2009年12月09日

ルル誕Week2009 5

Endless History



※『本編捏造』設定です。
『ゼロ・レクイエム』から30年が経ったある日…予想もしていなかった人物が、ルルーシュが匿われているオレンジ畑の家にやってきました。

 あの『ゼロ・レクイエム』から…既に30年が経った…
本来ならルルーシュもスザクも普通に生きていれば、50歳を目前としている年齢なのだが…
ルルーシュにとって不本意な『コード』の継承により、スザクも自分の運命を変える事を選んだ。
それを知った時、ルルーシュは烈火のごとく怒った。
ルルーシュのそれは、不可抗力、不可避のものであったが、スザクの場合、そうではない。
自ら憎んだ『ギアス』を手に入れてまで、『コード』を手にしたのだ。
スザク自身、その時のスザクの本意を知ればルルーシュが全力で止めようとして、シャルルがV.V.とC.C.の『コード』を手にしようとしたように、ルルーシュも力ずくでもC.C.の『コード』を奪っていたに違いなかった。
だから、あの時、スザクはその事実を隠すのに相当気を使っていた。
『ギアス』を使い続け、その能力を昇華しなければ『コード』の継承者にはなれない。
スザクは…誰よりも、何よりもその能力を憎みながら、その先にある『コード』を手にする為に自分の意思を捻じ曲げた。
いくらルルーシュのかけた『生きろ!』のギアスがあったところで、所詮は生身の人間…
『ギアス』の能力はその本人の出来る事しか出来ないのだ。
それは…ルルーシュの『ギアス』を見続けてきたスザクにも解った。
そして、ルルーシュの『生きろ!』と云う『ギアス』もスザクの肉体に限界が来れば…効力を失う事に気づいた。
確かに、あの時にはスザクに全てを押し付けた形に見えるかもしれないが…
実際には…ルルーシュは永遠に…死ぬことさえ許されず、『罪』を背負い続けると云う事だ。
それは…その事は…スザクの中で納得できなかった。
そうして、C.C.に詰め寄ったのだ。
スザクと契約するようにと…
ルルーシュ一人に『罪』を背負わせるのは…許さないと…
その時、C.C.はまだ、自分の2割も生きていない様な子供たちの姿に溜息を吐くしかなかったが…
元々、彼女の『コード』はC.C.を騙したシスター同様、ルルーシュに押し付けるつもりだったのだ。
それが、スザクになったと云うだけの話…
そして、それは、(確かに浅はかだと言わざるを得ないが)本人が望んで得るものであり…本人が望んだもの…
いつも、契約者との『コード』継承に失敗してきたのは…恐らくここにあったのかもしれない…と、C.C.は最期に苦笑していた。
そうして、ルルーシュとスザクは…『コード』の継承者として…その存在は今も変わらない…
ただ…世界からは『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』も『ルルーシュ≂ランペルージ』も『枢木スザク』も死んだ事になっていて…
そんな状態が30年続いている。
そして、これからもそれは続く…
この二人の存在が『歴史』の中の人物の名になったとしても、彼らはその存在をこの世界から消す事無く、それでも、誰かに公表する事も無く、生き続ける事になる。
こうして、彼らを知る者たちが年老いて行くのを見続けていると…それは…中々残酷な現実であると…時々思う。
あの頃…自分たちよりも年下だった、共にこの家に暮らすアーニャも…彼らの肉体年齢を遥かに超えた年齢になっているのだ。

 そんな時…この家に珍しい来客が姿を現した…
と云うよりも、場違いと云うか、どうやってここを調べたのかが不思議な存在だ…
この家の主である、ジェレミア=ゴットバルトも…驚きの表情を隠せない。
既に『ゼロ』としての役割が減り、この家にいる事の増えたスザクも、この家に閉じこもったままのルルーシュも、結婚もせずにこの家で彼らと共に生活しているアーニャも、全員が同じ反応を見せたのだ。
「ジェレミア…何故…彼らがここに来る?ここの事は確かに彼らが手配したものだが…ここに来るべき立場じゃない事は解っている筈だ…」
その人声をかけたのはルルーシュだった。
30年ぶりに…テレビの向こう側の存在ではない彼らを見る。
「私にも…どう云う事なのか…」
主も知らない事では…後は、スザクに聞くのが妥当だと思い、スザクに視線を向けるが…
「ここ最近、僕だって『ゼロ』として動いていない事はルルーシュも知っているじゃないか…。この2年はこの家にいる事の方が多くなっているよ…。ルルーシュだって…そんなに長い間、『ゼロ』に依存した世界でいさせる事は良しとしなかったじゃないか…」
スザクの言葉はその通りで…
元々、スザクはいずれ『ゼロ』として動けなくなる事を想定してのルルーシュの『ゼロ・レクイエム』だったのだから…
『ゼロ』がその存在が重要視される時間が長くなればなるほど…世界はまた、混沌のさなかに巻き込まれていくのだ。
『ゼロ』が必要だと云う事は…世界が不安定な状態であると云う事であるのだから…
不安定な世界だったから…『ゼロ』は人々から必要とされる存在であり、だから、安定してくれば、『ゼロ』の存在はお役御免と云う事になる。
スザクにとっては、恐らく、『ゼロ』の使命を終えた後の方が『罪』に対する『罰』だと云う事になったかもしれないと…今になって思う程だ…
「確かに…そうだが…。大体、ジェレミアに任されているこの地はあの戦いで軍人として戦った者たちへのアフターケアの為の街になっていたが…既にその役割を終えて、現在ではあの戦争で後遺症が残ってしまった者たちの為の街になっている筈だ…」
「だとしたら…その視察に来たとか…。と云うか、ここで私たちが変にごちゃごちゃ考えていても仕方ない…」
最終的にはごちゃごちゃ考えてドツボに嵌りそうになっていた3人に終止符を打ったのはアーニャだった。
そして、確かに…と思いつつ、今日訪れたナナリーとシュナイゼルの出迎える準備を、ジェレミアとアーニャがして、ルルーシュとスザクは応接室の隣に隠れる事にした。
流石に、『ゼロ・レクイエム』から30年が経っていて、死んだはずの人間が二人、30年前とほぼ変わらない姿で存在していたら問題だからだ…
窓からちらりと見た…誰よりも愛した妹は…
流石に30年経っていて…歳を取っていた…
そして、ルルーシュに託された世界を牽引するべき為政者としての顔となっていた…
そんな彼女の顔を見て、ルルーシュは少しだけ切なくなって、目を伏せた…

 突然訪れたナナリーとシュナイゼルは、この家の応接室に通された。
元々、来客があまり来るところじゃないのだが…それでも、『ゼロ』の事を知る人々が時折訪れていた。
それは、『ゼロ』が活動する上で必要なものを用意して貰うための処置に過ぎなかったが…
そう考えると、こうした何の事務的な理由もなく、また、アポイントもなしにここに訪れる来客と云うのは初めてだ。
「お久しぶりです…ジェレミア卿…」
ナナリーがシュナイゼルに車椅子を押されて、そして、案内されたテーブルについた。
「で、今回の突然のこちらへの御訪問の糸をお教え頂けますか?確かに我々はこちらのオレンジ畑から動く事は御座いませんが…一言頂ければ…きちんと…と云う訳には参りませんが…お出迎えの準備を整える時間も…」
ジャレミアが若干こう云った事は困ると云った表情で二人に告げる。
アーニャもそんな表情を隠さずに、テーブルの上に用意した紅茶に口を付ける。
「突然の訪問になってしまった事は…申し訳ない…。ただ、仰々しく訪問となってしまうと…どうしても彼女の立場上、マスコミも動く事になってしまうのでね…」
シュナイゼルがとりなすように口を挟んだ。
30年前、ルルーシュと敵対した…ルルーシュの異母兄で、今はナナリーがブリタニアの代表となり、シュナイゼルはその補佐を務めている。
そう仕向けたのもルルーシュだ…
「で、今日の訪問の意図をお教え頂けますかな?」
ジャレミアは出来る事なら、手短に話しを済ませて帰って貰いたいと云うそう云った態度を隠し切れていないし、彼らもそれには気づいている。
それでも…
「今日は…お兄様のお誕生日なんです…。私…あの後、ジェレミア卿にお兄様から引き離されてから…お兄様の行方を知らないのです。今…どちらに眠っておられるのかも…」
ナナリーのその言葉に…ジェレミアとアーニャは勿論、隣の部屋からこちらの様子を窺っていたルルーシュとスザクもはっとした。
誕生日をすっかり忘れていた事もさることながら…ナナリーには…何も伝えていなかったのだから…
伝えられなかった…確かにその通りなのだが…その眠る場所さえも伏せていた…と云う事になっている。
尤も、ルルーシュは死ぬ事も許されずに、今、ナナリーたちのやり取りを盗み見ている訳なのだが…
「ジェレミア卿…済まないね…。何とか…ルルーシュの眠っている場所に…連れて行っては貰えないかな?」
30年前とは人が変わったかのように、現在の補佐役が板についたシュナイゼルがジェレミアに頭を下げた。
そんなナナリーとシュナイゼルの姿に…ジェレミアがぐっと唇をかんだ。
恐らく、30年…ずっと我慢してきたのだろうと思う。
彼らには世界を牽引して行く立場の顔がある。
だからこそ、いくら身内とは云え、『悪逆皇帝』と呼ばれたルルーシュの死を悼む事を許されないのだ。
そして、彼らも…それを自ら禁じて来たのだ。
それでも…こうして、『ゼロ』の存在も世界の人々の記憶の中で過去の存在になりつつあるのだ。
もう…それくらい許されてもいいではないか…と思ってしまっても仕方ない…

 ジェレミアの中で迷いが生じた時、アーニャがすかさず口を挟んだ。
「ナナリー代表、あなたの立場を考えて…。あなたが…ルルーシュを討った…。そして、今の世界がある…。だから…あなた達をルルーシュの眠っているところに連れて行く事は出来ない…」
冷たいと取られるか、毅然としていると取られるか…
恐らく、人によって捉え方は様々だが…アーニャのこの姿勢は…恐らく、ルルーシュが望むものである事は…第三者として見ても解る。
「そう…ですか…」
最後の希望を絶たれた…と云った表情でナナリーがそう言葉を発した。
そして、少しの間、沈黙がこの場を支配した。
その沈黙を破ったのも…アーニャだった。
「代わりに…私とジェレミアが伝えてあげる…。だから…代表たちが云いたい事…教えて…」
恐らく…それが、彼らに出来る精一杯…
ナナリーとシュナイゼルに対しても、ルルーシュに対しても…
そして、恐らくルルーシュにとって、その時、何よりもサプライズで、嬉しいプレゼントとなる事は間違いなかった…
「では…これと一緒に…。『お誕生日、おめでとうございます…。今日まで、来る事が出来なくて申し訳ありませんでした…。お兄様が託して下さった世界…今は…問題がないとは云いませんが…お兄様が味わった様な悲しい別れも、痛みも、ありません。あんなに優しい、悲しいウソの必要のない…世界になりました…。だから…早く…私たちの元へ…帰ってきて下さい…』と…」
ナナリーはそう云いながらシュナイゼルに持たせていた紙袋から、千羽鶴を取り出した。
「昔…お兄様のお帰りを待ちながら良く作っていたんです…。私、こんなに折れるようになったんです…」
「これは…ナナリーさまがお一人で…?」
ナナリーの言葉にジェレミアが驚いて尋ねると…ナナリーがにこりと笑った。
「なかなか時間を作る事が出来なくて…こんなにも時間がかかってしまいました…」
ジェレミアはそれを見て、隣の部屋でルルーシュが今にも飛び出しそうになっているのをスザクが必死に止めている光景が頭に浮かんだ。
アーニャの機転で…ルルーシュはナナリーの口から直接出たその言葉を聞く事が出来た。
ジェレミアが本当の事を云えない申し訳なさを隠す事が出来ないが…
しかし、ここで本当の事を云ってはいけない。
恐らく、余計にナナリーを苦しめる事になるから…
ナナリーの隣の椅子に腰かけていたシュナイゼルが、シュナイゼルの左側に存在する扉をちらりと見た。
その扉は…ルルーシュとスザクが隠れている部屋へと繋いでいる扉だ。
シュナイゼルは元々頭のいい人物であったし、その状況把握もルルーシュに負けないくらい早く、鋭い。
ただ、その扉を一瞥だけして、出された紅茶を口にした。
壁一枚隔てているだけなのに…これほど遠くに感じるものなのかと…
恐らく、その場にいた人物達は思わずには居られなかった。
ただ…ナナリーだけは…シュナイゼルほどの勘の鋭さがない事を…心から祈らずにはいられなかったが…

 来客が去って行き…その応接室は静まり返っていた。
ルルーシュは…隠れて居たその部屋から出てこようとしない。
壁に凭れかかり、涙を流していた…
本当は…出て行きたかった…
恐らく、他の人物たちも直接会わせてやりたかったと考えていただろう…
しかし…それは許されない事…
それが解っていたから…全力でルルーシュが飛び出してくるのを止めようとした。
ナナリーの言葉に…その細い身体を震わせていたルルーシュを直接見ていたスザクは…辛かった…
それでも…それは、ルルーシュ自身の『罪』への『罰』であるし、あそこで出て行ったら、ルルーシュが誰よりも愛しているナナリーに辛い思いをさせるだけなのだ。
その時のルルーシュの頭の中からは、そんな事さえすっぽりと抜け落ちていたように思えた。
「ルルーシュ…」
壁に凭れかかって天井を見ながら黙って涙を流しているルルーシュにスザクが声をかけた。
「……」
ルルーシュからは何も返事がない。
恐らく、何も話せる状態ではないのだろう。
「アーニャに…お礼…云っておいた方がいいよ?彼女の機転で…ナナリーから直接その言葉を聞けたんだから…」
スザクの言葉が聞こえているのか、聞こえていないのか…
あまり力の強くないルルーシュを…スザクは全力で止めていた。
後先考えている様子は全くなくて…ただ…その場に飛び出して行く事だけしか頭になかったような感じだった…
もし、飛び出して行っていたら…ルルーシュ自身も後悔に苛まれていたに違いない。
「そう…だな…。それに…スザク…止めてくれて…有難う…。俺は…我を忘れて…取り返しのつかない事を…するところだった…」
ルルーシュが…やっと少しだけ気持ちに余裕が出来たのか…そんな風にスザクに礼を云った。
「まぁ、ルルーシュの力なら…僕で十分止められるでしょ?」
「でも…気絶させずに…最後まで…ナナリーの言葉を…俺の耳に…残してくれた…。あのまま…気絶させた方が…楽だったのに…」
「そんな事したら…君、僕を許さないでしょ?折角一緒にいられる時間が一杯できたのに…夜這禁止なんて御免だからね…」
スザクがふざけた口調でルルーシュにそう返した。
流石に今回は…ルルーシュにはきつかっただろうと…スザクも思った。
それでも…そのくらいの御褒美があったっていいのでは…と思う。
なんだかんだ云いつつ、あの時の『罪』を誰よりも重く自分の中に残し続けているのは…ルルーシュだ…
世界は…少しずつ戦いの記憶を薄れさせて行っている。
時間が経てばそう云うものだ…。
大体、あっさり忘れても困るが、いつまでもずるずる引きずっていても先には進めない。
そんな事の為にルルーシュは世界に『ゼロ・レクイエム』と云う『ギアス』をかけた訳ではないのだから…
明日を求めるからこそ…世界を騙して、世界にかけた『ギアス』…
そんな中でもずっとルルーシュはその記憶を薄れさせずに、裏で色々やっている事は、実は知っている。
そんなルルーシュへの…御褒美だったと…スザクは思っている。
座り込んでいるルルーシュを立ち上がらせて、スザクはにこりと笑った。
「Happy Birthday Lelouch and I want…」
そう云いながら、ルルーシュの涙の痕に…そっと唇を当てた…

END


あとがきに代えて



『ルル誕Week2009』最終日です。
予定変更で、今日が最終回となります。
すみません…m(__)m
ホント、云うならちゃんと実行しろ!って言われちゃいそうですけど…
でも、ちゃんと、予定通り5回やりました。
来年、出来るか解らないですしね…
スザクの最後のセリフの続きは…皆さんの中で考えて下さい。
まぁ、この設定は、時々書きたくなる設定なんですよね…。
ルルーシュとスザクが『コード』継承している設定…
一応、これまでに書いて来た『コード』継承設定と同じなので…ルルーシュは18歳の時、スザクは20歳の時に『コード』を継承しています。
と云うか、この設定は久しぶりですね…
また、どっかで書きたいと思います。

明日から、また、リク企画に戻ります。
いきなり『ルル誕Week』入れて、予定変更して、遅くなっちゃって申し訳ありません。
と云うか、リク企画中だって覚えていらっしゃる方、どれだけいらっしゃるんでしょうか…ヾ(▽^;)ゞうへへ
リクエスト下さった皆様…お待たせ致しました…。
明日からまた、リクエスト作品を掲載してまいります。


☆拍手のお返事


まりもこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『Revenge』
すっごいギャグになりましたね…。
ちょっとやりすぎかなぁ…と思いつつも…それでも、『僕たちの学園生活シリーズ』だったらこのくらいはありかな…と…。
ルルーシュ総受けで他のキャラ達が黒くなる作品は書いていて楽しいです。
勝手にキャラ達が暴走して止められなくなる事も多々ありますが…(←ダメじゃん)

You Tube…最近見ていないですね…。
以前は、見そびれた番組なんかを見るのに使って居ましたけれど…
そうですか…ぜひとも時間作って見に行きたいと思います。
そのタイトルにもちょっと興味がわきました。
ちょっとドキドキして拝見しに行ってきます。

和泉も近くには『ギアス』について語れる方は居ませんし、ネット上でもお友達と云うものはそれほど多くないです。
と云うか、全て片思いっぽいんですけど…ヾ(▽^;)ゞうへへ
スザクじゃないですけど…『片思いばかりなんです…』
こんなところでよろしければ、叫んじゃってください!
和泉も、ネット上の隅っこでスザルル愛を叫びます!


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posted by 和泉綾 at 23:01| Comment(2) | TrackBack(0) | ルル誕Week

ルル誕Week2009 5

Endless History



※『本編捏造』設定です。
『ゼロ・レクイエム』から30年が経ったある日…予想もしていなかった人物が、ルルーシュが匿われているオレンジ畑の家にやってきました。

 あの『ゼロ・レクイエム』から…既に30年が経った…
本来ならルルーシュもスザクも普通に生きていれば、50歳を目前としている年齢なのだが…
ルルーシュにとって不本意な『コード』の継承により、スザクも自分の運命を変える事を選んだ。
それを知った時、ルルーシュは烈火のごとく怒った。
ルルーシュのそれは、不可抗力、不可避のものであったが、スザクの場合、そうではない。
自ら憎んだ『ギアス』を手に入れてまで、『コード』を手にしたのだ。
スザク自身、その時のスザクの本意を知ればルルーシュが全力で止めようとして、シャルルがV.V.とC.C.の『コード』を手にしようとしたように、ルルーシュも力ずくでもC.C.の『コード』を奪っていたに違いなかった。
だから、あの時、スザクはその事実を隠すのに相当気を使っていた。
『ギアス』を使い続け、その能力を昇華しなければ『コード』の継承者にはなれない。
スザクは…誰よりも、何よりもその能力を憎みながら、その先にある『コード』を手にする為に自分の意思を捻じ曲げた。
いくらルルーシュのかけた『生きろ!』のギアスがあったところで、所詮は生身の人間…
『ギアス』の能力はその本人の出来る事しか出来ないのだ。
それは…ルルーシュの『ギアス』を見続けてきたスザクにも解った。
そして、ルルーシュの『生きろ!』と云う『ギアス』もスザクの肉体に限界が来れば…効力を失う事に気づいた。
確かに、あの時にはスザクに全てを押し付けた形に見えるかもしれないが…
実際には…ルルーシュは永遠に…死ぬことさえ許されず、『罪』を背負い続けると云う事だ。
それは…その事は…スザクの中で納得できなかった。
そうして、C.C.に詰め寄ったのだ。
スザクと契約するようにと…
ルルーシュ一人に『罪』を背負わせるのは…許さないと…
その時、C.C.はまだ、自分の2割も生きていない様な子供たちの姿に溜息を吐くしかなかったが…
元々、彼女の『コード』はC.C.を騙したシスター同様、ルルーシュに押し付けるつもりだったのだ。
それが、スザクになったと云うだけの話…
そして、それは、(確かに浅はかだと言わざるを得ないが)本人が望んで得るものであり…本人が望んだもの…
いつも、契約者との『コード』継承に失敗してきたのは…恐らくここにあったのかもしれない…と、C.C.は最期に苦笑していた。
そうして、ルルーシュとスザクは…『コード』の継承者として…その存在は今も変わらない…
ただ…世界からは『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』も『ルルーシュ≂ランペルージ』も『枢木スザク』も死んだ事になっていて…
そんな状態が30年続いている。
そして、これからもそれは続く…
この二人の存在が『歴史』の中の人物の名になったとしても、彼らはその存在をこの世界から消す事無く、それでも、誰かに公表する事も無く、生き続ける事になる。
こうして、彼らを知る者たちが年老いて行くのを見続けていると…それは…中々残酷な現実であると…時々思う。
あの頃…自分たちよりも年下だった、共にこの家に暮らすアーニャも…彼らの肉体年齢を遥かに超えた年齢になっているのだ。

 そんな時…この家に珍しい来客が姿を現した…
と云うよりも、場違いと云うか、どうやってここを調べたのかが不思議な存在だ…
この家の主である、ジェレミア=ゴットバルトも…驚きの表情を隠せない。
既に『ゼロ』としての役割が減り、この家にいる事の増えたスザクも、この家に閉じこもったままのルルーシュも、結婚もせずにこの家で彼らと共に生活しているアーニャも、全員が同じ反応を見せたのだ。
「ジェレミア…何故…彼らがここに来る?ここの事は確かに彼らが手配したものだが…ここに来るべき立場じゃない事は解っている筈だ…」
その人声をかけたのはルルーシュだった。
30年ぶりに…テレビの向こう側の存在ではない彼らを見る。
「私にも…どう云う事なのか…」
主も知らない事では…後は、スザクに聞くのが妥当だと思い、スザクに視線を向けるが…
「ここ最近、僕だって『ゼロ』として動いていない事はルルーシュも知っているじゃないか…。この2年はこの家にいる事の方が多くなっているよ…。ルルーシュだって…そんなに長い間、『ゼロ』に依存した世界でいさせる事は良しとしなかったじゃないか…」
スザクの言葉はその通りで…
元々、スザクはいずれ『ゼロ』として動けなくなる事を想定してのルルーシュの『ゼロ・レクイエム』だったのだから…
『ゼロ』がその存在が重要視される時間が長くなればなるほど…世界はまた、混沌のさなかに巻き込まれていくのだ。
『ゼロ』が必要だと云う事は…世界が不安定な状態であると云う事であるのだから…
不安定な世界だったから…『ゼロ』は人々から必要とされる存在であり、だから、安定してくれば、『ゼロ』の存在はお役御免と云う事になる。
スザクにとっては、恐らく、『ゼロ』の使命を終えた後の方が『罪』に対する『罰』だと云う事になったかもしれないと…今になって思う程だ…
「確かに…そうだが…。大体、ジェレミアに任されているこの地はあの戦いで軍人として戦った者たちへのアフターケアの為の街になっていたが…既にその役割を終えて、現在ではあの戦争で後遺症が残ってしまった者たちの為の街になっている筈だ…」
「だとしたら…その視察に来たとか…。と云うか、ここで私たちが変にごちゃごちゃ考えていても仕方ない…」
最終的にはごちゃごちゃ考えてドツボに嵌りそうになっていた3人に終止符を打ったのはアーニャだった。
そして、確かに…と思いつつ、今日訪れたナナリーとシュナイゼルの出迎える準備を、ジェレミアとアーニャがして、ルルーシュとスザクは応接室の隣に隠れる事にした。
流石に、『ゼロ・レクイエム』から30年が経っていて、死んだはずの人間が二人、30年前とほぼ変わらない姿で存在していたら問題だからだ…
窓からちらりと見た…誰よりも愛した妹は…
流石に30年経っていて…歳を取っていた…
そして、ルルーシュに託された世界を牽引するべき為政者としての顔となっていた…
そんな彼女の顔を見て、ルルーシュは少しだけ切なくなって、目を伏せた…

