブって事で…
で、色々細かいところでスザクとナナリーに役に立って貰います。
とにかく…どうやってルルーシュを敗北に持っていくかを悩みました。
かなりこじつけですので…これは自覚がありますので…そこにツッコミを入れたら…暴れちゃうぞ!(by.リナ=インバ●ス)
次回、シュナルルの大人のお話を入れて行きます。
内容的にはあんまり期待できない大人のお話ですが…
お待ち下さい。


☆拍手のお返事


紫翆さま:こんばんは、コメントありがとうございます。
お仕事お疲れ様です。
社会人になると、そう云う事もありますよね…。
和泉も時間のない時はホントにないです…( ┰_┰) シクシク

『平和』って…幸せに暮らせるための手段だと思うんですよね…。
まぁ、病気の『完治』が目的ではなく、生きていくための手段と同じですね…。
ただ…その『平和』って…手に入れる事が凄く難しくて、人によって『平和』であるという認識が出来るレベルがそれぞれ違うものですけれど…
『コードギアス』の中ではそれがはっきりと描写されていたかは微妙なところですけれど…。

あ、ちなみに、『智に働けば…』で抜粋させて頂いた本は…最近の作家さんのものではありません。(すでにお亡くなりになっています)
種明かしすると、夏目漱石の『草枕』です。
えっと、最近の人って、あんまり夏目漱石とかって読まないんでしょうか?
和泉はこの人の本を読んでホントに本が好きになったんですけれど…
いつか、彼が執筆中に亡くなってしまって未完となっている『明暗』の続きを書いて完結させてみたいなどと云う、身の程を知らない事を考えていたりもしますが…(まぁ、もっともっと色々読んで書かないと無理ですけれど)
興味があるようでしたら探してみて下さい。
文庫本で薄っぺらい本なので、本を読み慣れている人なら2時間とかからず読み切れる程度の本です。

Rinkaさま:こんばんは、コメントありがとうございます。
又、コメントを頂く時には本当にご丁寧に頂き、ありがとうございます。
一度、直接お会いして…無理ならチャットでもその手の話題で直接お話ししてみたいです。

日本人は…と云うか、日本列島って…とても恵まれた土地だったのでしょう。
日本の神様って、もともとは実在した人間である場合が殆どです。
つまり、不可視な人ならざる力がなくても人間が頑張れば生きる事が出来た環境だったという事です。
もちろん、人間は自然の一部ですから、天災などに見舞われる事もあったでしょうけれど…それでも、頑張れば生き抜く事の出来る環境だった…その辺が西洋との大きな違いですね。
西洋の場合、天災のみならず、異民族からの侵略と云うもう一つの自らの身を危うくする要素がありました。
だから、異教徒を異端視して、異端審問官などと云う職業が生まれている訳ですよね…(日本の場合、キリシタン狩りなどがありましたが、西洋の魔女狩りとはわけが違います)
又、日本の場合、ただのほほんとしていて生きてこられる環境ではなく、一人一人が頑張らないと食っていけないという中々絶妙なバランスの中、この日本列島で生きてきた訳です。
つまり、頑張るのは神様ではなくて、人間本人だった…ってことでしょうね…
確か、五島列島だったでしょうか…
江戸時代のキリシタン狩りを逃れたのか、キリシタンと云う事で流されたのか…今でもその末裔の方々がいらっしゃるそうですが…その方々は自分たちで聖書の解釈を変えちゃっていまして…ローマ法王には認めて貰えなかったっていう逸話もあります。
聖書のリンゴの実を食べてしまったアダムとイブがエデンから追い出されたという話を読んで、彼らが云った事と云うのは、『神様がそんなひどい事をなさる筈がない!アダムとイブを修行の旅に出されたのだ!』と…解釈していたそうです。
まぁ、同じキリストさまを信じていても、日本人の解釈だと、こうなっちゃうらしいんですよね…
神様の立っている位置が随分違うんですよね…(ローマ法王が五島列島のキリスト教徒のその教えを認めなかったというのは事実です)

活字離れの件ですけれど…まぁ、和泉の場合、最近の人の読まなくなったような本をよく読んでいるので…
夏目漱石は全部読みましたし、川端康成や井上靖も全部読んでいます。
後、司馬遼太郎はあと少しで制覇かな…
こういったものはネット上では読めませんからね…(と云うか、ネットで全部読める様な長さじゃないです)
確かにネット小説を読んでいる人は多いようですけれど…オフラインの出版物の売り上げを見ていると…そういった本を読む人が減ったように思いますね…
ネット小説なんか読んでいても…和泉でも突っ込み入れられそうなほど適当な知識で書いている人の小説が人気だったり…(和泉自身も知識としては全然足りていませんけれどね)

同人誌の通販…
確かにサイトやブログを開いていない方の本を買うのは勇気がいりますね…
一応、試し読みもできる様になっていますけれど…一番読んで盛り上がるところとか、エロシーンが過激になっているページを掲載している場合が多いので…
でも最近のサークルさんは殆どの場合サイトをお持ちですよね…
和泉は自家通販しかしていませんけれど…
和泉も通販を利用する事がありますが…基本的にはサイトやブログをお持ちでないサークルさんは名前も知らないので、とりあえずそう云うサークルさんの本を通販で手に入れる事ってないですけど…
と云うか、通販で手に入れるサークルさんって…決まっちゃっていますね…
ネット通販も…便利な反面、失敗する事も多いですよね…確かに…

水流さま:こんばんは、いつもコメントありがとうございます。
お疲れ様です。
水流さまこそ、無理なさらないようにして下さいね。
小説の抜粋に関しては…先の拍手のお返事に書いたとおりです。
興味があるようでしたら探してみて下さい。

『告白の場所』…実は凄い冒険でした。
一人でもそうやって楽しんで頂けた方がいたのならよかったです。
実は、緒方恵美さんのCDブック(『Half Moon』)のドラマを聞いていて…ちょっと思いついたんですけど…
後…両方ニョタにするなら…『NaNa』を見ていて…あの二人のナナって、ルルーシュとスザクだなぁ…なんて思いながら見ていました…

『智に働けば…』は結構苦しまぎれに書いていたんですけれど…
意外と反響大きかったです…
どこの国も、時代によって正義観も違うし、価値観も違いますからね…
だから、どこかで争いが起きてくるのはある意味仕方のない事で…
それでも、混沌の世界はずっとは続かないし、混沌の後の平穏もずっとは続かないってことで…
この話の状態ではまだ、ルルーシュもスザクも『ゼロ・レクイエム』後初めての平穏ですから…また、時代と時代のはざまに立って、苦しむ事になるのでしょうが…
それでも、少しは二人に『ゼロ』を演じなくてもいい時代が訪れる時もある…そう云う事です。
C.C.だって、常に『魔女』として追い回され続けていた訳じゃないのでしょうから…
マオを見守っている姿の描写の時…彼女の顔は…とても優しいものでしたしね…


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読者様からの原案提供小説 第二弾

Be Reversed(前編)





※ダモクレスでルルーシュがシュナイゼルに敗けてしまったという…もしも話です。
シュナイゼルが皇帝となり、ルルーシュは…

これは2009/08/31 23:41 Unknown様からのリクエストです。
このお話には性的描写が含まれます。
18歳未満(高校生含む)の方、性的描写に対して不快感を抱く方はこの作品を読むのはご遠慮ください。

―――そう…君の事なら…解る…
君が…私に何を施そうとするのか…
そして…君が…どこへ歩いて行くのか…
でも…それを私は…決して許しはしない…
皆は私が執着を持たぬと云うが…私にも…人並みに執着を持つ心はあるのだよ…
ただ…私の執着は…ルルーシュ…君に対してのみ抱いているものなのだが…
ただ…それだけだ…
決して…君の思い通りになんてさせない…
何を犠牲にしても…

 ダモクレスにルルーシュ達が突入してきた事を知り…シュナイゼルは誰にも気づかれないようにふっと笑った。
あのような、『おもちゃ』まで準備していたルルーシュに対しては…少々甘く見ていた自分に対する自嘲の笑いだ…
確かに…幼い頃から頭のいい子供だった事は覚えているが…
だからこそ…シュナイゼルは彼を愛した…
彼を欲しいと願った…
しかし…当時のシュナイゼルには…彼を自分の手元に置いておけるだけの権力がなかった。
確かに有望な皇子として扱われていた事は事実だったが…
あんな、凡庸な異母兄よりも自分の方が大きな働きが出来る事は自覚していた…
しかし…一番守りたいと…一番自分の欲しいものが手に入らないのであれば…そんなものは無力に等しいのだ。
だからこそ…シュナイゼルは何にも執着を見せず…ただ、我武者羅に自分の影響力を及ぼす為だけに…自分の実力と努力を注いできた。
やがて…ルルーシュを見殺しにした『エリア11』で『黒の騎士団』…否、『ゼロ』が現れた。
シュナイゼルは…その報を聞いて…なんだか…落ち着かなかった。
無論、そんな姿を誰にも見せる訳にはいかない。
気付かれる訳にもいかない…
ただ…何か…これまで漠然と倒してきた敵とは…全く違う存在だと云う事は…自分の中の何かが訴えていた。
あの、大胆且つ、用意周到で…明確に相手に攻撃の姿勢を見せる…
その時には…確かに確信が持てなかった。
異母妹であるコーネリアが総督となり、直接対決もしているが…どうやら彼女はその事に気づいてはいないようだった。
それはそれで好都合だが…何も知らなければ彼女は…確実に『ゼロ』を殺すに違いなかった…。
殺さないように手加減をして…などと、甘い事を云っていられるような相手ではない事は…シュナイゼルは解っていた…。
そして…神根島で…直接『ゼロ』と対峙した時…『ゼロ』が自分の方を向いた時に動きが止まったのを見て…確信した…
―――彼が…彼が…ルルーシュだ…
その時に表には出さずとも胸が躍った事は覚えている。
そして…再び、シュナイゼルが確信した。
―――今度こそ…君を取り戻せる…
そう思ったのも束の間だった…
異母妹であるユーフェミアが『行政特区日本』の式典で…
もし…あの式典があんな形で失敗しなければ…
そう思った…
でも…もう、そんな事はいい…
―――ルルーシュ…君の考えている事は…解る…。だから…早く帰っておいで…私の元に…
「カノン…準備は出来ているかい?」
「はっ…御心のままに…」
カノンの言葉にシュナイゼルは心の底から笑顔を見せた…
恐らく…長年仕えているカノンでさえ…見た事のない笑顔だった…
そして…カノンはその時初めて知った…
自分の主は…決して何に対しても執着を持たない人間ではなかった…
これまで…執着を見せなかったのは…その対象が…遠くにいすぎて…そして、多くの者を犠牲にしながらでないと手に入らない者だったから…
―――私の殿下の見方は…どうやら間違っていたようね…

 プレイブルミナスを破り、ルルーシュの蜃気楼とスザクのランスロットがダモクレスの中枢部に近づいてきた。
ルルーシュの蜃気楼はジノのトリスタンに破壊された。
なおも…ルルーシュは奥へと進み…そして…
脱出艇のモニタにルルーシュの姿が現れた。
シュナイゼルはその姿を見て…
―――やはりね…。ルルーシュは…まだ姿を現わしてはくれない…
今はまだ、ルルーシュの目論見に乗ってやらなくてはならない…
ルルーシュ自身がこの場に来なくては何にもならない。
付いて来てしまったディートハルトは邪魔ではあったが…それでも、この男などルルーシュが来てからでも、ルルーシュを手に入れてからでも、なんとでも始末できる。
そして…
ポンとシュナイゼルの肩を叩かれる。
―――来たね…ルルーシュ…
そして、ルルーシュの顔を見る前に…シュナイゼルはカノンに対して命じる。
「カノン…頼むよ…」
シュナイゼルがそう云ったと同時に…カノンは黙ってカノンを拘束しているルルーシュの『ギアス』にかかった衛兵の懐に隠し持っていた短刀を突き刺し、取り囲んでいる衛兵たちに対して銃を放った。
「!」
ルルーシュが驚いて一瞬怯んだ隙にシュナイゼルは肩に乗せられているルルーシュの手を取り、ルルーシュの背後に回り、その両腕を自身の手で拘束する。
「残念だったね…ルルーシュ…」
「シュナイゼル!」
「申し訳ないね…。君の事をずっと求めていた私は…ずっと見てきたのだよ…。『ゼロ』として…エリア11に現れた時から…」
そう云いながら、空いている方の手でルルーシュの両目を塞ぐ。
「君の望みは…叶えてあげられないよ?私の為に…」
そう云いながら、これ以上抵抗されないよう…カノンに指示してルルーシュの両手を拘束し、両目を塞いだ。
そして…ルルーシュの口に布を当てると…
「…っな…」
「おやすみ…ルルーシュ…。次に目を醒ました時には…君は…」
ルルーシュはそのまま気を失った。
シュナイゼルの笑みが凄くイヤなものに見えたが…
だが…客観的にみると…
とても優しい瞳をしていた…
「ご苦労だったね…カノン…」
「いえ…このくらいは…」
ルルーシュを愛おしそうに胸に抱きながら…カノンの働きを労っていると…
「シュナイゼル!あなたは…」
その行動に驚愕したディートハルトがシュナイゼルに半ば怒鳴りつけるように何かを云おうとしている。
シュナイゼルはそんなディートハルトを『やれやれ』と云った表情で見ている。
「私の言葉を君も聞いていた筈だよ?ディートハルト…。この子は…私が最も愛する異母弟だと…」
「しかし…それは…『黒の騎士団』の連中を…」
まるでアテが外れたとばかりにディートハルトがシュナイゼルを見ている。
「やれやれ…仕方ないね…。カノン…」
「イエス、ユア・ハイネス…」
シュナイゼルの言葉にカノンが一言答え…
そして…ディートハルトに対して銃口を向け…何を躊躇う事もなくその引き金を引いた…
その銃声と共に…ディートハルトは何も言う事も出来ず、絶命し…この場に生きている人間は…シュナイゼルと、カノンと、自由と意識を奪われたルルーシュだけとなった…

 シュナイゼルはカノンにルルーシュを預け、全世界に向けて勝利宣言をしようと準備を始める。
今なら『超合衆国』も『黒の騎士団』も…『神聖ブリタニア帝国』自体も疲弊しきっている。
ここで何としても発言力、影響力を充分に確保しておかなくてはならない。
反発が大きかったとはいえ、ルルーシュは正式に『神聖ブリタニア帝国第99代唯一皇帝』として認識されていた。
実際に、『超合衆国』の議長であった皇神楽耶も『悪逆皇帝』と呼んだとはいえ、彼女のその呼び名は確実にルルーシュを『皇帝』として認めていたと云う事になる。
「さて…どうしたものかな…」
わざとらしい独り言を零し、ナナリーの元へと向かう。
これが済んでしまえば、彼女にも利用価値はなくなる。
ただ…ルルーシュから必要以上の反発を抱かない為にも…丁重に扱う必要はあるが…
しかし、シュナイゼルとしては二度とルルーシュにナナリーと会わせるつもりはなかった。
シュナイゼル自身、ルルーシュが何故、『ゼロ』にならなくてはならなかったか…『黒の騎士団』を創設せねばならなかったのか…よく解っていたから…
ナナリーが車いすに腰掛け、ダモクレスのカギのボタンを押していた、庭園を模したその場所へと入って行く。
―――こんな綺麗な場所で…どれ程の犠牲が出ているかも知らないまま…『罪だけでも背負いたい…』?笑わせてくれるね…。これだから…守られるしか能のない皇女殿下は困る…
そんな事を思いながら、ナナリーの元へと歩を進める。
「ナナリー…ルルーシュは…私の手に落ちたよ…」
思っている事とは裏腹に優しい異母兄の『顔』でナナリーにそう告げる。
ナナリーはその一言に…『え?』と云う顔をするが…
そんな、辛そうな彼女の顔にさえ、冷笑を浮かべてしまう。
「そう…ですか…。後は…どうなりますか?お兄様は…」
ナナリーがシュナイゼルに対してあの時の『罪だけでも背負いたい』と云う言葉はどこへ行ったのかと…尋ねたくなる気持ちを抑えながら…ナナリーの頭を優しく撫でる。
「ルルーシュには…これから、壊れてしまった世界の再生の為に…尽力して貰うよ…。これは…ルルーシュにとって『罰』にはならないかもしれないが…ルルーシュの手によって散らされた命に対しての『償い』になると思う…。ルルーシュには…それだけの力がある…」
シュナイゼルの言葉に…ナナリーは更に驚いた表情を見せる。
「で…では…私の『罪』の…」
「ルルーシュの『償い』の為に…君は…ルルーシュの邪魔をしなければいい…。これから…ルルーシュはきっと、忙しくなるから…」
シュナイゼルは優しくそう告げるが…この言葉の裏にあるものは…
云っている本人が失笑してしまいそうになる。
「解りました…私は…お兄様の邪魔にはなりません…。ですから…私を…」
ナナリーが涙声になりながらシュナイゼルにそう申し出る。
「済まないね…こんな形でしか…彼を止める事が出来なくて…」
シュナイゼルは自身のウソを悟られぬよう…それでもわざとらしくならないよう…そう、ナナリーに告げながら…心の中で自分の勝利に陶酔していた…

 そして、その直後、シュナイゼルは世界に向けて、世界は『悪逆皇帝』からの解放を宣言した。
喜びに湧いたのは…実は…『超合衆国』を構成している国々の一部の代表と、『黒の騎士団』だけで…世界そのものは…これから起きる…世界の変革に恐怖を感じていた。
その様を見て…シュナイゼルは自分の思い通りと…心の中で高笑いをしていた。
彼を古くから知る者でも…シュナイゼルの高笑いをしている姿を見た事のある者などいない。
ダモクレスの周辺では未だ…ナイトメア同士が戦っていたが…
「さて…枢木スザクにはまだ役に立って貰わなくてはならないからね…」
そんな事を呟きながら…ダモクレス周辺で戦っていたナイトメアに対して即刻停戦するように命じた。
枢木スザク…ルルーシュが最も執着したルルーシュにとっての他人…
ルルーシュを傍に置いておくために…シュナイゼルは決して準備を怠らない…。
ルルーシュは大切な者の為にはその命など簡単に投げ出す。
誰よりも『生きたい』と願っている筈なのに…それでも、彼の場合、自分の為に生きると云うよりも、他人の為にその命を守ろうとしている。
ナナリーに二度と会わせるつもりがないので…ルルーシュの傍でルルーシュが勝手な事をしないようにする為の見張りが必要だ。
「枢木スザクは確か…一度、『ギアス』をかけられていた筈だからね…」
そうして、紅蓮に対して、停戦命令を出し、ランスロットの確保を命じた。
紅蓮は『黒の騎士団』の機体ではあるが…
それでも、現在、『黒の騎士団』がこのダモクレスには向かうだけの力はない…と云うか、意見できるだけの力ももはや残ってはいない。
その命令を出して間もなく、スザク自身、敗北を悟ったのか…潔く捕虜として囚われた。
恐らく…ルルーシュは作戦に失敗していたとしても、殺されてはいない…そう云う判断が働いたのだろう…。
彼らがどんな約束をしているかは知らないが…それでも…その約束を果たさせてしまったら…シュナイゼルはもう一度…守りたいものを…大切な者を手放す事になる事を解っていた…
だから…
「紅月カレン…別に枢木スザクを拘束する必要はない…。ただ…二人で私のところへ来てくれないか?少し話をしたいのでね…。『ルルーシュ皇帝』のナイトオブゼロ殿と…」
シュナイゼルの言葉に、マイクの向こう側の二人が息をのんだ事が解る。
紅月カレン自身、『黒の騎士団』に所属をしているだけで、シュナイゼルの配下ではないのだ。
ある意味、当たり前のなのかもしれない。
そして…暫くして…パイロットスーツのままの二人が…シュナイゼルの目の前に姿を現した。
「やぁ…枢木卿…。久しぶり…と云っていいのかな…」
機嫌良さそうにシュナイゼルがスザクに話しかけた。
スザクの方は…シャルル皇帝の暗殺を命じろと進言してきた時よりも暗い目をして…そして、もし、視線で人を殺せるのだとしたら…その視線でシュナイゼルの心臓を射抜いていそうな目をしていた…
「そんなに心配しなくても…君の契約者は生きているよ…。ただ…君たちのやろうとしている事は…私が阻止させて貰うけれどね…」
シュナイゼルはにやりと笑いながら…スザクを見ていた…

 一方、ルルーシュの方は…
「……ん…」
「お目覚めのようですね…ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア様…」
目を覚まして…目を開けたつもりだったが…
「目隠し…か…。『ギアス』防止の為の…」
かけられた声を暫く無視した後…ルルーシュが状況把握をして…そう口にする。
「申し訳ありません…。我が主も私も…あなた様の『ギアス』をかけられた事が一度もありませんので…」
「そこまで解っていたのか…。カノン=マルディーニ…」
あまり驚いた様子もなくルルーシュがカノンの言葉に対してそう答えた。
カノンは少し驚いた様な顔をしているらしい事は解った。
一体何に対して驚いたのかは…よく解らないが…
「私の事も…ご存知でしたか…」
「中華連邦で…一度、顔を見ているだろう…お前は…。シュナイゼルの傍に控えている人間の事を調べておかない程…俺が愚鈍な人間だと思っていたのか?」
「いえ…声だけで私だと解るとは…。光栄の極みです…」
カノン自身、声だけでルルーシュがカノンだと解るとは思わなかった。
実際に、ルルーシュにカノンの声をきかせた覚えはないのだから…
「別に…声で解ったと云うよりも、こうした異母兄上にとって重要な事を…その辺の人間に任せる様な異母兄上ではないだろう…。大体…敵のトップであった俺を捕獲して…公開処刑して、異母兄上の権威を世界に知らしめなくてはならないからな…。逃げられても、勝手に自殺されても困るだろう?」
ルルーシュの言葉に…カノン自身、苦笑して、自分の主の悲哀に少し同情してしまう。
「頭がいいのか…悪いのか…。鋭いのか、鈍いのか…本当によく解らない方ですね…あなたは…」
主の悲哀も何となく笑えてしまって、少し笑いながらカノンがルルーシュに対してそう告げる。
実際に、シュナイゼルの想いはルルーシュには全く届いていないのだから…哀れと云うしかないが…それでもこれまでのシュナイゼルの所業を考えれば同情していいものかどうかは解らない。
「何が云いたい?」
ルルーシュがカノンの云い方にむっとして返すが…
「あ、いえ、失礼いたしました…。ルルーシュ様…シュナイゼル殿下は…別にあなた様の事を殺すおつもりはありませんよ…。ただ…シュナイゼル殿下の御傍に置く為には…手段を選ぶおつもりはないようですが…」
カノンが面白そうにそう言うと…ルルーシュの頭の中では…少々混乱状態になる。
今、この時点でシュナイゼルに『ギアス』をかける事に失敗した事は解る。
しかし…シュナイゼルのやろうとしている事が良く解らない…
目隠しをされた状態でも色々と可能性を考えている事が解る。
「ルルーシュ様…あなた様は…シュナイゼル殿下の治世の下に…新しい世界を築く為のお力になって頂きたいのですよ…」
「バカな!俺は…」
「大丈夫ですよ…。あなた様を『悪逆皇帝』と云う名で呼んだかの姫は…シュナイゼル殿下に反旗を翻せる程の力はありませんし…。それに、あなた様が思っていらっしゃるほど…世界はあなた様を『悪』とは思っていませんよ…」
カノンの言葉に…失敗の大きさを実感する…。
このままでは…『ゼロ・レクイエム』は…
そう思った時、カノンが更に言葉をつづけた…。
「今はまだ…フレイヤでペンドラゴンを破壊してしまったのでブリタニア宮殿はありませんが…ブリタニアにお戻りになったら…あなた様にはアリエス宮に入って頂く事になるかと…」
カノンの言葉に…ルルーシュはさらに驚愕するしかなかった…