 突然訪れたナナリーとシュナイゼルは、この家の応接室に通された。
元々、来客があまり来るところじゃないのだが…それでも、『ゼロ』の事を知る人々が時折訪れていた。
それは、『ゼロ』が活動する上で必要なものを用意して貰うための処置に過ぎなかったが…
そう考えると、こうした何の事務的な理由もなく、また、アポイントもなしにここに訪れる来客と云うのは初めてだ。
「お久しぶりです…ジェレミア卿…」
ナナリーがシュナイゼルに車椅子を押されて、そして、案内されたテーブルについた。
「で、今回の突然のこちらへの御訪問の糸をお教え頂けますか?確かに我々はこちらのオレンジ畑から動く事は御座いませんが…一言頂ければ…きちんと…と云う訳には参りませんが…お出迎えの準備を整える時間も…」
ジャレミアが若干こう云った事は困ると云った表情で二人に告げる。
アーニャもそんな表情を隠さずに、テーブルの上に用意した紅茶に口を付ける。
「突然の訪問になってしまった事は…申し訳ない…。ただ、仰々しく訪問となってしまうと…どうしても彼女の立場上、マスコミも動く事になってしまうのでね…」
シュナイゼルがとりなすように口を挟んだ。
30年前、ルルーシュと敵対した…ルルーシュの異母兄で、今はナナリーがブリタニアの代表となり、シュナイゼルはその補佐を務めている。
そう仕向けたのもルルーシュだ…
「で、今日の訪問の意図をお教え頂けますかな?」
ジャレミアは出来る事なら、手短に話しを済ませて帰って貰いたいと云うそう云った態度を隠し切れていないし、彼らもそれには気づいている。
それでも…
「今日は…お兄様のお誕生日なんです…。私…あの後、ジェレミア卿にお兄様から引き離されてから…お兄様の行方を知らないのです。今…どちらに眠っておられるのかも…」
ナナリーのその言葉に…ジェレミアとアーニャは勿論、隣の部屋からこちらの様子を窺っていたルルーシュとスザクもはっとした。
誕生日をすっかり忘れていた事もさることながら…ナナリーには…何も伝えていなかったのだから…
伝えられなかった…確かにその通りなのだが…その眠る場所さえも伏せていた…と云う事になっている。
尤も、ルルーシュは死ぬ事も許されずに、今、ナナリーたちのやり取りを盗み見ている訳なのだが…
「ジェレミア卿…済まないね…。何とか…ルルーシュの眠っている場所に…連れて行っては貰えないかな?」
30年前とは人が変わったかのように、現在の補佐役が板についたシュナイゼルがジェレミアに頭を下げた。
そんなナナリーとシュナイゼルの姿に…ジェレミアがぐっと唇をかんだ。
恐らく、30年…ずっと我慢してきたのだろうと思う。
彼らには世界を牽引して行く立場の顔がある。
だからこそ、いくら身内とは云え、『悪逆皇帝』と呼ばれたルルーシュの死を悼む事を許されないのだ。
そして、彼らも…それを自ら禁じて来たのだ。
それでも…こうして、『ゼロ』の存在も世界の人々の記憶の中で過去の存在になりつつあるのだ。
もう…それくらい許されてもいいではないか…と思ってしまっても仕方ない…

 ジェレミアの中で迷いが生じた時、アーニャがすかさず口を挟んだ。
「ナナリー代表、あなたの立場を考えて…。あなたが…ルルーシュを討った…。そして、今の世界がある…。だから…あなた達をルルーシュの眠っているところに連れて行く事は出来ない…」
冷たいと取られるか、毅然としていると取られるか…
恐らく、人によって捉え方は様々だが…アーニャのこの姿勢は…恐らく、ルルーシュが望むものである事は…第三者として見ても解る。
「そう…ですか…」
最後の希望を絶たれた…と云った表情でナナリーがそう言葉を発した。
そして、少しの間、沈黙がこの場を支配した。
その沈黙を破ったのも…アーニャだった。
「代わりに…私とジェレミアが伝えてあげる…。だから…代表たちが云いたい事…教えて…」
恐らく…それが、彼らに出来る精一杯…
ナナリーとシュナイゼルに対しても、ルルーシュに対しても…
そして、恐らくルルーシュにとって、その時、何よりもサプライズで、嬉しいプレゼントとなる事は間違いなかった…
「では…これと一緒に…。『お誕生日、おめでとうございます…。今日まで、来る事が出来なくて申し訳ありませんでした…。お兄様が託して下さった世界…今は…問題がないとは云いませんが…お兄様が味わった様な悲しい別れも、痛みも、ありません。あんなに優しい、悲しいウソの必要のない…世界になりました…。だから…早く…私たちの元へ…帰ってきて下さい…』と…」
ナナリーはそう云いながらシュナイゼルに持たせていた紙袋から、千羽鶴を取り出した。
「昔…お兄様のお帰りを待ちながら良く作っていたんです…。私、こんなに折れるようになったんです…」
「これは…ナナリーさまがお一人で…?」
ナナリーの言葉にジェレミアが驚いて尋ねると…ナナリーがにこりと笑った。
「なかなか時間を作る事が出来なくて…こんなにも時間がかかってしまいました…」
ジェレミアはそれを見て、隣の部屋でルルーシュが今にも飛び出しそうになっているのをスザクが必死に止めている光景が頭に浮かんだ。
アーニャの機転で…ルルーシュはナナリーの口から直接出たその言葉を聞く事が出来た。
ジェレミアが本当の事を云えない申し訳なさを隠す事が出来ないが…
しかし、ここで本当の事を云ってはいけない。
恐らく、余計にナナリーを苦しめる事になるから…
ナナリーの隣の椅子に腰かけていたシュナイゼルが、シュナイゼルの左側に存在する扉をちらりと見た。
その扉は…ルルーシュとスザクが隠れている部屋へと繋いでいる扉だ。
シュナイゼルは元々頭のいい人物であったし、その状況把握もルルーシュに負けないくらい早く、鋭い。
ただ、その扉を一瞥だけして、出された紅茶を口にした。
壁一枚隔てているだけなのに…これほど遠くに感じるものなのかと…
恐らく、その場にいた人物達は思わずには居られなかった。
ただ…ナナリーだけは…シュナイゼルほどの勘の鋭さがない事を…心から祈らずにはいられなかったが…

 来客が去って行き…その応接室は静まり返っていた。
ルルーシュは…隠れて居たその部屋から出てこようとしない。
壁に凭れかかり、涙を流していた…
本当は…出て行きたかった…
恐らく、他の人物たちも直接会わせてやりたかったと考えていただろう…
しかし…それは許されない事…
それが解っていたから…全力でルルーシュが飛び出してくるのを止めようとした。
ナナリーの言葉に…その細い身体を震わせていたルルーシュを直接見ていたスザクは…辛かった…
それでも…それは、ルルーシュ自身の『罪』への『罰』であるし、あそこで出て行ったら、ルルーシュが誰よりも愛しているナナリーに辛い思いをさせるだけなのだ。
その時のルルーシュの頭の中からは、そんな事さえすっぽりと抜け落ちていたように思えた。
「ルルーシュ…」
壁に凭れかかって天井を見ながら黙って涙を流しているルルーシュにスザクが声をかけた。
「……」
ルルーシュからは何も返事がない。
恐らく、何も話せる状態ではないのだろう。
「アーニャに…お礼…云っておいた方がいいよ?彼女の機転で…ナナリーから直接その言葉を聞けたんだから…」
スザクの言葉が聞こえているのか、聞こえていないのか…
あまり力の強くないルルーシュを…スザクは全力で止めていた。
後先考えている様子は全くなくて…ただ…その場に飛び出して行く事だけしか頭になかったような感じだった…
もし、飛び出して行っていたら…ルルーシュ自身も後悔に苛まれていたに違いない。
「そう…だな…。それに…スザク…止めてくれて…有難う…。俺は…我を忘れて…取り返しのつかない事を…するところだった…」
ルルーシュが…やっと少しだけ気持ちに余裕が出来たのか…そんな風にスザクに礼を云った。
「まぁ、ルルーシュの力なら…僕で十分止められるでしょ?」
「でも…気絶させずに…最後まで…ナナリーの言葉を…俺の耳に…残してくれた…。あのまま…気絶させた方が…楽だったのに…」
「そんな事したら…君、僕を許さないでしょ?折角一緒にいられる時間が一杯できたのに…夜這禁止なんて御免だからね…」
スザクがふざけた口調でルルーシュにそう返した。
流石に今回は…ルルーシュにはきつかっただろうと…スザクも思った。
それでも…そのくらいの御褒美があったっていいのでは…と思う。
なんだかんだ云いつつ、あの時の『罪』を誰よりも重く自分の中に残し続けているのは…ルルーシュだ…
世界は…少しずつ戦いの記憶を薄れさせて行っている。
時間が経てばそう云うものだ…。
大体、あっさり忘れても困るが、いつまでもずるずる引きずっていても先には進めない。
そんな事の為にルルーシュは世界に『ゼロ・レクイエム』と云う『ギアス』をかけた訳ではないのだから…
明日を求めるからこそ…世界を騙して、世界にかけた『ギアス』…
そんな中でもずっとルルーシュはその記憶を薄れさせずに、裏で色々やっている事は、実は知っている。
そんなルルーシュへの…御褒美だったと…スザクは思っている。
座り込んでいるルルーシュを立ち上がらせて、スザクはにこりと笑った。
「Happy Birthday Lelouch and I want…」
そう云いながら、ルルーシュの涙の痕に…そっと唇を当てた…

END


あとがきに代えて



『ルル誕Week2009』最終日です。
予定変更で、今日が最終回となります。
すみません…m(__)m
ホント、云うならちゃんと実行しろ!って言われちゃいそうですけど…
でも、ちゃんと、予定通り5回やりました。
来年、出来るか解らないですしね…
スザクの最後のセリフの続きは…皆さんの中で考えて下さい。
まぁ、この設定は、時々書きたくなる設定なんですよね…。
ルルーシュとスザクが『コード』継承している設定…
一応、これまでに書いて来た『コード』継承設定と同じなので…ルルーシュは18歳の時、スザクは20歳の時に『コード』を継承しています。
と云うか、この設定は久しぶりですね…
また、どっかで書きたいと思います。

明日から、また、リク企画に戻ります。
いきなり『ルル誕Week』入れて、予定変更して、遅くなっちゃって申し訳ありません。
と云うか、リク企画中だって覚えていらっしゃる方、どれだけいらっしゃるんでしょうか…ヾ(▽^;)ゞうへへ
リクエスト下さった皆様…お待たせ致しました…。
明日からまた、リクエスト作品を掲載してまいります。


☆拍手のお返事


まりもこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『Revenge』
すっごいギャグになりましたね…。
ちょっとやりすぎかなぁ…と思いつつも…それでも、『僕たちの学園生活シリーズ』だったらこのくらいはありかな…と…。
ルルーシュ総受けで他のキャラ達が黒くなる作品は書いていて楽しいです。
勝手にキャラ達が暴走して止められなくなる事も多々ありますが…(←ダメじゃん)

You Tube…最近見ていないですね…。
以前は、見そびれた番組なんかを見るのに使って居ましたけれど…
そうですか…ぜひとも時間作って見に行きたいと思います。
そのタイトルにもちょっと興味がわきました。
ちょっとドキドキして拝見しに行ってきます。

和泉も近くには『ギアス』について語れる方は居ませんし、ネット上でもお友達と云うものはそれほど多くないです。
と云うか、全て片思いっぽいんですけど…ヾ(▽^;)ゞうへへ
スザクじゃないですけど…『片思いばかりなんです…』
こんなところでよろしければ、叫んじゃってください!
和泉も、ネット上の隅っこでスザルル愛を叫びます!


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posted by 和泉綾 at 23:01| Comment(2) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2009年12月08日

ルル誕Week2009 4

Revenge



※『僕たちの学園生活シリーズ』設定です。
去年のルルーシュの誕生日には熱を出したスザクがルルーシュを独占してしまったので、今年こそは…と、他のルルーシュ大好きな人々が立ち上がりました。

 去年のルルーシュの誕生日…
ルルーシュとナナリーの暮らすマンションに居候中の枢木スザクが熱を出した事により、ルルーシュはスザクに独占されてしまった。
ルルーシュを愛する人々が強引にルルーシュのお祝いをしようとしたところ、ルルーシュに睨まれてしまって、退散させられてしまったのだ。
今年こそは…と、昨年、ルルーシュの誕生日当日に退散させられてしまった人々がここに集まって、何か相談しているようだ。
去年のルルーシュの誕生日の事もあって、全員でとりあえず、枢木スザクにルルーシュを独占させないための作戦会議をしているものと思われる。
尤も、去年だって、別にルルーシュは他意があってスザク専用となった訳ではないが…
ルルーシュの性格上、自分の身近な人間が熱を出したなどと云う事になれば必ずああ云った行動を起こす事は解っている。
しかし…納得できないのだ…
否、敢えて言おう!
彼らはスザクに嫉妬しているのだ!
ルルーシュの誕生日に、ルルーシュを独占して、ルルーシュに看病して貰えるなど…なんて羨ましい…と…
因みに、スザクの誕生日は7月なので、まぁ、ぶっちゃけ、スザク自身が具合悪くなる事はまず考えられないし、風邪をひく…と云うのもあまり考えられない時期ではある。
確かに梅雨時で風邪を引き易いと云われるが、それでも、今、ここに集まっているメンツでも、枢木スザクでもルルーシュでも、その時期にはかなり健康的な生活を送れているのだ。
ともなると、やはり、ルルーシュの誕生日に狙いを定めたかのように風邪を引いた枢木スザクは嫉妬の対象になるに決まっているのだ。
まぁ、スザクにしてみれば、『ルルーシュの誕生日にルルーシュに素敵なバースデーディナーを御馳走する為…』と云う事だったらしいが…そんな事を云ったら、ここに揃っているメンバーたちが怒りでこの会議が確実に、ルルーシュの誕生日をスザクに独占させないための会議ではなくなり、どうやって枢木スザクを亡き者にするかの会議になるに違いない…
そのくらい並みの人間が考えてもそう簡単にスザクが殺される様な可愛らしい生き物でもないのだが…
ちなみに、現在ここに集まっているのは、シュナイゼル、コーネリア、ユーフェミア、ビスマルク(シャルル&マリアンヌの代理)、カレン、ミレイ(この人は完全に面白がっているだけ)、ナナリー、シャーリーと云った面々だが…
特に熱心なのは…やはり、公認のカップルの相手であるカレンと、ルルーシュを愛してやまない兄姉妹たちだろう…
ルルーシュの両親の代理で来たビスマルクなどは傍から見ていると少々気の毒のようにも見える。
確かに主の命令は絶対だとは思うのだが…
それでも、目的の為に会社を放り出さないだけマシと云えるか…
シュナイゼルもコーネリアも自分で起業しており、会社の主である。
一国一城の主がこんなところに顔を出している時点で、ビスマルクは更なる苦労がシュナイゼルの秘書であるカノンとコーネリアの秘書であるギルフォードに押し付けられていると云う事である。
12月は、企業は色んな意味で忙しい時期である。
と云うか、日本中忙しくなるのだ。
―――気の毒にな…。まぁ、若い内の苦労は買ってでもしろと云うらしいから…頑張れよ…

 さて、会議の会場に使われているのは、今日はシュナイゼルの一人暮らしの無駄に広いマンションである。
そこの客間に先ほどのメンツが並んでいる。
「相変わらず生活感のないお部屋ですわね…」
ユーフェミアの言葉だ。
大体、ユーフェミアとコーネリアは一緒に暮らしているが、この二人のマンションも大して変わらない。
敢えて言うなら、ルルーシュの暮らしているマンションが一番生活の匂いがする。
と云うのも、ルルーシュがしっかり家事をこなしているからだ。
どうにもこの兄妹達はルルーシュ以外に家事の才能は備わらなかったらしい。
まぁ、そんなどうでもいい話はいいとして…
「とりあえず、先ほど、自分たちの好みの飲み物と茶菓子を買って来て貰っているのだから…適当にソファにかけてくれたまえ…、話し合いをしよう…。今年こそは枢木スザクにルルーシュを独占させる訳にはいかないのだから…」
シュナイゼルが勝手に進行役になる。
確かに、このメンツを何とかまとめ上げるのは至難の業だ。
アッシュフォード学園生徒会長として相当な無茶ぶりをして収拾つかない状況に陥ってそれを治めているミレイならともかく、他のメンツではまず無理だ。
ここでミレイの様な第三者が勝手出てくれればよかったのかもしれないが…シュナイゼルがこう云いだしてしまった以上、それを止められる者はこの中にはいない。
「でも、去年はスザクが熱を出してしまったから…でしょう?今年は…」
ユーフェミアの一言にカレンが食いつく。
「甘い!甘いわ!あのスザクのルルーシュへの執念…最近じゃ、私がルルーシュの彼女だって云うのに…それさえもしっかりとシカト!そんなの許されていい訳がないでしょ!最近じゃ、スザクってば……」
暫くの間、妙に要領の良くなったスザクに対するカレンの不満が続いて行く…
最初の内はここに集まったメンツもうんうんと頷いていたのだが…
流石に長くなってくると、止める事も出来ないが、大人しく聞いている事も苦痛になり、飲み物を飲んだり、お菓子を食べたりと…いらん事を始めて、カレンの話はそっちのけとなった。
とりあえず、こう云うタイプは話しを聞いていなくても、返事をしなくても一通り話せばすっきりするものである。
逆にいらん事を云うと話しが白熱して行くものである。
そして、時間がどんどんと延びて行く…
とりあえず、好きなだけ話しをさせてしまえばそれで終わるのだから…
そうして、約30分程、カレンが熱弁をふるった後に本題へと入って行く事になる。
その頃には、割と、カレンも満足したような表情をしている(と云うか、当初の目的を忘れているフシがある)し、他の者たちも、どう、自分の意見を反映させて、自分に有利な方向へ話しを持っていくかを考えているので、これはこれで、考える時間が出来ると云う事でその場にいるビスマルク以外はそれなりに納得し、その時間を有効利用している。

 カレンの熱弁が終わって、本格的な作戦会議に入った。
「当日…とにかく、枢木スザクをルルーシュの傍に置いてはならない事は…この場の全員が承知だと思う訳なのだが…」
「確かに…。でも、スザクさんはお兄様のお誕生日をちゃんと把握していらっしゃいますよ?お兄様が忘れておられても…」
コーネリアの言葉にナナリーが返した。
確かに、スザクのルルーシュに対する執着は尋常ではない事くらいはこの場にいる者全員が解っている。
「確か…去年もルルーシュの誕生日に豪華ディナーを自分で稼いだお金で御馳走してお祝いしたいとかで…寒空の中、バイトしていたと云う事らしいわ…。まったく…ボンボンの癖にそう云うところはしっかりしているのよね…」
「まぁ、そうでしたの?それって、卑怯ですわ…。ルルーシュがそんな事を知ったら確実に心動かされてしまうわ…」
「でもねぇ…学校でもルルーシュの誕生日の時には大変なのよね…。それこそ、ルルーシュが靴をはきかえようと思っても、靴箱にもルルーシュのロッカーにもルルーシュ親衛隊がプレゼントを置こうとして行列が出来ちゃうし、生徒会室も完全にルルーシュの避難場所になっちゃうし…」
カレンとユーフェミアの言葉にミレイが、誕生日当日の学園の状況を話し始める。
「でも、今年は土曜日で、学校は休みの筈…。ならば、私たち二部があるのではないのかい?」
ミレイの一言にシュナイゼルがそう返すと、その場の全員がはっとした。
「なるほど…そうなると、身内である我々に武があると云う事か…」
「しかし、シュナイゼル様とコーネリア様は、今日、こうしてお休みをしてこの場にいらっしゃっているのです。その日に緊急の仕事がないとよいのですが…」
ここまでその輪に入って行く事が出来ずに黙っていたビスマルクがふとそんな事を呟いた。
物理的には確かにその通りなのだが…
しかし、この場で入ってはいけない言葉の一つだったようで…シュナイゼルとコーネリアがキッとビスマルクを睨みつけた。
「ビスマルク?私たちがその程度の時間を作る事も出来ないほど無能であると云いたいのかい?」
「それは…父、シャルルに対する侮辱でもあるのだぞ?シャルルの子供たちは愛する弟の誕生日祝いをするだけの時間も作れない程無能であると云っているのと同じなのだからな…」
相当恐ろしげな眼で二人がビスマルクを睨みつけている中…そこにルルーシュへの思いとは別の意味でコーネリアを敬愛しているユーフェミアが参戦し始める。
「まぁ…ビスマルクさんは…私のお姉さまを『無能呼ばわり』なさっているんですの?」
ユーフェミアの穏やかな表情の裏側にあるその本音がその背中にオーラとなって現れているのがよく解る。
大抵の事で驚かないビスマルクも…この兄妹達にただ、ただ、ふるふると横に首を振るのが精いっぱいだった…
そして、その様子を見ていたナナリー、カレン、ミレイは…3人が同じ事を思った。
―――ここにルルーシュの名前が入っていたら…今頃、半殺しになっていたかもしれませんね…
と…
実際にそのくらいの事はしかねないルルコン達だ。
そして、そこにルルーシュの名前が出ていたらここに、ナナリーも参戦していたに違いない。

 こんな調子では話し合いなどちっとも進まないが…
まぁ、どうせ、枢木スザクを追い出した後は、ここにいる全員が敵となる訳なのだから…
別に、自分であの枢木スザクを排除する方法を考えればいい…とは思うのだが…
何せ、相手はあの枢木スザク…
ルルーシュの為になら、鬼にでも、蛇にでもなれる男だ…
否、ルルーシュが望めば性転換してオカマバーにでも就職するくらいはやりかねない…
そんな、ルルーシュへの気持ちの大きい人物を相手にしている。
おまけに、アッシュフォード学園ではカレン以外太刀打ちできない程の体力バカだ…
まともに相手をしていたら、きっと、カレンだってただでは済まない…
そう思うから、カレンも、最終的にはここにいる全員が敵となると解っていてここにいるのだ。
カレンが全力でスザクを倒しても、カレン自身がボロボロになって、他のメンツに漁夫の利を持っていかれてはたまらない。
下手をすると、こう云う時に妙な野生の勘を働かせるスザクが微妙なところでカレンのストレートをくらって、悶絶したところにルルーシュが現れて、そのまま、かっさらわれる可能性さえある。
―――そんな事を許してたまるものですか!
カレンが心の中でそんな事を叫んでいる。
ここのところ、本当にスザクのルルーシュにかっさらわれてばかりだ…
カレンには解る…
同じ思いを持つ者だから…
ルルーシュがそれに気づいているかどうかはともかく…
少なくとも、スザクは…ルルーシュに対して『友達』とか『親友』とか云うカテゴリーで彼を見ていない。
それは…多分、スザクが男であったとしても、それはカレンと同じ気持ちだ…
一応、表向きにはカレンは『ルルーシュの恋人』となっているのだが…
最近のルルーシュを見ていると…スザクに対して非常に甘くなっている。
それは…恐らく…女の勘だ…
確かに…思春期の男の子が一人の女の子に全てを捧げるなどと云う事はあり得ないのだが…
しかし、最近のルルーシュは完全にカレンよりもスザクを優先しているように見えるのだ。
―――そんなの…絶対許せないわ!
「ねぇ…カレン…。すっごい怖い顔しているんだけど…」
このメンツの怖い勢いにすっかり小さくなっていたシャーリーが恐る恐るカレンに声をかけて来る。
「え?そ…そんな事…ないわ…」
考え事に夢中になってしまい…その表情が顔に出てしまったらしい…
カレンは自分の両頬をペチペチと叩きながら深呼吸する。
流石に…鬼のような形相をここのメンツに見られてしまったら、ルルーシュに何を告げ口されるか解ったものではない。
シャーリーだけが隅っこにいて気づいたらしい・・
他のメンツは現在の口論に夢中となっている様である。
「しかし…ルルも大変なのね…。私も、皆で一緒にお祝い…とか思っていたんだけれど、ちょっとむりっぽいわね…」
「え?」
「だって…どう見たって、ルルとスザク君を引き離してからこのメンツでルルの取り愛をするような勢いじゃない…」

 シャーリーの指摘は正しい…
まったくもってその通りだ。
と云うか、こんな状況の中、それに気づかない方がどうかしているだろう。
「あ…あの…シャーリー…」
「私、ルルの事好きなんだけど…やっぱりアイドルとして好きでいるのが一番かなぁ…。だって、こんなに凄い人たちに独占欲を抱かれちゃっている訳で…。カレンもスザク君も、こんな人たちとルルの取り合いをしているのね…」
まるで、アイドルのみんなの知らない秘密を知ったかのような…そしてその事に優越感を抱いている様な表情でシャーリーが云った。
「まぁ、確かに…ね…。私も凄いところに居ると…時々思うわ…」
カレンが殆ど他人事のように口にする。
当事者であると云うのに…
確かに、シュナイゼルもコーネリアも年若いながら、自分で起業して身を立てていて…世間の一目を置いている。
そして、ルルーシュの両親も世界的企業のトップだ。
ユーフェミアもあのコーネリアの妹なのだから…全くの無能…と云う事は絶対にあり得ない。
ナナリーもあの愛らしい姿からは想像もできない程、時々鋭い事を云って周囲を驚かせる。
ついでに、まるで無邪気に指摘しているように見せているが…カレンは確実に計算ずくの行動だと見ている。
でもって、最大の敵…枢木スザク…
ルルーシュを取り巻いている人々は…ある意味バケモノぞろいと云える。
そして、シャーリーはカレンをこのバケモノの一人と数えている訳だ。
まぁ、この火花散る中、楽しんじゃっているミレイも大者だとは思うが…
「ねぇ…シャーリー…やっぱり私って、あの人たちと肩並べていて…いいのかしら…?」
「いいとか悪いとかじゃないと思うけどなぁ…。だって、ルルがカレンを選んだんでしょ?そして、カレンがそれに答えた…」
シャーリーの指摘は…少々間違っているのだが…
しかし、確かにその通りだ。
あのルルーシュが、カレンを隣にいる事を許しているのだから…
「そうね…。云われてみればその通りね…」
あんまり自信を持てないのだが…でも、実際にカレンはルルーシュの隣にいる事を許されているのだ。
ルルーシュは人当たりがいいように見えていて…決してある一定の距離から人を近づける事はない。
それは…カレンも付き合う前からそう感じていたし、付き合ってから更にそれを感じるようになった。
そう云う点で、スザクの存在はカレンの中でも怖い存在であるのは確かなのだが…
スザクは…時々カレンよりもずっと深いルルーシュの懐にいるように見えている。
そして、シュナイゼルがいつもスザクに対してはかなりの警戒をしているが、カレンに対しては余裕の笑顔を見せている。
過去に…何かあったらしい事は知っているが…
でも…カレンはその何かを知らない…
「カレン…?」
考え事をしているカレンにシャーリーが声をかけて来た。
「あのメンバーじゃ、カレンも大変だね…。でも、頑張りなよ…。ルルはカレンの事、多分、女のこの中で一番好きだよ…。まぁ、ナナちゃんとか、ユフィちゃんとかはちょっと別枠だと思うけどね…」
シャーリーは本当にルルーシュの事を見ていると思った…
「そうね…。じゃあ、私も頑張らないと…アッシュフォード学園のルルーシュ親衛隊たちに失礼ね…」
不安はちょっとだけ残っているが…カレンは立ち上がって、口論をしている輪の中へと入って行った…

END


あとがきに代えて



ルルーシュもスザクも出て来ない誕生日とは…(; ̄― ̄A アセアセ・・・
まぁ、去年のこのシリーズのルル誕はスザクに独占されちゃったんで…
前後編にできそうだとは思ったんですけど、色々と予定があるんで、やめました。
ここのところ少々バタバタしていまして…
ただ、現在オチコミモードなので、このくらいでちょうどいいのかもしれませんね…
とりあえず、今日の分、かなり和泉らしくない作品になっている事に驚かれた方もいるかとは思うのですが…
それでも、作品掲載しないだけでホント、凄い状態になったんで、少しだけ頑張りました。

今日は真珠湾攻撃をした日です。
あの戦争に関しては、色々言われますが…日本人が、日本人の視点で自分たちの考えで、価値観で論じられる時代が来る事を切に願います…



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posted by 和泉綾 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

ルル誕Week2009 4

Revenge



※『僕たちの学園生活シリーズ』設定です。
去年のルルーシュの誕生日には熱を出したスザクがルルーシュを独占してしまったので、今年こそは…と、他のルルーシュ大好きな人々が立ち上がりました。

 去年のルルーシュの誕生日…
ルルーシュとナナリーの暮らすマンションに居候中の枢木スザクが熱を出した事により、ルルーシュはスザクに独占されてしまった。
ルルーシュを愛する人々が強引にルルーシュのお祝いをしようとしたところ、ルルーシュに睨まれてしまって、退散させられてしまったのだ。
今年こそは…と、昨年、ルルーシュの誕生日当日に退散させられてしまった人々がここに集まって、何か相談しているようだ。
去年のルルーシュの誕生日の事もあって、全員でとりあえず、枢木スザクにルルーシュを独占させないための作戦会議をしているものと思われる。
尤も、去年だって、別にルルーシュは他意があってスザク専用となった訳ではないが…
ルルーシュの性格上、自分の身近な人間が熱を出したなどと云う事になれば必ずああ云った行動を起こす事は解っている。
しかし…納得できないのだ…
否、敢えて言おう!
彼らはスザクに嫉妬しているのだ!
ルルーシュの誕生日に、ルルーシュを独占して、ルルーシュに看病して貰えるなど…なんて羨ましい…と…
因みに、スザクの誕生日は7月なので、まぁ、ぶっちゃけ、スザク自身が具合悪くなる事はまず考えられないし、風邪をひく…と云うのもあまり考えられない時期ではある。
確かに梅雨時で風邪を引き易いと云われるが、それでも、今、ここに集まっているメンツでも、枢木スザクでもルルーシュでも、その時期にはかなり健康的な生活を送れているのだ。
ともなると、やはり、ルルーシュの誕生日に狙いを定めたかのように風邪を引いた枢木スザクは嫉妬の対象になるに決まっているのだ。
まぁ、スザクにしてみれば、『ルルーシュの誕生日にルルーシュに素敵なバースデーディナーを御馳走する為…』と云う事だったらしいが…そんな事を云ったら、ここに揃っているメンバーたちが怒りでこの会議が確実に、ルルーシュの誕生日をスザクに独占させないための会議ではなくなり、どうやって枢木スザクを亡き者にするかの会議になるに違いない…
そのくらい並みの人間が考えてもそう簡単にスザクが殺される様な可愛らしい生き物でもないのだが…
ちなみに、現在ここに集まっているのは、シュナイゼル、コーネリア、ユーフェミア、ビスマルク(シャルル&マリアンヌの代理)、カレン、ミレイ(この人は完全に面白がっているだけ)、ナナリー、シャーリーと云った面々だが…
特に熱心なのは…やはり、公認のカップルの相手であるカレンと、ルルーシュを愛してやまない兄姉妹たちだろう…
ルルーシュの両親の代理で来たビスマルクなどは傍から見ていると少々気の毒のようにも見える。
確かに主の命令は絶対だとは思うのだが…
それでも、目的の為に会社を放り出さないだけマシと云えるか…
シュナイゼルもコーネリアも自分で起業しており、会社の主である。
一国一城の主がこんなところに顔を出している時点で、ビスマルクは更なる苦労がシュナイゼルの秘書であるカノンとコーネリアの秘書であるギルフォードに押し付けられていると云う事である。
12月は、企業は色んな意味で忙しい時期である。
と云うか、日本中忙しくなるのだ。
―――気の毒にな…。まぁ、若い内の苦労は買ってでもしろと云うらしいから…頑張れよ…

 さて、会議の会場に使われているのは、今日はシュナイゼルの一人暮らしの無駄に広いマンションである。
そこの客間に先ほどのメンツが並んでいる。
「相変わらず生活感のないお部屋ですわね…」
ユーフェミアの言葉だ。
大体、ユーフェミアとコーネリアは一緒に暮らしているが、この二人のマンションも大して変わらない。
敢えて言うなら、ルルーシュの暮らしているマンションが一番生活の匂いがする。
と云うのも、ルルーシュがしっかり家事をこなしているからだ。
どうにもこの兄妹達はルルーシュ以外に家事の才能は備わらなかったらしい。
まぁ、そんなどうでもいい話はいいとして…
「とりあえず、先ほど、自分たちの好みの飲み物と茶菓子を買って来て貰っているのだから…適当にソファにかけてくれたまえ…、話し合いをしよう…。今年こそは枢木スザクにルルーシュを独占させる訳にはいかないのだから…」
シュナイゼルが勝手に進行役になる。
確かに、このメンツを何とかまとめ上げるのは至難の業だ。
アッシュフォード学園生徒会長として相当な無茶ぶりをして収拾つかない状況に陥ってそれを治めているミレイならともかく、他のメンツではまず無理だ。
ここでミレイの様な第三者が勝手出てくれればよかったのかもしれないが…シュナイゼルがこう云いだしてしまった以上、それを止められる者はこの中にはいない。
「でも、去年はスザクが熱を出してしまったから…でしょう?今年は…」
ユーフェミアの一言にカレンが食いつく。
「甘い!甘いわ!あのスザクのルルーシュへの執念…最近じゃ、私がルルーシュの彼女だって云うのに…それさえもしっかりとシカト!そんなの許されていい訳がないでしょ!最近じゃ、スザクってば……」
暫くの間、妙に要領の良くなったスザクに対するカレンの不満が続いて行く…
最初の内はここに集まったメンツもうんうんと頷いていたのだが…
流石に長くなってくると、止める事も出来ないが、大人しく聞いている事も苦痛になり、飲み物を飲んだり、お菓子を食べたりと…いらん事を始めて、カレンの話はそっちのけとなった。
とりあえず、こう云うタイプは話しを聞いていなくても、返事をしなくても一通り話せばすっきりするものである。
逆にいらん事を云うと話しが白熱して行くものである。
そして、時間がどんどんと延びて行く…
とりあえず、好きなだけ話しをさせてしまえばそれで終わるのだから…
そうして、約30分程、カレンが熱弁をふるった後に本題へと入って行く事になる。
その頃には、割と、カレンも満足したような表情をしている(と云うか、当初の目的を忘れているフシがある)し、他の者たちも、どう、自分の意見を反映させて、自分に有利な方向へ話しを持っていくかを考えているので、これはこれで、考える時間が出来ると云う事でその場にいるビスマルク以外はそれなりに納得し、その時間を有効利用している。

 カレンの熱弁が終わって、本格的な作戦会議に入った。
「当日…とにかく、枢木スザクをルルーシュの傍に置いてはならない事は…この場の全員が承知だと思う訳なのだが…」
「確かに…。でも、スザクさんはお兄様のお誕生日をちゃんと把握していらっしゃいますよ?お兄様が忘れておられても…」
コーネリアの言葉にナナリーが返した。
確かに、スザクのルルーシュに対する執着は尋常ではない事くらいはこの場にいる者全員が解っている。
「確か…去年もルルーシュの誕生日に豪華ディナーを自分で稼いだお金で御馳走してお祝いしたいとかで…寒空の中、バイトしていたと云う事らしいわ…。まったく…ボンボンの癖にそう云うところはしっかりしているのよね…」
「まぁ、そうでしたの?それって、卑怯ですわ…。ルルーシュがそんな事を知ったら確実に心動かされてしまうわ…」
「でもねぇ…学校でもルルーシュの誕生日の時には大変なのよね…。それこそ、ルルーシュが靴をはきかえようと思っても、靴箱にもルルーシュのロッカーにもルルーシュ親衛隊がプレゼントを置こうとして行列が出来ちゃうし、生徒会室も完全にルルーシュの避難場所になっちゃうし…」
カレンとユーフェミアの言葉にミレイが、誕生日当日の学園の状況を話し始める。
「でも、今年は土曜日で、学校は休みの筈…。ならば、私たち二部があるのではないのかい?」
ミレイの一言にシュナイゼルがそう返すと、その場の全員がはっとした。
「なるほど…そうなると、身内である我々に武があると云う事か…」
「しかし、シュナイゼル様とコーネリア様は、今日、こうしてお休みをしてこの場にいらっしゃっているのです。その日に緊急の仕事がないとよいのですが…」
ここまでその輪に入って行く事が出来ずに黙っていたビスマルクがふとそんな事を呟いた。
物理的には確かにその通りなのだが…
しかし、この場で入ってはいけない言葉の一つだったようで…シュナイゼルとコーネリアがキッとビスマルクを睨みつけた。
「ビスマルク?私たちがその程度の時間を作る事も出来ないほど無能であると云いたいのかい?」
「それは…父、シャルルに対する侮辱でもあるのだぞ?シャルルの子供たちは愛する弟の誕生日祝いをするだけの時間も作れない程無能であると云っているのと同じなのだからな…」
相当恐ろしげな眼で二人がビスマルクを睨みつけている中…そこにルルーシュへの思いとは別の意味でコーネリアを敬愛しているユーフェミアが参戦し始める。
「まぁ…ビスマルクさんは…私のお姉さまを『無能呼ばわり』なさっているんですの?」
ユーフェミアの穏やかな表情の裏側にあるその本音がその背中にオーラとなって現れているのがよく解る。
大抵の事で驚かないビスマルクも…この兄妹達にただ、ただ、ふるふると横に首を振るのが精いっぱいだった…
そして、その様子を見ていたナナリー、カレン、ミレイは…3人が同じ事を思った。
―――ここにルルーシュの名前が入っていたら…今頃、半殺しになっていたかもしれませんね…
と…
実際にそのくらいの事はしかねないルルコン達だ。
そして、そこにルルーシュの名前が出ていたらここに、ナナリーも参戦していたに違いない。

 こんな調子では話し合いなどちっとも進まないが…
まぁ、どうせ、枢木スザクを追い出した後は、ここにいる全員が敵となる訳なのだから…
別に、自分であの枢木スザクを排除する方法を考えればいい…とは思うのだが…
何せ、相手はあの枢木スザク…
ルルーシュの為になら、鬼にでも、蛇にでもなれる男だ…
否、ルルーシュが望めば性転換してオカマバーにでも就職するくらいはやりかねない…
そんな、ルルーシュへの気持ちの大きい人物を相手にしている。
おまけに、アッシュフォード学園ではカレン以外太刀打ちできない程の体力バカだ…
まともに相手をしていたら、きっと、カレンだってただでは済まない…
そう思うから、カレンも、最終的にはここにいる全員が敵となると解っていてここにいるのだ。
カレンが全力でスザクを倒しても、カレン自身がボロボロになって、他のメンツに漁夫の利を持っていかれてはたまらない。
下手をすると、こう云う時に妙な野生の勘を働かせるスザクが微妙なところでカレンのストレートをくらって、悶絶したところにルルーシュが現れて、そのまま、かっさらわれる可能性さえある。
―――そんな事を許してたまるものですか!
カレンが心の中でそんな事を叫んでいる。
ここのところ、本当にスザクのルルーシュにかっさらわれてばかりだ…
カレンには解る…
同じ思いを持つ者だから…
ルルーシュがそれに気づいているかどうかはともかく…
少なくとも、スザクは…ルルーシュに対して『友達』とか『親友』とか云うカテゴリーで彼を見ていない。
それは…多分、スザクが男であったとしても、それはカレンと同じ気持ちだ…
一応、表向きにはカレンは『ルルーシュの恋人』となっているのだが…
最近のルルーシュを見ていると…スザクに対して非常に甘くなっている。
それは…恐らく…女の勘だ…
確かに…思春期の男の子が一人の女の子に全てを捧げるなどと云う事はあり得ないのだが…
しかし、最近のルルーシュは完全にカレンよりもスザクを優先しているように見えるのだ。
―――そんなの…絶対許せないわ!
「ねぇ…カレン…。すっごい怖い顔しているんだけど…」
このメンツの怖い勢いにすっかり小さくなっていたシャーリーが恐る恐るカレンに声をかけて来る。
「え?そ…そんな事…ないわ…」
考え事に夢中になってしまい…その表情が顔に出てしまったらしい…
カレンは自分の両頬をペチペチと叩きながら深呼吸する。
流石に…鬼のような形相をここのメンツに見られてしまったら、ルルーシュに何を告げ口されるか解ったものではない。
シャーリーだけが隅っこにいて気づいたらしい・・
他のメンツは現在の口論に夢中となっている様である。
「しかし…ルルも大変なのね…。私も、皆で一緒にお祝い…とか思っていたんだけれど、ちょっとむりっぽいわね…」
「え?」
「だって…どう見たって、ルルとスザク君を引き離してからこのメンツでルルの取り愛をするような勢いじゃない…」

 シャーリーの指摘は正しい…
まったくもってその通りだ。
と云うか、こんな状況の中、それに気づかない方がどうかしているだろう。
「あ…あの…シャーリー…」
「私、ルルの事好きなんだけど…やっぱりアイドルとして好きでいるのが一番かなぁ…。だって、こんなに凄い人たちに独占欲を抱かれちゃっている訳で…。カレンもスザク君も、こんな人たちとルルの取り合いをしているのね…」
まるで、アイドルのみんなの知らない秘密を知ったかのような…そしてその事に優越感を抱いている様な表情でシャーリーが云った。
「まぁ、確かに…ね…。私も凄いところに居ると…時々思うわ…」
カレンが殆ど他人事のように口にする。
当事者であると云うのに…
確かに、シュナイゼルもコーネリアも年若いながら、自分で起業して身を立てていて…世間の一目を置いている。
そして、ルルーシュの両親も世界的企業のトップだ。
ユーフェミアもあのコーネリアの妹なのだから…全くの無能…と云う事は絶対にあり得ない。
ナナリーもあの愛らしい姿からは想像もできない程、時々鋭い事を云って周囲を驚かせる。
ついでに、まるで無邪気に指摘しているように見せているが…カレンは確実に計算ずくの行動だと見ている。
でもって、最大の敵…枢木スザク…
ルルーシュを取り巻いている人々は…ある意味バケモノぞろいと云える。
そして、シャーリーはカレンをこのバケモノの一人と数えている訳だ。
まぁ、この火花散る中、楽しんじゃっているミレイも大者だとは思うが…
「ねぇ…シャーリー…やっぱり私って、あの人たちと肩並べていて…いいのかしら…?」
「いいとか悪いとかじゃないと思うけどなぁ…。だって、ルルがカレンを選んだんでしょ?そして、カレンがそれに答えた…」
シャーリーの指摘は…少々間違っているのだが…
しかし、確かにその通りだ。
あのルルーシュが、カレンを隣にいる事を許しているのだから…
「そうね…。云われてみればその通りね…」
あんまり自信を持てないのだが…でも、実際にカレンはルルーシュの隣にいる事を許されているのだ。
ルルーシュは人当たりがいいように見えていて…決してある一定の距離から人を近づける事はない。
それは…カレンも付き合う前からそう感じていたし、付き合ってから更にそれを感じるようになった。
そう云う点で、スザクの存在はカレンの中でも怖い存在であるのは確かなのだが…
スザクは…時々カレンよりもずっと深いルルーシュの懐にいるように見えている。
そして、シュナイゼルがいつもスザクに対してはかなりの警戒をしているが、カレンに対しては余裕の笑顔を見せている。
過去に…何かあったらしい事は知っているが…
でも…カレンはその何かを知らない…
「カレン…?」
考え事をしているカレンにシャーリーが声をかけて来た。
「あのメンバーじゃ、カレンも大変だね…。でも、頑張りなよ…。ルルはカレンの事、多分、女のこの中で一番好きだよ…。まぁ、ナナちゃんとか、ユフィちゃんとかはちょっと別枠だと思うけどね…」
シャーリーは本当にルルーシュの事を見ていると思った…
「そうね…。じゃあ、私も頑張らないと…アッシュフォード学園のルルーシュ親衛隊たちに失礼ね…」
不安はちょっとだけ残っているが…カレンは立ち上がって、口論をしている輪の中へと入って行った…

END


あとがきに代えて



ルルーシュもスザクも出て来ない誕生日とは…(; ̄― ̄A アセアセ・・・
まぁ、去年のこのシリーズのルル誕はスザクに独占されちゃったんで…
前後編にできそうだとは思ったんですけど、色々と予定があるんで、やめました。
ここのところ少々バタバタしていまして…
ただ、現在オチコミモードなので、このくらいでちょうどいいのかもしれませんね…
とりあえず、今日の分、かなり和泉らしくない作品になっている事に驚かれた方もいるかとは思うのですが…
それでも、作品掲載しないだけでホント、凄い状態になったんで、少しだけ頑張りました。

今日は真珠湾攻撃をした日です。
あの戦争に関しては、色々言われますが…日本人が、日本人の視点で自分たちの考えで、価値観で論じられる時代が来る事を切に願います…



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posted by 和泉綾 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2009年12月03日

ルル誕Week2009 3

Birthday



※『騎士皇子シリーズ』設定です。
誕生日当日という時に…ブリタニア国内で騒ぎが起きてしまい…ルルーシュは…
そんな無情な命令を下す異母兄姉に食ってかかるユーフェミアとナナリーですが…

 その日は…朝からアリエスの離宮では大騒ぎであった。
去年のこの日は、ルルーシュ皇子が熱を出してしまい、枢木卿以外アリエスの離宮から締め出されてしまったのだ…(気になる方は
こちらをご覧ください)
実際にはルルーシュ皇子の妹であるナナリー皇女の画策ではあったのだが…
それでもやっぱり、ルルーシュ皇子大好きな皇族方からの不満は続々と届けられ、ナナリー皇女自身も色々モヤモヤしてしまったのだ。
確かにルルーシュ皇子に喜んで欲しくて…という事だったのだが…やっぱり、これを画策したナナリー皇女とユーフェミア皇女もルルーシュ皇子の事が大好きで…
どうせなら、ちゃんとお祝いしたかった…という思いはあるのだ。
そして、今年は…皆でお祝いしようと…シュナイゼル皇子やクロヴィス皇子、コーネリア皇女も巻き込んでアリエスの離宮で盛大にお祝いしようと考えたのだ。
そうして、朝から…というか、アリエスの離宮での準備は今朝からだが、ナナリー皇女とユーフェミア皇女で二人でこっそり画策して…公務で忙しいシュナイゼル皇子やコーネリア皇女にまで
『ルルーシュのお祝いです!絶対に協力して頂きます!』
と、恐らく、この二人に対してここまで強引な態度に出られるのは、ルルーシュ皇子の事が絡んだ時の彼女たちだけだろう。
そうして、そんなナナリー皇女とユーフェミア皇女の企みを知ったマリアンヌ皇妃が困った顔をしているシュナイゼル皇子とコーネリア皇女に
『出来るだけ、あの二人のやりたいようにやらせてやって下さる?フォローは私が出来る限り致しますから…』
とちょっと困った顔をして二人の皇子と皇女に告げた。
『閃光のマリアンヌ』と呼ばれたマリアンヌ皇妃に頭を下げられては二人も無碍にする事も出来ず…マリアンヌ皇妃の背後で出来るだけ解らない様に顔を引き攣らせているジェレミア卿に『済まないね…』という視線を送りながらマリアンヌ皇妃に頭を下げた。
恐らく、マリアンヌ皇妃の云う『フォロー』と云うのは恐らく、マリアンヌ皇妃の部下たちが頑張る事を意味しているのだから…
そうと解っていても、シュナイゼル皇子もコーネリア皇女もいつでもルルーシュ皇子の年上の異母兄姉としてそういった場に同席できるのがその才能が芸術に秀でていて殆ど戦場に出たり、政治の場に立ち合うことの少ないクロヴィス皇子ばかりだと云うのはやっぱり納得できないのだ。
クロヴィス皇子ばかりルルーシュ皇子の為の催しに参加できるのはずるいと思う。
と云うか、ぶっちゃけ、自分たちもルルーシュ皇子の誕生日パーティーに参加したいだけの話なのだが…
マリアンヌ皇妃が庶民出身という…つまらない事に拘ってこのアリエスに離宮に足を運ばない皇族が多い事は、意外と有難いと思える…
彼らしか知らない事があると云う優越感と、それらを出来るだけ自分たちだけの物であって欲しいと思う独占欲…
―――ルルーシュのあんな笑顔を知るのは私たちだけなのだから…。この価値を理解できない者たちにルルーシュの笑顔を見る資格などない!