To Be Continued


あとがきに代えて



リクエストの掲載を開始しました。
えっと、今回で3回目のリク企画だったんですが…1回目以外は非常に解り難いところでリクエスト募集をしております。
そうしなければならなかった事情をお察し頂けると幸いなのですが…
普段から、(殆ど来る事はないのですが)ネタの提供などがあればそれを書かせて頂いているので…今回のこの作品に関しては、リク企画の条件が満たされていなかったので、普段のネタ提供を頂いたという解釈で書かせて頂いています。
2回目のリク企画…気付いた方は本当に少なかったです。(だから、一つもリクエスト来ていないのでスルーしています)
ホントに解り難いところで募集していたので…
と云う訳で、ある程度の区切りにある時にはリク企画をすると思うんですが…ブログ、サイト含めて、色んなところを回ってみて下さいね。
そうすると、どっかでリク企画をやっているかもしれません。(基本的にはブログやダイアリーでですが…)

シュナルル…だった訳ですけれど…
細かいシュナ兄の性格づけが指定されていなかったので、完全ルルーシュラブって事で…
で、色々細かいところでスザクとナナリーに役に立って貰います。
とにかく…どうやってルルーシュを敗北に持っていくかを悩みました。
かなりこじつけですので…これは自覚がありますので…そこにツッコミを入れたら…暴れちゃうぞ!(by.リナ=インバ●ス)
次回、シュナルルの大人のお話を入れて行きます。
内容的にはあんまり期待できない大人のお話ですが…
お待ち下さい。


☆拍手のお返事


紫翆さま:こんばんは、コメントありがとうございます。
お仕事お疲れ様です。
社会人になると、そう云う事もありますよね…。
和泉も時間のない時はホントにないです…( ┰_┰) シクシク

『平和』って…幸せに暮らせるための手段だと思うんですよね…。
まぁ、病気の『完治』が目的ではなく、生きていくための手段と同じですね…。
ただ…その『平和』って…手に入れる事が凄く難しくて、人によって『平和』であるという認識が出来るレベルがそれぞれ違うものですけれど…
『コードギアス』の中ではそれがはっきりと描写されていたかは微妙なところですけれど…。

あ、ちなみに、『智に働けば…』で抜粋させて頂いた本は…最近の作家さんのものではありません。(すでにお亡くなりになっています)
種明かしすると、夏目漱石の『草枕』です。
えっと、最近の人って、あんまり夏目漱石とかって読まないんでしょうか?
和泉はこの人の本を読んでホントに本が好きになったんですけれど…
いつか、彼が執筆中に亡くなってしまって未完となっている『明暗』の続きを書いて完結させてみたいなどと云う、身の程を知らない事を考えていたりもしますが…(まぁ、もっともっと色々読んで書かないと無理ですけれど)
興味があるようでしたら探してみて下さい。
文庫本で薄っぺらい本なので、本を読み慣れている人なら2時間とかからず読み切れる程度の本です。

Rinkaさま:こんばんは、コメントありがとうございます。
又、コメントを頂く時には本当にご丁寧に頂き、ありがとうございます。
一度、直接お会いして…無理ならチャットでもその手の話題で直接お話ししてみたいです。

日本人は…と云うか、日本列島って…とても恵まれた土地だったのでしょう。
日本の神様って、もともとは実在した人間である場合が殆どです。
つまり、不可視な人ならざる力がなくても人間が頑張れば生きる事が出来た環境だったという事です。
もちろん、人間は自然の一部ですから、天災などに見舞われる事もあったでしょうけれど…それでも、頑張れば生き抜く事の出来る環境だった…その辺が西洋との大きな違いですね。
西洋の場合、天災のみならず、異民族からの侵略と云うもう一つの自らの身を危うくする要素がありました。
だから、異教徒を異端視して、異端審問官などと云う職業が生まれている訳ですよね…(日本の場合、キリシタン狩りなどがありましたが、西洋の魔女狩りとはわけが違います)
又、日本の場合、ただのほほんとしていて生きてこられる環境ではなく、一人一人が頑張らないと食っていけないという中々絶妙なバランスの中、この日本列島で生きてきた訳です。
つまり、頑張るのは神様ではなくて、人間本人だった…ってことでしょうね…
確か、五島列島だったでしょうか…
江戸時代のキリシタン狩りを逃れたのか、キリシタンと云う事で流されたのか…今でもその末裔の方々がいらっしゃるそうですが…その方々は自分たちで聖書の解釈を変えちゃっていまして…ローマ法王には認めて貰えなかったっていう逸話もあります。
聖書のリンゴの実を食べてしまったアダムとイブがエデンから追い出されたという話を読んで、彼らが云った事と云うのは、『神様がそんなひどい事をなさる筈がない!アダムとイブを修行の旅に出されたのだ!』と…解釈していたそうです。
まぁ、同じキリストさまを信じていても、日本人の解釈だと、こうなっちゃうらしいんですよね…
神様の立っている位置が随分違うんですよね…(ローマ法王が五島列島のキリスト教徒のその教えを認めなかったというのは事実です)

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夏目漱石は全部読みましたし、川端康成や井上靖も全部読んでいます。
後、司馬遼太郎はあと少しで制覇かな…
こういったものはネット上では読めませんからね…(と云うか、ネットで全部読める様な長さじゃないです)
確かにネット小説を読んでいる人は多いようですけれど…オフラインの出版物の売り上げを見ていると…そういった本を読む人が減ったように思いますね…
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確かにサイトやブログを開いていない方の本を買うのは勇気がいりますね…
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と云うか、通販で手に入れるサークルさんって…決まっちゃっていますね…
ネット通販も…便利な反面、失敗する事も多いですよね…確かに…

水流さま:こんばんは、いつもコメントありがとうございます。
お疲れ様です。
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一人でもそうやって楽しんで頂けた方がいたのならよかったです。
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意外と反響大きかったです…
どこの国も、時代によって正義観も違うし、価値観も違いますからね…
だから、どこかで争いが起きてくるのはある意味仕方のない事で…
それでも、混沌の世界はずっとは続かないし、混沌の後の平穏もずっとは続かないってことで…
この話の状態ではまだ、ルルーシュもスザクも『ゼロ・レクイエム』後初めての平穏ですから…また、時代と時代のはざまに立って、苦しむ事になるのでしょうが…
それでも、少しは二人に『ゼロ』を演じなくてもいい時代が訪れる時もある…そう云う事です。
C.C.だって、常に『魔女』として追い回され続けていた訳じゃないのでしょうから…
マオを見守っている姿の描写の時…彼女の顔は…とても優しいものでしたしね…


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2008年10月24日

読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。

ディートハルトの最期の罠 vol.Final〜過去への決着〜



「ぐっ…」
 何時間、こんな事が続いているのか解らない。
ただ…死ぬ事がないと言うだけで、普通に痛みを感じ、血も流れる。
「ルルーシュ様…どうぞ…良きお返事を…」
休みなく続けられている拷問にルルーシュの精神力が徐々に削られていく。
死なない肉体と云うのがこれほど厄介なものだとは…。
現『ギアス嚮団』の中心人物と思しき初老の男がそう云うたびにルルーシュはキッと睨みつける。
「何度も云っている…。俺は…『ギアス嚮団』など…認めない…と…」
傷が癒えて行くのは早い…
早いが、傷が癒える前にさらに打撃が加えられて、衣服はボロボロになり、身体には痣と、鞭によって作られた裂傷でルルーシュの白い肌は傷だらけになっている。
その初老の男につき従っていた男も既に交代して3人目である。
「続けよ…。良きお返事を頂く迄、お前も休む事は許さぬ…」
その初老につき従っている男に命じで、その初老の男はその場を離れる。
そして、その男とルルーシュが二人きりになった時点で、再び先ほどからの行為が始まる。
その男は、手首ほどの太さの鞭を力いっぱいルルーシュに振り下ろす。
その度に、ルルーシュに傷をつけて行くが、ある一定からは傷が増える事がない。
『コード』の能力によって、ルルーシュが望まなくとも、綺麗に治癒していくからである。
ルルーシュ自身、どこまで耐えられるか…自分の中にかすかな不安を抱き始めていた。
今あるのは…『ギアス』がこの世にもたらす影響力と、その影響力によって命を落として逝った人々の顔が浮かび…それが、今、ルルーシュに『否』の返事をさせている唯一の力と云えた。

 スザクはルルーシュを見送った、黒の騎士団の入口に立っている。
恐らく、時間的に考え、ルルーシュはこの中にいる…。
そして、『ギアス嚮団』の生き残りたちに捕縛されている…。
「ルルーシュ…」
意を決して、スザクは中へと入っていく。
『黒の騎士団』の地下のアジト…なかなか広いようである。
確かに、日本にいる時もかなりの団員数を誇っていたし、かなりの規模の戦闘集団になっていた。
とにかく、注意深くルルーシュの気配を探る…。
しかし、ルルーシュの気配が一向に感じられない…。
『嚮団』が絡んでいるのなら、何かの細工でもあるのだろうか…
それとも、ここではないのだろうか…とも思うが、スザクの野生の勘とも言うべき、何かが…ルルーシュはここにいると告げている。
そして、薄暗い通路を歩いていくと…かすかに何かの物音がする。
あまり耳障りのいい音じゃない…
スザクの嫌な予感は更に増していく…。
その音のする方向へ、歩を進めていく…。
カサ…
近くで誰かの気配がする。
「誰だ!」
スザクが思わず振り返る。
「ゼロ…」
そこには…かつて、枢木スザクとして最後に戦った相手、最後まで、スザクにとって、一番手ごわい相手であった、カレンの姿があった。
5年ぶりに彼女の姿を見る。
「カレン…」
「今は、ゆっくり話している時間はないわ…。ゼロ…こっちです…」
そう云って、カレンは『ゼロ』の姿をしているスザクの手を引っ張った。
どうしてこんなところにカレンがいるのか…否、どうして今回の事にカレンがかかわって来るのか…と色んな疑問が浮かび上がっては来るが、今はそんな事も云っていられないようだ。
カレンの手に引かれて着いた場所には…
「やっぱり…ルルーシュ…」
目を見開いて、カレンは口の中で呟く。
スザクの方はと云えば、目の前の惨状に完全に頭が血が上っている。
「貴様!ルルーシュから離れろ!」
「ゼロ!」
カレンが止めるよりも早く、スザクが飛びあがって、ルルーシュの傍に立っていた男の頭めがけて蹴りを入れる。

「ぐあ…」
 蹴りを入れられた男は、突然の衝撃にバランスを崩し、その場に倒れる。
カレンはその隙に繋がれているルルーシュの傍に駆け寄っていく。
「ル…ルルーシュ…生きて…」
カレンが涙ぐんで、5年前の姿と変わらないルルーシュを見つめる。
スザクは自分の剣で鎖を断ち切り、支えるものがなくなり、ルルーシュはそのままバランスを崩して倒れこむ。
「お前…なんで…カレンを…」
意識はまだあるらしく、力のない声で、『ゼロ』の姿のスザクに尋ねた。
そう、ルルーシュが生きている事を知る者は、本当に数少ないし、知られてはいけない秘密だ。
故に、ナナリーも、シュナイゼルも、神楽耶も、扇も…全員、ルルーシュが生きている事を知らない。
「『ゼロ』が私を連れてきたんじゃない…。私が、ここに忍び込んで、ここに入ってきた『ゼロ』を連れてきたの…」
傷だらけのルルーシュの上半身を支える様にしてカレンは答えた。
『コード』による治癒よりも、加えられる打撃の数の方がはるかに多かったらしく、みるみる治っていくのは解るのだが、それでも、身体にかなりの傷が残っている。
「ねぇ…教えて…。『ゼロ』がスザクだって言うのは、あのパレードの時に気がついた。多分、あの場にいた殆どの人物が気付いていた…。でも、ルルーシュは…あそこで死んだ筈じゃなかったの?」
傍から見ると、姉が弟を問い詰めているような構図だ。
あれから5年という歳月が流れている。
ずっと、閉じ籠りきりだったルルーシュは改めて時間の流れを感じる。
「「……」」
二人は黙り込むしか出来なかった。
これは教えていい事でもないし、本来なら気づかれてはならない事だ。
仮に、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』が生きている事が世間に知られたら、また大混乱になる。
「別に…誰にも云わないわ…。扇さんや神楽耶さまにも…。私が全て、お墓まで持っていくから…」

 カレンのその一言に二人は頷きあって、『ゼロ』が仮面を外した。
「あんたたち…まったくもって、あの頃から変わってない感じがするのは…私だけかしら?」
驚いた様子でスザクの顔を見て、素直な反応をする。
「僕は、一応変わっているんだけどね…。ルルーシュは変わっていないけど…」
苦笑しながらスザクがカレンに返事する。
「とりあえず、どういう事か、説明してくれる?」
スザクは、この5年の経緯を話し始める。
『ギアス』と『コード』の関係…そこに関わるC.C.の話…。
そして、ルルーシュが『シャルル=ジ=ブリタニア』から『コード』を継承させられた事、その2年後にスザクがC.C.から『コード』を継承した事、そして、5年前から二人で『ゼロ』を演じている事…。
「つまり…あんたたちは、その『コード』とやらで不老不死になったって事ね…。でも、本当にそれでいいの?云っちゃなんだけど、C.C.…見ていて幸せそうに見えなかったけど…」
カレンの質問に二人は苦笑するしかなかった。
それが二人の受けるべき『罰』なのだから…。
その二人の表情を見て、カレンは何かを悟った。
「少なくとも、カレン、できれば忘れて貰った方がいいが、ここまで話してしまったからには、絶対に他言無用だ…。この事が表に出れば、また、君は『紅蓮』のパイロットに逆戻りだ…」
「大丈夫よ…。誰にも云わない…。安心して…」
カレンはそう云ってルルーシュに微笑んだ。
かつて、カレンの愛した男の顔を…もう一度確認して、目に焼き付けるかのように…
「じゃあ、私は行く…。会えて嬉しかった…ルルーシュ、スザク…ううん…『ゼロ』…。あと…許されない罪なんてない…。あんたたちにそんな風に償われたって、喜ぶ人なんて…多分、いないと思う…」
そう云って、カレンは立ち上がり、その部屋を後にした。
その後ろ姿を見送り、無事に出口の方から扉の音が聞こえるのを確認すると、二人は立ち上がる。
「スザク…後始末をつけに行くぞ…」
「ああ…」
そう云いながら、顔を見合わせ、二人が頷きあった。

 その頃、奥に控えていた、『ギアス嚮団』の中心人物たちとジャーナリストのライが対峙していた。
「あんたたち…あんな、問答無用で、拷問にかけるような真似をして…そんな事で、彼が本当にあんたたちの云う事を聞くようになると思っているのか!」
先ほどの、彼らのやり取りは流石に憤りを感じたらしく、ライが彼らに詰問している形だ。
しかし、彼らの方はと云えば、涼しい顔をしたままだ。
「『嚮団』の再興のためには、絶対に『R.R.』には戻って貰わねば困る…。それに、我々には時間もそうないのだ…」
「手荒な真似である事は百も承知…。されど、どんな事をしても、一刻も早く戻って頂かねばならぬのだ…」
彼らには何だか、時間的な焦りを感じる。
確かに、こんな仰々しく誘き出すような真似をしている事が不自然だし、ルルーシュを『嚮主』に据えるのは最初から困難であると解りきっていた筈だ。
「私としては、『嚮団』そのものに興味はない!ただ、『ゼロ』が『ゼロ』でいて貰わない事には、私としての彼の価値がなくなってしまう…」
ライとしては、『嚮主R.R.』よりも、『ゼロ』や『第99代神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』としての彼を調べたいのだ。
「我々にとっては、『ゼロ』など、どうでもいい事…。それに、『ゼロ』として存在して貰っても、我々には意味がない…」
ライ自身、ルルーシュを捕らえて少し経った頃から、この団体に対しての違和感に気づく。
『嚮主』としてルルーシュを迎えたいと言いながら、説得には最初から拷問などと云う強引な方法を取っている。
話をして説得するだけの時間がない…素直に考えればそう云う事だ。
「だからって…」
「ライ殿…我々はとりあえず、ここまでは同じものを求める者として、利害が一致していた。しかし、ここから先は、あなたが『R.R.』からどれ程情報を引き出そうが構わないが、我々のやる事に口を挟まぬよう、お願いしたいがね…。聞き入れられない時には…」
そう云いながら、そこの中心人物が嫌な笑いを浮かべてライを見る。
ライはただ、そこで黙っている事しか出来なかった。

 ルルーシュとスザクはさらに奥へと進んで行っている。
恐らく、彼らが集まるのに使っているのは、『ゼロ』の司令室か、ラウンジ…又は、ナイトメアの格納庫…
二人が格納庫に辿り着くと、そこには、ライと『ギアス嚮団』の生き残りたちがそろっていた。
「!」
「『嚮主R.R.』…」
二人の登場に、にわかにその場が騒然とした。
ただ一人、その中で浮かないような、何か、奥歯に何かが挟まったような表情をしていたのはライだった。
「『S.S.』もご一緒か…。二人で、この『ギアス嚮団』の再興をお願いしたい…」
ルルーシュはここまできて、まだ懲りないのかと…苦笑してしまう。
「何度も云っている筈だ…。俺は…俺達は『ギアス嚮団』の存在を認めないと…」
氷の様な目をしてルルーシュがその場にいる全員に言い放つ。
「僕も、ルルーシュ…否、R.R.も、二度と、同じ悲劇を繰り返さない為に、『コード』を継承した…。『ギアス嚮団』の再興の為じゃない…」
スザクが『ゼロ』の仮面を外しながらルルーシュに続いた。
二人からは…えもいわれぬ何かを感じる。
その場にいる全員が二人の雰囲気にのまれ、完全に金縛りにあっていた。
―――王だけが持つ…王の威厳…
ライはそう思った。
今のルルーシュは帝王…そして、スザクは、帝王を守る騎士…
―――これが…帝王…
ライは、何か、別次元のものを見ているような錯覚に陥った。
瞬きを忘れる…そんな状態で、ライは二人の姿を凝視していた。

 やがて、通路の方から無数の足音が聞こえてくる。
「スザク…そろそろ引き揚げるぞ!多分、軍がここに着いたんだ…」
その足音に反応してルルーシュが我にかえり、スザクを促す。
「ああ…のんびりしていられないみたいだね…」
スザクもそれに同調する。
「ああ…ライとか言ったな…お前にも来て貰おうか…。ディートハルトの残したデータを渡して貰う…」
そう云って、ルルーシュは先に走り出し、スザクはライの手を無理やり引っ張って、格納庫を後にした。
やがて、新宿地区のまだまだ、エリア11だった頃の爪痕が残り、ほとんど人のいない場所までたどり着く。
「ライ…データを渡せ…」
そう云って、ルルーシュはライに右手をつきだした。
ライは、持っていたデータを素直にルルーシュに渡す。
「これだけか?」
ライは黙って頷いた。
さっきの余韻が残っていて、まだ、ちゃんと言葉が出てこないらしい。
あれだけの威厳を放つ帝王の姿を、彼はずっと凝視していた。
ある意味仕方ないのかもしれない。
「な…何故、あなたが皇帝にならない?自ら作り上げた茶番劇であんな風に…歴史の闇に葬り去られるような…」
やっと、ライが口を開いた。
「あの時、他に適任がいなかった。それに、俺は、1回死んだくらいでは償いきれない罪を犯している…。王の資格などない…」
ルルーシュはその一言を残して、その場を立ち去った。
そして、そこには仮面を外しているスザクとライだけが残された。

 スザクはさっきのルルーシュの態度に、相変わらずだな…と呟いて、苦笑した。
「ねぇ、ライさんだっけ?ルルーシュのやろうとした事…一通り知っているんでしょう?」
「あ…ああ…」
スザクの突然の問いかけに、ライは驚きながら慌てて返事する。
「ならさ…ルルーシュの気持ち…汲んであげてよ…。ルルーシュが望んだ事って…本当に、本当に、小さな願いだったんだ…。でも、それを叶える為には…彼は大きな力を必要として…彼自身、深く傷ついて…。本当は誰よりも生きていたかったくせに…」
スザクがやや、苦しげに話す。
「え?生きていたかったって…彼は…」
「確かに、命はあるんだけど…生きているんじゃないんだよ…『コード』を継承した僕たちは…。まぁ、自分たちで決めた事だし…悩んでも仕方ないけれど…」
明るく笑うように話していたスザクの表情がここで一変する。
「今度…こんな真似をしたら…今度こそ、君を殺す…。二度と、『ゼロ』にも『ギアス』にも触れるな…!二度目はない…」
そう云ってスザクもその場を立ち去って行った。
ライは、その場で、彼の背中を見送っていた。

 1週間後…
事件が一通り一段落して、ルルーシュは相変わらずの隠居生活に入った。
パソコンから得たニュース…。
新宿地区でのテロ騒ぎとその首謀者たち…。
そして、今の世界の不満分子たちが芋づる式に検挙された。
どうやら、『ギアス嚮団』再興の為に、武装集団ばかりを集めていたらしい…。
国際手配になっていたテロリストなども数多く含まれている。
「ふぅ…やれやれ…」
そうため息をつきながらルルーシュはパソコンの電源を落とす。
―――バン!
「ルルーシュ様!」
「ジェ…ジェレミア…なんだ?」
凄い形相の自分の臣下にやや、嫌な予感を感じながら返事をする。
「まだ寝ていてください!私に黙って…あのように危険な真似を…。このジェレミア…これほど不甲斐ない思いを…」
またジェレミアのお説教が始まった。
あの後、ジェレミアと合流して、そのあられもない姿を見られて、ルルーシュもスザクも、こっぴどく説教を食らっていた。
スザクは『ゼロ』としての役目があるからと、さっさと逃げてしまい、結局矛先はルルーシュに一点集中である。
普段ならアーニャが助け船を出してくれるのだが…
『スザク…私を留守番にした…』
と、へそを曲げてしまった。
それはルルーシュの所為ではないのだが、機嫌がどうも悪いらしい。
以前とは違う、『正義の味方』の形…
そして、日常…。
ちょっと中身をのぞけば複雑極まりない状態ではあるが、こうした、日常も…
『悪くないか…』
そんな風に思える。
ルルーシュはそんな事を考えながら、窓の外を見てふっと笑みを浮かべた。

END


あとがきに代えて



オチは…とりあえず、有耶無耶っぽいけど…
最終回なので、少々長めです。
結構頑張りました!
と云うか、毎日更新の連載なんて初めてで…。
しかも、回数限定しちゃったから…ホントはもうちょっと盛り込みたいエピソードとかあったんだけど…無駄に長い私の文章のおかげで、これが限界…。
runeさまに頂いた原案から、随分遠く離れてしまった気がするのですが…。
それに、未消化の部分がかなりありますし…
それでも、書いている時の緊張感は、普段の倍はありました。
1話分書き終えるとぐったりしていました…。
でもって、第一稿では納得できずに、いくつも書いていたので…さらにぐったり…。
いい経験をさせて頂きました。
こんなチャンスを下さったruneさまに最上級の感謝を…
まぁ、軽く制作秘話なんぞをすると…最初は『ライ』は死んじゃう予定だったんですけど…どうも、『最後のやさしさ』の後、死にネタ…書けなくなっていて…(ルルーシュ死亡フラグで書いた作品はあれだけですね…そう云えば)
最終的には、カルト教団の考えに不信感と云うか疑念みたいなものを持ち、最終的にはルルーシュの存在感に圧倒されて、データを渡して、『悪さしません!』って事で収拾ついちゃいました。
難しい背景だったのですが、書いていて楽しかったです。
さりげなく、スザルル要素も入れられたし…(←おい)
第一稿ではカレン、あそこに現れていないんですね…。
でも、vol.01でちょっとだけ出てきていたので…出してみたら…秘密の共有者になるという、トンデモ話になりました…(^_^;
それに、アーニャが意外といい動きをしてくれました…(ジェレミアにツッコミ入れたり、足ひっかけたり(爆))
とりあえず、ご感想をお待ちしています。
また、書いて欲しいという原案などありましたら、ぜひお送りください。
私の文章力で書けるものであれば、書かせて頂きます。