 そうして、ルルーシュ皇子の事が大好きな異母兄姉妹達がルルーシュ皇子の誕生日の為に一生懸命予定を調整して、備えて来たのだ。
本当は自分たちの手で…とも思ったのだが、シュナイゼル皇子もコーネリア皇女も戦場でも政務の場でも公人となってしまっている今、部下に任せなくてはならない事に歯ぎしりもしたのだが…
それでも、当日は絶対にルルーシュ皇子を喜ばせてやるのだと張り切っている。
そんなルルーシュの溺愛する異母兄姉妹たちからのオーラをいやという程感じている枢木卿も正直、去年のルルーシュ皇子の熱発の事もあり、本当なら二人きりで…などと云う野望も抱いていたが…
しかし、今年はどうやら、ルルーシュ皇子の周囲の人間達が『ルルーシュスマイル萌え♪』になっているらしく…
その辺りは譲るつもりは毛頭ないらしい…
まぁ、枢木卿の場合、誰よりもルルーシュ皇子と一緒にいる時間が長いのだ。
別に、パーティーの時間くらいは、ルルーシュ皇子を他の面々と共有してもいい…
ここで、共有と思っている時点で、枢木卿が本当はどう云ったルルーシュ皇子の誕生日プランを立てていたかが解りそうなものなのだが…
しかし、この神聖ブリタニア帝国では…そう云った、楽しい事がある時に限って、問題が起こるのだ。
ルルーシュ皇子の誕生日パーティーの準備の出来た部屋の準備が万端に整って、ルルーシュ皇子も部屋に入ってきた…
そして、中で待ち構えていた人々が一斉にルルーシュ皇子にクラッカーを鳴らした。
「Happy Birthday!Lelouch!」
その声の後に…ルルーシュ皇子の頭にはクラッカーから出て来た紙吹雪が降ってきた。
「異母兄上…異母姉上まで…」
ルルーシュ皇子は目の前にいるシュナイゼル皇子とコーネリア皇女の姿に驚く。
シュナイゼル皇子は帝国の宰相…そして、コーネリア皇女はそのシュナイゼル皇子の手足となり、シュナイゼル皇子の軍を動かしているのだ。
この二人が揃ってここにいると云うのは…
「私達とて、君の誕生日を祝いたいのだよ…。毎年、クロヴィスやユフィ…ナナリーばかり狡いからね…」
シュナイゼル皇子がにこりと笑ってルルーシュ皇子に応える。
「それに、今のところ、ブリタニア国内はそれなりに安定している状態だ…。早々、シュナイゼル異母兄上も私も休みも取れない状態では困るだろう?」
コーネリア皇女も普段の軍人としての表情ではなく、異母弟を慈しむ顔でルルーシュに告げた。
「有難う御座居ます…異母兄上…異母姉上…」
ルルーシュ皇子がそう云った時…廊下がバタバタと騒がしくなった。
その騒々しさに、扉に一番近い位置に立っていたルルーシュ皇子に気が付いた枢木卿がさっとルルーシュ皇子の手を引いて、部屋の奥へとルルーシュ皇子の身柄を移動させる。
この辺りはシュナイゼル皇子をはじめとした、ここにいる面々たちが感心する。
そして、ジェレミア卿が扉の一番近くに立った。
シュナイゼル皇子もコーネリア皇女もその目が鋭くなり、周囲へ警戒を払う。

 そして、間もなくノックなしに慌てた一兵士が中に入ってきた。
「ご無礼を承知で申し上げます!シュナイゼル宰相閣下の御側近であるカノン=マルディーニ様より火急の知らせです!ペンドラゴンから東へおよそ150kmの場所にあるグリフォンにて、市長の不正の数々が市民に明らかになり、市民達が暴動を起こした模様…。駐屯していた市長管理下の軍はほぼ壊滅状態!」
そこまで云われた段階で、ルルーシュ皇子もシュナイゼル皇子もコーネリア皇女も緊張した表情となる。
確かに噂に上がっていた事は事実であるが…
しかし、その都市の市長は『エル家』の後見貴族でも『リ家』の後見貴族でも、まして、『ヴィ家』の後見貴族でもない。
否、シュナイゼル皇子と皇位を競っている皇子の後見貴族である。
「彼らの手には負えなくて…こちらに押し付けてきた…と云う事か…」
シュナイゼル皇子が『やれやれ』と云った表情で一言零す。
そして、それを見守る、戦場を知らないユーフェミア皇女とナナリー皇女が『え?』と云う表情を見せる。
それに気づいたマリアンヌ皇妃とコーネリア皇女がそれぞれ、皇女たちの肩に手を置いた。
この空気で、今回の主役であるルルーシュ皇子が連れて行かれてしまう事を、察したのだろう…
ユーフェミア皇女が彼女の肩に手を置いているコーネリア皇女の手を振り切ってシュナイゼル皇子に食ってかかった…
「シュナイゼル異母兄さま…まさか…ルルーシュを…?」
ユーフェミア皇女が『連れて行かないで下さい!』と云うオーラを出している。
ナナリー皇女もユーフェミア皇女と同じような感じである。
クロヴィス皇子も…事情を全く知らない訳ではないから…ユーフェミア皇女やナナリー皇女の様にあからさまに表情には出さなくとも…
それでも…
『せめて誕生日くらい…』
と思っているのは明らかだが…
そんな状況を見て、ルルーシュ皇子が前に進み出た。
「ユフィ、ナナリー…済まない…。これも…皇族としての仕事だ…。それに…これは、神聖ブリタニア帝国宰相閣下の信頼を得ていると云う…光栄なことでもあるんだ…」
少しだけ、俯き加減に、二人の妹姫に告げる。
枢木卿も…ここで、何とか、せめて、ルルーシュ皇子だけでも…とは思うが…ここでマリアンヌ皇妃がこうして黙っていると云う事は…
きっと、枢木卿が余計な口出しをしていい場面ではない。
解っていて…ここで口出しをする訳にもいかない…
それは…ルルーシュ皇子の騎士としての判断…
しかし、ルルーシュ皇子個人を想う者としては…
ここで、『人の感情』とは、厄介なものだと感じてしまう…
でも、その厄介な『感情』があるからこそ、ルルーシュ皇子の為に枢木卿は力を発揮する事が出来る。
「ユーフェミア皇女殿下、ナナリー皇女殿下…ルルーシュ殿下は自分が必ず守り、そして、すぐにここに戻ってまいります…。ですから…今は…殿下を…」
ここで…枢木卿は『騎士』としての仮面を被った。
正直、この二人の皇女には嫌われたかもしれない…
でも、ルルーシュ皇子の…現在の地位を守ろうとしているその理由を知っているから…

 枢木卿のその一言に、ナナリー皇女もユーフェミア皇女も、ぐっと唇を噛んでいるが…
しかし、彼女たちの方に置かれているコーネリア皇女とマリアンヌ皇妃のその手が、枢木卿の行動がより正しい行動であると云っている。
これ以上、駄々をこねる事は、ルルーシュ皇子を困らせる事である事も…
「ルルーシュ…さっさと帰っておいで…。そして、速く続きをやろう…。折角、君にプレゼントしようと…君の為の曲を書いて来たんだ…。その曲をぜひ聞いて貰いたいからね…」
ここで、クロヴィス皇子がそう一言告げる。
そのクロヴィス皇子の一言にシュナイゼル皇子とコーネリア皇女がほっとした。
恐らく、それほど時間のかかるものでもない事は…解る…
「ルルーシュ!さっさと行って戻ってくるぞ!」
コーネリア皇女がルルーシュ皇子に指示して、ルルーシュ皇子が『はい』と答えると、枢木卿を連れてコーネリア皇女と一緒に部屋を出て行った。
そして、マリアンヌ皇妃がジェレミア卿にサインを送り、後を追わせた。
「申し訳ありません…こんな事になってしまい…」
そこに残ったシュナイゼル皇子がマリアンヌ皇妃に頭を下げた。
「宰相閣下と云う立場も…大変ですわね…。でも、いずれは…あの子が自分の足で歩いて行かなくてはならないのですから…。それに、あの子の皇族に生まれ、子供としての時間は既に終わっているのです…」
マリアンヌ皇妃のそう云いきってしまう聡明さには感服するが…
彼女は庶民出身…
それ故に、他の后妃たちの持つ後見の代わりに自分の実力を示さなくてはならなかったのだ。
そして、それはルルーシュ皇子やナナリー皇女にもついて回る…
だからこそ…甘やかさないように心がけている。
「これが…この判断が…私が母親として贈ってやれる、あの子への誕生日プレゼントですわ…。私には…他の皇子殿下や皇女殿下の様に、ナナリーにもルルーシュにもしっかりとした後見を残してはあげられませんから…」
ここで、マリアンヌ皇妃がシュナイゼル皇子に母親としての顔を見せる。
基本的に、王宮内で守られている立場のユーフェミア皇女もナナリー皇女も…マリアンヌ皇妃のその表情に…下を向く事しか出来ない。
そして…これが、ブリタニアと云う国の国是であり、皇族として生きていくための術…
「ここでシュナイゼル宰相閣下が出て行かれたら、更に話が大きな事になります…。コーネリア殿下とルルーシュに任せておきましょう…。大丈夫…すぐに帰ってきます…」
マリアンヌ皇妃がにこりと笑った。
貴族や皇族出身の皇妃とは違った存在感を持つ…この皇妃に対して…シュナイゼル皇子も一目置いているし、そのマリアンヌ皇妃の聡明さを強く受け継いでいるルルーシュ皇子の事も愛しているのだ…
それでも、『愛している』と云う感情だけでは守る事が出来ないから…
だから…
「では、彼らが帰って来た時には…もっと盛大にルルーシュを祝えるように…もう少し凝った準備をしようか?ユフィ…ナナリー…」

 コーネリア皇女と共に戦場に赴いたルルーシュ皇子と枢木卿であったが…
余程、市民たちの不満が溜まっていたと見えて…大した騒ぎとなっている。
「異母姉上…これでは…恐らく首謀者は確実に…」
「ああ…罰せられる事になる…。だが、それだけで終わらせてしまったら、結局残るのは禍根だ…。だから…市長をはじめ、職員達も全て捕えろ…。同じ立場としてな…」
「承知致しました…。スザク…行くぞ…」
そう云って、枢木卿を連れて、前線へと向かう…
コーネリア皇女は初めて、ルルーシュ皇子が戦場に立った時の事を思い出す…
あの時は…本当は、シュナイゼル皇子の傍で後学の為に戦場の空気に触れると云う程度のつもりで来たのだが…
子供ながら、ルルーシュ皇子が戦場の様子を見て、チェス盤を見て、ただ、一言ぼそりと口にした戦略…
それが、シュナイゼル皇子の耳に入り、それを実行したところ、その時の鎮圧は考えていたよりも早く、終わったのだ。
その後から…シュナイゼル皇子がルルーシュ皇子を連れて歩くようになり…
―――今となっては、ルルーシュの誕生日にまで戦場に立たせるようなありさま…か…
確かにルルーシュ皇子の的確な判断と、先を見越す能力に関してはシュナイゼル皇子以上のものがあると…コーネリア皇女も思わない訳ではない…
流石、『閃光のマリアンヌ』の調子だと感心もする。
しかし…
これだけ国が大きくなると、国内のどこかで騒ぎが起きる。
そして、その騒ぎが起きた時、誰かが治めに行かなくてはならない。
今回はたまたま…コーネリア皇女とルルーシュ皇子だっただけの話なのだが…
確かに力は必要だと思うが…
ルルーシュ皇子のこの能力は、戦場ではない場所で使われるべきではないかと…軍人としてはそんな考えを持ってはならないのかもしれないが…そう思えてしまう。
そんな風に考えていると…
部屋を出て行こうとした枢木卿が、コーネリア皇女の傍に近寄ってきた。
「ご心配は解りますが…どうか、ルルーシュを…信じてやって下さい。ルルーシュは…欲しいものがあって、この場にいるのです。殿下がそんなお顔をされていたら…きっと、ルルーシュが気にします…」
これは…ルルーシュ皇子の騎士としての言葉なのか、友人としての言葉なのか…
正直、この場のコーネリア皇女に判断は出来なかったが…
コーネリア皇女から少しだけ離れて立っていた、彼女の騎士、ギルフォード卿がそっとコーネリア皇女に耳打ちした。
何を話したのかは解らないが…
「解った…。枢木!さっさと終わらせて、戻って来い!とりあえず、市長と首謀者を捕まえたらペンドラゴンへ戻れ…。その時には私も一緒に戻る。なに…詮議なら、ペンドラゴンでもできるからな…。後始末はこのギルフォードに任せる…」
コーネリア皇女の言葉に…ギルフォード卿が何を云ったのか…なんとなく察して、枢木卿が一礼した。
「イエス、ユア・ハイネス…」
そう云って、ルルーシュ皇子の元へと向かって行った…。

END


あとがきに代えて



なんとなく、『ルル誕Week』作品っぽくならなかったのですが…
それに、『騎士皇子シリーズ』と『皇子とレジスタンス』が混ざったような感じに見えますね…。
部隊がブリタニアなんで、『騎士皇子シリーズ』です!
強引にそう決めました!
今日、遅ればせながら…そして、初回盤じゃないんですが、『浪漫的世界31』を入手しました…
ブログの記事そのまま歌詞になっている曲…少々びっくり…
オチを聞くまでは結構シリアスで、しんみりして、しかも『萌え♪』もあるんですけど…
オチを聞くと、まぁ…聞いてみて下さいな…
で、中々面白い内容ですね…
まだ、ちゃんと聞いている訳じゃないんですけど…
最後の曲は…今の和泉の状態だと…ダメだ…あれは、ちょっと仕事にならなくなる…
まぁ、今からの購入だと初回盤はまず無理なんですけど…
多分CDの中身は同じですから…ぜひ聞いてみるとよいです!


☆拍手のお返事


ありんこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『Present』
ホントに甘々なスザルルになりました…
いやぁ…書いた当日には全く何も、反応がなかったんで、『外したか!ルルにゃんで外したら…あとまずいぞ!』などと思っておりました…(笑)←多分、現在、このブログでは人気1、2位を争うくらい評判がいい作品なんで…
スザクのお墓の前でのセリフはいくつも考えていた中からああなった訳なのですが…お気に召して頂けてよかったです。

『皇帝陛下生誕祭』
まぁ、仕方ないですよね…
流石に限定販売グッズが妙なところで売られないとは思いますけどね…チケットの時みたいには…
仕方ないですけど…こう云う時、頼れるお友達が居ないのは結構切ないですね…。
とりあえず、参加した方々のレポートを楽しみにすることにします。

萌さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
ご無沙汰しております。
和泉は結構、乗り遅れでアニメにはまるタイプなんですけれど…ここ最近では珍しいですよね…
放映終了してもこれだけ熱いファンが多い作品も…
某アニメ雑誌でもキャラの人気投票では上位に居ますしね…
和泉自身、こうして執筆活動に関しては色々悩んでいますけれど、『コードギアス反逆のルルーシュ』と云う作品が大好きである事は変わりありません。
どちらの転んでも、それは変わらないです。

後、和泉は以前から書いていますけれど…才能はありません。
確かに、続けているだけあって多少の成長はして居る様ですけれど…
あるのは『好き』と云う気持ちだけです。
多分、これだけは胸を張って誰にでもいえると思います。
この『好き』と云う気持ちは、誰にも負けないと…
これは云ったもん勝ちですしね…(笑)

紫翆さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『Present』
このルルにゃんは、まぁ、不定期連載となっている状態ですけれど…掲載すると、割と評判がいいです。
ただ、今回のは先ほど、拍手にも書いていますけれど、掲載当日にはさっぱりだったもんで、『ついにルルにゃんも飽きられたか…』とか思ってました(爆)
最後のルルーシュのツンデレは…まぁ、どういう事だったのかは…皆様の『萌え♪』にお任せします。
シュナ兄…その事実を知ったら…
きっと、あの手この手を使って、ルルーシュを拉致する画策をするでしょう。
そして、『猫帝国』から、普段はルルーシュの取り合いでライバル状態の皇族たちを引き連れてくるかもしれませんねぇ…(笑)
頑張れ!スザク!
君の未来は…(たぶん)明るい!


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posted by 和泉綾 at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

ルル誕Week2009 3

Birthday



※『騎士皇子シリーズ』設定です。
誕生日当日という時に…ブリタニア国内で騒ぎが起きてしまい…ルルーシュは…
そんな無情な命令を下す異母兄姉に食ってかかるユーフェミアとナナリーですが…

 その日は…朝からアリエスの離宮では大騒ぎであった。
去年のこの日は、ルルーシュ皇子が熱を出してしまい、枢木卿以外アリエスの離宮から締め出されてしまったのだ…(気になる方は
こちらをご覧ください)
実際にはルルーシュ皇子の妹であるナナリー皇女の画策ではあったのだが…
それでもやっぱり、ルルーシュ皇子大好きな皇族方からの不満は続々と届けられ、ナナリー皇女自身も色々モヤモヤしてしまったのだ。
確かにルルーシュ皇子に喜んで欲しくて…という事だったのだが…やっぱり、これを画策したナナリー皇女とユーフェミア皇女もルルーシュ皇子の事が大好きで…
どうせなら、ちゃんとお祝いしたかった…という思いはあるのだ。
そして、今年は…皆でお祝いしようと…シュナイゼル皇子やクロヴィス皇子、コーネリア皇女も巻き込んでアリエスの離宮で盛大にお祝いしようと考えたのだ。
そうして、朝から…というか、アリエスの離宮での準備は今朝からだが、ナナリー皇女とユーフェミア皇女で二人でこっそり画策して…公務で忙しいシュナイゼル皇子やコーネリア皇女にまで
『ルルーシュのお祝いです!絶対に協力して頂きます!』
と、恐らく、この二人に対してここまで強引な態度に出られるのは、ルルーシュ皇子の事が絡んだ時の彼女たちだけだろう。
そうして、そんなナナリー皇女とユーフェミア皇女の企みを知ったマリアンヌ皇妃が困った顔をしているシュナイゼル皇子とコーネリア皇女に
『出来るだけ、あの二人のやりたいようにやらせてやって下さる?フォローは私が出来る限り致しますから…』
とちょっと困った顔をして二人の皇子と皇女に告げた。
『閃光のマリアンヌ』と呼ばれたマリアンヌ皇妃に頭を下げられては二人も無碍にする事も出来ず…マリアンヌ皇妃の背後で出来るだけ解らない様に顔を引き攣らせているジェレミア卿に『済まないね…』という視線を送りながらマリアンヌ皇妃に頭を下げた。
恐らく、マリアンヌ皇妃の云う『フォロー』と云うのは恐らく、マリアンヌ皇妃の部下たちが頑張る事を意味しているのだから…
そうと解っていても、シュナイゼル皇子もコーネリア皇女もいつでもルルーシュ皇子の年上の異母兄姉としてそういった場に同席できるのがその才能が芸術に秀でていて殆ど戦場に出たり、政治の場に立ち合うことの少ないクロヴィス皇子ばかりだと云うのはやっぱり納得できないのだ。
クロヴィス皇子ばかりルルーシュ皇子の為の催しに参加できるのはずるいと思う。
と云うか、ぶっちゃけ、自分たちもルルーシュ皇子の誕生日パーティーに参加したいだけの話なのだが…
マリアンヌ皇妃が庶民出身という…つまらない事に拘ってこのアリエスに離宮に足を運ばない皇族が多い事は、意外と有難いと思える…
彼らしか知らない事があると云う優越感と、それらを出来るだけ自分たちだけの物であって欲しいと思う独占欲…
―――ルルーシュのあんな笑顔を知るのは私たちだけなのだから…。この価値を理解できない者たちにルルーシュの笑顔を見る資格などない!

 そうして、ルルーシュ皇子の事が大好きな異母兄姉妹達がルルーシュ皇子の誕生日の為に一生懸命予定を調整して、備えて来たのだ。
本当は自分たちの手で…とも思ったのだが、シュナイゼル皇子もコーネリア皇女も戦場でも政務の場でも公人となってしまっている今、部下に任せなくてはならない事に歯ぎしりもしたのだが…
それでも、当日は絶対にルルーシュ皇子を喜ばせてやるのだと張り切っている。
そんなルルーシュの溺愛する異母兄姉妹たちからのオーラをいやという程感じている枢木卿も正直、去年のルルーシュ皇子の熱発の事もあり、本当なら二人きりで…などと云う野望も抱いていたが…
しかし、今年はどうやら、ルルーシュ皇子の周囲の人間達が『ルルーシュスマイル萌え♪』になっているらしく…
その辺りは譲るつもりは毛頭ないらしい…
まぁ、枢木卿の場合、誰よりもルルーシュ皇子と一緒にいる時間が長いのだ。
別に、パーティーの時間くらいは、ルルーシュ皇子を他の面々と共有してもいい…
ここで、共有と思っている時点で、枢木卿が本当はどう云ったルルーシュ皇子の誕生日プランを立てていたかが解りそうなものなのだが…
しかし、この神聖ブリタニア帝国では…そう云った、楽しい事がある時に限って、問題が起こるのだ。
ルルーシュ皇子の誕生日パーティーの準備の出来た部屋の準備が万端に整って、ルルーシュ皇子も部屋に入ってきた…
そして、中で待ち構えていた人々が一斉にルルーシュ皇子にクラッカーを鳴らした。
「Happy Birthday!Lelouch!」
その声の後に…ルルーシュ皇子の頭にはクラッカーから出て来た紙吹雪が降ってきた。
「異母兄上…異母姉上まで…」
ルルーシュ皇子は目の前にいるシュナイゼル皇子とコーネリア皇女の姿に驚く。
シュナイゼル皇子は帝国の宰相…そして、コーネリア皇女はそのシュナイゼル皇子の手足となり、シュナイゼル皇子の軍を動かしているのだ。
この二人が揃ってここにいると云うのは…
「私達とて、君の誕生日を祝いたいのだよ…。毎年、クロヴィスやユフィ…ナナリーばかり狡いからね…」
シュナイゼル皇子がにこりと笑ってルルーシュ皇子に応える。
「それに、今のところ、ブリタニア国内はそれなりに安定している状態だ…。早々、シュナイゼル異母兄上も私も休みも取れない状態では困るだろう?」
コーネリア皇女も普段の軍人としての表情ではなく、異母弟を慈しむ顔でルルーシュに告げた。
「有難う御座居ます…異母兄上…異母姉上…」
ルルーシュ皇子がそう云った時…廊下がバタバタと騒がしくなった。
その騒々しさに、扉に一番近い位置に立っていたルルーシュ皇子に気が付いた枢木卿がさっとルルーシュ皇子の手を引いて、部屋の奥へとルルーシュ皇子の身柄を移動させる。
この辺りはシュナイゼル皇子をはじめとした、ここにいる面々たちが感心する。
そして、ジェレミア卿が扉の一番近くに立った。
シュナイゼル皇子もコーネリア皇女もその目が鋭くなり、周囲へ警戒を払う。

 そして、間もなくノックなしに慌てた一兵士が中に入ってきた。
「ご無礼を承知で申し上げます!シュナイゼル宰相閣下の御側近であるカノン=マルディーニ様より火急の知らせです!ペンドラゴンから東へおよそ150kmの場所にあるグリフォンにて、市長の不正の数々が市民に明らかになり、市民達が暴動を起こした模様…。駐屯していた市長管理下の軍はほぼ壊滅状態!」
そこまで云われた段階で、ルルーシュ皇子もシュナイゼル皇子もコーネリア皇女も緊張した表情となる。
確かに噂に上がっていた事は事実であるが…
しかし、その都市の市長は『エル家』の後見貴族でも『リ家』の後見貴族でも、まして、『ヴィ家』の後見貴族でもない。
否、シュナイゼル皇子と皇位を競っている皇子の後見貴族である。
「彼らの手には負えなくて…こちらに押し付けてきた…と云う事か…」
シュナイゼル皇子が『やれやれ』と云った表情で一言零す。
そして、それを見守る、戦場を知らないユーフェミア皇女とナナリー皇女が『え?』と云う表情を見せる。
それに気づいたマリアンヌ皇妃とコーネリア皇女がそれぞれ、皇女たちの肩に手を置いた。
この空気で、今回の主役であるルルーシュ皇子が連れて行かれてしまう事を、察したのだろう…
ユーフェミア皇女が彼女の肩に手を置いているコーネリア皇女の手を振り切ってシュナイゼル皇子に食ってかかった…
「シュナイゼル異母兄さま…まさか…ルルーシュを…?」
ユーフェミア皇女が『連れて行かないで下さい!』と云うオーラを出している。
ナナリー皇女もユーフェミア皇女と同じような感じである。
クロヴィス皇子も…事情を全く知らない訳ではないから…ユーフェミア皇女やナナリー皇女の様にあからさまに表情には出さなくとも…
それでも…
『せめて誕生日くらい…』
と思っているのは明らかだが…
そんな状況を見て、ルルーシュ皇子が前に進み出た。
「ユフィ、ナナリー…済まない…。これも…皇族としての仕事だ…。それに…これは、神聖ブリタニア帝国宰相閣下の信頼を得ていると云う…光栄なことでもあるんだ…」
少しだけ、俯き加減に、二人の妹姫に告げる。
枢木卿も…ここで、何とか、せめて、ルルーシュ皇子だけでも…とは思うが…ここでマリアンヌ皇妃がこうして黙っていると云う事は…
きっと、枢木卿が余計な口出しをしていい場面ではない。
解っていて…ここで口出しをする訳にもいかない…
それは…ルルーシュ皇子の騎士としての判断…
しかし、ルルーシュ皇子個人を想う者としては…
ここで、『人の感情』とは、厄介なものだと感じてしまう…
でも、その厄介な『感情』があるからこそ、ルルーシュ皇子の為に枢木卿は力を発揮する事が出来る。
「ユーフェミア皇女殿下、ナナリー皇女殿下…ルルーシュ殿下は自分が必ず守り、そして、すぐにここに戻ってまいります…。ですから…今は…殿下を…」
ここで…枢木卿は『騎士』としての仮面を被った。
正直、この二人の皇女には嫌われたかもしれない…
でも、ルルーシュ皇子の…現在の地位を守ろうとしているその理由を知っているから…

 枢木卿のその一言に、ナナリー皇女もユーフェミア皇女も、ぐっと唇を噛んでいるが…
しかし、彼女たちの方に置かれているコーネリア皇女とマリアンヌ皇妃のその手が、枢木卿の行動がより正しい行動であると云っている。
これ以上、駄々をこねる事は、ルルーシュ皇子を困らせる事である事も…
「ルルーシュ…さっさと帰っておいで…。そして、速く続きをやろう…。折角、君にプレゼントしようと…君の為の曲を書いて来たんだ…。その曲をぜひ聞いて貰いたいからね…」
ここで、クロヴィス皇子がそう一言告げる。
そのクロヴィス皇子の一言にシュナイゼル皇子とコーネリア皇女がほっとした。
恐らく、それほど時間のかかるものでもない事は…解る…
「ルルーシュ!さっさと行って戻ってくるぞ!」
コーネリア皇女がルルーシュ皇子に指示して、ルルーシュ皇子が『はい』と答えると、枢木卿を連れてコーネリア皇女と一緒に部屋を出て行った。
そして、マリアンヌ皇妃がジェレミア卿にサインを送り、後を追わせた。
「申し訳ありません…こんな事になってしまい…」
そこに残ったシュナイゼル皇子がマリアンヌ皇妃に頭を下げた。
「宰相閣下と云う立場も…大変ですわね…。でも、いずれは…あの子が自分の足で歩いて行かなくてはならないのですから…。それに、あの子の皇族に生まれ、子供としての時間は既に終わっているのです…」
マリアンヌ皇妃のそう云いきってしまう聡明さには感服するが…
彼女は庶民出身…
それ故に、他の后妃たちの持つ後見の代わりに自分の実力を示さなくてはならなかったのだ。
そして、それはルルーシュ皇子やナナリー皇女にもついて回る…
だからこそ…甘やかさないように心がけている。
「これが…この判断が…私が母親として贈ってやれる、あの子への誕生日プレゼントですわ…。私には…他の皇子殿下や皇女殿下の様に、ナナリーにもルルーシュにもしっかりとした後見を残してはあげられませんから…」
ここで、マリアンヌ皇妃がシュナイゼル皇子に母親としての顔を見せる。
基本的に、王宮内で守られている立場のユーフェミア皇女もナナリー皇女も…マリアンヌ皇妃のその表情に…下を向く事しか出来ない。
そして…これが、ブリタニアと云う国の国是であり、皇族として生きていくための術…
「ここでシュナイゼル宰相閣下が出て行かれたら、更に話が大きな事になります…。コーネリア殿下とルルーシュに任せておきましょう…。大丈夫…すぐに帰ってきます…」
マリアンヌ皇妃がにこりと笑った。
貴族や皇族出身の皇妃とは違った存在感を持つ…この皇妃に対して…シュナイゼル皇子も一目置いているし、そのマリアンヌ皇妃の聡明さを強く受け継いでいるルルーシュ皇子の事も愛しているのだ…
それでも、『愛している』と云う感情だけでは守る事が出来ないから…
だから…
「では、彼らが帰って来た時には…もっと盛大にルルーシュを祝えるように…もう少し凝った準備をしようか?ユフィ…ナナリー…」

 コーネリア皇女と共に戦場に赴いたルルーシュ皇子と枢木卿であったが…
余程、市民たちの不満が溜まっていたと見えて…大した騒ぎとなっている。
「異母姉上…これでは…恐らく首謀者は確実に…」
「ああ…罰せられる事になる…。だが、それだけで終わらせてしまったら、結局残るのは禍根だ…。だから…市長をはじめ、職員達も全て捕えろ…。同じ立場としてな…」
「承知致しました…。スザク…行くぞ…」
そう云って、枢木卿を連れて、前線へと向かう…
コーネリア皇女は初めて、ルルーシュ皇子が戦場に立った時の事を思い出す…
あの時は…本当は、シュナイゼル皇子の傍で後学の為に戦場の空気に触れると云う程度のつもりで来たのだが…
子供ながら、ルルーシュ皇子が戦場の様子を見て、チェス盤を見て、ただ、一言ぼそりと口にした戦略…
それが、シュナイゼル皇子の耳に入り、それを実行したところ、その時の鎮圧は考えていたよりも早く、終わったのだ。
その後から…シュナイゼル皇子がルルーシュ皇子を連れて歩くようになり…
―――今となっては、ルルーシュの誕生日にまで戦場に立たせるようなありさま…か…
確かにルルーシュ皇子の的確な判断と、先を見越す能力に関してはシュナイゼル皇子以上のものがあると…コーネリア皇女も思わない訳ではない…
流石、『閃光のマリアンヌ』の調子だと感心もする。
しかし…
これだけ国が大きくなると、国内のどこかで騒ぎが起きる。
そして、その騒ぎが起きた時、誰かが治めに行かなくてはならない。
今回はたまたま…コーネリア皇女とルルーシュ皇子だっただけの話なのだが…
確かに力は必要だと思うが…
ルルーシュ皇子のこの能力は、戦場ではない場所で使われるべきではないかと…軍人としてはそんな考えを持ってはならないのかもしれないが…そう思えてしまう。
そんな風に考えていると…
部屋を出て行こうとした枢木卿が、コーネリア皇女の傍に近寄ってきた。
「ご心配は解りますが…どうか、ルルーシュを…信じてやって下さい。ルルーシュは…欲しいものがあって、この場にいるのです。殿下がそんなお顔をされていたら…きっと、ルルーシュが気にします…」
これは…ルルーシュ皇子の騎士としての言葉なのか、友人としての言葉なのか…
正直、この場のコーネリア皇女に判断は出来なかったが…
コーネリア皇女から少しだけ離れて立っていた、彼女の騎士、ギルフォード卿がそっとコーネリア皇女に耳打ちした。
何を話したのかは解らないが…
「解った…。枢木!さっさと終わらせて、戻って来い!とりあえず、市長と首謀者を捕まえたらペンドラゴンへ戻れ…。その時には私も一緒に戻る。なに…詮議なら、ペンドラゴンでもできるからな…。後始末はこのギルフォードに任せる…」
コーネリア皇女の言葉に…ギルフォード卿が何を云ったのか…なんとなく察して、枢木卿が一礼した。
「イエス、ユア・ハイネス…」
そう云って、ルルーシュ皇子の元へと向かって行った…。

END


あとがきに代えて



なんとなく、『ルル誕Week』作品っぽくならなかったのですが…
それに、『騎士皇子シリーズ』と『皇子とレジスタンス』が混ざったような感じに見えますね…。
部隊がブリタニアなんで、『騎士皇子シリーズ』です!
強引にそう決めました!
今日、遅ればせながら…そして、初回盤じゃないんですが、『浪漫的世界31』を入手しました…
ブログの記事そのまま歌詞になっている曲…少々びっくり…
オチを聞くまでは結構シリアスで、しんみりして、しかも『萌え♪』もあるんですけど…
オチを聞くと、まぁ…聞いてみて下さいな…
で、中々面白い内容ですね…
まだ、ちゃんと聞いている訳じゃないんですけど…
最後の曲は…今の和泉の状態だと…ダメだ…あれは、ちょっと仕事にならなくなる…
まぁ、今からの購入だと初回盤はまず無理なんですけど…
多分CDの中身は同じですから…ぜひ聞いてみるとよいです!


☆拍手のお返事


ありんこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『Present』
ホントに甘々なスザルルになりました…
いやぁ…書いた当日には全く何も、反応がなかったんで、『外したか!ルルにゃんで外したら…あとまずいぞ!』などと思っておりました…(笑)←多分、現在、このブログでは人気1、2位を争うくらい評判がいい作品なんで…
スザクのお墓の前でのセリフはいくつも考えていた中からああなった訳なのですが…お気に召して頂けてよかったです。

『皇帝陛下生誕祭』
まぁ、仕方ないですよね…
流石に限定販売グッズが妙なところで売られないとは思いますけどね…チケットの時みたいには…
仕方ないですけど…こう云う時、頼れるお友達が居ないのは結構切ないですね…。
とりあえず、参加した方々のレポートを楽しみにすることにします。

萌さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
ご無沙汰しております。
和泉は結構、乗り遅れでアニメにはまるタイプなんですけれど…ここ最近では珍しいですよね…
放映終了してもこれだけ熱いファンが多い作品も…
某アニメ雑誌でもキャラの人気投票では上位に居ますしね…
和泉自身、こうして執筆活動に関しては色々悩んでいますけれど、『コードギアス反逆のルルーシュ』と云う作品が大好きである事は変わりありません。
どちらの転んでも、それは変わらないです。

後、和泉は以前から書いていますけれど…才能はありません。
確かに、続けているだけあって多少の成長はして居る様ですけれど…
あるのは『好き』と云う気持ちだけです。
多分、これだけは胸を張って誰にでもいえると思います。
この『好き』と云う気持ちは、誰にも負けないと…
これは云ったもん勝ちですしね…(笑)

紫翆さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『Present』
このルルにゃんは、まぁ、不定期連載となっている状態ですけれど…掲載すると、割と評判がいいです。
ただ、今回のは先ほど、拍手にも書いていますけれど、掲載当日にはさっぱりだったもんで、『ついにルルにゃんも飽きられたか…』とか思ってました(爆)
最後のルルーシュのツンデレは…まぁ、どういう事だったのかは…皆様の『萌え♪』にお任せします。
シュナ兄…その事実を知ったら…
きっと、あの手この手を使って、ルルーシュを拉致する画策をするでしょう。
そして、『猫帝国』から、普段はルルーシュの取り合いでライバル状態の皇族たちを引き連れてくるかもしれませんねぇ…(笑)
頑張れ!スザク!
君の未来は…(たぶん)明るい!


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posted by 和泉綾 at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2009年12月02日

ルル誕Week2009 2

Present



※『黒猫ルルにゃん』の設定です。
ルルーシュの誕生日を…スザクだけ知らなかったのですが…
ルルーシュの誕生日を知ってスザクは…

 今日もいつもの時間に起きて、いつもの時間にルルーシュお手製の朝御飯を食べる。
今日は和食で白いご飯と豆腐とわかめのお味噌汁が白い湯気を上げている。
「スザク…朝御飯…ちゃんと足りているか?」
毎朝のように尋ねて来るルルーシュ…
ルルーシュは結構食が細いし、スザクはその仕事内容とそれ故に身体についた筋肉のお陰でとても燃費の悪い身体をしているので見た目以上にエネルギーを必要としている。
「大丈夫だよ…。足りない時にはちゃんとおかわりしているでしょ?」
最近では、ルルーシュの心配はまったくもって不要の長物となっており、寧ろ、食べ過ぎの方が気になっているのだが…
「ならいいけど…あ、弁当、忘れるなよ?」
「大丈夫だって…。というか、最近、保温できるお弁当箱にしてくれたんだね…」
「温かい方がいいだろうと思って…冷たいご飯は美味しくないし…」
こんな会話をしていると本当に新婚夫婦みたいだ。
尤も、ルルーシュは冷たいご飯は美味しくないと云うが…ルルーシュが創ったと云うだけで十分美味しいし、そう云った事にやたらと凝ってしまうルルーシュは冷たいご飯でも美味しく食べられるように工夫をしているのだ。
「じゃあ、行ってくるね…。あんまり無理して、タイムサービスなんか使わなくていいからね?」
「うん…解ってる…」
これまた、いつものセリフで、『云っただけ…』となる訳なのだが…
でも、こんな朝の会話もすっかり当たり前で…その当たり前も酷く幸せを感じているスザクであるが…
その日…職場についた時…ちょっとだけ、ショックな事を聞かされる事になるのだが…
相変わらず定時に職場に到着して、着替えを済ましているスザクだったが…
ロイドの開発室へと足を向けてドアの前に立った時…中から会話が聞こえてきた。
『ロイド…何とかその日にはルルーシュを私に返してくれないか?』
『そうは言われましてもねぇ…ご本人にその気がないんじゃ、僕にどうにも出来る事じゃありませんしぃ…』
『それを何とかする為のお前の頭脳だろう!』
『無茶言わないで下さいよぉ…僕、そんな事に頭使った事ありませんしぃ…』
『しかし…年に一度のルルーシュの誕生日だぞ!その日に祝ってやらなくてどうする!幸い、この星の暦は帝国と同じようだし…』
そこまで聞いた時…スザクがはっとした…
―――ルルーシュの…誕生日…?僕…そう云えば…ルルーシュの誕生日を知らない…
そんな思いが心を過り…なんだか泣きそうになる…
―――ルルーシュ…どうしてそんなに大切な事を…僕に教えてくれないの?ルルーシュ…どうして…僕…ルルーシュの誕生日をお祝いしたいよ…。って云うか、力ずくでもその日は有給貰うのに…
そんな事が頭をぐるぐると回った状態で…ドアから離れて行った…
そして…その5分後に…セシルと出会って、一旦我に返り、その後に重要な事を忘れていた事に気が付いた…
―――立ち聞きしておいて…一番肝心な事を聞いておくの忘れた…
そう…何月何日がルルーシュの誕生日であるのか…を…

 頭の中でぐるぐる回っていた余計な事は…立ち聞きした後で出会ったセシルによって解決された。
セシルはスザクと同じこちらの世界の人間であるのだが、ロイドとシュナイゼルのやり取りをよく見ているし、スザクがルルーシュと一緒に生活し始めたことで、ロイドから色々とフォローして欲しいとの事でルルーシュについてはスザクよりも知っている事はある。
「あ、そうか…スザク君…知らなかったのね…。まぁ、ロイドさんの話だと、本人が忘れている可能性が高いわね…。覚えていたら、そんなイベントの時にお異母兄さまのシュナイゼル様が拉致しに来る事解っていてスザク君に云わない上に、ご本人がこの近くから避難しない訳がないわ…」
どんな説明を受けているのかは知らないが、シュナイゼルも相当な云われようだ。
ルルーシュが自分の誕生日だと気づいていたら、確実にこの町から逃げ出していたと云うのだから…
「で、いつなんですか?ルルーシュの誕生日って…」
「今週の土曜日よ…。12月の5日…」
「え?もうすぐじゃないですか…どうしよう…。有給…取っちゃダメですか?」
「まぁ、ロイドさんもスザク君がそう云いだすのを解っていて黙っていたのかもしれないけれど…。でも、ダメだと云ってもお休みするつもりなんでしょう?ルルーシュ様の為に…」
セシルの指摘にスザクは黙って下を向くしか出来ない。
それが『Yes』と答えているのだが…
セシルとしても何とかしてあげたいと思うが、現在、シュナイゼルがルルーシュの誕生日に何とか自分の手で祝ってやりたいとロイドのところに押しかけてきているのだ。
恐らく、『猫帝国』に連れて帰ると、他のルルコンな皇族たちがうるさいからこちらの世界でお祝いしようとするとは思われるのだが…
まぁ、ロイドの話を聞いていると、その日はシュナイゼルに拉致されるよりも、スザクと一緒に過ごしていた方が平和に違いない。
このスザクの様子を見ていると本人は確実に忘れていると思われる。
きっと、普段のスザクとの生活が幸せなのだろうと思われる。
シュナイゼルがルルーシュを愛しているのは解るには解るし、セシル自身は『猫帝国』とやらの住人ではないので、セシルの中での常識が『猫帝国』の常識に当てはまるかどうかは解らないが…
しかし、ルルーシュとシュナイゼルの再会シーンを知っているだけに…そんな特別な日にはスザクと一緒に居させてやりたいと…二人の為に思う。
「解った…。ここのところ、スザク君、休日出勤も多かったものね…。その日はルルーシュ様とデートしていらっしゃいな…」
セシルの一言にスザクの顔はぱぁぁぁぁっとまるで花が満開になったかのような笑顔を見せた。
「有難う御座居ます!セシルさん!」

 とりあえず、有給は貰ったものの、この先をどうするべきかを考える。
何せ、当日まで数日しかない。
ルルーシュの好きなものを買って…とも思うが…ボーナス前だし、そうリッチなものは買えないし、あのルルーシュがあんまりお金のかかるものを喜んで受け取るとも思えない。
となると…
「どこか…楽しいところ…に出かけようかなぁ…」
少々寒い時期だが…でも、寒ければぴったりくっつく口実が出来る…。
それに…職場のロッカーの中に隠し持っている…あるものの事を思い出す。
「そうだ…その時に渡せばいいんだ…」
ずっと、スザクがある事を心に決めて以来、コツコツとお金を貯めて1週間程前に購入した…
いつ渡そうか悩んでいた時だったから…
何か、もの凄くドキドキしているのが解るが…それでも、これは一世一代の大勝負!
ルルーシュがスザクの事を気に入ってくれているのは解るし、ルルーシュはスザクと『契約したい!』と云ってくれているのだ。
だから…そんなルルーシュの気持ちが変わってしまう前に…何とか自分の中でちゃんとルルーシュは自分の傍にいてくれる『証し』の様なものが欲しかった…
契約内容と云うのは、この世界での『結婚』に近いものらしい…
ただ、この世界の『結婚』よりも結構縛りが厳しいらしいが…
でも、スザクにしてみれば、ルルーシュ以外に興味はないし、人の気持ちは変わると云うが…そんな事はこの世界の人間と結婚したって同じなのだ。
きっと、努力は必要だけれど…きっと、ルルーシュの為に頑張るなら…それも楽しいのではないかと思える。
「よし!今度の土曜日だ!枢木スザク!一世一代の大勝負!」
拳をぎゅっと握って呟くのだが…
それでも、なんとなく自信が持てないのか、その後にちょっとだけ俯いてしまう…
―――ロイドさんとセシルさんって…どうやって契約したんだろ…。一応、結婚でしょ?これって…。
そう考えると再び、なんとなくネガティブモードへと入って行く…
「おやぁ…スザク君…どうしたんだい?」
少々項垂れ気味のスザクの背後から声をかけられる。
振りかえると、予想通りロイドが立っている。
―――この人…どうやってセシルさんにプロポーズしたんだ?というか、そんなスキルがあったなんて…ホントに凄い人だったんだなぁ…
などと思いながら現在目の前にいる上官を見る。
「あ…いえ…。えっと…さっきセシルさんにお話ししたんですけど…」
「ああ…僕の携帯にメールが入っていたよ…。もし、許可出さなかったらディスプレイから鉄拳が飛んできそうな勢いの…。まぁ、いいよ…。ここのところずっと頑張ってくれていたし…。そろそろあの異母弟君大好き兄君も国に帰って頂かないと、僕としても仕事が進まなくってね…」
一応…パトロンだと云うのに…この言い草…
きっと、どこの世界を探しても自分のパトロンにここまであからさまに本音をぶっちゃけてお咎めがないのはこの目の前の上官くらいだろう。
「有難う御座居ます!何としても頑張ります!」
「あの方は…確かにルルーシュ殿下を愛していらっしゃるんだけれどね…。幼い頃から本当の意味で愛された事がない方でね…。だから、愛し方も解らない…。ルルーシュ殿下もそう云う意味ではあの方とはちょっと違った意味で愛し方を知らないのだけれど…。でも、ルルーシュ殿下を拾ってくれたのが君で良かった…。君はちょっと大変かもしれないけれど…多分、これでお二人の殿下の心が救われるんじゃないかな…」
ロイドの意味深な言葉は…ちょっと気になるが…でも、今はこれ以上話さないだろうと判断して、スザクは一礼してその場を離れた。

 そうして、どうしようかと一生懸命考えたり、ロイドの意味深な言葉がちょっとよぎったりしている内に…その日が来た。
正直、前日からドキドキものだったが…夕食の時にルルーシュに仕事が休みである事を伝えて、どこかに出かけようと誘った時のルルーシュの嬉しそうな顔を思い出すと…やっぱりドキドキしてしまって、ちゃんと眠った実感がない。
「スザク…なんだか顔色が悪いぞ…。今日は出かけない方がいいんじゃ…」
ルルーシュが心配して声をかけて来たが…それでも、今日はそんな事を云ってなどいられないのだ。
スザクにとっては…
そして、ルルーシュは…この日が誕生日である事をすっかり忘れている様子だ。
―――セシルさんの云う通りだ…。本人が忘れている…
そんな事を思いながらスザクはルルーシュに笑いかける。
「大丈夫だよ…。久しぶりにルルーシュと出かけるからちょっとドキドキして眠れなかっただけなんだ…。ほら、僕は体力バカだから平気だって…」
そう云って、ルルーシュの作った朝御飯をお腹に入れるのだが…この日ばかりはルルーシュの作った絶品の朝食の味も良く解らない。
「そんな事より、ルルーシュ…。あったかいカッコしてね?風邪引くと行けないから…」
「結構晴れているみたいだけど…どこへ行くつもりだ?」
「まぁ、今日は僕に任せてよ…」
そう云ってスザクは自分の支度をして、ルルーシュと一緒に出かけて行く。
電車を乗り継いで約1時間ちょっと…
そこは…スザク達が暮らしているところよりも遥かにのどかな雰囲気の場所だ。
少なくとも都会の人混みとか、騒がしさが幾分静かな気がする。
「スザク…ここは…?」
ルルーシュが初めての場所に周囲を見渡してスザクに尋ねる。
「僕の…生まれ故郷…」
テレビで見た事のある、『富士山』が見える…
そして、都会と比べて、自然の緑が多い…
「ここが…?また…なんでここに…?」
「うん…。僕の父さんと母さんに…ルルーシュを紹介しようと思って…。と云っても、お墓参りなんだけどね…」
「あ…」
そう、スザクの両親は既に他界しているのだ。
だから軍人になって生活していると云っていた…
「そっか…。俺…スザクのお父さんとお母さんに紹介して貰えるのか…。テレビでやってた…。そう云うのって、結婚相手だから紹介して貰えるんだろう?」
少しだけ顔を赤くして、少し嬉しそうにルルーシュが呟くと…逆にスザクの方が照れてしまう…
でも、あの時、ルルーシュは自分が云った事を…ちゃんと理解して、今も覚えていたのかと…スザクは思う。
そして、ルルーシュ自身、勢いでそんな風に云った訳でもないのだと…
こんな風に考えてしまうと…凄く失礼かもしれないのだが…あの時のルルーシュの勢いだと、そんな風に思えても仕方がないと思えてしまう。
確かに、嫌われていないから、あんな美味しいご飯を作ってくれるし、家の中の事もしっかりやってくれるし、何より、あんな笑顔を向けてくれるのだろう…
そして、ルルーシュの中では『天敵』の位置にいるらしいシュナイゼルが現れた時、真っ先にスザクを頼ってくれたのだろうと…
―――そう…自惚れてもいいのかな…

 そうして、枢木家の墓のある菩提寺に到着して、お墓の前に行って、墓石に水をかけてやり、蝋燭と線香に火をつけてお墓の前で手を合わせる。
ルルーシュも…スザクの見よう見まねで同じ事をする。
そして、スザクが、手を合わせたままの状態で口を開いた。
「父さん、母さん、ルルーシュを連れてきました…。今の僕にとって一番大切な人です。きっと…父さんも母さんも気に入ってくれると思います。ルルーシュはとってもいい子で、大切なんです…」
スザクのその言葉にルルーシュは驚いてスザクの方を見た。
でも、スザクは目を瞑ったままでそんなルルーシュのそんな様子に気づいているのか、居ないのか…
「だから、僕は、父さんと母さんの前で誓います…。僕は、ルルーシュを一生、愛していきます。ルルーシュと一緒に幸せになります。だから、僕とルルーシュの中を認めて下さい…。お願いします…」
スザクの言葉に…ルルーシュが固まっていた。
少し山手にあるお墓なので、北風がかなり冷たいのだが…
しかし、そんな事も忘れるくらい、ルルーシュは顔が真っ赤になっている。
恐らく、北風の所為で赤くなっているのではなく…
「ス…スザク…」
やっと出た…その名前…
スザクはいいたい事を云い終えたのか、目を開けてルルーシュを見た。
顔を真っ赤にしているルルーシュを見ていると…先日の大胆発言はどこに行ったのか…と思ってしまうのだが…
しかし、これもルルーシュらしいと思ってしまう。
「ルルーシュ…今日、誕生日…なんだろう?プレゼント…色々考えたんだけど…僕、頭悪いから良く解らなくって…。だから、ルルーシュの誕生日に、プロポーズしようと思ったんだ…。だから、今日はこんなところまで付き合って貰ったんだ…」
スザクが立ち上がって、そして、しゃがんでいるルルーシュの手を取って立ち上がらせる。
「ルルーシュ…誕生日おめでとう…。僕と…結婚して下さい…」
そう云ってスザクはポケットから小さな包みを出した。
中には…二つのプラチナのシンプルな指輪が二つ並んだケースが入っていた…
「これって…テレビで見た…。結婚したい人にあげる…」
「そう…。流石に…僕も初めてだから…ドキドキしちゃったんだけど…」
えへへと笑いながら照れているスザクだが…余程緊張していたのだろうと云う事が…良く解る。
ルルーシュも呆然として暫く…二人は黙っている…
しかし…ここで二人で呆けていても始まらず…スザクが何とか我に返る。
「あの…ルルーシュ…?」
スザクが…少し不安そうに声をかける。
ルルーシュも我に返り…
「えっと…こう云う時は…『よろしくお願いします…』でいいんだっけ?あ、でも俺…男だ…」
妙なところで細かい事に拘っているらしい…
「早い者勝ち…って事だよ…。じゃあ、それ…貸して?」
そう云って、一度渡した包みをルルーシュの手から取り上げて、その中の一つを取り出して、ルルーシュの左手の薬指にはめる。
「良かった…ぴったりだ…」
スザクがにこりと笑った時…ルルーシュがスザクの手から包みをひったくった。
そして…なんだか、妙に負けたような気分になり…スザクの左手を乱暴に引っ張って、ケースに残っているリングをスザクの左手の薬指にはめた。
「次は絶対に負けないからな!」
ルルーシュが真っ赤になってスザクに怒鳴るし、何の事なのかよく解らないのだが…ルルーシュのその姿にスザクはにこりと笑うのだった…

END


あとがきに代えて



なんか…ルル誕と云うより、プロポーズ話になりました…
そう云えば!和泉がプロポーズ話を書くのって初めてかも…
こんな感じでいいんでしょうかねぇ…
基本的に恋愛ドラマとかって見ないし、恋愛小説も読まないし…
一応、生物学的に『♀』なんですけど…これってやっぱり変ですかね…
最後の負けず嫌いはやっぱりルルーシュって事で…

そう云えば、『皇帝陛下生誕祭』のグッズに関して記事が載っていましたね…
ってか、参加者しか手に入らんもんばっかじゃん…
うう…誰か、チケット持っていらっしゃる方…実費払いますんで…あと、出来るお礼はしますんで…買ってきてくれませんかぁぁぁぁ?(←結構真剣)


☆拍手のお返事


水流さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
体調の方はいかがでしょうか?
インフルエンザも流行する時期になってきていますし…体調管理はお互いに気をつけたいものですね…
今回の『ルル誕Week』は一通り予定が決まっていまして…
転生ものはなしです…
と云うか、転生ものって、他の作家さんたち、誕生日ってどうしているんでしょうか?
明日は『騎士皇子シリーズ』で行きます。
よろしければ読んでやって下さい。


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posted by 和泉綾 at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