☆拍手のお返事

runeさま:いつもありがとうございます。
そして、この度は原案のご提供、ありがとうございました。
和泉としてもとてもいい勉強となりました。
runeさまのご期待に添えているかは不安ではありますが…。
後ほど、ご感想などを頂けると幸いです。
『ルルーシュのやった悪行って?』についてのコメント…無理矢理書かせてしまったみたいな形になってしまい、申し訳ありません。
作者が力を入れて書いたものに読者様が飛びついてくれるという保証はどこにもないんですよね…。
まぁ、確かに、ダモクレスの話の方がインパクトはありますよね…普通、そんな事考えませんから…(爆)
あと、『ルルーシュ死亡説』に関しては、あくまでも、『説』であり、真実ではありませんからね。
私は私の信念で『ルルーシュ生存説』を提唱していきます。
確かに、あの最後で、ルルーシュが死んでいる…と考えている人の方が多いように見えますけれど…(少なくとも、私が通っているサイトさまやブログさま、買っている同人誌などは『死んじゃっている説』で書かれている事が多いです)
それでも、私は、ルルーシュは他人に責任を押し付けたりしない…そう思うから、『死』よりも重い、『生』と云う郷を背負ったと考えています。
これは、ルルーシュにとって幸せではないとは思います。
そして、スザクも同様だと思っています。
それでも、時々、これだけ力説していても、挫けそうになっちゃうのですが…(苦笑)




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読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。

ディートハルトの最期の罠 vol.Final〜過去への決着〜



「ぐっ…」
 何時間、こんな事が続いているのか解らない。
ただ…死ぬ事がないと言うだけで、普通に痛みを感じ、血も流れる。
「ルルーシュ様…どうぞ…良きお返事を…」
休みなく続けられている拷問にルルーシュの精神力が徐々に削られていく。
死なない肉体と云うのがこれほど厄介なものだとは…。
現『ギアス嚮団』の中心人物と思しき初老の男がそう云うたびにルルーシュはキッと睨みつける。
「何度も云っている…。俺は…『ギアス嚮団』など…認めない…と…」
傷が癒えて行くのは早い…
早いが、傷が癒える前にさらに打撃が加えられて、衣服はボロボロになり、身体には痣と、鞭によって作られた裂傷でルルーシュの白い肌は傷だらけになっている。
その初老の男につき従っていた男も既に交代して3人目である。
「続けよ…。良きお返事を頂く迄、お前も休む事は許さぬ…」
その初老につき従っている男に命じで、その初老の男はその場を離れる。
そして、その男とルルーシュが二人きりになった時点で、再び先ほどからの行為が始まる。
その男は、手首ほどの太さの鞭を力いっぱいルルーシュに振り下ろす。
その度に、ルルーシュに傷をつけて行くが、ある一定からは傷が増える事がない。
『コード』の能力によって、ルルーシュが望まなくとも、綺麗に治癒していくからである。
ルルーシュ自身、どこまで耐えられるか…自分の中にかすかな不安を抱き始めていた。
今あるのは…『ギアス』がこの世にもたらす影響力と、その影響力によって命を落として逝った人々の顔が浮かび…それが、今、ルルーシュに『否』の返事をさせている唯一の力と云えた。

 スザクはルルーシュを見送った、黒の騎士団の入口に立っている。
恐らく、時間的に考え、ルルーシュはこの中にいる…。
そして、『ギアス嚮団』の生き残りたちに捕縛されている…。
「ルルーシュ…」
意を決して、スザクは中へと入っていく。
『黒の騎士団』の地下のアジト…なかなか広いようである。
確かに、日本にいる時もかなりの団員数を誇っていたし、かなりの規模の戦闘集団になっていた。
とにかく、注意深くルルーシュの気配を探る…。
しかし、ルルーシュの気配が一向に感じられない…。
『嚮団』が絡んでいるのなら、何かの細工でもあるのだろうか…
それとも、ここではないのだろうか…とも思うが、スザクの野生の勘とも言うべき、何かが…ルルーシュはここにいると告げている。
そして、薄暗い通路を歩いていくと…かすかに何かの物音がする。
あまり耳障りのいい音じゃない…
スザクの嫌な予感は更に増していく…。
その音のする方向へ、歩を進めていく…。
カサ…
近くで誰かの気配がする。
「誰だ!」
スザクが思わず振り返る。
「ゼロ…」
そこには…かつて、枢木スザクとして最後に戦った相手、最後まで、スザクにとって、一番手ごわい相手であった、カレンの姿があった。
5年ぶりに彼女の姿を見る。
「カレン…」
「今は、ゆっくり話している時間はないわ…。ゼロ…こっちです…」
そう云って、カレンは『ゼロ』の姿をしているスザクの手を引っ張った。
どうしてこんなところにカレンがいるのか…否、どうして今回の事にカレンがかかわって来るのか…と色んな疑問が浮かび上がっては来るが、今はそんな事も云っていられないようだ。
カレンの手に引かれて着いた場所には…
「やっぱり…ルルーシュ…」
目を見開いて、カレンは口の中で呟く。
スザクの方はと云えば、目の前の惨状に完全に頭が血が上っている。
「貴様!ルルーシュから離れろ!」
「ゼロ!」
カレンが止めるよりも早く、スザクが飛びあがって、ルルーシュの傍に立っていた男の頭めがけて蹴りを入れる。

「ぐあ…」
 蹴りを入れられた男は、突然の衝撃にバランスを崩し、その場に倒れる。
カレンはその隙に繋がれているルルーシュの傍に駆け寄っていく。
「ル…ルルーシュ…生きて…」
カレンが涙ぐんで、5年前の姿と変わらないルルーシュを見つめる。
スザクは自分の剣で鎖を断ち切り、支えるものがなくなり、ルルーシュはそのままバランスを崩して倒れこむ。
「お前…なんで…カレンを…」
意識はまだあるらしく、力のない声で、『ゼロ』の姿のスザクに尋ねた。
そう、ルルーシュが生きている事を知る者は、本当に数少ないし、知られてはいけない秘密だ。
故に、ナナリーも、シュナイゼルも、神楽耶も、扇も…全員、ルルーシュが生きている事を知らない。
「『ゼロ』が私を連れてきたんじゃない…。私が、ここに忍び込んで、ここに入ってきた『ゼロ』を連れてきたの…」
傷だらけのルルーシュの上半身を支える様にしてカレンは答えた。
『コード』による治癒よりも、加えられる打撃の数の方がはるかに多かったらしく、みるみる治っていくのは解るのだが、それでも、身体にかなりの傷が残っている。
「ねぇ…教えて…。『ゼロ』がスザクだって言うのは、あのパレードの時に気がついた。多分、あの場にいた殆どの人物が気付いていた…。でも、ルルーシュは…あそこで死んだ筈じゃなかったの?」
傍から見ると、姉が弟を問い詰めているような構図だ。
あれから5年という歳月が流れている。
ずっと、閉じ籠りきりだったルルーシュは改めて時間の流れを感じる。
「「……」」
二人は黙り込むしか出来なかった。
これは教えていい事でもないし、本来なら気づかれてはならない事だ。
仮に、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』が生きている事が世間に知られたら、また大混乱になる。
「別に…誰にも云わないわ…。扇さんや神楽耶さまにも…。私が全て、お墓まで持っていくから…」

 カレンのその一言に二人は頷きあって、『ゼロ』が仮面を外した。
「あんたたち…まったくもって、あの頃から変わってない感じがするのは…私だけかしら?」
驚いた様子でスザクの顔を見て、素直な反応をする。
「僕は、一応変わっているんだけどね…。ルルーシュは変わっていないけど…」
苦笑しながらスザクがカレンに返事する。
「とりあえず、どういう事か、説明してくれる?」
スザクは、この5年の経緯を話し始める。
『ギアス』と『コード』の関係…そこに関わるC.C.の話…。
そして、ルルーシュが『シャルル=ジ=ブリタニア』から『コード』を継承させられた事、その2年後にスザクがC.C.から『コード』を継承した事、そして、5年前から二人で『ゼロ』を演じている事…。
「つまり…あんたたちは、その『コード』とやらで不老不死になったって事ね…。でも、本当にそれでいいの?云っちゃなんだけど、C.C.…見ていて幸せそうに見えなかったけど…」
カレンの質問に二人は苦笑するしかなかった。
それが二人の受けるべき『罰』なのだから…。
その二人の表情を見て、カレンは何かを悟った。
「少なくとも、カレン、できれば忘れて貰った方がいいが、ここまで話してしまったからには、絶対に他言無用だ…。この事が表に出れば、また、君は『紅蓮』のパイロットに逆戻りだ…」
「大丈夫よ…。誰にも云わない…。安心して…」
カレンはそう云ってルルーシュに微笑んだ。
かつて、カレンの愛した男の顔を…もう一度確認して、目に焼き付けるかのように…
「じゃあ、私は行く…。会えて嬉しかった…ルルーシュ、スザク…ううん…『ゼロ』…。あと…許されない罪なんてない…。あんたたちにそんな風に償われたって、喜ぶ人なんて…多分、いないと思う…」
そう云って、カレンは立ち上がり、その部屋を後にした。
その後ろ姿を見送り、無事に出口の方から扉の音が聞こえるのを確認すると、二人は立ち上がる。
「スザク…後始末をつけに行くぞ…」
「ああ…」
そう云いながら、顔を見合わせ、二人が頷きあった。

 その頃、奥に控えていた、『ギアス嚮団』の中心人物たちとジャーナリストのライが対峙していた。
「あんたたち…あんな、問答無用で、拷問にかけるような真似をして…そんな事で、彼が本当にあんたたちの云う事を聞くようになると思っているのか!」
先ほどの、彼らのやり取りは流石に憤りを感じたらしく、ライが彼らに詰問している形だ。
しかし、彼らの方はと云えば、涼しい顔をしたままだ。
「『嚮団』の再興のためには、絶対に『R.R.』には戻って貰わねば困る…。それに、我々には時間もそうないのだ…」
「手荒な真似である事は百も承知…。されど、どんな事をしても、一刻も早く戻って頂かねばならぬのだ…」
彼らには何だか、時間的な焦りを感じる。
確かに、こんな仰々しく誘き出すような真似をしている事が不自然だし、ルルーシュを『嚮主』に据えるのは最初から困難であると解りきっていた筈だ。
「私としては、『嚮団』そのものに興味はない!ただ、『ゼロ』が『ゼロ』でいて貰わない事には、私としての彼の価値がなくなってしまう…」
ライとしては、『嚮主R.R.』よりも、『ゼロ』や『第99代神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』としての彼を調べたいのだ。
「我々にとっては、『ゼロ』など、どうでもいい事…。それに、『ゼロ』として存在して貰っても、我々には意味がない…」
ライ自身、ルルーシュを捕らえて少し経った頃から、この団体に対しての違和感に気づく。
『嚮主』としてルルーシュを迎えたいと言いながら、説得には最初から拷問などと云う強引な方法を取っている。
話をして説得するだけの時間がない…素直に考えればそう云う事だ。
「だからって…」
「ライ殿…我々はとりあえず、ここまでは同じものを求める者として、利害が一致していた。しかし、ここから先は、あなたが『R.R.』からどれ程情報を引き出そうが構わないが、我々のやる事に口を挟まぬよう、お願いしたいがね…。聞き入れられない時には…」
そう云いながら、そこの中心人物が嫌な笑いを浮かべてライを見る。
ライはただ、そこで黙っている事しか出来なかった。

 ルルーシュとスザクはさらに奥へと進んで行っている。
恐らく、彼らが集まるのに使っているのは、『ゼロ』の司令室か、ラウンジ…又は、ナイトメアの格納庫…
二人が格納庫に辿り着くと、そこには、ライと『ギアス嚮団』の生き残りたちがそろっていた。
「!」
「『嚮主R.R.』…」
二人の登場に、にわかにその場が騒然とした。
ただ一人、その中で浮かないような、何か、奥歯に何かが挟まったような表情をしていたのはライだった。
「『S.S.』もご一緒か…。二人で、この『ギアス嚮団』の再興をお願いしたい…」
ルルーシュはここまできて、まだ懲りないのかと…苦笑してしまう。
「何度も云っている筈だ…。俺は…俺達は『ギアス嚮団』の存在を認めないと…」
氷の様な目をしてルルーシュがその場にいる全員に言い放つ。
「僕も、ルルーシュ…否、R.R.も、二度と、同じ悲劇を繰り返さない為に、『コード』を継承した…。『ギアス嚮団』の再興の為じゃない…」
スザクが『ゼロ』の仮面を外しながらルルーシュに続いた。
二人からは…えもいわれぬ何かを感じる。
その場にいる全員が二人の雰囲気にのまれ、完全に金縛りにあっていた。
―――王だけが持つ…王の威厳…
ライはそう思った。
今のルルーシュは帝王…そして、スザクは、帝王を守る騎士…
―――これが…帝王…
ライは、何か、別次元のものを見ているような錯覚に陥った。
瞬きを忘れる…そんな状態で、ライは二人の姿を凝視していた。

 やがて、通路の方から無数の足音が聞こえてくる。
「スザク…そろそろ引き揚げるぞ!多分、軍がここに着いたんだ…」
その足音に反応してルルーシュが我にかえり、スザクを促す。
「ああ…のんびりしていられないみたいだね…」
スザクもそれに同調する。
「ああ…ライとか言ったな…お前にも来て貰おうか…。ディートハルトの残したデータを渡して貰う…」
そう云って、ルルーシュは先に走り出し、スザクはライの手を無理やり引っ張って、格納庫を後にした。
やがて、新宿地区のまだまだ、エリア11だった頃の爪痕が残り、ほとんど人のいない場所までたどり着く。
「ライ…データを渡せ…」
そう云って、ルルーシュはライに右手をつきだした。
ライは、持っていたデータを素直にルルーシュに渡す。
「これだけか?」
ライは黙って頷いた。
さっきの余韻が残っていて、まだ、ちゃんと言葉が出てこないらしい。
あれだけの威厳を放つ帝王の姿を、彼はずっと凝視していた。
ある意味仕方ないのかもしれない。
「な…何故、あなたが皇帝にならない?自ら作り上げた茶番劇であんな風に…歴史の闇に葬り去られるような…」
やっと、ライが口を開いた。
「あの時、他に適任がいなかった。それに、俺は、1回死んだくらいでは償いきれない罪を犯している…。王の資格などない…」
ルルーシュはその一言を残して、その場を立ち去った。
そして、そこには仮面を外しているスザクとライだけが残された。

 スザクはさっきのルルーシュの態度に、相変わらずだな…と呟いて、苦笑した。
「ねぇ、ライさんだっけ?ルルーシュのやろうとした事…一通り知っているんでしょう?」
「あ…ああ…」
スザクの突然の問いかけに、ライは驚きながら慌てて返事する。
「ならさ…ルルーシュの気持ち…汲んであげてよ…。ルルーシュが望んだ事って…本当に、本当に、小さな願いだったんだ…。でも、それを叶える為には…彼は大きな力を必要として…彼自身、深く傷ついて…。本当は誰よりも生きていたかったくせに…」
スザクがやや、苦しげに話す。
「え?生きていたかったって…彼は…」
「確かに、命はあるんだけど…生きているんじゃないんだよ…『コード』を継承した僕たちは…。まぁ、自分たちで決めた事だし…悩んでも仕方ないけれど…」
明るく笑うように話していたスザクの表情がここで一変する。
「今度…こんな真似をしたら…今度こそ、君を殺す…。二度と、『ゼロ』にも『ギアス』にも触れるな…!二度目はない…」
そう云ってスザクもその場を立ち去って行った。
ライは、その場で、彼の背中を見送っていた。

 1週間後…
事件が一通り一段落して、ルルーシュは相変わらずの隠居生活に入った。
パソコンから得たニュース…。
新宿地区でのテロ騒ぎとその首謀者たち…。
そして、今の世界の不満分子たちが芋づる式に検挙された。
どうやら、『ギアス嚮団』再興の為に、武装集団ばかりを集めていたらしい…。
国際手配になっていたテロリストなども数多く含まれている。
「ふぅ…やれやれ…」
そうため息をつきながらルルーシュはパソコンの電源を落とす。
―――バン!
「ルルーシュ様!」
「ジェ…ジェレミア…なんだ?」
凄い形相の自分の臣下にやや、嫌な予感を感じながら返事をする。
「まだ寝ていてください!私に黙って…あのように危険な真似を…。このジェレミア…これほど不甲斐ない思いを…」
またジェレミアのお説教が始まった。
あの後、ジェレミアと合流して、そのあられもない姿を見られて、ルルーシュもスザクも、こっぴどく説教を食らっていた。
スザクは『ゼロ』としての役目があるからと、さっさと逃げてしまい、結局矛先はルルーシュに一点集中である。
普段ならアーニャが助け船を出してくれるのだが…
『スザク…私を留守番にした…』
と、へそを曲げてしまった。
それはルルーシュの所為ではないのだが、機嫌がどうも悪いらしい。
以前とは違う、『正義の味方』の形…
そして、日常…。
ちょっと中身をのぞけば複雑極まりない状態ではあるが、こうした、日常も…
『悪くないか…』
そんな風に思える。
ルルーシュはそんな事を考えながら、窓の外を見てふっと笑みを浮かべた。

END


あとがきに代えて



オチは…とりあえず、有耶無耶っぽいけど…
最終回なので、少々長めです。
結構頑張りました!
と云うか、毎日更新の連載なんて初めてで…。
しかも、回数限定しちゃったから…ホントはもうちょっと盛り込みたいエピソードとかあったんだけど…無駄に長い私の文章のおかげで、これが限界…。
runeさまに頂いた原案から、随分遠く離れてしまった気がするのですが…。
それに、未消化の部分がかなりありますし…
それでも、書いている時の緊張感は、普段の倍はありました。
1話分書き終えるとぐったりしていました…。
でもって、第一稿では納得できずに、いくつも書いていたので…さらにぐったり…。
いい経験をさせて頂きました。
こんなチャンスを下さったruneさまに最上級の感謝を…
まぁ、軽く制作秘話なんぞをすると…最初は『ライ』は死んじゃう予定だったんですけど…どうも、『最後のやさしさ』の後、死にネタ…書けなくなっていて…(ルルーシュ死亡フラグで書いた作品はあれだけですね…そう云えば)
最終的には、カルト教団の考えに不信感と云うか疑念みたいなものを持ち、最終的にはルルーシュの存在感に圧倒されて、データを渡して、『悪さしません!』って事で収拾ついちゃいました。
難しい背景だったのですが、書いていて楽しかったです。
さりげなく、スザルル要素も入れられたし…(←おい)
第一稿ではカレン、あそこに現れていないんですね…。
でも、vol.01でちょっとだけ出てきていたので…出してみたら…秘密の共有者になるという、トンデモ話になりました…(^_^;
それに、アーニャが意外といい動きをしてくれました…(ジェレミアにツッコミ入れたり、足ひっかけたり(爆))
とりあえず、ご感想をお待ちしています。
また、書いて欲しいという原案などありましたら、ぜひお送りください。
私の文章力で書けるものであれば、書かせて頂きます。


☆拍手のお返事

runeさま:いつもありがとうございます。
そして、この度は原案のご提供、ありがとうございました。
和泉としてもとてもいい勉強となりました。
runeさまのご期待に添えているかは不安ではありますが…。
後ほど、ご感想などを頂けると幸いです。
『ルルーシュのやった悪行って?』についてのコメント…無理矢理書かせてしまったみたいな形になってしまい、申し訳ありません。
作者が力を入れて書いたものに読者様が飛びついてくれるという保証はどこにもないんですよね…。
まぁ、確かに、ダモクレスの話の方がインパクトはありますよね…普通、そんな事考えませんから…(爆)
あと、『ルルーシュ死亡説』に関しては、あくまでも、『説』であり、真実ではありませんからね。
私は私の信念で『ルルーシュ生存説』を提唱していきます。
確かに、あの最後で、ルルーシュが死んでいる…と考えている人の方が多いように見えますけれど…(少なくとも、私が通っているサイトさまやブログさま、買っている同人誌などは『死んじゃっている説』で書かれている事が多いです)
それでも、私は、ルルーシュは他人に責任を押し付けたりしない…そう思うから、『死』よりも重い、『生』と云う郷を背負ったと考えています。
これは、ルルーシュにとって幸せではないとは思います。
そして、スザクも同様だと思っています。
それでも、時々、これだけ力説していても、挫けそうになっちゃうのですが…(苦笑)




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2008年10月23日

読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。



ディートハルトの最期の罠 vol.03〜王の名を継ぎし者〜



 ルルーシュはスザクと二手に分かれて行動を開始する。
かつて、『ゼロ』だった頃に、通っていた場所…。
そして、既になくなっていなければならなかった場所…。
その入口にルルーシュは入っていく…
そして…そのルルーシュの姿をじっと見つめている人物がいる。
恐らく彼を知る人物…
しかし、その人物はルルーシュに声をかけようとしない…。
その入口に入っていくルルーシュの後を、時間を少し置いてから、追う様に同じく入って行った…。

「なんで、扇はここを残したままなんだ…。新宿の復興が遅れていたとしても、ここの後始末くらいは出来た筈…」
ルルーシュが、その場所にたどり着き、一人呟いた。
そして、ディートハルトが集めていた筈のデータを探す。
パスワード付きの小さな箱に入っていた筈だ…。
「やはり…持ち出されている…」
確かに、解りにくいだろう。
データが入っているようなケースにはとても見えなかった。
ルルーシュがそれに気づいたのも単なる偶然だ。
ある時、データを見に来た時に、編集中のディスクと、何やら同じようなディスクが数枚入っている箱を見つけた。
その箱にはパスワードがかけられている様子だった。
あの、用心深いディートハルトにしては珍しい不用心さではあったが、その時は、それほど気を止めずにいたが…。
まさか、こんな形でその時にスルーしたものが返ってくるとは思ってもみなかった。
ただ、あの時に、ルルーシュが回収していたとしても、ディートハルトの事だ。
他のルートを使ってデータを残していた筈だし、それを咎めて、変に隠れて動かれても困る。
逆にいえば、もしかしたら、あの時見逃したから、この一か所で済んでいるのかもしれないとさえ思う。
薄暗い部屋の中…サングラスを外す。
データらしいデータは残っていない。
メモ用紙に使っていたと思われる、ルーズリーフなどがところどころに束になっていたり、散らばっていたりするだけだ。
本当なら、無我夢中で走っていたあの、『ルルーシュ=ランペルージ』だった頃を懐かしみたい気持ちもあるが、今ではそんな事が許される存在でもないし、スザクやアーニャ、ジェレミアは『ルルーシュ』と呼ぶが、今の彼は、『ルルーシュ』ではなく、『R.R.』…
C.C.がそうだったように、コードの継承と同時に、新たな名前が与えられる。
スザクも当然、コードを継承した後の名前があるが、ルルーシュは『スザク』としか呼ばない。
そこに置かれている机の引き出しや、戸棚などを探しては見るが、殆どが持ち出されている。
結局、扇がここから持ち出したデータのリスト以外のものも含めて、めぼしいものが全て持ち出されている。