ルル誕Week2009 2

Present



※『黒猫ルルにゃん』の設定です。
ルルーシュの誕生日を…スザクだけ知らなかったのですが…
ルルーシュの誕生日を知ってスザクは…

 今日もいつもの時間に起きて、いつもの時間にルルーシュお手製の朝御飯を食べる。
今日は和食で白いご飯と豆腐とわかめのお味噌汁が白い湯気を上げている。
「スザク…朝御飯…ちゃんと足りているか?」
毎朝のように尋ねて来るルルーシュ…
ルルーシュは結構食が細いし、スザクはその仕事内容とそれ故に身体についた筋肉のお陰でとても燃費の悪い身体をしているので見た目以上にエネルギーを必要としている。
「大丈夫だよ…。足りない時にはちゃんとおかわりしているでしょ?」
最近では、ルルーシュの心配はまったくもって不要の長物となっており、寧ろ、食べ過ぎの方が気になっているのだが…
「ならいいけど…あ、弁当、忘れるなよ?」
「大丈夫だって…。というか、最近、保温できるお弁当箱にしてくれたんだね…」
「温かい方がいいだろうと思って…冷たいご飯は美味しくないし…」
こんな会話をしていると本当に新婚夫婦みたいだ。
尤も、ルルーシュは冷たいご飯は美味しくないと云うが…ルルーシュが創ったと云うだけで十分美味しいし、そう云った事にやたらと凝ってしまうルルーシュは冷たいご飯でも美味しく食べられるように工夫をしているのだ。
「じゃあ、行ってくるね…。あんまり無理して、タイムサービスなんか使わなくていいからね?」
「うん…解ってる…」
これまた、いつものセリフで、『云っただけ…』となる訳なのだが…
でも、こんな朝の会話もすっかり当たり前で…その当たり前も酷く幸せを感じているスザクであるが…
その日…職場についた時…ちょっとだけ、ショックな事を聞かされる事になるのだが…
相変わらず定時に職場に到着して、着替えを済ましているスザクだったが…
ロイドの開発室へと足を向けてドアの前に立った時…中から会話が聞こえてきた。
『ロイド…何とかその日にはルルーシュを私に返してくれないか?』
『そうは言われましてもねぇ…ご本人にその気がないんじゃ、僕にどうにも出来る事じゃありませんしぃ…』
『それを何とかする為のお前の頭脳だろう!』
『無茶言わないで下さいよぉ…僕、そんな事に頭使った事ありませんしぃ…』
『しかし…年に一度のルルーシュの誕生日だぞ!その日に祝ってやらなくてどうする!幸い、この星の暦は帝国と同じようだし…』
そこまで聞いた時…スザクがはっとした…
―――ルルーシュの…誕生日…?僕…そう云えば…ルルーシュの誕生日を知らない…
そんな思いが心を過り…なんだか泣きそうになる…
―――ルルーシュ…どうしてそんなに大切な事を…僕に教えてくれないの?ルルーシュ…どうして…僕…ルルーシュの誕生日をお祝いしたいよ…。って云うか、力ずくでもその日は有給貰うのに…
そんな事が頭をぐるぐると回った状態で…ドアから離れて行った…
そして…その5分後に…セシルと出会って、一旦我に返り、その後に重要な事を忘れていた事に気が付いた…
―――立ち聞きしておいて…一番肝心な事を聞いておくの忘れた…
そう…何月何日がルルーシュの誕生日であるのか…を…

 頭の中でぐるぐる回っていた余計な事は…立ち聞きした後で出会ったセシルによって解決された。
セシルはスザクと同じこちらの世界の人間であるのだが、ロイドとシュナイゼルのやり取りをよく見ているし、スザクがルルーシュと一緒に生活し始めたことで、ロイドから色々とフォローして欲しいとの事でルルーシュについてはスザクよりも知っている事はある。
「あ、そうか…スザク君…知らなかったのね…。まぁ、ロイドさんの話だと、本人が忘れている可能性が高いわね…。覚えていたら、そんなイベントの時にお異母兄さまのシュナイゼル様が拉致しに来る事解っていてスザク君に云わない上に、ご本人がこの近くから避難しない訳がないわ…」
どんな説明を受けているのかは知らないが、シュナイゼルも相当な云われようだ。
ルルーシュが自分の誕生日だと気づいていたら、確実にこの町から逃げ出していたと云うのだから…
「で、いつなんですか?ルルーシュの誕生日って…」
「今週の土曜日よ…。12月の5日…」
「え?もうすぐじゃないですか…どうしよう…。有給…取っちゃダメですか?」
「まぁ、ロイドさんもスザク君がそう云いだすのを解っていて黙っていたのかもしれないけれど…。でも、ダメだと云ってもお休みするつもりなんでしょう?ルルーシュ様の為に…」
セシルの指摘にスザクは黙って下を向くしか出来ない。
それが『Yes』と答えているのだが…
セシルとしても何とかしてあげたいと思うが、現在、シュナイゼルがルルーシュの誕生日に何とか自分の手で祝ってやりたいとロイドのところに押しかけてきているのだ。
恐らく、『猫帝国』に連れて帰ると、他のルルコンな皇族たちがうるさいからこちらの世界でお祝いしようとするとは思われるのだが…
まぁ、ロイドの話を聞いていると、その日はシュナイゼルに拉致されるよりも、スザクと一緒に過ごしていた方が平和に違いない。
このスザクの様子を見ていると本人は確実に忘れていると思われる。
きっと、普段のスザクとの生活が幸せなのだろうと思われる。
シュナイゼルがルルーシュを愛しているのは解るには解るし、セシル自身は『猫帝国』とやらの住人ではないので、セシルの中での常識が『猫帝国』の常識に当てはまるかどうかは解らないが…
しかし、ルルーシュとシュナイゼルの再会シーンを知っているだけに…そんな特別な日にはスザクと一緒に居させてやりたいと…二人の為に思う。
「解った…。ここのところ、スザク君、休日出勤も多かったものね…。その日はルルーシュ様とデートしていらっしゃいな…」
セシルの一言にスザクの顔はぱぁぁぁぁっとまるで花が満開になったかのような笑顔を見せた。
「有難う御座居ます!セシルさん!」

 とりあえず、有給は貰ったものの、この先をどうするべきかを考える。
何せ、当日まで数日しかない。
ルルーシュの好きなものを買って…とも思うが…ボーナス前だし、そうリッチなものは買えないし、あのルルーシュがあんまりお金のかかるものを喜んで受け取るとも思えない。
となると…
「どこか…楽しいところ…に出かけようかなぁ…」
少々寒い時期だが…でも、寒ければぴったりくっつく口実が出来る…。
それに…職場のロッカーの中に隠し持っている…あるものの事を思い出す。
「そうだ…その時に渡せばいいんだ…」
ずっと、スザクがある事を心に決めて以来、コツコツとお金を貯めて1週間程前に購入した…
いつ渡そうか悩んでいた時だったから…
何か、もの凄くドキドキしているのが解るが…それでも、これは一世一代の大勝負!
ルルーシュがスザクの事を気に入ってくれているのは解るし、ルルーシュはスザクと『契約したい!』と云ってくれているのだ。
だから…そんなルルーシュの気持ちが変わってしまう前に…何とか自分の中でちゃんとルルーシュは自分の傍にいてくれる『証し』の様なものが欲しかった…
契約内容と云うのは、この世界での『結婚』に近いものらしい…
ただ、この世界の『結婚』よりも結構縛りが厳しいらしいが…
でも、スザクにしてみれば、ルルーシュ以外に興味はないし、人の気持ちは変わると云うが…そんな事はこの世界の人間と結婚したって同じなのだ。
きっと、努力は必要だけれど…きっと、ルルーシュの為に頑張るなら…それも楽しいのではないかと思える。
「よし!今度の土曜日だ!枢木スザク!一世一代の大勝負!」
拳をぎゅっと握って呟くのだが…
それでも、なんとなく自信が持てないのか、その後にちょっとだけ俯いてしまう…
―――ロイドさんとセシルさんって…どうやって契約したんだろ…。一応、結婚でしょ?これって…。
そう考えると再び、なんとなくネガティブモードへと入って行く…
「おやぁ…スザク君…どうしたんだい?」
少々項垂れ気味のスザクの背後から声をかけられる。
振りかえると、予想通りロイドが立っている。
―――この人…どうやってセシルさんにプロポーズしたんだ?というか、そんなスキルがあったなんて…ホントに凄い人だったんだなぁ…
などと思いながら現在目の前にいる上官を見る。
「あ…いえ…。えっと…さっきセシルさんにお話ししたんですけど…」
「ああ…僕の携帯にメールが入っていたよ…。もし、許可出さなかったらディスプレイから鉄拳が飛んできそうな勢いの…。まぁ、いいよ…。ここのところずっと頑張ってくれていたし…。そろそろあの異母弟君大好き兄君も国に帰って頂かないと、僕としても仕事が進まなくってね…」
一応…パトロンだと云うのに…この言い草…
きっと、どこの世界を探しても自分のパトロンにここまであからさまに本音をぶっちゃけてお咎めがないのはこの目の前の上官くらいだろう。
「有難う御座居ます!何としても頑張ります!」
「あの方は…確かにルルーシュ殿下を愛していらっしゃるんだけれどね…。幼い頃から本当の意味で愛された事がない方でね…。だから、愛し方も解らない…。ルルーシュ殿下もそう云う意味ではあの方とはちょっと違った意味で愛し方を知らないのだけれど…。でも、ルルーシュ殿下を拾ってくれたのが君で良かった…。君はちょっと大変かもしれないけれど…多分、これでお二人の殿下の心が救われるんじゃないかな…」
ロイドの意味深な言葉は…ちょっと気になるが…でも、今はこれ以上話さないだろうと判断して、スザクは一礼してその場を離れた。

 そうして、どうしようかと一生懸命考えたり、ロイドの意味深な言葉がちょっとよぎったりしている内に…その日が来た。
正直、前日からドキドキものだったが…夕食の時にルルーシュに仕事が休みである事を伝えて、どこかに出かけようと誘った時のルルーシュの嬉しそうな顔を思い出すと…やっぱりドキドキしてしまって、ちゃんと眠った実感がない。
「スザク…なんだか顔色が悪いぞ…。今日は出かけない方がいいんじゃ…」
ルルーシュが心配して声をかけて来たが…それでも、今日はそんな事を云ってなどいられないのだ。
スザクにとっては…
そして、ルルーシュは…この日が誕生日である事をすっかり忘れている様子だ。
―――セシルさんの云う通りだ…。本人が忘れている…
そんな事を思いながらスザクはルルーシュに笑いかける。
「大丈夫だよ…。久しぶりにルルーシュと出かけるからちょっとドキドキして眠れなかっただけなんだ…。ほら、僕は体力バカだから平気だって…」
そう云って、ルルーシュの作った朝御飯をお腹に入れるのだが…この日ばかりはルルーシュの作った絶品の朝食の味も良く解らない。
「そんな事より、ルルーシュ…。あったかいカッコしてね?風邪引くと行けないから…」
「結構晴れているみたいだけど…どこへ行くつもりだ?」
「まぁ、今日は僕に任せてよ…」
そう云ってスザクは自分の支度をして、ルルーシュと一緒に出かけて行く。
電車を乗り継いで約1時間ちょっと…
そこは…スザク達が暮らしているところよりも遥かにのどかな雰囲気の場所だ。
少なくとも都会の人混みとか、騒がしさが幾分静かな気がする。
「スザク…ここは…?」
ルルーシュが初めての場所に周囲を見渡してスザクに尋ねる。
「僕の…生まれ故郷…」
テレビで見た事のある、『富士山』が見える…
そして、都会と比べて、自然の緑が多い…
「ここが…?また…なんでここに…?」
「うん…。僕の父さんと母さんに…ルルーシュを紹介しようと思って…。と云っても、お墓参りなんだけどね…」
「あ…」
そう、スザクの両親は既に他界しているのだ。
だから軍人になって生活していると云っていた…
「そっか…。俺…スザクのお父さんとお母さんに紹介して貰えるのか…。テレビでやってた…。そう云うのって、結婚相手だから紹介して貰えるんだろう?」
少しだけ顔を赤くして、少し嬉しそうにルルーシュが呟くと…逆にスザクの方が照れてしまう…
でも、あの時、ルルーシュは自分が云った事を…ちゃんと理解して、今も覚えていたのかと…スザクは思う。
そして、ルルーシュ自身、勢いでそんな風に云った訳でもないのだと…
こんな風に考えてしまうと…凄く失礼かもしれないのだが…あの時のルルーシュの勢いだと、そんな風に思えても仕方がないと思えてしまう。
確かに、嫌われていないから、あんな美味しいご飯を作ってくれるし、家の中の事もしっかりやってくれるし、何より、あんな笑顔を向けてくれるのだろう…
そして、ルルーシュの中では『天敵』の位置にいるらしいシュナイゼルが現れた時、真っ先にスザクを頼ってくれたのだろうと…
―――そう…自惚れてもいいのかな…

 そうして、枢木家の墓のある菩提寺に到着して、お墓の前に行って、墓石に水をかけてやり、蝋燭と線香に火をつけてお墓の前で手を合わせる。
ルルーシュも…スザクの見よう見まねで同じ事をする。
そして、スザクが、手を合わせたままの状態で口を開いた。
「父さん、母さん、ルルーシュを連れてきました…。今の僕にとって一番大切な人です。きっと…父さんも母さんも気に入ってくれると思います。ルルーシュはとってもいい子で、大切なんです…」
スザクのその言葉にルルーシュは驚いてスザクの方を見た。
でも、スザクは目を瞑ったままでそんなルルーシュのそんな様子に気づいているのか、居ないのか…
「だから、僕は、父さんと母さんの前で誓います…。僕は、ルルーシュを一生、愛していきます。ルルーシュと一緒に幸せになります。だから、僕とルルーシュの中を認めて下さい…。お願いします…」
スザクの言葉に…ルルーシュが固まっていた。
少し山手にあるお墓なので、北風がかなり冷たいのだが…
しかし、そんな事も忘れるくらい、ルルーシュは顔が真っ赤になっている。
恐らく、北風の所為で赤くなっているのではなく…
「ス…スザク…」
やっと出た…その名前…
スザクはいいたい事を云い終えたのか、目を開けてルルーシュを見た。
顔を真っ赤にしているルルーシュを見ていると…先日の大胆発言はどこに行ったのか…と思ってしまうのだが…
しかし、これもルルーシュらしいと思ってしまう。
「ルルーシュ…今日、誕生日…なんだろう?プレゼント…色々考えたんだけど…僕、頭悪いから良く解らなくって…。だから、ルルーシュの誕生日に、プロポーズしようと思ったんだ…。だから、今日はこんなところまで付き合って貰ったんだ…」
スザクが立ち上がって、そして、しゃがんでいるルルーシュの手を取って立ち上がらせる。
「ルルーシュ…誕生日おめでとう…。僕と…結婚して下さい…」
そう云ってスザクはポケットから小さな包みを出した。
中には…二つのプラチナのシンプルな指輪が二つ並んだケースが入っていた…
「これって…テレビで見た…。結婚したい人にあげる…」
「そう…。流石に…僕も初めてだから…ドキドキしちゃったんだけど…」
えへへと笑いながら照れているスザクだが…余程緊張していたのだろうと云う事が…良く解る。
ルルーシュも呆然として暫く…二人は黙っている…
しかし…ここで二人で呆けていても始まらず…スザクが何とか我に返る。
「あの…ルルーシュ…?」
スザクが…少し不安そうに声をかける。
ルルーシュも我に返り…
「えっと…こう云う時は…『よろしくお願いします…』でいいんだっけ?あ、でも俺…男だ…」
妙なところで細かい事に拘っているらしい…
「早い者勝ち…って事だよ…。じゃあ、それ…貸して?」
そう云って、一度渡した包みをルルーシュの手から取り上げて、その中の一つを取り出して、ルルーシュの左手の薬指にはめる。
「良かった…ぴったりだ…」
スザクがにこりと笑った時…ルルーシュがスザクの手から包みをひったくった。
そして…なんだか、妙に負けたような気分になり…スザクの左手を乱暴に引っ張って、ケースに残っているリングをスザクの左手の薬指にはめた。
「次は絶対に負けないからな!」
ルルーシュが真っ赤になってスザクに怒鳴るし、何の事なのかよく解らないのだが…ルルーシュのその姿にスザクはにこりと笑うのだった…

END


あとがきに代えて



なんか…ルル誕と云うより、プロポーズ話になりました…
そう云えば!和泉がプロポーズ話を書くのって初めてかも…
こんな感じでいいんでしょうかねぇ…
基本的に恋愛ドラマとかって見ないし、恋愛小説も読まないし…
一応、生物学的に『♀』なんですけど…これってやっぱり変ですかね…
最後の負けず嫌いはやっぱりルルーシュって事で…

そう云えば、『皇帝陛下生誕祭』のグッズに関して記事が載っていましたね…
ってか、参加者しか手に入らんもんばっかじゃん…
うう…誰か、チケット持っていらっしゃる方…実費払いますんで…あと、出来るお礼はしますんで…買ってきてくれませんかぁぁぁぁ?(←結構真剣)


☆拍手のお返事


水流さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
体調の方はいかがでしょうか?
インフルエンザも流行する時期になってきていますし…体調管理はお互いに気をつけたいものですね…
今回の『ルル誕Week』は一通り予定が決まっていまして…
転生ものはなしです…
と云うか、転生ものって、他の作家さんたち、誕生日ってどうしているんでしょうか?
明日は『騎士皇子シリーズ』で行きます。
よろしければ読んでやって下さい。


拍手のみの皆さんもありがとうございます。
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posted by 和泉綾 at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2009年12月01日

ルル誕Week2009 1

ナナリーの企み



※『幼馴染シリーズ 〜第2部〜』設定です。
ブリタニアに渡って2度目のルルーシュの誕生日に、ナナリーが病室である事を企んでいますが…

 緯度の高いペンドラゴンには既に冬の到来を告げる様な空が広がっている。
どれだけ寒くても学校はあるし、その学校が終わるとルルーシュは相変わらずナナリーの入院している病院へと足を向ける。
「じゃあ、ノネット、門限までには帰るから…」
「私も行こうか?」
「ノネットは今日は用があるって云っていたじゃないか…。大丈夫だ…。そんなに心配しなくても…」
ルルーシュはそうニコリと笑って病院へ向かうバスに乗り込んだ。
そのバスを見送って、ノネットは携帯電話を取り出し、ある人物へメールを送る。
『今、ルルーシュが病院へ向かうバスに乗った。こっちの準備はいたって順調!』
何かの作戦でも立てているかのような短いメール…
送信ボタンを押したとき、今度はノネットが乗るバスが到着した。
バスに乗り込み、この時間にしては珍しく空いていた席に腰かけた時、携帯電話のバイブレーション機能が働いた。
先ほど送ったメールに早速返事が来たのだ。
「私と内緒でメールのやり取りをするようになってから打ち込みが速くなったな…」
ノネットはそう呟きながら、返信の文章が映し出されている液晶画面を見た。
『了解しました。色々無理云って申し訳ありません。』
シンプルに送られてくる返信メール…。
まだ彼女には絵文字機能をうまく使いこなせないと見える。
尤も、そんなしゃれたメールなど、ノネットも打った事がないのだが…
元々、自分の事にあまりに無頓着なルルーシュを見ていて…あまりに焦れったくなったと云うか、イライラしてきて…ノネットが今のメール相手に相談したところ、そのメール相手もその辺りを気にしていて、色々企んでいたらしいのだが…
しかし、現在の彼女の状況ではなかなか思い通りに行かないと云う事で、ノネットが彼女に代わって色々動いているのだ。
今日も、その為の買い出しに出かけるためにショッピングセンターに出かけて行くところである。
ちなみに、ノネットのメールの相手と云うのは、ナナリー=ランペルージ…ルルーシュの妹である。
ナナリーの誕生日の時にはナナリーの主治医であるロイドにさえ『あんまり無理させちゃだめですよぉ…』などと云われるほど気合の入ったバースデーパーティを病室で繰り広げた訳なのだが…
自分の誕生日に関しては、本人が覚えているのかどうかさえ解ったものではない。
実際にナナリーの話を聞いていると、『誕生日』と云うのは他人誕生日には祝うもので、自分の誕生日は放置…と云う構図が成り立っているらしい。
色々話を聞いていると、ある意味仕方がないと云えば仕方ない。
12月…インフルエンザやら、風邪やらが流行って体調を崩す時期で、ついでに世間はとても忙しい時期だ。
12月生まれの場合、自分の誕生日を祝って貰うと云う事に関しては『どうせだから…クリスマスと一緒でいいや…』と、変に自分に失望感を与えない為の術を覚える。
そんな話を聞いて…ノネットはナナリーの企みに全力で協力しようと決めたのだ。

 ナナリーの心の中出の企みは、徹底してルルーシュに伏せられた状態で…しかし着実に進められていた。
「…はい、ですから…シュナイゼル義兄さま…協力して頂けませんか?」
ルルーシュよりも遥かに、周囲の人間の気持ちに聡いナナリーはとにかく、協力してくれそうな人物に声をかけていた。
勿論、ナナリーのその言葉を聞いて、シュナイゼルは即、了承の返事をしているし、シャルルとマリアンヌもこの忙しい時期ではあるのだが、予定をつけてくれると云う事で話しが治まった。
「ナナリー…ロイドから外出許可は貰えたかい?」
「はい…。但し、暖かい恰好をして、外出先での予定は全て提出するように…それから、送り迎えはシュナイゼル義兄さまにお願いするように…とのことでした…」
「良かった…。ルルーシュも君がいなくてはきっと、喜んではくれないからね…」
シュナイゼルがそこまで云った時、ナナリーの病室の扉が開く。
「なぁにがいいんですかぁ?ったく…手術前にはもっと大人しいお嬢様だと思っていたのに…このお嬢様ったら…僕の事を脅すんですからぁ…」
扉の向こうで聞こえていたのか…そんな事を云いながらロイドが入って来た。
「あら…その程度の脅しでお許しが頂けるんですから…そのくらいの事は大丈夫だと云うご判断なのでしょう?」
ぶつくさ言っているロイドにナナリーがにこりと笑って言う…
ロイドは思った…
―――あの姉にしてこの妹あり…と云う事か…
「とにかく…絶対に無理はダメですよぉ?もし、ナナリーさんに何かあった時は、僕、あなたのお姉さんに僕、絞殺されちゃいますからねぇ…」
ロイドの表情を見ると…ナナリーは余程の脅し方をしたらしい…
その内容をつい、知りたくなってしまうが…
「で、ナナリーになんて云われたんだい?」
「……」
シュナイゼルの質問にロイドはナナリーをちらりと見る。
「あ、別にお話しなさってもいいですよ?きっと、シュナイゼル義兄さまも感心して下さいます…。良くそこに気が付いたって…」
ナナリーのその一言でシュナイゼルの好奇心が更に掻き立てられる。
「ナナリーのお許しも貰ったから…教えてくれないかい?」
「……『外出許可をくれなければ、この手術…ひょっとして失敗かもしれませんね…。義兄さまと義父さまにそうお伝えしましょうか?』と…」
ロイドが思い出したくもない…と云った表情で、そんな事を云っている。
すると…もっと他にも色々とやり取りがあったに違いないと思われる…
「ナナリー…流石だね…。やっぱり君はルルーシュの妹だ…」
シュナイゼルが笑いながら云うと…
「お姉さまはこんなに性格悪くはないと思いますけれどね…」
とにこりと笑いながら告げた。
そんなナナリーを見ていると…本当に仲のいい姉妹だと…そう思う。
時々、仲が良過ぎて心配になる事もないわけではないが…
それでも、見ていて悪い気はしないし、お互いが、お互いを必要としているのだからそれでいいと考える。
ロイドとしては…先の事を考えた時に…一抹の心配を感じずにはいられないのだが…ロイドとしては人の気持ちに関しては専門外なので…特に口に出す事もなかったが…

 ナナリーが様々な形でナナリーの考える諸々の計画はルルーシュを思う人々の手によって進められていった。
本当なら、自分が動ければ…と思うのだが…
そんな事を考えていると、ロイドの助手であるセシルに
「あんまり無茶な事を考えちゃだめですよ?きっと、ナナリーさんが発起人だって知ったら、ルルーシュさんだって喜びますから…」
そう云って宥めていた。
手術を終えてかなりの時間が経っていると云うのに…未だに入院生活が続いている状態に…やはり不安を覚える事もあるのだろうか…と考えるが…
それでも、ナナリーはその事を口にした事がない。
尤も、これまでが家での生活と、病院での生活…どちらが長かったのかと尋ねられてしまえば困ってしまうような状態だったのだから…
「なら…外に出たいなんて云いませんから…お姉さまに何かプレゼントを…したいんです…。えっと…絶対に消灯時間は守りますから…編み物とか…しちゃダメですか?」
ナナリーがおずおずと尋ねる。
「まぁ、根を詰めないなら…。でも、誰かに買いに行って貰わないと行けないわね…」
そんな事を話している時に…
―――コンコン…
病室の扉がノックされた。
「どうぞ…」
「ナナリー…遅くなったか?頼まれていたもの…買って来たぞ…」
入って来たのはノネットだった…
「有難う御座います…。今日はちょっとお姉さまに遠出して頂いているので…まだ大丈夫だと思います…」
「ルルーシュが知ったら私…すっごく怒られそうだけどなぁ…」
「ばれなければいいのでしょう?当日まで…」
「まぁ、そうだけど…。と云うか、ルルーシュ…完全に忘れているぞ…あれは…」
「でしょうね…。この時期は私も良く病院にいたりして…お姉さま一人でお誕生日…と云う事もたくさんありましたから…」
「そっか…。大丈夫だって!皆協力してくれているんだから…。それに、私がこれ、買って来たんだ…。後はナナリーが、無理にならない程度に頑張るだけだ…」
そう云って、ノネットは持っていた紙袋をナナリーに手渡した。
「有難う御座います…。あ、来て頂いたのに…多分、もうすぐお姉さまがいらっしゃいます…」
「そっか…それはまずいな…。私、用があるからここに来ないって事になっているから…。まぁ、エレベーターを使わないようにしないとな…」
「いつもお疲れ様です…。それに、私が無理云ってしまって…」
「何言ってるんだ?私だってルルーシュの誕生日、祝いたいし…。それに、あのいつもクールに表情を変えないルルーシュの驚いた顔を見たいしな…」
ノネットはそう云ってナナリーに笑った。
「さて、ルルーシュに見つからない内に、私は帰るよ…。私も何かいいプレゼントを探さないとなぁ…」
「お姉さま、昔から黒猫のグッズと茶色の犬のグッズをたくさん持っているんです…。ご自分では特に意識していないと仰っていますけれど…多分、お気に入りなんですよ…」
ナナリーがノネットにそう告げると、
「そっか、ありがと…。探しに行ってみるよ…」
「じゃあ、当日まで、お互いに見つからないように頑張りましょうね!」
「勿論!」
ノネットはそう云って廊下を出て、ルルーシュが普段付かているエレベーターとは反対方向に歩いて行き、病棟の中でも比較的元気な患者が入院している病室の前にある階段を使って、降りて行く。

 ノネットから渡された袋の中には…黒い毛糸と、いくつかの飾りボタン、そして、かぎ針が入っている。
そして、備え付けのクローゼットの中から1冊の本を取り出した。
「あら…それを作ろうと…?」
ずっとノネットとナナリーのやり取りを黙ってい見ていたセシルが声をかけた。
「はい…。うまくできるか…解りませんけれど…」
「そう云うものは心がこもっていれば、ルルーシュさんならきっと喜びますよ…。でも!無理していたら没収しますからね!」
これまで、夜中までメールをしていた事もあって、セシルも多少神経質になっている部分があるらしい。
実際にあのロイドにさえ、注意されている程だ。
「解っています…。ちゃんと消灯時間は守りますし、お食事もきちんと頂きますから…」
「消灯時間守っても…朝の4時から色々やるのはやめて下さいね?」
夜遅くが悪いなら、朝早ければ文句はあるまい…と云う、半ばへ理屈な理論だ。(←一人部屋の時には和泉はやっていました。そして、看護師さんが入ってくる度にあからさまに寝たふりと解る寝たふりをしていました)
「朝、目が覚めてしまった時にはいいでしょう?」
「まぁ…体を酷使しない程度にして下されば…」
「解っています…」
ナナリーがそこまで云ってにこりと笑うと…
―――コンコン…
「ナナリー?」
「お姉さま…」
出しっぱなしになってしまってる本とノネットが持ってきて切れた紙袋…
慌てて隠したりしたら、逆におかしなことになりそうで…。
ただ、幸いな事に、本は閉じた状態だし、袋はまだ、開いていない…
「あれ?誰か来たのか?」
ナナリーの膝の上に置いてある袋に気が付いたルルーシュが尋ねる。
「あ、はい…。先日、退院されたお友達が…今日は通院日だったとかで、こちらにいらして下さったんです…」
ナナリーが咄嗟にウソを吐いた。
一部始終を見ていたセシルとしては…微笑ましいウソだとは思うが…
ただ、ナナリーがウソを吐いた事に寄る不自然さはルルーシュも見逃さない。
「?本当か?」
ルルーシュが尋ねると…ナナリーが『勿論です!』と笑うのだが…
やっぱりルルーシュの中では何か、奇妙な感じがするのか…
ここでセシルが助け船を出した。
「本当ですよ…そんなに疑わなくても…」
少し困った顔をして笑って見せた。
ルルーシュも一緒にいたセシルがそう云っているのにこれ以上追及する事も出来ず…
「そうか…。そうだ…ナナリー…頼まれていた本を買って来たんだ…。本当の動物が好きなんだな…ナナリーは…」
そう云って、ルルーシュはここに来る途中、買ってきた本を渡した。
「有難う御座います…お姉さま…。大切に読ませて頂きます…」
そう云ってルルーシュから本を受け取った。
恐らく、この時のナナリーはここまでの人生の中でとびきりの冒険をしたような気分だっただろう。
ナナリーの事をよく知り、常にナナリーを見ているルルーシュに対して、ルルーシュを喜ばせようと思っていたのだとしても、ルルーシュにウソを吐いたのだから…
しかし、そう思っていたのはナナリーだけらしく、後でルルーシュはセシルに一言だけ告げたと云う…
『ナナリーが何か私に隠し事しているんでしょう?一応、騙されてあげますけど…。申し訳ありませんでした…セシル医師にまで…ご迷惑を…』
そのルルーシュの姿に…セシルも流石に驚いたようだが…それでも、『罪』のある嘘ではないのだから…とにこりと返しただけだった。

 そして…ルルーシュの誕生日当日…
その年はちょうど、ルルーシュの誕生日は土曜日で…学校が休みで…
「ルルーシュ…今日や予定ないんだろ?」
「ああ…一応、ナナリーのところに行こうとは思っているけれど…」
「なら、ナナリーのところに行く前に、私に付き合ってくれないか?」
ノネットが朝から色々と何かを準備しているように見えた。
「ほら、着替え…出しておいたから…。速くナナリーのところに行きたいなら、私の方の幼児をさっさと済ませなくちゃいけないから…。ルルーシュの着替えを用意しておいたぞ…」
そう云いながらルルーシュに着替えを渡す。
そして、その手渡された服を見てルルーシュが驚いているのが解る。
「ノネット…一体どこへ連れて行くつもりだ?こんな服…」
ロイヤルパープルのシックなドレスだった…
「まぁ、気にしない、気にしない…。神はちゃんと私がセットしてやるから…着替えてこい…」
朝の…半分くらい寝ぼけている状態だから、ここまで誘導できるのだが…
これ以上眼を醒まされてしまうと誤魔化し様がない…
ルルーシュはあまり働いていない頭でノネットの云うがまま、そのドレスに着替えた。
そして…ノネットに連れられて…あるマンションについた。
「ここは…義父さまと母さまがペンドラゴンにいる時に使っているマンションじゃないか…」
ルルーシュが驚いて建物を見上げている…
「まだ気づかないのか…。そりゃ、ナナリーも心配するよな…」
ノネットがぼそりと呟いた。
ルルーシュは『え?』と云う表情をしているが、ノネットは強引に、ルルーシュの手を引っ張って、指示された通りにセキュリティを外し、彼らの待つマンションの一室へと向かう…。
そして、最上階でエレベーターが止まり、ルルーシュとノネットがシャルルとマリアンヌの部屋へと向かって行く。
最上階は特別仕様の創りとなっていて…2つの玄関しかないのだが…
その片方の玄関の前に立って、チャイムを鳴らした。
『開いているから入っていらっしゃい…』
確実に中では防犯カメラでルルーシュとノネットの動向を見ていたようだ。
ルルーシュが玄関の扉を開いた時…
―――パン!パパン!
「「「「Happy Birthday!Lelouch!」」」」
クラッカーの音と共に…その場にいる全員の声…
「え?」
ルルーシュが状況が飲み込めないと云った表情で呆然としている。
「やっぱり忘れていたのね…ルルーシュ…。まぁ、ずっと忙しくってちゃんと祝ってあげていなかったものね…」
マリアンヌの言葉…
「あ…そうか…今日は…」
マリアンヌの言葉ではっと我に返り、ルルーシュがそう口にする。
「お姉さま…お誕生日、おめでとうございます…」
そこにはナナリーがいた…
「あれ?ナナリー…病院…」
「無理矢理外出許可を頂いちゃいました…」
ナナリーが少し悪い事をした子供の様な笑みを浮かべる。
「ホント…ナナリーさんに脅されちゃったんですよぉ…僕…。ま、妥協案として僕が同席するって事で…」
後頭部をカリカリと引っ掻きながらロイドが出てきた。
「これまで…私の事でちゃんとお祝い出来なくて…ごめんなさい…。でも…私、こんなに元気になったから…ちゃんとお祝いしたくて…。だから…」
ナナリーがそこまで云った時…ルルーシュの瞳から涙が零れていた…
こんな風に嬉しいと思えた誕生日は…小学校の時以来…
スザクの家で祝って貰っていた時以来だ…
「有難う…みんな…有難う…」
ルルーシュは、その言葉しか解らなくなったかのように…ただ…その言葉を繰り返していた…

END



あとがきに代えて



『ルル誕Week2009』第一弾です。
まずは『幼馴染シリーズ』でスザクが全く出て来ない誕生日になりました。
というか、予告している『ルル誕Week2009』の予定…だいぶご無沙汰ネタがいっぱいなんで…ちょっと不安なんですけど…
でも、まぁ、頑張って書きます。
これもルルーシュに笑って貰う為!
まぁ、今回は準備のお話しが主になったと云うか、何か画策している周囲のお話しっぽくなっちゃいました。
色々考えている内に、相当すっ飛ばしながらの話になっちゃっていますけど…
この後、みんなでお祝いする訳です。
何せ、『幼馴染シリーズ』のルルーシュのキャラだと、自分に無頓着なんで…誕生日のお祝いもどうしたものかと…
去年も結構暗い話にしてしまった記憶が…(; ̄― ̄A アセアセ・・・

さて、今日は『Amethyst Eyes』のWebの誕生日です。
ってか、11月…結局一度も更新できませんでした…
ごめんなさい…
すっごい移していない作品あるのに…
こうなったら正月休みとか使って頑張るしかなさそうです…
ホント、長編とかあるから、さっさとWebに移さないと行けないんですけど…
すみません…ここ最近、心身ともにどうかしています。
つうか、すっごい情緒不安定…
この歳になってこれはないだろう…と思っているんですけど…(;-_-) =3 フゥ


☆拍手のお返事


ありんこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
拍手の読破、お疲れ様でした。
毎回、長くてすみません…
なんとなく、現在の形が出来てから…あの長さになっております…
嬉しいお言葉、有難う御座居ます。
精神的にも物理的にも結構大変な状態になっていて、結構大変な状態です。
それでも、生きているんで、こうして更新しております。

あれは和泉のこの上ない本音です。
どうせ、やるなら、せめて頑張れば手に入るものであって欲しかったですけどね…
まぁ、ここに至ってどうにもならないので、考えるのもばかばかしくなってきたんで…
きっと、あんな状況でも会場は満員でしょうね…
そして、こうしたイベントが開かれるたびにこうして泣く人間が居るんですよね…
これが大人の世界なんですねぇ…(遠い目)


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posted by 和泉綾 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

ルル誕Week2009 1

ナナリーの企み



※『幼馴染シリーズ 〜第2部〜』設定です。
ブリタニアに渡って2度目のルルーシュの誕生日に、ナナリーが病室である事を企んでいますが…

 緯度の高いペンドラゴンには既に冬の到来を告げる様な空が広がっている。
どれだけ寒くても学校はあるし、その学校が終わるとルルーシュは相変わらずナナリーの入院している病院へと足を向ける。
「じゃあ、ノネット、門限までには帰るから…」
「私も行こうか?」
「ノネットは今日は用があるって云っていたじゃないか…。大丈夫だ…。そんなに心配しなくても…」
ルルーシュはそうニコリと笑って病院へ向かうバスに乗り込んだ。
そのバスを見送って、ノネットは携帯電話を取り出し、ある人物へメールを送る。
『今、ルルーシュが病院へ向かうバスに乗った。こっちの準備はいたって順調!』
何かの作戦でも立てているかのような短いメール…
送信ボタンを押したとき、今度はノネットが乗るバスが到着した。
バスに乗り込み、この時間にしては珍しく空いていた席に腰かけた時、携帯電話のバイブレーション機能が働いた。
先ほど送ったメールに早速返事が来たのだ。
「私と内緒でメールのやり取りをするようになってから打ち込みが速くなったな…」
ノネットはそう呟きながら、返信の文章が映し出されている液晶画面を見た。
『了解しました。色々無理云って申し訳ありません。』
シンプルに送られてくる返信メール…。
まだ彼女には絵文字機能をうまく使いこなせないと見える。
尤も、そんなしゃれたメールなど、ノネットも打った事がないのだが…
元々、自分の事にあまりに無頓着なルルーシュを見ていて…あまりに焦れったくなったと云うか、イライラしてきて…ノネットが今のメール相手に相談したところ、そのメール相手もその辺りを気にしていて、色々企んでいたらしいのだが…
しかし、現在の彼女の状況ではなかなか思い通りに行かないと云う事で、ノネットが彼女に代わって色々動いているのだ。
今日も、その為の買い出しに出かけるためにショッピングセンターに出かけて行くところである。
ちなみに、ノネットのメールの相手と云うのは、ナナリー=ランペルージ…ルルーシュの妹である。
ナナリーの誕生日の時にはナナリーの主治医であるロイドにさえ『あんまり無理させちゃだめですよぉ…』などと云われるほど気合の入ったバースデーパーティを病室で繰り広げた訳なのだが…
自分の誕生日に関しては、本人が覚えているのかどうかさえ解ったものではない。
実際にナナリーの話を聞いていると、『誕生日』と云うのは他人誕生日には祝うもので、自分の誕生日は放置…と云う構図が成り立っているらしい。
色々話を聞いていると、ある意味仕方がないと云えば仕方ない。
12月…インフルエンザやら、風邪やらが流行って体調を崩す時期で、ついでに世間はとても忙しい時期だ。
12月生まれの場合、自分の誕生日を祝って貰うと云う事に関しては『どうせだから…クリスマスと一緒でいいや…』と、変に自分に失望感を与えない為の術を覚える。
そんな話を聞いて…ノネットはナナリーの企みに全力で協力しようと決めたのだ。

 ナナリーの心の中出の企みは、徹底してルルーシュに伏せられた状態で…しかし着実に進められていた。
「…はい、ですから…シュナイゼル義兄さま…協力して頂けませんか?」
ルルーシュよりも遥かに、周囲の人間の気持ちに聡いナナリーはとにかく、協力してくれそうな人物に声をかけていた。
勿論、ナナリーのその言葉を聞いて、シュナイゼルは即、了承の返事をしているし、シャルルとマリアンヌもこの忙しい時期ではあるのだが、予定をつけてくれると云う事で話しが治まった。
「ナナリー…ロイドから外出許可は貰えたかい?」
「はい…。但し、暖かい恰好をして、外出先での予定は全て提出するように…それから、送り迎えはシュナイゼル義兄さまにお願いするように…とのことでした…」
「良かった…。ルルーシュも君がいなくてはきっと、喜んではくれないからね…」
シュナイゼルがそこまで云った時、ナナリーの病室の扉が開く。
「なぁにがいいんですかぁ?ったく…手術前にはもっと大人しいお嬢様だと思っていたのに…このお嬢様ったら…僕の事を脅すんですからぁ…」
扉の向こうで聞こえていたのか…そんな事を云いながらロイドが入って来た。
「あら…その程度の脅しでお許しが頂けるんですから…そのくらいの事は大丈夫だと云うご判断なのでしょう?」
ぶつくさ言っているロイドにナナリーがにこりと笑って言う…
ロイドは思った…
―――あの姉にしてこの妹あり…と云う事か…
「とにかく…絶対に無理はダメですよぉ?もし、ナナリーさんに何かあった時は、僕、あなたのお姉さんに僕、絞殺されちゃいますからねぇ…」
ロイドの表情を見ると…ナナリーは余程の脅し方をしたらしい…
その内容をつい、知りたくなってしまうが…
「で、ナナリーになんて云われたんだい?」
「……」
シュナイゼルの質問にロイドはナナリーをちらりと見る。
「あ、別にお話しなさってもいいですよ?きっと、シュナイゼル義兄さまも感心して下さいます…。良くそこに気が付いたって…」
ナナリーのその一言でシュナイゼルの好奇心が更に掻き立てられる。
「ナナリーのお許しも貰ったから…教えてくれないかい?」
「……『外出許可をくれなければ、この手術…ひょっとして失敗かもしれませんね…。義兄さまと義父さまにそうお伝えしましょうか?』と…」
ロイドが思い出したくもない…と云った表情で、そんな事を云っている。
すると…もっと他にも色々とやり取りがあったに違いないと思われる…
「ナナリー…流石だね…。やっぱり君はルルーシュの妹だ…」
シュナイゼルが笑いながら云うと…
「お姉さまはこんなに性格悪くはないと思いますけれどね…」
とにこりと笑いながら告げた。
そんなナナリーを見ていると…本当に仲のいい姉妹だと…そう思う。
時々、仲が良過ぎて心配になる事もないわけではないが…
それでも、見ていて悪い気はしないし、お互いが、お互いを必要としているのだからそれでいいと考える。
ロイドとしては…先の事を考えた時に…一抹の心配を感じずにはいられないのだが…ロイドとしては人の気持ちに関しては専門外なので…特に口に出す事もなかったが…

 ナナリーが様々な形でナナリーの考える諸々の計画はルルーシュを思う人々の手によって進められていった。
本当なら、自分が動ければ…と思うのだが…
そんな事を考えていると、ロイドの助手であるセシルに
「あんまり無茶な事を考えちゃだめですよ?きっと、ナナリーさんが発起人だって知ったら、ルルーシュさんだって喜びますから…」
そう云って宥めていた。
手術を終えてかなりの時間が経っていると云うのに…未だに入院生活が続いている状態に…やはり不安を覚える事もあるのだろうか…と考えるが…
それでも、ナナリーはその事を口にした事がない。
尤も、これまでが家での生活と、病院での生活…どちらが長かったのかと尋ねられてしまえば困ってしまうような状態だったのだから…
「なら…外に出たいなんて云いませんから…お姉さまに何かプレゼントを…したいんです…。えっと…絶対に消灯時間は守りますから…編み物とか…しちゃダメですか?」
ナナリーがおずおずと尋ねる。
「まぁ、根を詰めないなら…。でも、誰かに買いに行って貰わないと行けないわね…」
そんな事を話している時に…
―――コンコン…
病室の扉がノックされた。
「どうぞ…」
「ナナリー…遅くなったか?頼まれていたもの…買って来たぞ…」
入って来たのはノネットだった…
「有難う御座います…。今日はちょっとお姉さまに遠出して頂いているので…まだ大丈夫だと思います…」
「ルルーシュが知ったら私…すっごく怒られそうだけどなぁ…」
「ばれなければいいのでしょう?当日まで…」
「まぁ、そうだけど…。と云うか、ルルーシュ…完全に忘れているぞ…あれは…」
「でしょうね…。この時期は私も良く病院にいたりして…お姉さま一人でお誕生日…と云う事もたくさんありましたから…」
「そっか…。大丈夫だって!皆協力してくれているんだから…。それに、私がこれ、買って来たんだ…。後はナナリーが、無理にならない程度に頑張るだけだ…」
そう云って、ノネットは持っていた紙袋をナナリーに手渡した。
「有難う御座います…。あ、来て頂いたのに…多分、もうすぐお姉さまがいらっしゃいます…」
「そっか…それはまずいな…。私、用があるからここに来ないって事になっているから…。まぁ、エレベーターを使わないようにしないとな…」
「いつもお疲れ様です…。それに、私が無理云ってしまって…」
「何言ってるんだ?私だってルルーシュの誕生日、祝いたいし…。それに、あのいつもクールに表情を変えないルルーシュの驚いた顔を見たいしな…」
ノネットはそう云ってナナリーに笑った。
「さて、ルルーシュに見つからない内に、私は帰るよ…。私も何かいいプレゼントを探さないとなぁ…」
「お姉さま、昔から黒猫のグッズと茶色の犬のグッズをたくさん持っているんです…。ご自分では特に意識していないと仰っていますけれど…多分、お気に入りなんですよ…」
ナナリーがノネットにそう告げると、
「そっか、ありがと…。探しに行ってみるよ…」
「じゃあ、当日まで、お互いに見つからないように頑張りましょうね!」
「勿論!」
ノネットはそう云って廊下を出て、ルルーシュが普段付かているエレベーターとは反対方向に歩いて行き、病棟の中でも比較的元気な患者が入院している病室の前にある階段を使って、降りて行く。

 ノネットから渡された袋の中には…黒い毛糸と、いくつかの飾りボタン、そして、かぎ針が入っている。
そして、備え付けのクローゼットの中から1冊の本を取り出した。
「あら…それを作ろうと…?」
ずっとノネットとナナリーのやり取りを黙ってい見ていたセシルが声をかけた。
「はい…。うまくできるか…解りませんけれど…」
「そう云うものは心がこもっていれば、ルルーシュさんならきっと喜びますよ…。でも!無理していたら没収しますからね!」
これまで、夜中までメールをしていた事もあって、セシルも多少神経質になっている部分があるらしい。
実際にあのロイドにさえ、注意されている程だ。
「解っています…。ちゃんと消灯時間は守りますし、お食事もきちんと頂きますから…」
「消灯時間守っても…朝の4時から色々やるのはやめて下さいね?」
夜遅くが悪いなら、朝早ければ文句はあるまい…と云う、半ばへ理屈な理論だ。(←一人部屋の時には和泉はやっていました。そして、看護師さんが入ってくる度にあからさまに寝たふりと解る寝たふりをしていました)
「朝、目が覚めてしまった時にはいいでしょう?」
「まぁ…体を酷使しない程度にして下されば…」
「解っています…」
ナナリーがそこまで云ってにこりと笑うと…
―――コンコン…
「ナナリー?」
「お姉さま…」
出しっぱなしになってしまってる本とノネットが持ってきて切れた紙袋…
慌てて隠したりしたら、逆におかしなことになりそうで…。
ただ、幸いな事に、本は閉じた状態だし、袋はまだ、開いていない…
「あれ?誰か来たのか?」
ナナリーの膝の上に置いてある袋に気が付いたルルーシュが尋ねる。
「あ、はい…。先日、退院されたお友達が…今日は通院日だったとかで、こちらにいらして下さったんです…」
ナナリーが咄嗟にウソを吐いた。
一部始終を見ていたセシルとしては…微笑ましいウソだとは思うが…
ただ、ナナリーがウソを吐いた事に寄る不自然さはルルーシュも見逃さない。
「?本当か?」
ルルーシュが尋ねると…ナナリーが『勿論です!』と笑うのだが…
やっぱりルルーシュの中では何か、奇妙な感じがするのか…
ここでセシルが助け船を出した。
「本当ですよ…そんなに疑わなくても…」
少し困った顔をして笑って見せた。
ルルーシュも一緒にいたセシルがそう云っているのにこれ以上追及する事も出来ず…
「そうか…。そうだ…ナナリー…頼まれていた本を買って来たんだ…。本当の動物が好きなんだな…ナナリーは…」
そう云って、ルルーシュはここに来る途中、買ってきた本を渡した。
「有難う御座います…お姉さま…。大切に読ませて頂きます…」
そう云ってルルーシュから本を受け取った。
恐らく、この時のナナリーはここまでの人生の中でとびきりの冒険をしたような気分だっただろう。
ナナリーの事をよく知り、常にナナリーを見ているルルーシュに対して、ルルーシュを喜ばせようと思っていたのだとしても、ルルーシュにウソを吐いたのだから…
しかし、そう思っていたのはナナリーだけらしく、後でルルーシュはセシルに一言だけ告げたと云う…
『ナナリーが何か私に隠し事しているんでしょう?一応、騙されてあげますけど…。申し訳ありませんでした…セシル医師にまで…ご迷惑を…』
そのルルーシュの姿に…セシルも流石に驚いたようだが…それでも、『罪』のある嘘ではないのだから…とにこりと返しただけだった。