―――コツコツコツ…
 足音が聞こえる。
思わずルルーシュは息をひそめる。
隠れると言っても、ここに隠れられる場所などない。
それに、このタイミングから見て、多分、あの通路の入口から尾行されていたと考えるのが自然だろう。
あの通路の入口まではスザクが一緒だった。
そう、何かあった時の為の保険の為に…
そして、スザクが一緒にいれば、たいていの場合、尾行されていれば気がつく。
「誰だ!?」
ルルーシュはその足音に向って、声を荒げる。
その足音の主は、入口まで来て、廊下にある電気のスイッチを入れた。
いきなり電気を点けられ、一瞬目がくらむが、すぐに慣れて、相手の顔が見える。
「やはり…ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア陛下…ですね…。あの、『ギアス嚮団』とやらの使者の云っていた事は正しかった…」
ルルーシュは目の前の男の云っている言葉すべてに驚愕する。
『ギアス嚮団』…かつてルルーシュが『黒の騎士団』を使って壊滅させた、『ギアス』の研究のための組織…。
あの時、資料も、人間も、全て消した筈だった…。
「お前は…何者だ…」
ルルーシュは呼吸を整え、低く相手に尋ねる。
「私は…ライと云うフリーのジャーナリストですよ…。ブリタニア軍とダモクレス、黒の騎士団の連合軍との戦争では、戦場カメラマンをやっていました…」
そのジャーナリストは、淡々と喋り続けている。
どこまで知っているのかが把握も出来ず、ルルーシュは次の手を決めかねていた。
「そして、今は、『黒の騎士団』を率いていた頃の『ゼロ』と『神聖ブリタニア帝国第99代皇帝陛下、ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』陛下を心酔している者です…。あなたにお会いできて、光栄です…」
そう云って、ライはルルーシュの前に跪いた。
ルルーシュは本能的に、かなりの危機的状況に陥っていると直感する。
『ギアス嚮団』に生き残りがいたという時点で、恐らく、この目の前の男のバックには『ギアス嚮団』がいると言う事だ。
そして、ライの跪いている後ろから複数の人間の気配がした。
「お待ちしておりました…ルルーシュ様…否、嚮主R.R.…」
あの時、中華連邦の『ギアス嚮団』の研究所で見た研究員たちと同じ姿をしている。
「嚮主…だと…!?俺は、お前たちの『嚮団』を壊滅させた男だぞ!」
ルルーシュは驚愕を隠せずにその男たちの言葉に反応した。

 一方、スザクはと云えば…『ゼロ』の姿となり、テロリストたちとの戦闘を開始させられていた。
新宿地区で、いきなりの謎のテロ…
しかもタイミングが良すぎる。
日本政府に軍出動の要請を出したが…
いつから、彼らが潜んでいたのか、解らなかった。
確かに戦闘能力そのものは大したことはない…。
しかし、相手は数だけは多い…。
「くそっ…一体…こんないきなり何故…」
日本軍が到着するまで、あと、数分はかかる。
弾が当たったところで死ぬ事はないが、しばらくの間動けない。
その機に乗じて捕らえられる事は絶対避けなければならない…。
「ひょっとして…『コードの継承者』を捕らえるためか…」
スザクは本能的にそう判断する。
『コード』を持つ二人…そして、スザクに『コード』を継承したC.C.も常にシャルル皇帝、『ギアス嚮団』に狙われていた。
『ギアス嚮団』は確かにルルーシュが『黒の騎士団』を使って殲滅していた。
しかし…生き残りがいたとしたら…
今の『ギアス嚮団』に『ギアス能力者』はいないだろう。
とすると…『コード』を継承している者を探している筈…。
『ギアス能力者』がいなければ、『ギアス嚮団』としての存在を維持できない。
そして、『ギアス嚮団』のトップに立つのは、『コード』を持つ『嚮主』…。
故に、自分たちが狙われるという訳だ…。
恐らく、あの情報のリークも、ルルーシュとスザクを誘き出す為のエサ…。
罠だと解っていても、二人は動かない訳にはいかなかった。
あの情報が世界に配信されたら…
既に、配信され始めている事が解ってしまえば、事は一刻を争う事になる。
それに、わざわざルルーシュとスザクを二方に分かれさせたところを見ると、恐らく、ルルーシュの方にも追手がついているだろう。
ギアスの使えない今、ルルーシュに回避するだけの能力は…。
スザクに対して、これだけの数の戦闘員を割いているところを見ると…これは…陽動…もしくは時間稼ぎ…。
「ルルーシュ…」
スザクが口の中でその名前を呼んだ時に、スザクを取り囲んでいた戦闘員の一人が何かの通信で喋っている。
「枢木スザク…否、『S.S.』…『嚮主』『R.R.』は、我が手に落ちました…。あなたにかまっている時間がなくなりました…。あなたとの相手は…また、別の機会に…」
そう云って、彼らは煙幕を張ると、その場を立ち去って行った。
迂闊だった…
戦闘に夢中になり、ルルーシュの気配に気づく事が出来なかった。
「目的は…ルルーシュか…」
スザクはその場で、ぎりっと歯噛みする事しか出来なかった。

 ジャラ…
鎖の耳障りな音がする。
ルルーシュは結局、『嚮団』のメンバーに捕らえられ、薄暗い部屋の中で繋がれていた。
これから、魔女裁判の時に行われていた拷問でも行うかのような状況だ…。
「くっそ…」
さっき、一人のジャーナリストが現れ、その後ろから『ギアス嚮団』の生き残りたちが現れた。
世の中はたった一つ、強大な『悪の象徴』を作ったとしても、その『悪の象徴』を神として崇めてカルト集団の様なテロ組織が出来るらしい。
そんな連中が『ギアス嚮団』に協力をしていた。
そして…あのジャーナリスト…
「ディートハルトの後輩…。しかも、情報の伝達をしていたとは…。確かに…『黒の騎士団』の団員ではなくとも、『俺』の事は知っているな…」
この状況では、多分、拷問にでも掛けられ、『嚮主』となる事を承諾するまで、解放されないだろうと簡単に予想がつく。
厄介な事に、『コード』のおかげで、どれほど痛めつけられても、苦痛を感じるが、死ぬ事はない。
否、確かに心肺停止の状態にはなっても、すぐに復活してしまう。
助けが来るか、ルルーシュが『嚮主』になるかしか、ここから出る術はない。
コツコツコツ…
靴音が聞こえる。
「ルルーシュ陛下…否、私にとっては、『ゼロ』…。お目にかかれて光栄です…」
先ほど、ルルーシュを尾行ていたジャーナリストだ。
「私はディートハルト先輩が羨ましかった…。あなたの傍らに立ち、あなたの姿を間近で見ていたことが…。でも、今私は、ディートハルト先輩よりももっと凄い姿を見ているのですね…」
嬉々として話すその姿に、ディートハルトのそれが重なって来る。
危険な男ではあったが、有能故に傍に置いた。
その危険な男と同じものを感じる目の前のこの男…
「何が目的だ?」
ルルーシュはその男を睨みつけながら低く尋ねた。
その男はそんなルルーシュの姿に動じる事もなく、笑みを浮かべた。
「私は、ただ、あなたの事が知りたかった…。今、世界は考える事もせず、あなたの与えた魔法で、あなたを悪魔のように言い放つ…。しかし、真実を知る者としては、そんな、長いものに巻かれたくない…それだけなんですよ…」
「……今、世界が出している俺の評価が真実だ!他に真実などない!」
ルルーシュは強い口調で彼の云っている事を真っ向から否定する。
「私は、アヴァロンとフレイヤの戦いを見ているんですよ…この目で…。あなたと枢木スザクのあの時のフレイヤ阻止…見ていて時を忘れました…。そんなあなたが、このまま、歴史の闇に葬り去られていいわけがない!」
「ふっ…歴史とは『勝者』の云う歴史が正しい…つまり真実となる…。お前がどう吠えたところで、俺が『悪逆皇帝』である、歴史的事実は覆せない…」
「ならば…私が覆して見せますよ…」
その男はにやりと笑って、ルルーシュを見る。
ルルーシュ自身、あの『ゼロレクイエム』を自分の作り上げた台本の上に成り立っている事の自覚はある。
しかし、あれはウソではない…。
ここで、一介のジャーナリストに否定される覚えはない。
「ライ殿…」
そこへ、今の『ギアス嚮団』の中心人物が入ってきた。
後ろには、手首ほどの太さの鞭をもった筋肉質の男が立っている。
「『嚮主R.R.』…我々の元へ来ては頂けませんか?我々にとってあなたは必要な方なのです…」
言葉自体は優しげではあるが、目は笑っていないし、口調も決して、お願いしているような感じではない。
「何度も言わせるな!俺は、『ギアス嚮団』の存在など認めない!俺はもう、誰にも『ギアス』を渡す気はない!」
ルルーシュはその人物に対して怒鳴りつけた。
「ならば…仕方ありませんな…」
そう云うと、その人物は後ろの男に顎で合図した。

 スザクは一旦ホテルに戻り、至急、アーニャとジェレミアに来るように伝えた。
今のままではルルーシュが危ない…。
それに、ルルーシュが『ギアス嚮団』に捕らえられたとするなら、恐らく、『ギアス嚮団』の目的はルルーシュを『嚮主』に据えること…。
恐らく、生き残りたちが、今の世界の不満を持つ者たちを集めたのだろう。
そして、集められた者たちは洗脳に近い形で、『嚮団』の為に動いている感じだ。
翌日、血相を変えた、ジェレミアと、それをなだめようとしているアーニャがホテルの部屋に入ってきた。
「枢木!ルルーシュ様は…」
ジェレミアがいきなりスザクの襟首を掴んで前後に揺さぶる。
「ジェレミア…そんなにスザクの頭、シェイクしたら…答えられない…」
アーニャも事の重大性を解っているらしく、ジェレミアにそう告げて、スザクから手を放させる。
スザクは、解放されると、襟を戻しながら説明を始める。
『ギアス嚮団』に生き残りがいる事、そして、その生き残りたちが、世界中の不満分子を集めて、ルルーシュとスザクを襲った事、そして、ルルーシュが捕らえられた事…
「貴様ぁ…ルルーシュ様を…ルルーシュ様を…」
一通り説明を受けると、再びスザクに掴みかかろうとするジェレミアをアーニャが足をひっかけて、阻止する。
足をひっかけられ、ジェレミアがバランスを崩し、スザクの方へ倒れて行くと、スザクはすかさず避けた。
「ジェレミア卿…ルルーシュの事に関しては、自分の読みの甘さもありました。それに関しては、お叱りをいくらでも受けます。しかし、今は、ルルーシュの救出と、データの奪還が最優先です!」
スザクが冷静に今やるべき事を説明する。
本当は、ハラワタが煮えくりかえっているのはスザクの方なのだ。
「とにかく…ルルーシュの云っていた場所に行く…。多分、そこにしか手がかり…ない…」
「とりあえず、アーニャ、君はここにいて、神楽耶と連絡を取ってくれ…。僕がいつもの合図をしたら、警察と軍に動いて貰って…」
「わかった…」
アーニャはやや、不満の色を見せるが、了解の返事をした。
そして、普段持ち歩いている携帯電話に必要な事を打ち込み始める。
「ジェレミア卿、僕が先行します。ジェレミア卿は僕が合図したら、入ってきてください…」
そう確認して、3人は各々の行動を開始した。

To Be Continued


あとがきに代えて



やっぱり、話が壮大なので、いまいち、不完全燃焼…。
もっと、ルルーシュとジャーナリストの絡みが欲しかったんですけれど…『ギアス嚮団』…キャラたちの名前もないくせに、凄い出張りよう…
と云うか、ちょっとえげつないというか、ルルーシュが痛い目に逢っちゃう話になっちゃいました…。
その方が、枢木卿が怒りに燃えてくれそうだったので…(と云うか、あの時点で、どう話を進めていいか解らなくなって、かなり、適当に話を進めて行っただけと云う事は内密に…)
で、スザクの『コード』継承後の『S.S.』と云う名前の由来は…アルファベットで『R』の次が『S』だった…それだけです…ハイ…。
深い意味はないです。
Runeさま…申し訳ありません…
あなた様に頂いた原案から、どんどん外れて行ってしまっています…。
暴走するうちのキャラたち…ホント…申し訳ないです!


☆拍手のお返事

runeさま:いつもありがとうございます。
ダモクレスに関しては、他のサイトや掲示板を見ても、指摘している方は見た事ないですね…。
基本的には、見ている側としては、どうでもいいのでしょうか?
でも、制作者側としては、もう一つの『悪の象徴』の消滅を表現したかったんだと思っているのですが…。
まぁ、仮の話で計算したら、171年は…長いですね…。
もっと速く飛んでいればいいのでしょうが…
本当は、その次に書いた『ルルーシュのやった悪行って?』の方がはるかに気合入れて描いていたんですけれど…
どうも、ダモクレスの話の方がインパクトが強かったらしく、皆さん、そっちに注目してしまったようで…。
と云うか、『ルルーシュのやった悪行って?』の方は読まれているかどうかさえ怪しいです…( ┰_┰) シクシク
『ディートハルトの最期の罠』はまだ、完全な完成とはなっていないのですが…
多分、本筋は明日で終わりです。
結構頑張って書きました…。
ここにエネルギーを注いでいたので、公式の『ルルーシュ死亡』記事で泣いている暇がありませんでした(爆)
まぁ、邪道と言われようが、悪魔の所業と言われようが、私は、ルルーシュ生存フラグを推奨します。
そのためには屁理屈もこねます!
runeさま、どうか、温かい目で見守ってやってください。


ちょっと余談…

画像


この評価…皆さん、どう思われますか?
うちのブログ…幼稚なのかな…10歳って…しかも…男性…。
う〜〜〜〜ん…


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読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。



ディートハルトの最期の罠 vol.03〜王の名を継ぎし者〜



 ルルーシュはスザクと二手に分かれて行動を開始する。
かつて、『ゼロ』だった頃に、通っていた場所…。
そして、既になくなっていなければならなかった場所…。
その入口にルルーシュは入っていく…
そして…そのルルーシュの姿をじっと見つめている人物がいる。
恐らく彼を知る人物…
しかし、その人物はルルーシュに声をかけようとしない…。
その入口に入っていくルルーシュの後を、時間を少し置いてから、追う様に同じく入って行った…。

「なんで、扇はここを残したままなんだ…。新宿の復興が遅れていたとしても、ここの後始末くらいは出来た筈…」
ルルーシュが、その場所にたどり着き、一人呟いた。
そして、ディートハルトが集めていた筈のデータを探す。
パスワード付きの小さな箱に入っていた筈だ…。
「やはり…持ち出されている…」
確かに、解りにくいだろう。
データが入っているようなケースにはとても見えなかった。
ルルーシュがそれに気づいたのも単なる偶然だ。
ある時、データを見に来た時に、編集中のディスクと、何やら同じようなディスクが数枚入っている箱を見つけた。
その箱にはパスワードがかけられている様子だった。
あの、用心深いディートハルトにしては珍しい不用心さではあったが、その時は、それほど気を止めずにいたが…。
まさか、こんな形でその時にスルーしたものが返ってくるとは思ってもみなかった。
ただ、あの時に、ルルーシュが回収していたとしても、ディートハルトの事だ。
他のルートを使ってデータを残していた筈だし、それを咎めて、変に隠れて動かれても困る。
逆にいえば、もしかしたら、あの時見逃したから、この一か所で済んでいるのかもしれないとさえ思う。
薄暗い部屋の中…サングラスを外す。
データらしいデータは残っていない。
メモ用紙に使っていたと思われる、ルーズリーフなどがところどころに束になっていたり、散らばっていたりするだけだ。
本当なら、無我夢中で走っていたあの、『ルルーシュ=ランペルージ』だった頃を懐かしみたい気持ちもあるが、今ではそんな事が許される存在でもないし、スザクやアーニャ、ジェレミアは『ルルーシュ』と呼ぶが、今の彼は、『ルルーシュ』ではなく、『R.R.』…
C.C.がそうだったように、コードの継承と同時に、新たな名前が与えられる。
スザクも当然、コードを継承した後の名前があるが、ルルーシュは『スザク』としか呼ばない。
そこに置かれている机の引き出しや、戸棚などを探しては見るが、殆どが持ち出されている。
結局、扇がここから持ち出したデータのリスト以外のものも含めて、めぼしいものが全て持ち出されている。

―――コツコツコツ…
 足音が聞こえる。
思わずルルーシュは息をひそめる。
隠れると言っても、ここに隠れられる場所などない。
それに、このタイミングから見て、多分、あの通路の入口から尾行されていたと考えるのが自然だろう。
あの通路の入口まではスザクが一緒だった。
そう、何かあった時の為の保険の為に…
そして、スザクが一緒にいれば、たいていの場合、尾行されていれば気がつく。
「誰だ!?」
ルルーシュはその足音に向って、声を荒げる。
その足音の主は、入口まで来て、廊下にある電気のスイッチを入れた。
いきなり電気を点けられ、一瞬目がくらむが、すぐに慣れて、相手の顔が見える。
「やはり…ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア陛下…ですね…。あの、『ギアス嚮団』とやらの使者の云っていた事は正しかった…」
ルルーシュは目の前の男の云っている言葉すべてに驚愕する。
『ギアス嚮団』…かつてルルーシュが『黒の騎士団』を使って壊滅させた、『ギアス』の研究のための組織…。
あの時、資料も、人間も、全て消した筈だった…。
「お前は…何者だ…」
ルルーシュは呼吸を整え、低く相手に尋ねる。
「私は…ライと云うフリーのジャーナリストですよ…。ブリタニア軍とダモクレス、黒の騎士団の連合軍との戦争では、戦場カメラマンをやっていました…」
そのジャーナリストは、淡々と喋り続けている。
どこまで知っているのかが把握も出来ず、ルルーシュは次の手を決めかねていた。
「そして、今は、『黒の騎士団』を率いていた頃の『ゼロ』と『神聖ブリタニア帝国第99代皇帝陛下、ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』陛下を心酔している者です…。あなたにお会いできて、光栄です…」
そう云って、ライはルルーシュの前に跪いた。
ルルーシュは本能的に、かなりの危機的状況に陥っていると直感する。
『ギアス嚮団』に生き残りがいたという時点で、恐らく、この目の前の男のバックには『ギアス嚮団』がいると言う事だ。
そして、ライの跪いている後ろから複数の人間の気配がした。
「お待ちしておりました…ルルーシュ様…否、嚮主R.R.…」
あの時、中華連邦の『ギアス嚮団』の研究所で見た研究員たちと同じ姿をしている。
「嚮主…だと…!?俺は、お前たちの『嚮団』を壊滅させた男だぞ!」
ルルーシュは驚愕を隠せずにその男たちの言葉に反応した。

 一方、スザクはと云えば…『ゼロ』の姿となり、テロリストたちとの戦闘を開始させられていた。
新宿地区で、いきなりの謎のテロ…
しかもタイミングが良すぎる。
日本政府に軍出動の要請を出したが…
いつから、彼らが潜んでいたのか、解らなかった。
確かに戦闘能力そのものは大したことはない…。
しかし、相手は数だけは多い…。
「くそっ…一体…こんないきなり何故…」
日本軍が到着するまで、あと、数分はかかる。
弾が当たったところで死ぬ事はないが、しばらくの間動けない。
その機に乗じて捕らえられる事は絶対避けなければならない…。
「ひょっとして…『コードの継承者』を捕らえるためか…」
スザクは本能的にそう判断する。
『コード』を持つ二人…そして、スザクに『コード』を継承したC.C.も常にシャルル皇帝、『ギアス嚮団』に狙われていた。
『ギアス嚮団』は確かにルルーシュが『黒の騎士団』を使って殲滅していた。
しかし…生き残りがいたとしたら…
今の『ギアス嚮団』に『ギアス能力者』はいないだろう。
とすると…『コード』を継承している者を探している筈…。
『ギアス能力者』がいなければ、『ギアス嚮団』としての存在を維持できない。
そして、『ギアス嚮団』のトップに立つのは、『コード』を持つ『嚮主』…。
故に、自分たちが狙われるという訳だ…。
恐らく、あの情報のリークも、ルルーシュとスザクを誘き出す為のエサ…。
罠だと解っていても、二人は動かない訳にはいかなかった。
あの情報が世界に配信されたら…
既に、配信され始めている事が解ってしまえば、事は一刻を争う事になる。
それに、わざわざルルーシュとスザクを二方に分かれさせたところを見ると、恐らく、ルルーシュの方にも追手がついているだろう。
ギアスの使えない今、ルルーシュに回避するだけの能力は…。
スザクに対して、これだけの数の戦闘員を割いているところを見ると…これは…陽動…もしくは時間稼ぎ…。
「ルルーシュ…」
スザクが口の中でその名前を呼んだ時に、スザクを取り囲んでいた戦闘員の一人が何かの通信で喋っている。
「枢木スザク…否、『S.S.』…『嚮主』『R.R.』は、我が手に落ちました…。あなたにかまっている時間がなくなりました…。あなたとの相手は…また、別の機会に…」
そう云って、彼らは煙幕を張ると、その場を立ち去って行った。
迂闊だった…
戦闘に夢中になり、ルルーシュの気配に気づく事が出来なかった。
「目的は…ルルーシュか…」
スザクはその場で、ぎりっと歯噛みする事しか出来なかった。

 ジャラ…
鎖の耳障りな音がする。
ルルーシュは結局、『嚮団』のメンバーに捕らえられ、薄暗い部屋の中で繋がれていた。
これから、魔女裁判の時に行われていた拷問でも行うかのような状況だ…。
「くっそ…」
さっき、一人のジャーナリストが現れ、その後ろから『ギアス嚮団』の生き残りたちが現れた。
世の中はたった一つ、強大な『悪の象徴』を作ったとしても、その『悪の象徴』を神として崇めてカルト集団の様なテロ組織が出来るらしい。
そんな連中が『ギアス嚮団』に協力をしていた。
そして…あのジャーナリスト…
「ディートハルトの後輩…。しかも、情報の伝達をしていたとは…。確かに…『黒の騎士団』の団員ではなくとも、『俺』の事は知っているな…」
この状況では、多分、拷問にでも掛けられ、『嚮主』となる事を承諾するまで、解放されないだろうと簡単に予想がつく。
厄介な事に、『コード』のおかげで、どれほど痛めつけられても、苦痛を感じるが、死ぬ事はない。
否、確かに心肺停止の状態にはなっても、すぐに復活してしまう。
助けが来るか、ルルーシュが『嚮主』になるかしか、ここから出る術はない。
コツコツコツ…
靴音が聞こえる。
「ルルーシュ陛下…否、私にとっては、『ゼロ』…。お目にかかれて光栄です…」
先ほど、ルルーシュを尾行ていたジャーナリストだ。
「私はディートハルト先輩が羨ましかった…。あなたの傍らに立ち、あなたの姿を間近で見ていたことが…。でも、今私は、ディートハルト先輩よりももっと凄い姿を見ているのですね…」
嬉々として話すその姿に、ディートハルトのそれが重なって来る。
危険な男ではあったが、有能故に傍に置いた。
その危険な男と同じものを感じる目の前のこの男…
「何が目的だ?」
ルルーシュはその男を睨みつけながら低く尋ねた。
その男はそんなルルーシュの姿に動じる事もなく、笑みを浮かべた。
「私は、ただ、あなたの事が知りたかった…。今、世界は考える事もせず、あなたの与えた魔法で、あなたを悪魔のように言い放つ…。しかし、真実を知る者としては、そんな、長いものに巻かれたくない…それだけなんですよ…」
「……今、世界が出している俺の評価が真実だ!他に真実などない!」
ルルーシュは強い口調で彼の云っている事を真っ向から否定する。
「私は、アヴァロンとフレイヤの戦いを見ているんですよ…この目で…。あなたと枢木スザクのあの時のフレイヤ阻止…見ていて時を忘れました…。そんなあなたが、このまま、歴史の闇に葬り去られていいわけがない!」
「ふっ…歴史とは『勝者』の云う歴史が正しい…つまり真実となる…。お前がどう吠えたところで、俺が『悪逆皇帝』である、歴史的事実は覆せない…」
「ならば…私が覆して見せますよ…」
その男はにやりと笑って、ルルーシュを見る。
ルルーシュ自身、あの『ゼロレクイエム』を自分の作り上げた台本の上に成り立っている事の自覚はある。
しかし、あれはウソではない…。
ここで、一介のジャーナリストに否定される覚えはない。
「ライ殿…」
そこへ、今の『ギアス嚮団』の中心人物が入ってきた。
後ろには、手首ほどの太さの鞭をもった筋肉質の男が立っている。
「『嚮主R.R.』…我々の元へ来ては頂けませんか?我々にとってあなたは必要な方なのです…」
言葉自体は優しげではあるが、目は笑っていないし、口調も決して、お願いしているような感じではない。
「何度も言わせるな!俺は、『ギアス嚮団』の存在など認めない!俺はもう、誰にも『ギアス』を渡す気はない!」
ルルーシュはその人物に対して怒鳴りつけた。
「ならば…仕方ありませんな…」
そう云うと、その人物は後ろの男に顎で合図した。

 スザクは一旦ホテルに戻り、至急、アーニャとジェレミアに来るように伝えた。
今のままではルルーシュが危ない…。
それに、ルルーシュが『ギアス嚮団』に捕らえられたとするなら、恐らく、『ギアス嚮団』の目的はルルーシュを『嚮主』に据えること…。
恐らく、生き残りたちが、今の世界の不満を持つ者たちを集めたのだろう。
そして、集められた者たちは洗脳に近い形で、『嚮団』の為に動いている感じだ。
翌日、血相を変えた、ジェレミアと、それをなだめようとしているアーニャがホテルの部屋に入ってきた。
「枢木!ルルーシュ様は…」
ジェレミアがいきなりスザクの襟首を掴んで前後に揺さぶる。
「ジェレミア…そんなにスザクの頭、シェイクしたら…答えられない…」
アーニャも事の重大性を解っているらしく、ジェレミアにそう告げて、スザクから手を放させる。
スザクは、解放されると、襟を戻しながら説明を始める。
『ギアス嚮団』に生き残りがいる事、そして、その生き残りたちが、世界中の不満分子を集めて、ルルーシュとスザクを襲った事、そして、ルルーシュが捕らえられた事…
「貴様ぁ…ルルーシュ様を…ルルーシュ様を…」
一通り説明を受けると、再びスザクに掴みかかろうとするジェレミアをアーニャが足をひっかけて、阻止する。
足をひっかけられ、ジェレミアがバランスを崩し、スザクの方へ倒れて行くと、スザクはすかさず避けた。
「ジェレミア卿…ルルーシュの事に関しては、自分の読みの甘さもありました。それに関しては、お叱りをいくらでも受けます。しかし、今は、ルルーシュの救出と、データの奪還が最優先です!」
スザクが冷静に今やるべき事を説明する。
本当は、ハラワタが煮えくりかえっているのはスザクの方なのだ。
「とにかく…ルルーシュの云っていた場所に行く…。多分、そこにしか手がかり…ない…」
「とりあえず、アーニャ、君はここにいて、神楽耶と連絡を取ってくれ…。僕がいつもの合図をしたら、警察と軍に動いて貰って…」
「わかった…」
アーニャはやや、不満の色を見せるが、了解の返事をした。
そして、普段持ち歩いている携帯電話に必要な事を打ち込み始める。
「ジェレミア卿、僕が先行します。ジェレミア卿は僕が合図したら、入ってきてください…」
そう確認して、3人は各々の行動を開始した。

To Be Continued


あとがきに代えて



やっぱり、話が壮大なので、いまいち、不完全燃焼…。
もっと、ルルーシュとジャーナリストの絡みが欲しかったんですけれど…『ギアス嚮団』…キャラたちの名前もないくせに、凄い出張りよう…
と云うか、ちょっとえげつないというか、ルルーシュが痛い目に逢っちゃう話になっちゃいました…。
その方が、枢木卿が怒りに燃えてくれそうだったので…(と云うか、あの時点で、どう話を進めていいか解らなくなって、かなり、適当に話を進めて行っただけと云う事は内密に…)
で、スザクの『コード』継承後の『S.S.』と云う名前の由来は…アルファベットで『R』の次が『S』だった…それだけです…ハイ…。
深い意味はないです。
Runeさま…申し訳ありません…
あなた様に頂いた原案から、どんどん外れて行ってしまっています…。
暴走するうちのキャラたち…ホント…申し訳ないです!


☆拍手のお返事

runeさま:いつもありがとうございます。
ダモクレスに関しては、他のサイトや掲示板を見ても、指摘している方は見た事ないですね…。
基本的には、見ている側としては、どうでもいいのでしょうか?
でも、制作者側としては、もう一つの『悪の象徴』の消滅を表現したかったんだと思っているのですが…。
まぁ、仮の話で計算したら、171年は…長いですね…。
もっと速く飛んでいればいいのでしょうが…
本当は、その次に書いた『ルルーシュのやった悪行って?』の方がはるかに気合入れて描いていたんですけれど…
どうも、ダモクレスの話の方がインパクトが強かったらしく、皆さん、そっちに注目してしまったようで…。
と云うか、『ルルーシュのやった悪行って?』の方は読まれているかどうかさえ怪しいです…( ┰_┰) シクシク
『ディートハルトの最期の罠』はまだ、完全な完成とはなっていないのですが…
多分、本筋は明日で終わりです。
結構頑張って書きました…。
ここにエネルギーを注いでいたので、公式の『ルルーシュ死亡』記事で泣いている暇がありませんでした(爆)
まぁ、邪道と言われようが、悪魔の所業と言われようが、私は、ルルーシュ生存フラグを推奨します。
そのためには屁理屈もこねます!
runeさま、どうか、温かい目で見守ってやってください。


ちょっと余談…

画像


この評価…皆さん、どう思われますか?
うちのブログ…幼稚なのかな…10歳って…しかも…男性…。
う〜〜〜〜ん…


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2008年10月22日

読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。


ディートハルトの最期の罠 vol.02〜悲しき怨念〜



 『黒の騎士団』のアジトからデータを持ち出し、その中にある情報は、『黒の騎士団』を追いかけているジャーナリストにも、『ゼロ』を追いかけているジャーナリストにも、『第99代ブリタニア皇帝ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』を追いかけているジャーナリストにものどから手が出るほど欲しい情報が詰め込まれていた。
『ギアス』と云う能力、『ブリタニアの皇子でありながらブリタニアに反旗を翻し、世界中に希望をばらまいた』武勇伝、そして、一人全ての悪を背負うようにして散って行った最期…。
しかし、そのデータの中からいくつか解らない事がある。
『ギアス』能力について…彼は何故に、『黒の騎士団』のメンバーにその能力を使っていなかったのだろうか?
少なくとも、当事者ではきっと、いきなり『ギアス』の話をされても冷静に考える事など出来ないだろう。
しかし、こうして、第三者として、傍観者として見ていると、あの『ゼロ』はその『王の力』を黒の騎士団に使っている形跡がない。
もし、使っていれば、確かに犠牲の数は増す。
しかし、絶対服従の部下が出来た筈だ。
それに、彼は頭の切れる人物だ。
『ギアス』を使ったのだとしたら、あんな、クーデターを起こさせたりはしないだろう。
それに、クーデターが起きても、クーデターを起こした連中を一掃するように、しておく事も出来た筈だ。
それなのに、クーデターの時には、一切抵抗せず、あの時の現実をそのまま受け入れようとし、むしろ、そのまま死ぬ気だったかのような態度だった。
そして、時折映し出されてきた、『C.C.』と云う、謎の少女…。
彼女はいったい何者なのだろうかと思う。
あの眼は…いろんな修羅場を潜り抜けている者の眼だ…。
ジャーナリストとしての彼の眼がそう判断した。
確かに、『ルルーシュ皇帝』も色んな修羅場を潜り抜けている雰囲気はあった。
しかし、その『ルルーシュ皇帝』以上に…深く、暗い…そんなものを抱えているような…そんな眼をしていた。
そんな事を考えながら、町を歩いていると…
正面から、何やら、不思議な雰囲気を漂わせている人物が歩いてくる。
多分、彼に向って…。
そして、その人物は彼の目の前で止まる。
「ジャーナリストのライさん…私たちに…力を貸してください…。あなたなら、きっと、我々に嚮主、『R.R.』を取り戻してくださる…」
「嚮主?」

 彼はその人物の云っている事が、何のことかよく解らないと言った表情で聞いていた。
ただ…『ゼロ』が殲滅したギアスの組織は…確か…『嚮団』と呼んでいた…。
「あんたは…『ギアス』の関係者かい?」
「よくご存じで…我々は、一度、壊滅状態となりました…。しかし、我々は完全に死んだわけではない…。我々の『嚮団』の再興の為に…あなたのお力をお借りしたい…」
怪しげな話ではあったが、『ギアス嚮団』の事を知っているらしいこの人物…。
多分、危険がはらんでいる事はよく解るが…そんな事を気にしていて、こんなマニアックなジャーナリストなどやってはいられない。
「私に出来る事など…そうないと思うが…」
一度、渋ってみる。
本気で彼を必要とするのであれば、きっと、ここで食い下がって来る筈だ…
「あなたは…『ゼロ』、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事を知りたいのでしょう?彼が『ギアス能力者』であった事はご存じの筈…。だったら、あなたにも利のあるお話だと思いますが…」
彼の前で話している人物がにやりと笑う。
確かに興味深い…それに、もっと、あの『ゼロ』の秘密や『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事が解るのであれば…
「いいだろう…。協力しよう…。そっちも、私の役に立ってもらう…」
「我々の望みは、『嚮主』『R.R.』の奪還…。向いている方向は同じですが、あなたと我々の欲しいものは違いますから…」
「で、いくつか聞きたい事があるんだが…」
恐らく、この話を聞いた時点で、誰もが持つであろう疑問…
「『R.R.』ってなんだ?」
「『R.R.』とは我々の『嚮主』となるべきお方…。そして、あなたが必死になってその情報を追いかけている、『ゼロ』…否、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』様…その人ですよ…」
その人物のその一言に流石に驚きを隠せない。
彼は万人の目の前で、『ゼロ』にその身体を貫かれ、息を引き取った・…。
それは、彼も、その場にいて見ていた。
「!!」
「『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』様は、第98代ブリタニア皇帝『シャルル=ジ=ブリタニア』様より、『コード』を受け継ぎしお方…。その、『シャルル=ジ=ブリタニア』様は、兄君である元『嚮主』『V.V.』より、『コード』を受け継いだ…。故に、彼は正当なる『嚮主』の継承者であらせられるのです…」
にわかには信じられない話だが…あのデータを見て、『ギアス』という能力を知った今、それが、全くのウソとも思えなくなっている。
だとすると…あれほど焦がれていた、本物の『ゼロ』に会える…
あんな、ナナリー皇帝がお出ましになるたびに『ゼロ』コールを受けている偽物などではなく…本物の『ゼロ』に…
彼の表情には歓喜に満ちた色が満ち溢れていた。

 彼の前に立つ人物は更に続ける。
「他にご質問は…?いくつか聞きたい事があると…」
「ああ…。確かにあんたの云う『R.R.』ってのが、『嚮主』とやらの継承者なのだとしても、元は、お前らの『嚮団』を壊滅に追い込んだ奴だろう?そんな奴が、そんな話を受けるのか?否、なんでそんな奴をお前らは『嚮主』の継承者として見ている?それに、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』は…」
尤もな疑問だ。
いくら、『コード』を継承しているとはいえ、かつては『ギアス嚮団』を壊滅させている男だ。
その後、『ギアス嚮団』の再興など望まないだろうし、『嚮団』のメンバーとて、納得できるものでもないだろう。
それに、『悪逆皇帝』として、『ルルーシュ皇帝』は万民の目の前で殺されている。
「『ルルーシュ』様は、コードを継承し、『不死』の身体を手に入れられました…。それに、
我々に欲しいのは、『嚮団』を存続させるための力…。『R.R.』には『王としての力』があります。それに、彼は、本来とてもお優しい…。優しすぎるが故に、冷徹になりきれない弱さもある…そう云う事です…」
彼の目の前にいる人物は口元だけ笑って見せるが、目は確実に笑ってはいない。
多分、この人物、あの『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事をよく知っている。
「まぁ、私としては、『ゼロ』の事、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事を知りたいだけだ。『ギアス』の話は、彼に関わっているから知りたいって程度だ…。あんたらのやる事に口出しはしないが…」
「ならば…あなたが、『R.R.』の情報を手に入れた場所に…いてはくれませんか?少々細工して、情報をリークしています。あなたが持つ情報を…。あなたの名前が解らぬように…」
目の前の人物がどうして、そんな事が出来るのか…とか、自分の事をどの程度知っているのかなど…引っかかる部分は無きにしも非ずだが、とりあえず、今のところは利害が一致している。
「へぇ…。どうやったかは知らないが…。あの場所にいれば、その、『ゼロ』が現れるのか?」
「彼の性格でしたら、すぐに、この情報の元を断ちに来ます。今の『ゼロ』はあなたの考えている通り、以前の『ゼロ』とは別物です。しかし、この情報を持つ限り、そして、その情報の隠し場所に、彼は必ず現れます…」
魅力的な話だ。
本当かうそか…正直よく解らないが、確かに、今の『ゼロ』があの、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』によって作られているものなのであれば、それを壊される事を恐れるだろう。
それ故に、彼は、その情報の流れを断ちに現れるだろう。
「解った…。あんたらも、どうせ、見張りでついているんだろう?私はその場所でしばらく待機する…。あの、伝説の『ゼロ』に会えるなら…こんなに嬉しい事はない…」
そう云って、彼は、そこにいた人物と、念入りに打ち合わせをした。
こんな会ったばかりの人間を信じる事に不安を感じない訳ではないが、このとき、彼にとっては、その先にある大きな果実の方に目が向いていた。

 その頃…ルルーシュとスザクは成田に降り立っていた。
「久しぶりの日本だな…」
「君の場合は、あのパレード以来だからね…。と云うか、あのオレンジ畑に行ってから殆ど外に出ていないでしょう?」
二人とも、サングラスをして、今それなりに流行している若者のファッションを身にまとっている。
当然だが、ルルーシュもスザクも、実年齢で行けば、20代ももうすぐ半ば…という年齢なのだが、ルルーシュに至っては、18歳の時から外見が変わらずにいるので、正直気に入らないのだが、男子高校生のような格好をしている。
そして、スザクも外見的に幼いので、ルルーシュに付き合って、男子高校生のようなファッションを身にまとっていた。
この二人が並ぶと、サングラスをかけていても、かなり目立つらしく…周囲の視線が痛かった。
「スザク…さっさと、ホテルにチェックインして、これからの打ち合わせをするぞ…」
ひそひそとルルーシュがスザクに耳打ちする。
確かに、目立つのはまずい…。
スザクも普段なら、こんなに目立つ事はないのだが、やはり、ルルーシュの外見は人目を引くらしい。
それに、かつて、『ゼロ』や『皇帝』をやっていただけあって、普通の人間にはないオーラがあるらしい。
「そうだね…。こんな事で正体がばれるんじゃ、本末転倒だしね…」
そう云って、空港から直接タクシーで、予約していたホテルに向かう。
そして、神楽耶が確保してくれた、ホテルのスイートに荷物を下ろして、早速ノートパソコンを開く。
「とりあえず、神楽耶からもらった資料の中で、今、インターネットの裏サイトなどで出回っている『ゼロ』と『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』に関する情報のリストだ…。ナイトオブゼロだったお前の情報もちらほらある…」
そう云って、ルルーシュはデータを開いて、ディスプレイをスザクに向ける。
「うわぁ…何でこんなことまでばれているの?と云うか、『黒の騎士団』の幹部でなければ知らない事まであるじゃない…」
「ディートハルトの奴…こんな形でバックアップデータを残して…。しかも、多分、これは『ゼロ』が『黒の騎士団』を使って、世界を創造した後、再び混乱状態に陥れる為に作ったとしか思えん…」
ディートハルトのやりたかった事をよく知るルルーシュが腕組みしながら、ぶつくさ言う。
今のところ、まだ、マスコミの方も情報の真偽がイマイチ解らないうえに、こんな、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』と『ゼロ』が『=』で結ばれるような情報を下手に流す事が出来ないのだろう。
しかし、それも時間の問題だ。
そのうちに、ゴシップ誌あたりが食いついてきて、特集でも組まれた日には世間はそれこそ騒ぎになり、あの扇では、その噂だけでもどうにもできなくなるだろうとルルーシュは予想していた。

 スザクがそのデータを一通り読み終えると、ほぅ…と大きなため息をついた。
「ディートハルトって、確か、最終的にはシュナイゼル殿下の方に回ったジャーナリストだよね?ルルーシュは彼をどうしたのさ?」
「ダモクレスで殺している。どの道、『ゼロレクイエム』で奴の持つ情報は邪魔だったし、あいつがいると、安定した世界をぶち壊しにかかる…」
「じゃあ、今回の情報の出どころは彼のデータであったにしても、流したのは彼じゃないって事だね…」
誰だかは解らないが、確実にこの情報を流している者がいる。
そして、あのパレードには『反ルルーシュ皇帝』の声を上げる者たちが多く集まっていた筈だ。
わざわざ日本で、あのようなパレードをやったのはそのためである。
そうして、世界に『ルルーシュ皇帝憎し』を暗示させる事が必要だったのだから…。
乱暴な方法であった事は自覚している。
ただ…ルルーシュの読みが甘かった…今の状況を考えるにはそう思うしかなかった。
「ふっ…俺自身の読みの甘さ…だな…」
「ルルーシュ…」
確かに、絶対なる善がなければ絶対なる悪もない。
数の多い、少ないの違いはあったとしても、全世界の人間が『反ルルーシュ皇帝』だと考えた事にそもそもの誤りがあったという事である。
そして、あの、ダモクレスとの戦いの時に戦場にいた戦場カメラマンの把握をしなかったのはルルーシュの失態だ。
「このままだと…確実にテロが起きる…。恐らく…この日本で…」
「え?」
「こんな情報が流れているんだ…。扇の事まで流れている…。このままで…終わるはずがない…」
ルルーシュはぎゅっと拳を握り締めて、歯を食いしばる。
「スザク…俺は、情報のあった場所へ行く…。お前なら、俺の変化に気づけるだろう?」
「ま…まぁ、それは…」
二人でコードを持ち、お互いの存在や、変化が、ある程度離れていても気づけるようになった。
「俺は死なないから、万が一の時には、その施設を完全に破壊しろ…。でないと、扇の政権どころか、ナナリーも…」
「解った…。ルルーシュ…本当に一人で?」
「お前まで来たら、捕縛された時、誰が、情報を消去するんだよ…」
苦笑して、ルルーシュが答えた。
こんな情報を漏らして得をする連中…多分…それは…
ルルーシュは危険と知りながら、一人で行くことを決断した。

To Be Continued


あとがきに代えて



うう…
5回で終わるかな…
ってか、無理だな…テロ要素を入れると、もうちょっとかかりそうです。
まぁ、完結するまではちゃんと書きます。
せっかく面白いネタを頂いたのに…。
なんだか、あんまり活かせていない気がするのは気のせいではない筈…
これなら、週1連載にすれば良かった…(って、何か月続ける気だ?)
自分の文章力、表現力のなさに撃沈中です…
それでも、暫くは、これ一本で平日はやり過ごせるか…
あ、でも、25日ってナナリーとロロの誕生日じゃん…。
翌日はアーニャの…
彼らのBirthday企画…できるだけの余力…あるのかなぁ…。
ってか、誕生日、3人一点集中って…( ┰_┰) シクシク
大丈夫!12月のルル誕は絶対にちゃんと、書きますから…!(って、この3人の誕生日に関係ないじゃん…)
私も12月誕生日…♪ルルーシュと星座一緒♪(←さらに関係ない!)


☆拍手のお返事

runeさま:コメントありがとうございます。
と云うか、あれだけ長ったらしい文章…『皇子とレジスタンス』から一気に読まれたのですか…
お疲れ様でございます…
では、順を追ってお返事しますね。
『皇子とレジスタンス』に関しては、単純にレジスタンス側に弾がなかっただけです。
一応、ルルーシュとそれなりに話のできる人材を探したのですが…困っていた時に、『そう言えば、扇って『元教員』って設定だったな…』と云う程度の認識でルルーシュと喋らせました。
リアルの世界では、あんな教員、いたら、同僚たちにも生徒たちにも迷惑です!
あと、ダモクレスの話ですが…私に感想をくださる方はみんな、runeさまと同じ反応をしています。
ご安心ください…あんなくだらない事を考えるのは、ギアスファン多しと云えど、私くらいです…。
『コード』に関してですが、私は、『コードを継承』させた時点で、それまでの『コード保持者』の命が消えると思っています。
実際に、C.C.がシスターから受け取った時もそんな風に描写されていましたし…。
だからこそ、うちの場合、ルルーシュが『コード』を受け取ってから2年の猶予を持たせています。
あの二人の関係って、一種独特なので、そこにスザクを割り込ませたくなかったのと、C.C.との約束をちゃんと果たさせるためと云う意味で…。
まぁ、私はスザルル至上主義者ですが、ルルーシュとC.C.の関係は私の中では特別でして…。
でも、うちの場合、C.C.から『コード』を受け取るのはスザクなのですが、そこにも、C.C.のルルーシュへの(恋愛とかじゃない)愛情みたいなものが込められていると思っています。
で、『ディートハルトの最期の罠』…読んで頂けましたが…。
良かった…。
ただ…この先、runeさまが考えてくださった設定で、私の方の実力が伴わなくて、設定変更を余儀なくされています。
その辺はあらかじめ、ご了承くださいませ。




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読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。


ディートハルトの最期の罠 vol.02〜悲しき怨念〜



 『黒の騎士団』のアジトからデータを持ち出し、その中にある情報は、『黒の騎士団』を追いかけているジャーナリストにも、『ゼロ』を追いかけているジャーナリストにも、『第99代ブリタニア皇帝ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』を追いかけているジャーナリストにものどから手が出るほど欲しい情報が詰め込まれていた。
『ギアス』と云う能力、『ブリタニアの皇子でありながらブリタニアに反旗を翻し、世界中に希望をばらまいた』武勇伝、そして、一人全ての悪を背負うようにして散って行った最期…。
しかし、そのデータの中からいくつか解らない事がある。
『ギアス』能力について…彼は何故に、『黒の騎士団』のメンバーにその能力を使っていなかったのだろうか?
少なくとも、当事者ではきっと、いきなり『ギアス』の話をされても冷静に考える事など出来ないだろう。
しかし、こうして、第三者として、傍観者として見ていると、あの『ゼロ』はその『王の力』を黒の騎士団に使っている形跡がない。
もし、使っていれば、確かに犠牲の数は増す。
しかし、絶対服従の部下が出来た筈だ。
それに、彼は頭の切れる人物だ。
『ギアス』を使ったのだとしたら、あんな、クーデターを起こさせたりはしないだろう。
それに、クーデターが起きても、クーデターを起こした連中を一掃するように、しておく事も出来た筈だ。
それなのに、クーデターの時には、一切抵抗せず、あの時の現実をそのまま受け入れようとし、むしろ、そのまま死ぬ気だったかのような態度だった。
そして、時折映し出されてきた、『C.C.』と云う、謎の少女…。
彼女はいったい何者なのだろうかと思う。
あの眼は…いろんな修羅場を潜り抜けている者の眼だ…。
ジャーナリストとしての彼の眼がそう判断した。
確かに、『ルルーシュ皇帝』も色んな修羅場を潜り抜けている雰囲気はあった。
しかし、その『ルルーシュ皇帝』以上に…深く、暗い…そんなものを抱えているような…そんな眼をしていた。
そんな事を考えながら、町を歩いていると…
正面から、何やら、不思議な雰囲気を漂わせている人物が歩いてくる。
多分、彼に向って…。
そして、その人物は彼の目の前で止まる。
「ジャーナリストのライさん…私たちに…力を貸してください…。あなたなら、きっと、我々に嚮主、『R.R.』を取り戻してくださる…」
「嚮主?」

 彼はその人物の云っている事が、何のことかよく解らないと言った表情で聞いていた。
ただ…『ゼロ』が殲滅したギアスの組織は…確か…『嚮団』と呼んでいた…。
「あんたは…『ギアス』の関係者かい?」
「よくご存じで…我々は、一度、壊滅状態となりました…。しかし、我々は完全に死んだわけではない…。我々の『嚮団』の再興の為に…あなたのお力をお借りしたい…」
怪しげな話ではあったが、『ギアス嚮団』の事を知っているらしいこの人物…。
多分、危険がはらんでいる事はよく解るが…そんな事を気にしていて、こんなマニアックなジャーナリストなどやってはいられない。
「私に出来る事など…そうないと思うが…」
一度、渋ってみる。
本気で彼を必要とするのであれば、きっと、ここで食い下がって来る筈だ…
「あなたは…『ゼロ』、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事を知りたいのでしょう?彼が『ギアス能力者』であった事はご存じの筈…。だったら、あなたにも利のあるお話だと思いますが…」
彼の前で話している人物がにやりと笑う。
確かに興味深い…それに、もっと、あの『ゼロ』の秘密や『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事が解るのであれば…
「いいだろう…。協力しよう…。そっちも、私の役に立ってもらう…」
「我々の望みは、『嚮主』『R.R.』の奪還…。向いている方向は同じですが、あなたと我々の欲しいものは違いますから…」
「で、いくつか聞きたい事があるんだが…」
恐らく、この話を聞いた時点で、誰もが持つであろう疑問…
「『R.R.』ってなんだ?」
「『R.R.』とは我々の『嚮主』となるべきお方…。そして、あなたが必死になってその情報を追いかけている、『ゼロ』…否、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』様…その人ですよ…」
その人物のその一言に流石に驚きを隠せない。
彼は万人の目の前で、『ゼロ』にその身体を貫かれ、息を引き取った・…。
それは、彼も、その場にいて見ていた。
「!!」
「『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』様は、第98代ブリタニア皇帝『シャルル=ジ=ブリタニア』様より、『コード』を受け継ぎしお方…。その、『シャルル=ジ=ブリタニア』様は、兄君である元『嚮主』『V.V.』より、『コード』を受け継いだ…。故に、彼は正当なる『嚮主』の継承者であらせられるのです…」
にわかには信じられない話だが…あのデータを見て、『ギアス』という能力を知った今、それが、全くのウソとも思えなくなっている。
だとすると…あれほど焦がれていた、本物の『ゼロ』に会える…
あんな、ナナリー皇帝がお出ましになるたびに『ゼロ』コールを受けている偽物などではなく…本物の『ゼロ』に…
彼の表情には歓喜に満ちた色が満ち溢れていた。

 彼の前に立つ人物は更に続ける。
「他にご質問は…?いくつか聞きたい事があると…」
「ああ…。確かにあんたの云う『R.R.』ってのが、『嚮主』とやらの継承者なのだとしても、元は、お前らの『嚮団』を壊滅に追い込んだ奴だろう?そんな奴が、そんな話を受けるのか?否、なんでそんな奴をお前らは『嚮主』の継承者として見ている?それに、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』は…」
尤もな疑問だ。
いくら、『コード』を継承しているとはいえ、かつては『ギアス嚮団』を壊滅させている男だ。
その後、『ギアス嚮団』の再興など望まないだろうし、『嚮団』のメンバーとて、納得できるものでもないだろう。
それに、『悪逆皇帝』として、『ルルーシュ皇帝』は万民の目の前で殺されている。
「『ルルーシュ』様は、コードを継承し、『不死』の身体を手に入れられました…。それに、
我々に欲しいのは、『嚮団』を存続させるための力…。『R.R.』には『王としての力』があります。それに、彼は、本来とてもお優しい…。優しすぎるが故に、冷徹になりきれない弱さもある…そう云う事です…」
彼の目の前にいる人物は口元だけ笑って見せるが、目は確実に笑ってはいない。
多分、この人物、あの『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事をよく知っている。
「まぁ、私としては、『ゼロ』の事、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』の事を知りたいだけだ。『ギアス』の話は、彼に関わっているから知りたいって程度だ…。あんたらのやる事に口出しはしないが…」
「ならば…あなたが、『R.R.』の情報を手に入れた場所に…いてはくれませんか?少々細工して、情報をリークしています。あなたが持つ情報を…。あなたの名前が解らぬように…」
目の前の人物がどうして、そんな事が出来るのか…とか、自分の事をどの程度知っているのかなど…引っかかる部分は無きにしも非ずだが、とりあえず、今のところは利害が一致している。
「へぇ…。どうやったかは知らないが…。あの場所にいれば、その、『ゼロ』が現れるのか?」
「彼の性格でしたら、すぐに、この情報の元を断ちに来ます。今の『ゼロ』はあなたの考えている通り、以前の『ゼロ』とは別物です。しかし、この情報を持つ限り、そして、その情報の隠し場所に、彼は必ず現れます…」
魅力的な話だ。
本当かうそか…正直よく解らないが、確かに、今の『ゼロ』があの、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』によって作られているものなのであれば、それを壊される事を恐れるだろう。
それ故に、彼は、その情報の流れを断ちに現れるだろう。
「解った…。あんたらも、どうせ、見張りでついているんだろう?私はその場所でしばらく待機する…。あの、伝説の『ゼロ』に会えるなら…こんなに嬉しい事はない…」
そう云って、彼は、そこにいた人物と、念入りに打ち合わせをした。
こんな会ったばかりの人間を信じる事に不安を感じない訳ではないが、このとき、彼にとっては、その先にある大きな果実の方に目が向いていた。

 その頃…ルルーシュとスザクは成田に降り立っていた。
「久しぶりの日本だな…」
「君の場合は、あのパレード以来だからね…。と云うか、あのオレンジ畑に行ってから殆ど外に出ていないでしょう?」
二人とも、サングラスをして、今それなりに流行している若者のファッションを身にまとっている。
当然だが、ルルーシュもスザクも、実年齢で行けば、20代ももうすぐ半ば…という年齢なのだが、ルルーシュに至っては、18歳の時から外見が変わらずにいるので、正直気に入らないのだが、男子高校生のような格好をしている。
そして、スザクも外見的に幼いので、ルルーシュに付き合って、男子高校生のようなファッションを身にまとっていた。
この二人が並ぶと、サングラスをかけていても、かなり目立つらしく…周囲の視線が痛かった。
「スザク…さっさと、ホテルにチェックインして、これからの打ち合わせをするぞ…」
ひそひそとルルーシュがスザクに耳打ちする。
確かに、目立つのはまずい…。
スザクも普段なら、こんなに目立つ事はないのだが、やはり、ルルーシュの外見は人目を引くらしい。
それに、かつて、『ゼロ』や『皇帝』をやっていただけあって、普通の人間にはないオーラがあるらしい。
「そうだね…。こんな事で正体がばれるんじゃ、本末転倒だしね…」
そう云って、空港から直接タクシーで、予約していたホテルに向かう。
そして、神楽耶が確保してくれた、ホテルのスイートに荷物を下ろして、早速ノートパソコンを開く。
「とりあえず、神楽耶からもらった資料の中で、今、インターネットの裏サイトなどで出回っている『ゼロ』と『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』に関する情報のリストだ…。ナイトオブゼロだったお前の情報もちらほらある…」
そう云って、ルルーシュはデータを開いて、ディスプレイをスザクに向ける。
「うわぁ…何でこんなことまでばれているの?と云うか、『黒の騎士団』の幹部でなければ知らない事まであるじゃない…」
「ディートハルトの奴…こんな形でバックアップデータを残して…。しかも、多分、これは『ゼロ』が『黒の騎士団』を使って、世界を創造した後、再び混乱状態に陥れる為に作ったとしか思えん…」
ディートハルトのやりたかった事をよく知るルルーシュが腕組みしながら、ぶつくさ言う。
今のところ、まだ、マスコミの方も情報の真偽がイマイチ解らないうえに、こんな、『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』と『ゼロ』が『=』で結ばれるような情報を下手に流す事が出来ないのだろう。
しかし、それも時間の問題だ。
そのうちに、ゴシップ誌あたりが食いついてきて、特集でも組まれた日には世間はそれこそ騒ぎになり、あの扇では、その噂だけでもどうにもできなくなるだろうとルルーシュは予想していた。

 スザクがそのデータを一通り読み終えると、ほぅ…と大きなため息をついた。
「ディートハルトって、確か、最終的にはシュナイゼル殿下の方に回ったジャーナリストだよね?ルルーシュは彼をどうしたのさ?」
「ダモクレスで殺している。どの道、『ゼロレクイエム』で奴の持つ情報は邪魔だったし、あいつがいると、安定した世界をぶち壊しにかかる…」
「じゃあ、今回の情報の出どころは彼のデータであったにしても、流したのは彼じゃないって事だね…」
誰だかは解らないが、確実にこの情報を流している者がいる。
そして、あのパレードには『反ルルーシュ皇帝』の声を上げる者たちが多く集まっていた筈だ。
わざわざ日本で、あのようなパレードをやったのはそのためである。
そうして、世界に『ルルーシュ皇帝憎し』を暗示させる事が必要だったのだから…。
乱暴な方法であった事は自覚している。
ただ…ルルーシュの読みが甘かった…今の状況を考えるにはそう思うしかなかった。
「ふっ…俺自身の読みの甘さ…だな…」
「ルルーシュ…」
確かに、絶対なる善がなければ絶対なる悪もない。
数の多い、少ないの違いはあったとしても、全世界の人間が『反ルルーシュ皇帝』だと考えた事にそもそもの誤りがあったという事である。
そして、あの、ダモクレスとの戦いの時に戦場にいた戦場カメラマンの把握をしなかったのはルルーシュの失態だ。
「このままだと…確実にテロが起きる…。恐らく…この日本で…」
「え?」
「こんな情報が流れているんだ…。扇の事まで流れている…。このままで…終わるはずがない…」
ルルーシュはぎゅっと拳を握り締めて、歯を食いしばる。
「スザク…俺は、情報のあった場所へ行く…。お前なら、俺の変化に気づけるだろう?」
「ま…まぁ、それは…」
二人でコードを持ち、お互いの存在や、変化が、ある程度離れていても気づけるようになった。
「俺は死なないから、万が一の時には、その施設を完全に破壊しろ…。でないと、扇の政権どころか、ナナリーも…」
「解った…。ルルーシュ…本当に一人で?」
「お前まで来たら、捕縛された時、誰が、情報を消去するんだよ…」
苦笑して、ルルーシュが答えた。
こんな情報を漏らして得をする連中…多分…それは…
ルルーシュは危険と知りながら、一人で行くことを決断した。

To Be Continued


あとがきに代えて



うう…
5回で終わるかな…
ってか、無理だな…テロ要素を入れると、もうちょっとかかりそうです。
まぁ、完結するまではちゃんと書きます。
せっかく面白いネタを頂いたのに…。
なんだか、あんまり活かせていない気がするのは気のせいではない筈…
これなら、週1連載にすれば良かった…(って、何か月続ける気だ?)
自分の文章力、表現力のなさに撃沈中です…
それでも、暫くは、これ一本で平日はやり過ごせるか…
あ、でも、25日ってナナリーとロロの誕生日じゃん…。
翌日はアーニャの…
彼らのBirthday企画…できるだけの余力…あるのかなぁ…。
ってか、誕生日、3人一点集中って…( ┰_┰) シクシク
大丈夫!12月のルル誕は絶対にちゃんと、書きますから…!(って、この3人の誕生日に関係ないじゃん…)
私も12月誕生日…♪ルルーシュと星座一緒♪(←さらに関係ない!)


☆拍手のお返事

runeさま:コメントありがとうございます。
と云うか、あれだけ長ったらしい文章…『皇子とレジスタンス』から一気に読まれたのですか…
お疲れ様でございます…
では、順を追ってお返事しますね。
『皇子とレジスタンス』に関しては、単純にレジスタンス側に弾がなかっただけです。
一応、ルルーシュとそれなりに話のできる人材を探したのですが…困っていた時に、『そう言えば、扇って『元教員』って設定だったな…』と云う程度の認識でルルーシュと喋らせました。
リアルの世界では、あんな教員、いたら、同僚たちにも生徒たちにも迷惑です!
あと、ダモクレスの話ですが…私に感想をくださる方はみんな、runeさまと同じ反応をしています。
ご安心ください…あんなくだらない事を考えるのは、ギアスファン多しと云えど、私くらいです…。
『コード』に関してですが、私は、『コードを継承』させた時点で、それまでの『コード保持者』の命が消えると思っています。
実際に、C.C.がシスターから受け取った時もそんな風に描写されていましたし…。
だからこそ、うちの場合、ルルーシュが『コード』を受け取ってから2年の猶予を持たせています。
あの二人の関係って、一種独特なので、そこにスザクを割り込ませたくなかったのと、C.C.との約束をちゃんと果たさせるためと云う意味で…。
まぁ、私はスザルル至上主義者ですが、ルルーシュとC.C.の関係は私の中では特別でして…。
でも、うちの場合、C.C.から『コード』を受け取るのはスザクなのですが、そこにも、C.C.のルルーシュへの(恋愛とかじゃない)愛情みたいなものが込められていると思っています。
で、『ディートハルトの最期の罠』…読んで頂けましたが…。
良かった…。
ただ…この先、runeさまが考えてくださった設定で、私の方の実力が伴わなくて、設定変更を余儀なくされています。
その辺はあらかじめ、ご了承くださいませ。




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2008年10月21日

読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。

ディートハルトの最期の罠 vol.01〜真実の姿〜



 ここは、ジェレミアの持つオレンジ農園…
ルルーシュは相変わらず、パソコンの前に腰かけて、世界の動向を見ている。
今、ルルーシュが生きねばならない理由は、『ゼロ』と云う仮面を継承したスザクと共に、『優しい世界』を作っていくこと…。
Cの世界で何の因果かは知らないが、シャルルがV.V.から奪ったコード…ルルーシュが継承させられていた。
本当なら、あのパレードの時にスザクに殺されている予定だった。
しかし、死ぬ事が許されないのであれば、自分が死んで、スザクが背負うべき業をルルーシュも背負う事が出来る…そう判断して、スザクと共に『ゼロ』を作り上げている。
あのパレードでの『ゼロ』はいくらなんでも、それ以前の『ゼロ』とは違い過ぎる。
故に、コードを継承し、以前の『ゼロ』と今の『ゼロ』をシンクロさせていければそれでいいと思っている。
そして、スザクもルルーシュから2年遅れて、C.C.からコードを継承した。
二人は、『永遠の命』と云う罰を受けながら、今、自分たちの罪を償うべく、ナナリーやユーフェミアの望んだ『優しい世界』を創造る為に動いている。
スザクは表向きの『ゼロ』となっているので、ここに帰って来る事は滅多にない。
でも、常に専用通信で、二人は連絡を取り合い、その場に応じて必要な会話をしている。
あれから5年が過ぎているが…絶対権力者が死んで、一時は民衆がその騒ぎに酔いしれていたが、その絶対権力者が一人消えた事で、生まれてくるひずみに振り回されている感じであった。

 一方、場所が変わって、日本、東京…。
あのジャーナリストは、『ゼロ』の親衛隊隊長であった紅月カレンを探していた。
アッシュフォード学園卒業後、彼女は『リフレイン』の後遺症を患う母と共に暮らしており、日本国首相の扇要の下で働いている筈だった。
最初の1週間は苦労しながらカレンの尾行を続けた。
相手は、『黒の騎士団』で『ゼロ』の親衛隊隊長をやっていたほどの手練…
カレンに気配を悟られる訳にはいかない。
毎日、首相官邸に赴き、そのまま母の待つアパートに帰っていく…。
そんな事を繰り返していた。
あの戦場で、あれだけ、『戦争である』と云う名目の元に人を殺してきた人間とはとても思えなかった。
確かに上手に隠してはいるのだろうが…あの当時、彼女はまだ10代の子供であった筈…。
人を殺したという罪の意識は確実に残るだろうし、テロリスト上がりだから軍人のように訓練されていた訳じゃない。
本当なら、精神科への通院だって必要な筈だというのに…
―――実は、あの子は殺人狂か?
彼はついそんな風に思ってしまった。
あまりに、戦争の影がない…。
否、戦争の後遺症が全くと言っていいほど見られない…。
普通に訓練された軍人だって、戦争のあとは鬱になる。
悪夢にうなされ、気が狂ってしまうものだっているというのに…。
―――とりあえず、『ゼロ』の話を聞いても取り乱す事はないか…
そう考え、ストレートの直球勝負に出る事にした。

 彼は、彼女が首相官邸から出てくるのを待った。
扇首相はどうやら、彼女の家庭事情をよく知るらしく、これまでの調査で、定時に首相官邸から出てくる事を知っていた。
「紅月…カレンさんですね?」
彼は首相官邸から出てきた彼女に声をかけた。
首相官邸では、様々なマスコミが取り囲み、こういった事は慣れているようだった。
しかし、カレンがその男の目を見て、何か嫌な感じがした。
「私は、フリージャーナリストをしていまして、ライと云います。扇首相が所属していた『黒の騎士団』について調べているんですよ…。少しお話を聞かせては頂けませんか?『ゼロ』の親衛隊長さん…?」
事もなげに彼はにこりと笑いながら話している。
カレンの方は、やや顔を引きつらせながら、その男を見つめている。
「な…何のことでしょう?私はただの…」
「紅月カレン…。ブリタニア名ではカレン=シュタットフェルト…。かつて、『ルルーシュ=ランペルージ』、『枢木スザク』、『ニーナ=アインシュタイン』と級友であった…」
これまでに調べ上げた彼女の過去を並べ上げる。
アッシュフォード学園時代の彼女の友人は、彼らだけではないが…この3人だけが出されたという事は…
「あなた…何を言っているの?私は確かに紅月カレンと云う名前だけど、ブリタニア名なんて…」
カレンが困惑しながら否定するが、彼は表情を変えずにさらに話を続ける。
「じゃあ、『ゼロ』の秘密もこんな人の往来でお話ししてもよろしいので?少なくとも、『超合衆国』を作り上げ…『黒の騎士団』のCEOだった『ゼロ』と、あの、ルルーシュ皇帝を刺した『ゼロ』は…」
そこまで言葉を続けると、カレンは彼の言葉を制止する。
「あ…あの…とりあえず、家には病気で寝ている母がいるので…改めて貰えませんか?」
「解りました。1週間後、この時間にここでお待ちしていますよ…紅月カレン隊長…。ああ、逃げようなんて思わないでくださいね。あなたの事はそれなりに調べていますから…」
最後の呼び名にカレンはぴくっと反応するが、黙って、頷いた。

 カレンがそのジャーナリストと会って2週間ほどたったある日…
再び、ジェレミアのオレンジ農園に場所を移す。
「ルルーシュ…スザクはいつ戻れそう?」
ノックもなしに、ルルーシュの居室にアーニャが入って来る。
以前は、そんなアーニャにその都度、『ノックしろ!』と怒っていたのだが…以前、ルルーシュの契約者であったC.C.もそんな感じだった。
云ってもどうせ、改める事はないだろうとルルーシュは諦めたのか、今では何も言わない。
「この間、メールが来たが…恐らく、5日後くらいに帰って来ると言っていたな…」
「そう…」
「何?スザクに何か用でもあるのか?」
ルルーシュは回転椅子を回転させて、アーニャの方に身体を向けた。
「もうすぐ…収穫の時期…。スザクが一日いるだけで、仕事の効率…全然違う…」
「おい!ここに帰って来る時くらい、スザクを休ませてやれ!」
「なら、ルルーシュも手伝って…」
「お前…俺にそれを云うのか…」
いつぞや、オレンジ農園の草取りやら、消毒やら…手伝った事があったが、その後、1週間、ルルーシュは使い物にならなくなったのだ。
「だから、スザクに頼む…」
コードを手にしても、ルルーシュのインドアな体質は変わる事がなかった。
相変わらず、低血圧で寝起きは悪いし、腕力も全然ない。
「少しは、鍛えたら?ちゃんと鍛えれば、それなりになるって…C.C.云ってた…」
「いいんだよ…俺はこれで…」
と、アーニャと話している最中、パソコンからメール着信の合図のアラームが鳴った。
「ん?スザク…じゃない…。しかし、この連絡先を知っているのは…」
ブリタニア皇帝ナナリーの宰相、シュナイゼルと、日本のキョウト六家の皇神楽耶にはこのアドレスを教えている。
『ゼロ』への情報提供を要請しているからだ。
実際に読んでいるのは、スザクではなく、ルルーシュではあるが…。
「神楽耶か…一体何があったんだ?」
ルルーシュがメーラーを開いて、神楽耶からのメールを読むと…
「何!?」
そのメールを読んで、ルルーシュは顔色を変える。
―――いつか、露見する事かも知れないが、こんなに早くに露見するとは…
ルルーシュはそのメールにぐっと唇をかんだ。

 ルルーシュの様子にアーニャが気付いて、近寄ってきた。
「どうか…したの…?」
「スザクを…今すぐ…呼び戻す…。今、スザクは日本にいた筈だ…」
5年間、二人で『ゼロ』をやっている事は知っていた。
それなりのピンチな事もあったし、その度に、ルルーシュは冷静に判断し、スザクに指示していた。
しかし…今回は、ルルーシュ自身が恐ろしいほどの焦りを感じている。
「でも…スザクはまだ…」
「解っている。でも…このまま日本においておくのは…。俺が神楽耶と連絡を取る。アーニャはすぐに…スザクに帰って来るように連絡してくれ…。すべての手続きは神楽耶にさせるから…」
ルルーシュが慌ただしくパソコンのキーボードを叩いている。
日本で何かあったらしいが…それなら、今日本にいるスザクを呼び戻すのは何だか不自然である。
「ルルーシュ…何があった?」
「命知らずが出てきたんだよ…。『ゼロ』の正体を探っているバカがな…」
パソコンのディスプレイから目を離す事なくルルーシュは答えた。
『ゼロ』の正体を探っているだけならまだしも、かなりの情報を手に入れているようだった。
そして、殆ど確信に近い状態で、カレンと接触したという。
「アーニャ、スザクと連絡とった後、ジェレミアを呼んでくれ…。そいつの持って行った資料の中に…ギアスの内容が含まれているらしい…」
「ギアス…?」
そんなものを知っているのは『黒の騎士団』でも一部の人間だけだし、ナナリーやシュナイゼル、コーネリアも、その話については一切していない。
それはそうである。
ギアスを使って、世界を手に入れようとしたルルーシュが死んだ事になっているのだ。
そして、『ゼロ』がギアス嚮団を殲滅した事も彼らは知っている。
実際に、コーネリアはその現場にいたのだ。
ただのジャーナリストの好奇心であれば、とりあえず、そのジャーナリストを叩けばいい…。
もし、ギアスの話まで出てくると、その限りではない。
可能性として、ギアスの存在を知り、その能力を知って、何かたくらむ者が出てきてもおかしくはない。
少なくとも、今の世界にギアスが絡んでくるとなると、話が厄介になる。
また、あの、混沌とした世の中に逆戻りしてしまう可能性だってある。
あの、混沌とした世界がギアスを呼んだのか…それとも、ギアスがあの混沌とした世界を作り上げたのか…
どちらにせよ、せっかく、人ならざる力の排除に成功しているというのに…。

 翌日、スザクがアーニャからの連絡で、ジェレミアのオレンジ農園に戻ってきた。
「ルルーシュ!」
大体の事の把握は出来ていたらしく、アーニャからの連絡ですぐに戻ってきた。
「スザク…すまないな…。ただ、いろいろ、神楽耶からの情報を分析していたら…少なくとも、そいつは、『ゼロ』の中身が入れ替わっている事は確信しているらしい…」
「まぁ、それは気づく人は気づく…。ルルーシュもスザクも、凄い人間だけど…その凄い人間の種類が違う…」
焦りの色を隠せないルルーシュの一言に、いつもの口調でアーニャが口を出す。
彼女は彼女なりに、落ち着けと言っているらしい…。
スザクは、そんなアーニャの姿をちょっと目を向けて、すぐにルルーシュに視線をやる。
「で、どうする?どの道、このまま放っておいたら、彼の持つ情報がどれだけ正しいのかは知らないけれど、じわじわリークされていく事になるよね…」
「ああ…だから、俺とスザクで抑える。恐らく、奴は『黒の騎士団』の残骸から何かを得たらしい…。しかも…扇は完全に『黒の騎士団』のアジト周辺を立ち入り禁止区域に指定してるのにもかかわらず…」
「だとしたら、なんで、『黒の騎士団』のかつてのアジトからの情報が出たんだと解るの?」
「あそこにしかない情報を、そいつが持っていたからだ…」
ルルーシュは何かを思い出したかのように、声を絞り出した。
「扇は、『黒の騎士団』の主要メンバーのデータについては全て回収していた…。しかし、ディートハルトから一度だけ聞いた事があった。『ゼロ』の物語を作っていく上での、バックアップを残していると…。そのデータの回収が…どうやら出来ていなかったらしい…」
ディートハルトは、『黒の騎士団』に入団して、基本的にあのアジトにいるか、『ゼロ』と行動を共にしている事が多かった。
「俺も迂闊だった…。確かにディートハルトの事だ…すぐに、露見するような形で置いておくわけがない…」
「で、何が漏れたの?」
「『黒の騎士団』を率いていた『ゼロ』と『第99代ブリタニア皇帝ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』が同一人物である事が…。少なくともそれがばれたらしい…」
「!」
確かに、『悪逆皇帝』と今では英雄として存在する『ゼロ』の間に『=』が入ってしまえば…世界中、大騒ぎになるだろう。
「とにかく、あのアジトへ行く…。多分、あの警戒網から中に入れるルートはたった一つだ…」
記憶をたどりながらルルーシュは口にした。
そのジャーナリストが、なぜそこを知っているのかは解らないが…。
でも、思いつくのはそこしかなかった。
「スザク…すぐに準備する…。これが今回の偽造パスポートだ。神楽耶の方への伝達も終わっている。明日…日本へ発つぞ…」
そう云って、ルルーシュは先ほど出来たばかりの偽造パスポートをスザクに渡す。
「今回は俺も行く…。多分、俺が行かないと、奴の顔すら拝めない気がするしな…」
ルルーシュは一言、そう呟いて、スザクに準備するよう、促した。

To Be Continued


あとがきに代えて



やっぱり、毎日更新の連載はきついですね…。
1時間仕上げ小説は結構、調子によって変わって来るんですけど、さらさらいけるんですよね…思い付きだけで書くから…(爆)
もうちょっと、文章書き終えてからの掲載にしておけばよかった…。(何をいまさら)
とりあえず、2回目です。
というか、ジャーナリストの名前…必要になったので『ライ』と名乗らせてしまいました。
基本的に、彼もディートハルトと同じ穴のムジナ的存在です。
ただ、彼の場合、自分であの時のルルーシュの動きなど分析して、彼なりにルルーシュに対する評価、スザクに対する評価、ゼロに対する評価をしています。
故に、世間からは白い目で見られる立場の人間です。
確かに、ナナリーや扇が中心に政治を行っていく上では、不都合極まりない事をやろうとしていますから…。
ちなみに、神楽耶たちはルルーシュが生きている事を知りません。
ただ、メールを受け取る人間が『ゼロ』ではなく、他のものであるという認識くらいはあります。
まぁ、割とややこしい設定になってしまったのですが…
一応、オチは決まっています。
途中経過をどうしようか悩んでいます…
ピザとプリン食べながら頑張ります…



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読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。

ディートハルトの最期の罠 vol.01〜真実の姿〜



 ここは、ジェレミアの持つオレンジ農園…
ルルーシュは相変わらず、パソコンの前に腰かけて、世界の動向を見ている。
今、ルルーシュが生きねばならない理由は、『ゼロ』と云う仮面を継承したスザクと共に、『優しい世界』を作っていくこと…。
Cの世界で何の因果かは知らないが、シャルルがV.V.から奪ったコード…ルルーシュが継承させられていた。
本当なら、あのパレードの時にスザクに殺されている予定だった。
しかし、死ぬ事が許されないのであれば、自分が死んで、スザクが背負うべき業をルルーシュも背負う事が出来る…そう判断して、スザクと共に『ゼロ』を作り上げている。
あのパレードでの『ゼロ』はいくらなんでも、それ以前の『ゼロ』とは違い過ぎる。
故に、コードを継承し、以前の『ゼロ』と今の『ゼロ』をシンクロさせていければそれでいいと思っている。
そして、スザクもルルーシュから2年遅れて、C.C.からコードを継承した。
二人は、『永遠の命』と云う罰を受けながら、今、自分たちの罪を償うべく、ナナリーやユーフェミアの望んだ『優しい世界』を創造る為に動いている。
スザクは表向きの『ゼロ』となっているので、ここに帰って来る事は滅多にない。
でも、常に専用通信で、二人は連絡を取り合い、その場に応じて必要な会話をしている。
あれから5年が過ぎているが…絶対権力者が死んで、一時は民衆がその騒ぎに酔いしれていたが、その絶対権力者が一人消えた事で、生まれてくるひずみに振り回されている感じであった。

 一方、場所が変わって、日本、東京…。
あのジャーナリストは、『ゼロ』の親衛隊隊長であった紅月カレンを探していた。
アッシュフォード学園卒業後、彼女は『リフレイン』の後遺症を患う母と共に暮らしており、日本国首相の扇要の下で働いている筈だった。
最初の1週間は苦労しながらカレンの尾行を続けた。
相手は、『黒の騎士団』で『ゼロ』の親衛隊隊長をやっていたほどの手練…
カレンに気配を悟られる訳にはいかない。
毎日、首相官邸に赴き、そのまま母の待つアパートに帰っていく…。
そんな事を繰り返していた。
あの戦場で、あれだけ、『戦争である』と云う名目の元に人を殺してきた人間とはとても思えなかった。
確かに上手に隠してはいるのだろうが…あの当時、彼女はまだ10代の子供であった筈…。
人を殺したという罪の意識は確実に残るだろうし、テロリスト上がりだから軍人のように訓練されていた訳じゃない。
本当なら、精神科への通院だって必要な筈だというのに…
―――実は、あの子は殺人狂か?
彼はついそんな風に思ってしまった。
あまりに、戦争の影がない…。
否、戦争の後遺症が全くと言っていいほど見られない…。
普通に訓練された軍人だって、戦争のあとは鬱になる。
悪夢にうなされ、気が狂ってしまうものだっているというのに…。
―――とりあえず、『ゼロ』の話を聞いても取り乱す事はないか…
そう考え、ストレートの直球勝負に出る事にした。

 彼は、彼女が首相官邸から出てくるのを待った。
扇首相はどうやら、彼女の家庭事情をよく知るらしく、これまでの調査で、定時に首相官邸から出てくる事を知っていた。
「紅月…カレンさんですね?」
彼は首相官邸から出てきた彼女に声をかけた。
首相官邸では、様々なマスコミが取り囲み、こういった事は慣れているようだった。
しかし、カレンがその男の目を見て、何か嫌な感じがした。
「私は、フリージャーナリストをしていまして、ライと云います。扇首相が所属していた『黒の騎士団』について調べているんですよ…。少しお話を聞かせては頂けませんか?『ゼロ』の親衛隊長さん…?」
事もなげに彼はにこりと笑いながら話している。
カレンの方は、やや顔を引きつらせながら、その男を見つめている。
「な…何のことでしょう?私はただの…」
「紅月カレン…。ブリタニア名ではカレン=シュタットフェルト…。かつて、『ルルーシュ=ランペルージ』、『枢木スザク』、『ニーナ=アインシュタイン』と級友であった…」
これまでに調べ上げた彼女の過去を並べ上げる。
アッシュフォード学園時代の彼女の友人は、彼らだけではないが…この3人だけが出されたという事は…
「あなた…何を言っているの?私は確かに紅月カレンと云う名前だけど、ブリタニア名なんて…」
カレンが困惑しながら否定するが、彼は表情を変えずにさらに話を続ける。
「じゃあ、『ゼロ』の秘密もこんな人の往来でお話ししてもよろしいので?少なくとも、『超合衆国』を作り上げ…『黒の騎士団』のCEOだった『ゼロ』と、あの、ルルーシュ皇帝を刺した『ゼロ』は…」
そこまで言葉を続けると、カレンは彼の言葉を制止する。
「あ…あの…とりあえず、家には病気で寝ている母がいるので…改めて貰えませんか?」
「解りました。1週間後、この時間にここでお待ちしていますよ…紅月カレン隊長…。ああ、逃げようなんて思わないでくださいね。あなたの事はそれなりに調べていますから…」
最後の呼び名にカレンはぴくっと反応するが、黙って、頷いた。

 カレンがそのジャーナリストと会って2週間ほどたったある日…
再び、ジェレミアのオレンジ農園に場所を移す。
「ルルーシュ…スザクはいつ戻れそう?」
ノックもなしに、ルルーシュの居室にアーニャが入って来る。
以前は、そんなアーニャにその都度、『ノックしろ!』と怒っていたのだが…以前、ルルーシュの契約者であったC.C.もそんな感じだった。
云ってもどうせ、改める事はないだろうとルルーシュは諦めたのか、今では何も言わない。
「この間、メールが来たが…恐らく、5日後くらいに帰って来ると言っていたな…」
「そう…」
「何?スザクに何か用でもあるのか?」
ルルーシュは回転椅子を回転させて、アーニャの方に身体を向けた。
「もうすぐ…収穫の時期…。スザクが一日いるだけで、仕事の効率…全然違う…」
「おい!ここに帰って来る時くらい、スザクを休ませてやれ!」
「なら、ルルーシュも手伝って…」
「お前…俺にそれを云うのか…」
いつぞや、オレンジ農園の草取りやら、消毒やら…手伝った事があったが、その後、1週間、ルルーシュは使い物にならなくなったのだ。
「だから、スザクに頼む…」
コードを手にしても、ルルーシュのインドアな体質は変わる事がなかった。
相変わらず、低血圧で寝起きは悪いし、腕力も全然ない。
「少しは、鍛えたら?ちゃんと鍛えれば、それなりになるって…C.C.云ってた…」
「いいんだよ…俺はこれで…」
と、アーニャと話している最中、パソコンからメール着信の合図のアラームが鳴った。
「ん?スザク…じゃない…。しかし、この連絡先を知っているのは…」
ブリタニア皇帝ナナリーの宰相、シュナイゼルと、日本のキョウト六家の皇神楽耶にはこのアドレスを教えている。
『ゼロ』への情報提供を要請しているからだ。
実際に読んでいるのは、スザクではなく、ルルーシュではあるが…。
「神楽耶か…一体何があったんだ?」
ルルーシュがメーラーを開いて、神楽耶からのメールを読むと…
「何!?」
そのメールを読んで、ルルーシュは顔色を変える。
―――いつか、露見する事かも知れないが、こんなに早くに露見するとは…
ルルーシュはそのメールにぐっと唇をかんだ。

 ルルーシュの様子にアーニャが気付いて、近寄ってきた。
「どうか…したの…?」
「スザクを…今すぐ…呼び戻す…。今、スザクは日本にいた筈だ…」
5年間、二人で『ゼロ』をやっている事は知っていた。
それなりのピンチな事もあったし、その度に、ルルーシュは冷静に判断し、スザクに指示していた。
しかし…今回は、ルルーシュ自身が恐ろしいほどの焦りを感じている。
「でも…スザクはまだ…」
「解っている。でも…このまま日本においておくのは…。俺が神楽耶と連絡を取る。アーニャはすぐに…スザクに帰って来るように連絡してくれ…。すべての手続きは神楽耶にさせるから…」
ルルーシュが慌ただしくパソコンのキーボードを叩いている。
日本で何かあったらしいが…それなら、今日本にいるスザクを呼び戻すのは何だか不自然である。
「ルルーシュ…何があった?」
「命知らずが出てきたんだよ…。『ゼロ』の正体を探っているバカがな…」
パソコンのディスプレイから目を離す事なくルルーシュは答えた。
『ゼロ』の正体を探っているだけならまだしも、かなりの情報を手に入れているようだった。
そして、殆ど確信に近い状態で、カレンと接触したという。
「アーニャ、スザクと連絡とった後、ジェレミアを呼んでくれ…。そいつの持って行った資料の中に…ギアスの内容が含まれているらしい…」
「ギアス…?」
そんなものを知っているのは『黒の騎士団』でも一部の人間だけだし、ナナリーやシュナイゼル、コーネリアも、その話については一切していない。
それはそうである。
ギアスを使って、世界を手に入れようとしたルルーシュが死んだ事になっているのだ。
そして、『ゼロ』がギアス嚮団を殲滅した事も彼らは知っている。
実際に、コーネリアはその現場にいたのだ。
ただのジャーナリストの好奇心であれば、とりあえず、そのジャーナリストを叩けばいい…。
もし、ギアスの話まで出てくると、その限りではない。
可能性として、ギアスの存在を知り、その能力を知って、何かたくらむ者が出てきてもおかしくはない。
少なくとも、今の世界にギアスが絡んでくるとなると、話が厄介になる。
また、あの、混沌とした世の中に逆戻りしてしまう可能性だってある。
あの、混沌とした世界がギアスを呼んだのか…それとも、ギアスがあの混沌とした世界を作り上げたのか…
どちらにせよ、せっかく、人ならざる力の排除に成功しているというのに…。

 翌日、スザクがアーニャからの連絡で、ジェレミアのオレンジ農園に戻ってきた。
「ルルーシュ!」
大体の事の把握は出来ていたらしく、アーニャからの連絡ですぐに戻ってきた。
「スザク…すまないな…。ただ、いろいろ、神楽耶からの情報を分析していたら…少なくとも、そいつは、『ゼロ』の中身が入れ替わっている事は確信しているらしい…」
「まぁ、それは気づく人は気づく…。ルルーシュもスザクも、凄い人間だけど…その凄い人間の種類が違う…」
焦りの色を隠せないルルーシュの一言に、いつもの口調でアーニャが口を出す。
彼女は彼女なりに、落ち着けと言っているらしい…。
スザクは、そんなアーニャの姿をちょっと目を向けて、すぐにルルーシュに視線をやる。
「で、どうする?どの道、このまま放っておいたら、彼の持つ情報がどれだけ正しいのかは知らないけれど、じわじわリークされていく事になるよね…」
「ああ…だから、俺とスザクで抑える。恐らく、奴は『黒の騎士団』の残骸から何かを得たらしい…。しかも…扇は完全に『黒の騎士団』のアジト周辺を立ち入り禁止区域に指定してるのにもかかわらず…」
「だとしたら、なんで、『黒の騎士団』のかつてのアジトからの情報が出たんだと解るの?」
「あそこにしかない情報を、そいつが持っていたからだ…」
ルルーシュは何かを思い出したかのように、声を絞り出した。
「扇は、『黒の騎士団』の主要メンバーのデータについては全て回収していた…。しかし、ディートハルトから一度だけ聞いた事があった。『ゼロ』の物語を作っていく上での、バックアップを残していると…。そのデータの回収が…どうやら出来ていなかったらしい…」
ディートハルトは、『黒の騎士団』に入団して、基本的にあのアジトにいるか、『ゼロ』と行動を共にしている事が多かった。
「俺も迂闊だった…。確かにディートハルトの事だ…すぐに、露見するような形で置いておくわけがない…」
「で、何が漏れたの?」
「『黒の騎士団』を率いていた『ゼロ』と『第99代ブリタニア皇帝ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』が同一人物である事が…。少なくともそれがばれたらしい…」
「!」
確かに、『悪逆皇帝』と今では英雄として存在する『ゼロ』の間に『=』が入ってしまえば…世界中、大騒ぎになるだろう。
「とにかく、あのアジトへ行く…。多分、あの警戒網から中に入れるルートはたった一つだ…」
記憶をたどりながらルルーシュは口にした。
そのジャーナリストが、なぜそこを知っているのかは解らないが…。
でも、思いつくのはそこしかなかった。
「スザク…すぐに準備する…。これが今回の偽造パスポートだ。神楽耶の方への伝達も終わっている。明日…日本へ発つぞ…」
そう云って、ルルーシュは先ほど出来たばかりの偽造パスポートをスザクに渡す。
「今回は俺も行く…。多分、俺が行かないと、奴の顔すら拝めない気がするしな…」
ルルーシュは一言、そう呟いて、スザクに準備するよう、促した。

To Be Continued


あとがきに代えて



やっぱり、毎日更新の連載はきついですね…。
1時間仕上げ小説は結構、調子によって変わって来るんですけど、さらさらいけるんですよね…思い付きだけで書くから…(爆)
もうちょっと、文章書き終えてからの掲載にしておけばよかった…。(何をいまさら)
とりあえず、2回目です。
というか、ジャーナリストの名前…必要になったので『ライ』と名乗らせてしまいました。
基本的に、彼もディートハルトと同じ穴のムジナ的存在です。
ただ、彼の場合、自分であの時のルルーシュの動きなど分析して、彼なりにルルーシュに対する評価、スザクに対する評価、ゼロに対する評価をしています。
故に、世間からは白い目で見られる立場の人間です。
確かに、ナナリーや扇が中心に政治を行っていく上では、不都合極まりない事をやろうとしていますから…。
ちなみに、神楽耶たちはルルーシュが生きている事を知りません。
ただ、メールを受け取る人間が『ゼロ』ではなく、他のものであるという認識くらいはあります。
まぁ、割とややこしい設定になってしまったのですが…
一応、オチは決まっています。
途中経過をどうしようか悩んでいます…
ピザとプリン食べながら頑張ります…



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2008年10月20日

読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。

ディートハルトの最期の罠 vol.00〜秘密の発見〜


 第99代ブリタニア皇帝、ルルーシュ=ヴィ=ブリタニアが万民の目の前で『ゼロ』によって、殺害されたというニュースが、瞬く間に世界中を駆け巡っていた。
彼の皇帝即位当初は、彼の『貴族制度廃止』や『植民エリアの解放』などの措置に、民衆はあれほど歓喜し、ルルーシュ皇帝を支持したというのに、ダモクレスとの戦い以後、手のひらを返したように『悪逆皇帝ルルーシュ』の名前だけが世間を飛び交っている。
「ふん…民衆など、結局長いものに巻かれるだけの、考える事をしないサルに過ぎなかったという事か…」
一人のジャーナリストが、『悪逆皇帝ルルーシュ』の特集を組んだ雑誌や新聞、果ては、ハードカバーの彼の生い立ちを記した書籍などを積み上げているデスクを一瞥する。
世の中は、結局、あれだけの闘いの被害を全て、『ルルーシュ皇帝』の責任としてなすりつけ、あのパレードに現れた、それまでの『ゼロ』とは、別人のような人物を『英雄ゼロ』と称え、バカの一つ覚えみたいにナナリー皇帝が表に出てくるたびに、いつもより添っている『ゼロ』に対して、『ゼロ』コールでの大歓迎をしている。
そして、『ルルーシュ皇帝』を賞賛する者に対しては、確かに公の罪にはならないものの、世間からの目に見えない圧力がかかる。
このジャーナリストも、『悪逆皇帝ルルーシュ』と云う人物に興味を持ち、彼の生い立ちを調べに調べていた。
確かにブリタニア皇族ではあったが、中身は何とも、一般市民では理解も出来ないような複雑な生い立ちだ。
9歳の時に、実母…しかも、ブリアニア帝国内でも庶民の出でありながら、騎士候にまで上り詰め、民衆からの支持を集めていた『閃光のマリアンヌ』は、何者かに殺され、遺児であるルルーシュとナナリーはあの頃、どうしてそんな必要があったのか、理解に苦しむが、日本へ、『留学』と云う名目で『人質』として送られている。
「さぞや、当時に日本政府も扱いに困っただろうに…」
当時、ブリタニアと日本はいつ戦争が起きてもおかしくないような、瀬戸際外交を繰り広げていた。
云うならば、一触即発の状態で、下手な一言一つで戦争になりかねないほどの緊張状態だった。
あの、シャルル皇帝が、戦争を食い止めるために、わざわざ我が子を『人質』に出すなどとはとても考えにくい。
むしろ、世界中を武力で制圧していたあの皇帝だ。
我が子に何かあった時に攻め込む理由作りをする…そんな事をしなくても、ブリタニアは当時、一方的に宣戦布告し、各国を植民エリアとしていた。
戦争の口実を作るという意味でも、この『人質』は意味がない。

 このジャーナリスト、最初に興味をもったのは、『黒の騎士団』を率いていた『ゼロ』だった。
しかし、日本奪還の為の戦争の時、『黒の騎士団』から、『ゼロ』の戦死が報道され、その時彼は、本当に落胆した。
ディートハルトと云う自分の先輩ジャーナリストが『ゼロ』の傍らにいると聞いた時、ディートハルトに対して、嫉妬さえした。
自分が『ゼロ』の傍らに立ちたかった…と…。
ジャーナリスト仲間の中でも、『ゼロ』に対する興味を持つ者は多かった。
仮面で顔を隠されているが、恐らくは、自分たちよりも若い…。
それでも、ブリタニアのコーネリアの軍、ナイトオブラウンズはおろか、シュナイゼルの軍をも苦しめていたのだ。
『ゼロ』の死亡報道後、黒の騎士団はすっかり、シュナイゼルの手足となっていた。
そして、実際にはダモクレスから放たれていたフレイヤを、身体を張って食い止めていたのは、ルルーシュ皇帝の率いていたブリタニアの正規軍だ。
ルルーシュ皇帝が撃ったのは、ルルーシュ皇帝が勝利宣言をした時の一発だけだ。
すると、『あのダモクレスからフレイヤを乱発していたのは誰だ…?』と云う疑問は自然にわきあがるというもの。
ルルーシュ皇帝はアヴァロンから蜃気楼で出撃して、自身のナイトオブゼロ『枢木スザク』のランスロットと共に、フレイヤを止めていたのだ。
あの時、戦場カメラマンとして、一部始終を見ていた。
あの時のあの二人の働きは、賞賛されこそすれ、ここまで批難されるべきものでもない。
知らないという事はそんなものなのかも知れないが…
それにしても、民衆の単純さ加減にはほとほと呆れる。
実際に、戦場でその光景を見ていた者であれば、誰でもそう思うものを…。
もっとも、戦場カメラマンでなければ、なかなか、民間人でそんな現場に居合わせて、映画でも見た事ないようなあんな壮絶なシーンを直接見る事など出来る筈もない。
あの時、彼はカメラのシャッターを切る事を忘れて、ただ、見とれていた。
周囲のジャーナリストやカメラマンたちに聞いても同じように答えた。
それほどまでに、あの時の光景は壮絶で、凄まじくて、そして…全てを忘れるような光景であった。
恐らく、あそこにいた『黒の騎士団』もダモクレスを守るために戦っていたナイトメア達も、みんな見ていた筈だ。
恐らくは、完全に緘口令が敷かれているのだろう。
『悪逆皇帝ルルーシュ』がフレイヤを止めたなどと云う事実…今、政治の中心に立っている、ブリタニア皇帝や日本国首相には邪魔な事実でしかないのだから…

 あと、彼の傍らにいたナイトオブゼロ…
元々は『白き死神』と称された『枢木スザク』をいつの間にか懐柔していた。
『枢木スザク』と云う人物は、元々、イレヴンで、名誉ブリタニア人だ。
そして、ブリタニアに占領される以前、最後の首相『枢木ゲンブ』の嫡子だという。
その彼が、何故か、ブリタニア軍に所属し、『日本の為』にではなく、『ブリタニアの為』に戦っていた。
そのうち、お年頃の皇女様に気に入られ、その皇女様の騎士となった。
「あの男もよく解らんな…」
『皇帝ルルーシュ』が表舞台に出てきた時の、あの時の身のこなし…
まるで…『ルルーシュ皇帝』を殺害した時の『ゼロ』だ。
今では、『悪逆皇帝ルルーシュ』のナイトオブゼロとしてこれまた、日本人はおろか、世界中人間が『悪逆皇帝ルルーシュ』の悪逆の片棒を担いでいた『地位の為なら同族をも平気で殺す悪逆騎士』と称されている。
しかし、あのパレードでの皇帝抹殺劇…彼の目から見て、完全な茶番劇に見えた。
あの時、皇帝の側近であるジェレミアが『ゼロ』に対する銃撃をやめさせている。
それに、ジェレミア自身の身体能力も、何があったかは知らないが、以前と比べて、比べ物にならないほど上がっていた。
そのジェレミアの動きも気になる。
それに、あの『ゼロ』の雰囲気の変化…
あのパレード以降の『ゼロ』の身体能力はそれまでの彼とは全く違うものだ。
そして、それ以降、表舞台に出てくる『ゼロ』は一言も喋らない。
何より、黙って立っているだけでも目がそちらに行ってしまうような…引き込まれてしまうような、そんな彼の雰囲気が全くなくなった。
―――中身が入れ替わっている…確実に…
『ゼロ』とは、ナナリー皇帝がエリア11の総督に就任した時に『行政特区日本』を立ち上げた時に、100万人のイレヴンをエリア11から脱出させた時に、記号となった。
しかし、『黒の騎士団』を率いている『ゼロ』は別だったと彼は考える。
あのカリスマは、普通の人間が持ち合わせているものではない。
あれは…『王』たる者の持つ…特別なものだと思った。
だからこそ、ディートハルトも危険を冒してもあの『ゼロ』に着いていったのだろう。
いつの間にか、シュナイゼルの元へと渡っていた事も気になるが…
彼自身、ルルーシュ皇帝を否定していない。
あんな、バカの一つ覚えみたいに『悪逆皇帝ルルーシュ』などと叫んでいるバカどもと一緒になりたくないと思う気持ちと、真実を知りたいという思いからだ。
自分が焦がれたあの『ゼロ』を…そして、あの『ゼロ』を思わせる存在感を放っていた『ルルーシュ皇帝』の事をもっと知りたかった。
―――ならば…もっと調べるまで…
そう思って、彼は、上着を羽織り、カメラなどの機材の入ったバッグを肩にかけて自分の住居兼仕事場になっているマンションの一室を後にした。

 かつてのシンジュクゲットー…現在では新宿地区となっているエリアに来た。
ここには、かつて、『黒の騎士団』のアジトがあったという。
復興はまだ、それほど進んでおらず、まだまだ、エリア11と呼ばれた頃の面影が色濃く残っている。
自分の持っている資料から、かつての『黒の騎士団』のアジトへと向かう。
地下に造られていた、そこは…今でも、きちんと整備すれば、稼働しそうな機材が揃っており、まだ、戦争が終わって間もない事が解る。
そして、ディートハルトが担当していたであろう、情報部門の資料がありそうな部屋を探した。
殆どが、日本政府に持ち出されていた。
「結局…『ゼロ』の事を、隠し続けるつもりか…」
一人ぼやきながら、埃だらけのディスクを調べる。
その中にあるのは、殆どが、あまり役に立たない『黒の騎士団』のメンバーのデータだった。
主だった幹部メンバーのデータは既に持ち出されている。
彼はそんな状況を見ながら、くっと苦笑するしかなかった。
どれほど、『正義の為』だとか、『平和の為』だとか言ったところで、今の日本国の首相になっている扇要とて、人に知られては困る事が山ほどあるらしい。
色々棚をあさっているが、なかなか、めぼしいものが見つからない。
とりあえず、あまり役に立たなそうなデータでも何でもいいから…と色々とまとめて持ってきたバッグに詰め込んだ。
ジャーナリスト仲間の中でも新宿に『黒の騎士団』のかつてのアジトがあった事を知っている者は多いが、詳しい場所まで知る者はあまりいない。
それに、基本的には立ち入り禁止区域となっている。
彼がそんなものを知っている理由は、『黒の騎士団』に入団していた訳じゃないが、先輩であるディートハルトに頼まれ、調べ物をして、その資料の受け渡しをしていたから、『黒の騎士団』のメンバーでも知らない抜け道を知っていたからだ。
ディートハルトは、その通路を『ゼロ』以外知る者はいないと言っていた。
いつか、直接会わせてやるとは言われていたが、結局、その約束は守られる事はなく、ブラックリベリオン、第二次東京決戦、そして、アヴァロンとダモクレスの戦いによって、ディートハルトの消息は不明になり、『ゼロ』もウソか本当か解らないような『戦死発表』をされたきりだ。
そして、現れたのが、完全に別人のようになった『ゼロ』だ。
唯一、手がかりになるとすれば、あの『ゼロ』が彼の知っている『ゼロ』であれば、この通路の事を知っている…その事くらいだ。

 ようやく、残されていたデータディスクをバッグに詰めて、立ち上がる。
そして、ふっと、棚の方を見た時に何か、小さな箱を見つけた。
「なんだこれは…」
そう思って、その箱を手に取ると、ディートハルトの残したものであろうものである事が解った。
ディートハルトが『黒の騎士団』に所属してからいつ死んでもおかしくない状況にいた為、万が一の時には彼にその情報を渡すつもりでいたらしい。
その箱にはロックがかけられている。
しかし、ディートハルトの残したものであれば、ディートハルトが以前、彼に教えたパスワードで開くはずだ…。
そして、彼は、その箱にパスワードを打ち込む。
「20001205」
8桁の番号を押すと、その箱は開いた。
「!」
本当に開いた。
きっと、何か、重要な秘密があるのだろうと、彼はその中身を見ると、マイクロディスクが10枚ほど入っていた。
「これだ!」
彼は、すぐにそれらを自分のマンションに持ち帰った。
そして、その膨大な記録データを見ていると…
「なんだ…これは…。『ゼロ』は…戦死ではなかったのか…」
彼が驚いて、そのデータを繰り返し見続ける。
『ゼロ』が自ら仮面を外している。
そして、『ゼロ』の親衛隊隊長である筈の紅月カレンが『ゼロ』の傍から離れていき…一斉射撃が始まっている。
その直後、誰が乗っているかは知らないが、『ゼロ』の専用機『蜃気楼』が仮面を外した『ゼロ』を庇い、そのまま『ゼロ』を連れ去った。
しかし、ある瞬間、『蜃気楼』以外の動きが止まっている。
「これは…クーデター…。しかも、あの『ゼロ』は…『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』?」
その時、彼の中で、バラバラになっていたパズルの重要なピースを見つけた気がした。
彼はその時、ふっと顔に笑みを浮かべた。
ジャーナリストとして、これほどのスクープネタはない…。
しかし、今持つ彼の情報だけでは足りない…
「ディートハルト先輩…面白いものをありがとうございます…。この、アホらしい世界…もうちょっと調べてみると面白い事になりそうですね…」
そう一言呟いて、先ほど、アジトから持ち帰ったデータを全て、見直し始めた。

To Be Continued


あとがきに代えて



 原案はruneさまに頂きました。
ありがとうございます。
それなりに長くなりそうなので、連載ものになります。
と云うか、過去情報を手にするまでの時間が長すぎですね。
それでも、やっぱり、政府としてはルルーシュがあんまりいい事していた事を世間に知られる訳にはいかなかったでしょうし、あれだけ『正義』を振りかざしていたので、あんまり汚点があったりすると、混乱のもとですしね…。
だから、扇たちは自分たちのデータを全て回収しています。
ま、歴史と云うのは、『勝者』の為に描かれるという事で…
まぁ、ディートハルトの場合、結構それなりに秘密の通路を確保していたという設定となっており、一応『ゼロ』だけは知っているという設定にしておきました。
で、このジャーナリスト君、名前がないです。
一応、すごく重要で、殆ど主人公扱いなのですが…
いっそ『ライ』と云う名前にしようかとも思ったのですが…それもまた…なんだかなぁ…って事で…。
とりあえず、困らない限りは彼に名前はないです。
今週は平日の5日間は、この話になります。
まだ、最後まで書けていないので…いつまで続くかは…(おい!)


☆拍手のお返事


未来さま:コメント、ありがとうございます。
ダモクレスの話に関しては…あんな事考えるのはギアスファンの多しと云えど、私くらいでしょう。
ホント、下らない事にばかり目が行って、申し訳ないです…m(__)m
R2版LOST COLORS…出て欲しいと思う人はいっぱいいると思うので…作って欲しいですよね…。
前回のLOST COLORS…ルルーシュにもスザクにも救いがありましたしね…(ライに対する扱いは色々ですが)
あと、『業を残す者、業を残される者』は、ホント、完全に『If』の世界のお話で…想像するといろんな物語が出来るんですよね…。
今回も、いつぞや、『黒の騎士団』が『ゼロ』を排斥した後に書いた小説同様、カレンに私の本音を言わせています。
こう云う時、カレンって、私の都合のいいキャラ設定になっていますね…。



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読者様からの原案提供小説 第一弾

 この度は、runeさまからご提供頂いた、原案をもとに書きあげた作品です。
原案のご提供、ありがとうございました。
『コードギアス反逆のルルーシュR2』『Final TURN』以降のお話となっています。
ルルーシュもスザクもコードを継承しており、二人で『ゼロ』を演じている世界となっています。
一応、『ゼロ』の正体は秘密となっていますが、神楽耶とシュナイゼルだけは、『ゼロ』との通信を可能としてありますが、二人とも、『ゼロ』とは会わずにおり、基本的には情報提供者と云う設定です。
ここに出てくる、ジャーナリストは、ダモクレスでシュナイゼルに殺されたディートハルトの後輩と云う設定です。
ただし、ディートハルトへの情報提供をしていたので、『黒の騎士団』に名前はありませんでしたが、結構、『黒の騎士団』の内情を知っており、調べる術も持っています。
一応、その辺の設定をご理解のうえ、お読みいただくよう、お願いいたします。

ディートハルトの最期の罠 vol.00〜秘密の発見〜


 第99代ブリタニア皇帝、ルルーシュ=ヴィ=ブリタニアが万民の目の前で『ゼロ』によって、殺害されたというニュースが、瞬く間に世界中を駆け巡っていた。
彼の皇帝即位当初は、彼の『貴族制度廃止』や『植民エリアの解放』などの措置に、民衆はあれほど歓喜し、ルルーシュ皇帝を支持したというのに、ダモクレスとの戦い以後、手のひらを返したように『悪逆皇帝ルルーシュ』の名前だけが世間を飛び交っている。
「ふん…民衆など、結局長いものに巻かれるだけの、考える事をしないサルに過ぎなかったという事か…」
一人のジャーナリストが、『悪逆皇帝ルルーシュ』の特集を組んだ雑誌や新聞、果ては、ハードカバーの彼の生い立ちを記した書籍などを積み上げているデスクを一瞥する。
世の中は、結局、あれだけの闘いの被害を全て、『ルルーシュ皇帝』の責任としてなすりつけ、あのパレードに現れた、それまでの『ゼロ』とは、別人のような人物を『英雄ゼロ』と称え、バカの一つ覚えみたいにナナリー皇帝が表に出てくるたびに、いつもより添っている『ゼロ』に対して、『ゼロ』コールでの大歓迎をしている。
そして、『ルルーシュ皇帝』を賞賛する者に対しては、確かに公の罪にはならないものの、世間からの目に見えない圧力がかかる。
このジャーナリストも、『悪逆皇帝ルルーシュ』と云う人物に興味を持ち、彼の生い立ちを調べに調べていた。
確かにブリタニア皇族ではあったが、中身は何とも、一般市民では理解も出来ないような複雑な生い立ちだ。
9歳の時に、実母…しかも、ブリアニア帝国内でも庶民の出でありながら、騎士候にまで上り詰め、民衆からの支持を集めていた『閃光のマリアンヌ』は、何者かに殺され、遺児であるルルーシュとナナリーはあの頃、どうしてそんな必要があったのか、理解に苦しむが、日本へ、『留学』と云う名目で『人質』として送られている。
「さぞや、当時に日本政府も扱いに困っただろうに…」
当時、ブリタニアと日本はいつ戦争が起きてもおかしくないような、瀬戸際外交を繰り広げていた。
云うならば、一触即発の状態で、下手な一言一つで戦争になりかねないほどの緊張状態だった。
あの、シャルル皇帝が、戦争を食い止めるために、わざわざ我が子を『人質』に出すなどとはとても考えにくい。
むしろ、世界中を武力で制圧していたあの皇帝だ。
我が子に何かあった時に攻め込む理由作りをする…そんな事をしなくても、ブリタニアは当時、一方的に宣戦布告し、各国を植民エリアとしていた。
戦争の口実を作るという意味でも、この『人質』は意味がない。

 このジャーナリスト、最初に興味をもったのは、『黒の騎士団』を率いていた『ゼロ』だった。
しかし、日本奪還の為の戦争の時、『黒の騎士団』から、『ゼロ』の戦死が報道され、その時彼は、本当に落胆した。
ディートハルトと云う自分の先輩ジャーナリストが『ゼロ』の傍らにいると聞いた時、ディートハルトに対して、嫉妬さえした。
自分が『ゼロ』の傍らに立ちたかった…と…。
ジャーナリスト仲間の中でも、『ゼロ』に対する興味を持つ者は多かった。
仮面で顔を隠されているが、恐らくは、自分たちよりも若い…。
それでも、ブリタニアのコーネリアの軍、ナイトオブラウンズはおろか、シュナイゼルの軍をも苦しめていたのだ。
『ゼロ』の死亡報道後、黒の騎士団はすっかり、シュナイゼルの手足となっていた。
そして、実際にはダモクレスから放たれていたフレイヤを、身体を張って食い止めていたのは、ルルーシュ皇帝の率いていたブリタニアの正規軍だ。
ルルーシュ皇帝が撃ったのは、ルルーシュ皇帝が勝利宣言をした時の一発だけだ。
すると、『あのダモクレスからフレイヤを乱発していたのは誰だ…?』と云う疑問は自然にわきあがるというもの。
ルルーシュ皇帝はアヴァロンから蜃気楼で出撃して、自身のナイトオブゼロ『枢木スザク』のランスロットと共に、フレイヤを止めていたのだ。
あの時、戦場カメラマンとして、一部始終を見ていた。
あの時のあの二人の働きは、賞賛されこそすれ、ここまで批難されるべきものでもない。
知らないという事はそんなものなのかも知れないが…
それにしても、民衆の単純さ加減にはほとほと呆れる。
実際に、戦場でその光景を見ていた者であれば、誰でもそう思うものを…。
もっとも、戦場カメラマンでなければ、なかなか、民間人でそんな現場に居合わせて、映画でも見た事ないようなあんな壮絶なシーンを直接見る事など出来る筈もない。
あの時、彼はカメラのシャッターを切る事を忘れて、ただ、見とれていた。
周囲のジャーナリストやカメラマンたちに聞いても同じように答えた。
それほどまでに、あの時の光景は壮絶で、凄まじくて、そして…全てを忘れるような光景であった。
恐らく、あそこにいた『黒の騎士団』もダモクレスを守るために戦っていたナイトメア達も、みんな見ていた筈だ。
恐らくは、完全に緘口令が敷かれているのだろう。
『悪逆皇帝ルルーシュ』がフレイヤを止めたなどと云う事実…今、政治の中心に立っている、ブリタニア皇帝や日本国首相には邪魔な事実でしかないのだから…

 あと、彼の傍らにいたナイトオブゼロ…
元々は『白き死神』と称された『枢木スザク』をいつの間にか懐柔していた。
『枢木スザク』と云う人物は、元々、イレヴンで、名誉ブリタニア人だ。
そして、ブリタニアに占領される以前、最後の首相『枢木ゲンブ』の嫡子だという。
その彼が、何故か、ブリタニア軍に所属し、『日本の為』にではなく、『ブリタニアの為』に戦っていた。
そのうち、お年頃の皇女様に気に入られ、その皇女様の騎士となった。
「あの男もよく解らんな…」
『皇帝ルルーシュ』が表舞台に出てきた時の、あの時の身のこなし…
まるで…『ルルーシュ皇帝』を殺害した時の『ゼロ』だ。
今では、『悪逆皇帝ルルーシュ』のナイトオブゼロとしてこれまた、日本人はおろか、世界中人間が『悪逆皇帝ルルーシュ』の悪逆の片棒を担いでいた『地位の為なら同族をも平気で殺す悪逆騎士』と称されている。
しかし、あのパレードでの皇帝抹殺劇…彼の目から見て、完全な茶番劇に見えた。
あの時、皇帝の側近であるジェレミアが『ゼロ』に対する銃撃をやめさせている。
それに、ジェレミア自身の身体能力も、何があったかは知らないが、以前と比べて、比べ物にならないほど上がっていた。
そのジェレミアの動きも気になる。
それに、あの『ゼロ』の雰囲気の変化…
あのパレード以降の『ゼロ』の身体能力はそれまでの彼とは全く違うものだ。
そして、それ以降、表舞台に出てくる『ゼロ』は一言も喋らない。
何より、黙って立っているだけでも目がそちらに行ってしまうような…引き込まれてしまうような、そんな彼の雰囲気が全くなくなった。
―――中身が入れ替わっている…確実に…
『ゼロ』とは、ナナリー皇帝がエリア11の総督に就任した時に『行政特区日本』を立ち上げた時に、100万人のイレヴンをエリア11から脱出させた時に、記号となった。
しかし、『黒の騎士団』を率いている『ゼロ』は別だったと彼は考える。
あのカリスマは、普通の人間が持ち合わせているものではない。
あれは…『王』たる者の持つ…特別なものだと思った。
だからこそ、ディートハルトも危険を冒してもあの『ゼロ』に着いていったのだろう。
いつの間にか、シュナイゼルの元へと渡っていた事も気になるが…
彼自身、ルルーシュ皇帝を否定していない。
あんな、バカの一つ覚えみたいに『悪逆皇帝ルルーシュ』などと叫んでいるバカどもと一緒になりたくないと思う気持ちと、真実を知りたいという思いからだ。
自分が焦がれたあの『ゼロ』を…そして、あの『ゼロ』を思わせる存在感を放っていた『ルルーシュ皇帝』の事をもっと知りたかった。
―――ならば…もっと調べるまで…
そう思って、彼は、上着を羽織り、カメラなどの機材の入ったバッグを肩にかけて自分の住居兼仕事場になっているマンションの一室を後にした。

 かつてのシンジュクゲットー…現在では新宿地区となっているエリアに来た。
ここには、かつて、『黒の騎士団』のアジトがあったという。
復興はまだ、それほど進んでおらず、まだまだ、エリア11と呼ばれた頃の面影が色濃く残っている。
自分の持っている資料から、かつての『黒の騎士団』のアジトへと向かう。
地下に造られていた、そこは…今でも、きちんと整備すれば、稼働しそうな機材が揃っており、まだ、戦争が終わって間もない事が解る。
そして、ディートハルトが担当していたであろう、情報部門の資料がありそうな部屋を探した。
殆どが、日本政府に持ち出されていた。
「結局…『ゼロ』の事を、隠し続けるつもりか…」
一人ぼやきながら、埃だらけのディスクを調べる。
その中にあるのは、殆どが、あまり役に立たない『黒の騎士団』のメンバーのデータだった。
主だった幹部メンバーのデータは既に持ち出されている。
彼はそんな状況を見ながら、くっと苦笑するしかなかった。
どれほど、『正義の為』だとか、『平和の為』だとか言ったところで、今の日本国の首相になっている扇要とて、人に知られては困る事が山ほどあるらしい。
色々棚をあさっているが、なかなか、めぼしいものが見つからない。
とりあえず、あまり役に立たなそうなデータでも何でもいいから…と色々とまとめて持ってきたバッグに詰め込んだ。
ジャーナリスト仲間の中でも新宿に『黒の騎士団』のかつてのアジトがあった事を知っている者は多いが、詳しい場所まで知る者はあまりいない。
それに、基本的には立ち入り禁止区域となっている。
彼がそんなものを知っている理由は、『黒の騎士団』に入団していた訳じゃないが、先輩であるディートハルトに頼まれ、調べ物をして、その資料の受け渡しをしていたから、『黒の騎士団』のメンバーでも知らない抜け道を知っていたからだ。
ディートハルトは、その通路を『ゼロ』以外知る者はいないと言っていた。
いつか、直接会わせてやるとは言われていたが、結局、その約束は守られる事はなく、ブラックリベリオン、第二次東京決戦、そして、アヴァロンとダモクレスの戦いによって、ディートハルトの消息は不明になり、『ゼロ』もウソか本当か解らないような『戦死発表』をされたきりだ。
そして、現れたのが、完全に別人のようになった『ゼロ』だ。
唯一、手がかりになるとすれば、あの『ゼロ』が彼の知っている『ゼロ』であれば、この通路の事を知っている…その事くらいだ。

 ようやく、残されていたデータディスクをバッグに詰めて、立ち上がる。
そして、ふっと、棚の方を見た時に何か、小さな箱を見つけた。
「なんだこれは…」
そう思って、その箱を手に取ると、ディートハルトの残したものであろうものである事が解った。
ディートハルトが『黒の騎士団』に所属してからいつ死んでもおかしくない状況にいた為、万が一の時には彼にその情報を渡すつもりでいたらしい。
その箱にはロックがかけられている。
しかし、ディートハルトの残したものであれば、ディートハルトが以前、彼に教えたパスワードで開くはずだ…。
そして、彼は、その箱にパスワードを打ち込む。
「20001205」
8桁の番号を押すと、その箱は開いた。
「!」
本当に開いた。
きっと、何か、重要な秘密があるのだろうと、彼はその中身を見ると、マイクロディスクが10枚ほど入っていた。
「これだ!」
彼は、すぐにそれらを自分のマンションに持ち帰った。
そして、その膨大な記録データを見ていると…
「なんだ…これは…。『ゼロ』は…戦死ではなかったのか…」
彼が驚いて、そのデータを繰り返し見続ける。
『ゼロ』が自ら仮面を外している。
そして、『ゼロ』の親衛隊隊長である筈の紅月カレンが『ゼロ』の傍から離れていき…一斉射撃が始まっている。
その直後、誰が乗っているかは知らないが、『ゼロ』の専用機『蜃気楼』が仮面を外した『ゼロ』を庇い、そのまま『ゼロ』を連れ去った。
しかし、ある瞬間、『蜃気楼』以外の動きが止まっている。
「これは…クーデター…。しかも、あの『ゼロ』は…『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』?」
その時、彼の中で、バラバラになっていたパズルの重要なピースを見つけた気がした。
彼はその時、ふっと顔に笑みを浮かべた。
ジャーナリストとして、これほどのスクープネタはない…。
しかし、今持つ彼の情報だけでは足りない…
「ディートハルト先輩…面白いものをありがとうございます…。この、アホらしい世界…もうちょっと調べてみると面白い事になりそうですね…」
そう一言呟いて、先ほど、アジトから持ち帰ったデータを全て、見直し始めた。

To Be Continued


あとがきに代えて



 原案はruneさまに頂きました。
ありがとうございます。
それなりに長くなりそうなので、連載ものになります。
と云うか、過去情報を手にするまでの時間が長すぎですね。
それでも、やっぱり、政府としてはルルーシュがあんまりいい事していた事を世間に知られる訳にはいかなかったでしょうし、あれだけ『正義』を振りかざしていたので、あんまり汚点があったりすると、混乱のもとですしね…。
だから、扇たちは自分たちのデータを全て回収しています。
ま、歴史と云うのは、『勝者』の為に描かれるという事で…
まぁ、ディートハルトの場合、結構それなりに秘密の通路を確保していたという設定となっており、一応『ゼロ』だけは知っているという設定にしておきました。
で、このジャーナリスト君、名前がないです。
一応、すごく重要で、殆ど主人公扱いなのですが…
いっそ『ライ』と云う名前にしようかとも思ったのですが…それもまた…なんだかなぁ…って事で…。
とりあえず、困らない限りは彼に名前はないです。
今週は平日の5日間は、この話になります。
まだ、最後まで書けていないので…いつまで続くかは…(おい!)


☆拍手のお返事


未来さま:コメント、ありがとうございます。
ダモクレスの話に関しては…あんな事考えるのはギアスファンの多しと云えど、私くらいでしょう。
ホント、下らない事にばかり目が行って、申し訳ないです…m(__)m
R2版LOST COLORS…出て欲しいと思う人はいっぱいいると思うので…作って欲しいですよね…。
前回のLOST COLORS…ルルーシュにもスザクにも救いがありましたしね…(ライに対する扱いは色々ですが)
あと、『業を残す者、業を残される者』は、ホント、完全に『If』の世界のお話で…想像するといろんな物語が出来るんですよね…。
今回も、いつぞや、『黒の騎士団』が『ゼロ』を排斥した後に書いた小説同様、カレンに私の本音を言わせています。
こう云う時、カレンって、私の都合のいいキャラ設定になっていますね…。



拍手のみの皆さんもありがとうございます。
とっても励みになります。
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