 そして…ルルーシュの誕生日当日…
その年はちょうど、ルルーシュの誕生日は土曜日で…学校が休みで…
「ルルーシュ…今日や予定ないんだろ?」
「ああ…一応、ナナリーのところに行こうとは思っているけれど…」
「なら、ナナリーのところに行く前に、私に付き合ってくれないか?」
ノネットが朝から色々と何かを準備しているように見えた。
「ほら、着替え…出しておいたから…。速くナナリーのところに行きたいなら、私の方の幼児をさっさと済ませなくちゃいけないから…。ルルーシュの着替えを用意しておいたぞ…」
そう云いながらルルーシュに着替えを渡す。
そして、その手渡された服を見てルルーシュが驚いているのが解る。
「ノネット…一体どこへ連れて行くつもりだ?こんな服…」
ロイヤルパープルのシックなドレスだった…
「まぁ、気にしない、気にしない…。神はちゃんと私がセットしてやるから…着替えてこい…」
朝の…半分くらい寝ぼけている状態だから、ここまで誘導できるのだが…
これ以上眼を醒まされてしまうと誤魔化し様がない…
ルルーシュはあまり働いていない頭でノネットの云うがまま、そのドレスに着替えた。
そして…ノネットに連れられて…あるマンションについた。
「ここは…義父さまと母さまがペンドラゴンにいる時に使っているマンションじゃないか…」
ルルーシュが驚いて建物を見上げている…
「まだ気づかないのか…。そりゃ、ナナリーも心配するよな…」
ノネットがぼそりと呟いた。
ルルーシュは『え?』と云う表情をしているが、ノネットは強引に、ルルーシュの手を引っ張って、指示された通りにセキュリティを外し、彼らの待つマンションの一室へと向かう…。
そして、最上階でエレベーターが止まり、ルルーシュとノネットがシャルルとマリアンヌの部屋へと向かって行く。
最上階は特別仕様の創りとなっていて…2つの玄関しかないのだが…
その片方の玄関の前に立って、チャイムを鳴らした。
『開いているから入っていらっしゃい…』
確実に中では防犯カメラでルルーシュとノネットの動向を見ていたようだ。
ルルーシュが玄関の扉を開いた時…
―――パン!パパン!
「「「「Happy Birthday!Lelouch!」」」」
クラッカーの音と共に…その場にいる全員の声…
「え?」
ルルーシュが状況が飲み込めないと云った表情で呆然としている。
「やっぱり忘れていたのね…ルルーシュ…。まぁ、ずっと忙しくってちゃんと祝ってあげていなかったものね…」
マリアンヌの言葉…
「あ…そうか…今日は…」
マリアンヌの言葉ではっと我に返り、ルルーシュがそう口にする。
「お姉さま…お誕生日、おめでとうございます…」
そこにはナナリーがいた…
「あれ?ナナリー…病院…」
「無理矢理外出許可を頂いちゃいました…」
ナナリーが少し悪い事をした子供の様な笑みを浮かべる。
「ホント…ナナリーさんに脅されちゃったんですよぉ…僕…。ま、妥協案として僕が同席するって事で…」
後頭部をカリカリと引っ掻きながらロイドが出てきた。
「これまで…私の事でちゃんとお祝い出来なくて…ごめんなさい…。でも…私、こんなに元気になったから…ちゃんとお祝いしたくて…。だから…」
ナナリーがそこまで云った時…ルルーシュの瞳から涙が零れていた…
こんな風に嬉しいと思えた誕生日は…小学校の時以来…
スザクの家で祝って貰っていた時以来だ…
「有難う…みんな…有難う…」
ルルーシュは、その言葉しか解らなくなったかのように…ただ…その言葉を繰り返していた…

END



あとがきに代えて



『ルル誕Week2009』第一弾です。
まずは『幼馴染シリーズ』でスザクが全く出て来ない誕生日になりました。
というか、予告している『ルル誕Week2009』の予定…だいぶご無沙汰ネタがいっぱいなんで…ちょっと不安なんですけど…
でも、まぁ、頑張って書きます。
これもルルーシュに笑って貰う為!
まぁ、今回は準備のお話しが主になったと云うか、何か画策している周囲のお話しっぽくなっちゃいました。
色々考えている内に、相当すっ飛ばしながらの話になっちゃっていますけど…
この後、みんなでお祝いする訳です。
何せ、『幼馴染シリーズ』のルルーシュのキャラだと、自分に無頓着なんで…誕生日のお祝いもどうしたものかと…
去年も結構暗い話にしてしまった記憶が…(; ̄― ̄A アセアセ・・・

さて、今日は『Amethyst Eyes』のWebの誕生日です。
ってか、11月…結局一度も更新できませんでした…
ごめんなさい…
すっごい移していない作品あるのに…
こうなったら正月休みとか使って頑張るしかなさそうです…
ホント、長編とかあるから、さっさとWebに移さないと行けないんですけど…
すみません…ここ最近、心身ともにどうかしています。
つうか、すっごい情緒不安定…
この歳になってこれはないだろう…と思っているんですけど…(;-_-) =3 フゥ


☆拍手のお返事


ありんこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
拍手の読破、お疲れ様でした。
毎回、長くてすみません…
なんとなく、現在の形が出来てから…あの長さになっております…
嬉しいお言葉、有難う御座居ます。
精神的にも物理的にも結構大変な状態になっていて、結構大変な状態です。
それでも、生きているんで、こうして更新しております。

あれは和泉のこの上ない本音です。
どうせ、やるなら、せめて頑張れば手に入るものであって欲しかったですけどね…
まぁ、ここに至ってどうにもならないので、考えるのもばかばかしくなってきたんで…
きっと、あんな状況でも会場は満員でしょうね…
そして、こうしたイベントが開かれるたびにこうして泣く人間が居るんですよね…
これが大人の世界なんですねぇ…(遠い目)


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posted by 和泉綾 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2008年12月05日

ルル誕Week 05

Last Present



「ちょっと野暮用で、出かける…」
 C.C.の突然の外出宣云だった。
『ゼロレクイエム』以後、ルルーシュはC.C.と共にジェレミアのオレンジ畑に身を寄せていた。
ルルーシュが自分の父親であるシャルル=ジ=ブリタニアをCの世界へ封印する際、シャルルの右手につかまれた首から違和感を覚え、ふと右の掌を見ると…C.C.の額に浮かんでいた紋章がうっすら現れていたのだ。
そして、ルルーシュは『死ぬ事』を許されない者となった。
『コード』を継承し、永遠の時を生きる事となったのだ。
そして、やっと、C.C.がルルーシュとの約束通り、笑顔を見せて、間もなくの時…C.C.がいきなり出かけると云い出した。
これまでにそんな事がなかったからルルーシュは怪訝そうな表情を見せたが、それでも、ルルーシュが何を云ったところで、彼女が云う事を聞く筈もなく…結局ルルーシュは
『解った…』
と答えただけだった。
彼女の背中を見送りながら…何か違和感の様なものを感じたが…しかし、それも無視して、ルルーシュは『ゼロ』として世界を飛び回っているスザクの動向を見る事にした。
ルルーシュが皇帝となり、『ゼロ』に討たれて、もう、2年以上が過ぎていた。
人間の年齢で行くと…もうすぐ20歳となる。
しかし、『コード』を継承したルルーシュにとっては、誕生日など、過去のものだし、自分の年齢も数える必要がなくなっていた。
それでも、何かの執着なのか、自分の年齢は…結局忘れられず、数えている自分に気がついた。
ある時、C.C.にその事を放した時には、
『お前がまだ、『コード』を継承したばかりだからな…。そのうち…忘れる。人間だってそうだろう?生活の中で自分の年齢を忘れる者は少なくない…』
と云われた。
経験を重ねて行けば…古い記憶から薄れていく…。
いつか…自分の犯した罪が…記憶から消えていくのだろうか…。
そんな事は許されてはならない…
だが…時間は…経験は…記憶を少しずつ消していく…。
ルルーシュは正直、その事が怖かった。
自分が『コード』を継承させられた意味を…自分の中で見出していたから…。
『永遠の生』と云う、罰を、ルルーシュは受けると決めていた。
もし、自分の犯した罪の記憶が薄れてしまうなら…いつか…自分は、誰かに『ギアス』を与えて、『コード』を継承させてしまうかも知れない…
今は…その事が怖かった…。

 夕食時…
ジェレミアもアーニャも外の作業から帰って来て、食卓についている。
しかし…たった一人…この場にいる筈の存在がいない…
「まったく…どこをほっつき歩いているんだ…あの女は…」
ルルーシュがイライラしながら呟く。
「ルルーシュ様…」
ルルーシュのイライラが解ったのか、ジェレミアが声をかけた。
「あ、済まない…。ジェレミア、アーニャ…仕方ないから先に食べよう…。C.C.もそのうち帰ってくるさ…」
そう云って、C.C.の分だけラップをかけて、冷蔵庫にしまった。
アッシュフォード学園のクラブハウスにいた頃には、こんな事はしょっちゅうだった。
神出鬼没で、どこからともなく現れて、どこへ行くのかも告げずに消えていた。
しかし、ジェレミアのところに身を寄せてからは、そんな事は一度もなかった。
いつも、退屈そうにオレンジ畑の片隅に佇んでいる事が多かった。
それに、食事時にはいつも家の中にいたのだ。
アッシュフォード学園のクラブハウスにいた時の様に、ルルーシュのカードでピザを注文する…と云う訳にはいかなくなった事もあるだろうが…。
「まぁ、殺しても死にはしないからな…」
そう、呟いて、ルルーシュも席について、夕食を摂り始めた。
いつも見る顔がない事が気にならない訳ではないが…
しかし…先ほど彼女を見送った時の違和感を思い出す…。
C.C.の行動は…いつも突発的で、ルルーシュの考えも及ばないような事をしてくれる。
―――だから…今日もまた、そんな事だろう…
ルルーシュ自身、それは無理矢理思いこんでいる者だと、薄々感じながら…それでも、どうする事も出来なくて、自分を納得させている。
同じ『コード』を持つ者が近くにいると云うだけで安心していたと云う事に気がついた。
そう、今のルルーシュは『コード』を持つ者…
人間ではなくなっているのだ。
そして、今目の前にいるジェレミアとアーニャは理解者であっても、同じ存在ではない。
それでも、ルルーシュは、『ギアス』を手にした時、『孤独』になると云う『業』を背負った筈なのだ。
しかし、実際には、常にルルーシュの傍らにはC.C.がいた。
つまり…本当の意味での『孤独』ではなかったのだ。
確か…マオも…C.C.を拠り所にしていた。
そして、その拠り所が自分の傍から消えて…血眼になって捜し、連れ去ろうとしていた。
―――結局…俺もマオと同じ…か…
ルルーシュはそんな事を考えながら、自嘲めいた苦笑いを浮かべた。

 結局、C.C.はその日には帰らなかった。
否、その次の日も…。
そして、C.C.がいなくなって、3日目…
「ジェレミア…一応、探しに行ってくる…。いくらなんでもおかしい…」
「ルルーシュ様…しかし…」
「大丈夫だ…俺が『ルルーシュ=ヴィ=ブリタニア』だと解らないように気をつける…。お前たちはここにいてくれ…。C.C.が帰ってきたり、連絡が来たら俺の携帯に…」
流石に心配になったルルーシュがジェレミアにそう云った。
しかし、ルルーシュは今ではこの世にいない筈の存在…。
それに、『ルルーシュ皇帝』亡き後、再び混乱が生じ始めた。
『ゼロ』に扮しているスザクも、なかなかここに来られないし、彼からの連絡も、紛争地域から、どうしてもスザクではどうにもならない時にルルーシュに連絡を入れてくるだけだ。
それ故に、今、『ルルーシュ』が生きている事が世間にばれるのは、まずい事なのだ。
ナナリーもシュナイゼルも頑張ってはいるようだが…それでも、世界の争いはなくならずにいた。
ルルーシュが身支度をして自分の部屋から出ると、そこにはアーニャが立っていた。
「どけ…アーニャ…」
「ルルーシュ…外に出たら…ダメ…。スザク達の…努力が…無駄になる…」
ルルーシュを行かせまいとルルーシュの目の前に立っている。
そう、一時の感情で、ルルーシュが飛び出して行ったら、ルルーシュ達が起こした『ゼロレクイエム』も、今、世界を作りなおそうとしているスザクやナナリーたちの努力もすべてが無駄になるかも知れないのだ。
「しかし…」
「C.C.なら…きっと…心配ない…」
「……」
「ルルーシュ…ルルーシュは誰が大事?一番大事な人の為に…動くべき…」
アーニャの短い云葉の中に…ルルーシュは自分の犯した罪の重さを痛感する。
そして…自分の一番大事なもの…それを切り出されてしまえば、答えは一つしかなかった。
「解ったよ…アーニャ…。済まない…。ありがとう…」
その云葉だけをアーニャに渡してルルーシュは自室に入って行った。
ルルーシュが部屋に入って行った事を見届けると、アーニャは隠れて立っていたジェレミアの傍まで歩いて行った。
「アーニャ…礼を云う…。私ではルルーシュ様を止め切れなかった…」
「別に…。私は思っていた事を…云っただけ…」
ジェレミアもアーニャも何となく、ルルーシュがC.C.不在と云うこの状況に不安を覚えているのだろうと察してはいた。
しかし…ここで一時の私情に流されて、短慮な行動を取ってしまっては、ルルーシュは後で死ぬほど後悔をする。
そう思ったから…二人はルルーシュを止めたのだった。

 そして、それから、2日が経った昼過ぎ…
ここの存在を知る…もう一人の人物がやってきた。
そして…その腕には…
「お久しぶりです…ジェレミア卿…」
作業中のジェレミアにそう声をかけたのは…枢木スザク…否、元枢木スザクである『ゼロ』だった。
仮面だけは外されて、『ゼロ』の衣装は乾いた血液で汚れていた。
そして…その腕には…
「枢木…それに…C.C.!?」
スザクの腕には目を閉じて、動かなくなっているC.C.が抱かれていた。
「ルルーシュ様!ルルーシュ様!」
ジェレミアが慌てて母屋に走り、ルルーシュを呼びに行った。
そして、その場に立っていたスザクにアーニャが声をかけた。
「スザク…C.C.…どうしたの?」
「……ルルーシュが来たら…話すよ…。それまで…待っていてくれるかな…」
スザクは静かに答えた。
アーニャは今のスザクの状態に…ある時の事を思い出した。
そう、『ゼロレクイエム』の後、ルルーシュが…『コード』の継承をした時だ…。
『コード』の継承は一度その人物が死ぬ事から始まると云っていた。
だから…ルルーシュは『ゼロレクイエム』の時に父であるシャルル=ジ=ブリタニアからの『コード』を正式に継承した。
アーニャは状況を察した。
「スザク…まさか…」
「……」
アーニャの驚いた声に、スザクは何も答えなかった。
アーニャはスザクのその沈黙が答えだと思った。
恐らく、理由を聞いても、今は答えてはくれない。
多分…ルルーシュがここに来て、ルルーシュが尋ねるまでは…
ジェレミアに連れられてルルーシュが母屋から出てきた。
そして、スザクとC.C.の姿を見つけると…その場で動けなくなっていた。
「スザク…C.C.…」
驚愕の表情を隠せず…その場に立ち尽くしていた。
「久しぶりだね…ルルーシュ…」
ルルーシュが動けなくなっている事に気がついて、スザクはC.C.を抱いたまま、ルルーシュの前まで歩き進めた。
「お…お前…いつの間に…」
状況を見て、全てを察したルルーシュから出てきた言葉はそれだった。
スザクが…『コード』を継承した…。
しかも…C.C.から…
「うん…『ゼロレクイエム』クライマックスの前日…。玉座の前で…」
スザクは事もなげにそう答えた。
そして、スザクがふっと眼を閉じると…C.C.と同じように、額にあの紋章が現れた、
「じゃあ…C.C.…は…」
「僕と契約して…契約を果たしたところだ…」
簡潔に…必要最低限の云葉だけをスザクは紡いでいた。
ルルーシュは…ただ驚くしかなくて…。
そして…スザクは一通の手紙をルルーシュに渡した。
「受け取って…。C.C.から君への…メッセージだ…」

 ルルーシュが封筒から手紙を取りだした。
『―――ルルーシュへ
 私との契約で…お前の運命は大きく変わった。
 お前は私を怨んでいないと云っていたが…それでも、私としては…思うところがあった。
 そんな風に考えていた時、スザクからの提案を受けた。
 スザクと、契約する…。
 お前に黙っていたのは…お前が絶対にその事を許さないと思ったからだ。
 しかし、これは、私とスザクとの合意の下の契約だ。
 お前は…『優しい世界』を作り上げるまでこっちの世界へ来るな!
 その代わり…私は…お前の本当のパートナーを置いていこう…
 最期に…Happy Birthday Lelouch…』
ルルーシュは短い手紙を読みながらカタカタ震えていた。
「ルルーシュ…黙っていてごめん…でも…僕も…」
ルルーシュは何も云わない…。
否、云えないのだろう…。
「ルルーシュ…C.C.は僕に云っていた…。ルルーシュは約束を守ってくれた。だから…契約者は、ルルーシュじゃなくていい…と…。だから、僕が…C.C.の契約者になることを望んだ…」
スザクは一言、そう云った。
ルルーシュの中で…何かが…終わり、何かが始まったのだ。
「済まない…一人に…してくれ…」
そう云って、ルルーシュはいつもC.C.が退屈そうに佇んでいた場所へと足を向けた。
その場所に…C.C.はいない…。
「お前は…誕生日など…忘れると云っていたな…。でも、これで…俺は…自分の誕生日を忘れられなくなったぞ…。C.C.…最期の最期まで…偉そうで…自分勝手で…」
―――ふっ…私は…C.C.だからな…
ルルーシュの耳にそんな声が聞こえた気がした。
『黒の騎士団』でも、『皇帝に即位』してからも…恐らくは…一番の理解者だった。
契約者で、共犯者で、一番の理解者…
「でも…こんなイレギュラー…お前なら…考えそうな事だな…」
気がつくと…涙が零れていた。
何もかも失っても…常に彼女だけは…ルルーシュの傍にいた。
いけ好かない女…ずっとそう思っていた。
やっと…彼女を笑わせたと云うのに…それが…別離の合図だった…。
そして、新たなパートナーの誕生…

「ルルーシュ…」
 立ち尽くしていたルルーシュの背後から声がかけられる。
「スザク…か…」
振り返ると、あの、乾燥した血液に汚れた『ゼロ』の衣装をまとったスザクが立っていた。
「怒ってる?」
スザクが不安げな表情で尋ねる。
しかし、これは、C.C.とスザクとの間に交わされた契約で…ルルーシュがとやかく言える訳ではない。
「何故…俺がお前を怒るんだ…。お前と、C.C.との契約だ。俺に口出す権利は…ない…」
「そっか…じゃあ…悲しいんだね…。C.C.がいなくなって…」
「ふん…清々したさ…。あんな、高飛車で、偉そうで、生意気で…」
言葉が続かなくなった時…ルルーシュの目から涙が止まらなくなった。
スザクはそんなルルーシュを隠すようにそっと抱きしめた。
「泣いて…。今は…。本当は…辛いんでしょ?だから…今だけは…泣いていて…」
スザクの言葉にルルーシュはそのままスザクに縋りついて泣いた。
もう、失うものは何もないと思っていた。
でも…失って悲しいと、切ないと思う存在がまだいた…。
その相手は…自分に新たなパートナーを置いて、自分の目の前から去った。
自分に向けられる優しさなど…もうないと思っていた。
しかし…こんな形で…優しさを残される事になるとは…。
ルルーシュは…思った…。
自分も、ナナリーやカレンたちに、C.C.が自分にした事と同じ事をしたのではないかと…
そう思うと…居た堪れなくなった。
「ごめん…ごめん…みんな…ごめん…」
自分のした事の罪深さを思い知る。
C.C.が残したメッセージにはいろんな思いが込められている。
だから…
「ありがとう…C.C.…ありがとう…スザク…」
そんなルルーシュを抱きしめながら、スザクも涙を落とす…
「ルルーシュ…これ以上…みんなの想いを…無駄にしないで…」
スザクの言葉にルルーシュは…ただ…こくんと頷いた。

END

 

あとがきに代えて



う〜〜〜ん…結局暗くなったな…。
ラストはC.C.との絡みで書きたかったんですね…。
実は、これ、『Halloween』の『ある女性の独り言』のC.C.の本心とリンクしています。
よろしければそちらと合わせて読んで下さい。
実は、『Halloween』で、C.C.の本音を書いた時点で、構想が決まっていたんですね。
あと、この話は『契約が果たされるとき』とは別物になります。(読めば解りますね)
まぁ、これで、二人で『ゼロ』やってくれるといいなぁ…と云う、個人的願望ですが…。

あと、久しぶりに拍手ページを入れ替えました。
よろしければ読んでみて下さい。
またまたハチャメチャです。





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posted by 和泉綾 at 21:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2008年12月04日

ルル誕Week 04

君の誕生日…なのに…



※『僕たちの学園生活』設定です。
ルルーシュは世界的企業の社長の息子。異母兄弟がたくさんいるが、彼に近しい異母兄弟たちはルルーシュを溺愛しています。
また、同居人のスザクに、最強な彼女なカレンもいて、ハチャメチャです。

 枢木スザク…17歳…
彼は今、非常に悩んでいた。
もうすぐ、スザクの愛するルルーシュの誕生日なのだ。
しかし、ルルーシュの誕生日当日、彼と一緒に過ごせる確率は…
彼を溺愛する、彼の血縁者たちが絶対に邪魔をしてくれる。
それに、学園に行けば、カレンと云う、学園公認のルルーシュの彼女をはじめ、そんな彼女がいても、一向に減っていかない、男女問わないルルーシュの親衛隊たち…。
そして、そんな親衛隊たちよりも遥かに手ごわいのが…生徒会…
生徒会長のミレイ=アッシュフォードに捕まったら最後…ルルーシュはその日のうちに帰して貰えるかどうかさえ怪しい…
ミレイ会長自身、ルルーシュが好きな事を知ってはいるが…それだけではなく、彼女のお祭り好きが何よりも恐ろしい。
もうすぐクリスマスなのだから…諦めてくれればいいのに…とも思うのだが…阿野会長に至っては、毎日イベント開催しても足りないのだ。
そんな人にルルーシュを奪取される訳にはいかないのだ…。
そして、普段はろくに使わない頭を必死になって使った…。
そう、ルルーシュの誕生日に何としてもルルーシュを独占するために!
幸い、ルルーシュと同居している事と、ルルーシュの妹、ナナリーにその気持ちがばれていて、ナナリーからは、
『私、スザクさんを応援していますから…』
と云う、ルルーシュが溺愛している妹からの力強い言葉を貰っているのだ。
とりあえず、誕生日当日はルルーシュは学校へは行かせない…。
ルルーシュを学校へ行かせなければ、カレンも、ルルーシュの親衛隊も、生徒会も怖くない!
ただ、学校の外でも、ルルーシュの異母兄弟やあの、親バカな父親が待ち伏せているに違いない…。
そこで、彼らには絶対に見つからないところを地図を開いてポイントを探す。
とにかく、人通りの多いところへ入って、人ごみに紛れ込めれば、かなり見つかりにくくなる筈だ…。
ならば…と、細かいところまでチェックして、二人でお祝いできそうな店を探したのだ。
そして…スザクは部活と共にアルバイトも必死にこなしたのだ。
ルルーシュと二人で、ルルーシュの誕生日を祝う為に…
そうして、目標金額がたまった時…スザクは…風邪をひいた…
普段は、ルルーシュに『体力バカ』と揶揄される程の体力の持ち主だと云うのに…
でも、まだ、誕生日前日…頑張れば…明日までに治る…
そう思いつつ、スザクは祈りつつ、布団の中で眠った。

 そして、ルルーシュの誕生日当日…
「38度3分…。スザク…病院へ行くぞ…」
「へ…平気だって…それより…ルルーシュ…僕…君の誕生日に…」
そこまで云いかけるとルルーシュが呆れたようにスザクに怒鳴りつけた。
「お前は馬鹿か!この熱…インフルエンザの可能性だってあるんだ!これに着替えて…タクシー呼ぶから…。あと、マスク…」
そう云って、ルルーシュはてきぱきとスザクの衣装ケースからスザクの衣服を取り出し、スザクのベッドまで持ってきた。
「いいか…俺の誕生日なんて、来年も再来年もある!来年はこんな風邪をひかないように気をつけろ!」
そう云って、ルルーシュはスザクの部屋を出て行き、電話をかけてタクシーを呼んでいる。
そして、冷蔵庫から、ペットボトルのドリンクを取り出して、スザクのところへ持ってきた。
「おい…少し水分を摂っておいた方がいいかもしれない…飲めるか?」
「ルルーシュが口移ししてくれるなら…」
スザクが力の入らない声でそう答えると、
「まぁ、まだ冗談を言えるだけの余力はあるなら、大丈夫だな…。一応キャップは緩めてあるから…」
そう云って、ルルーシュは自分も出かける支度を始めた。
そして、ナナリーには
「スザクがいるときは、出来るだけ廊下には出るなよ?もしインフルエンザだったら大変だから…」
と告げた。
ナナリーもスザクの事が心配らしいのだが、今のナナリーでは何もできない。
しかし、心の中では、
―――スザクさん、せっかくのチャンスですから…少し元気が出たら、頑張ってくださいね!
などと考えている、よく勘の働く妹を発揮していた。
ナナリーはどこでそんな事を覚えてきたのかは知らないが、どうも、このテの話が好きらしい…。
と云うか、実の兄とその親友をくっつけようとしているように見えるのは…
確かに、女性と間違えそうなほど美しい兄に、それを守るようにいつも一緒にいる…しかも、体を鍛えていて、頼りになる兄の親友…
妄想の世界に憧れる年ごろの女の子には、美味しいシチュエーションと言えるのだが…

 どうやらタクシーが到着したようで、ルルーシュがスザクに肩を貸して、玄関を出て行く。
やはり、高熱が出ていて、歩くのは辛いらしい。
「ごめん…ルルーシュ…」
スザクが力なく謝る。
ルルーシュが何を謝っているんだ?と云う顔でこう返した。
「スザクが謝ることじゃないし…。それに、今年はインフルエンザの流行が早いって言っていたな…。お前、どうせ、予防接種を受けていないんだろう?」
「…うん…」
スザクが申し訳なさそうに頷いた。
ルルーシュはやれやれと言った顔でスザクにこう云ってやる。
「来年は、一緒に予防接種を受けに行こう…。ブリタニアグループの関連病院でなら、俺やナナリーの名前で受けさせて貰えるから…」
ルルーシュの言葉にスザクは
「いっしょに…?」
と、舌足らずな口調で返してきた。
大分身体が辛いのかも知れないとルルーシュは考える。
タクシーまで辿りついて、スザクを先に後部座席に乗せて、シートベルトを締めてやる。
そして、行き先を告げる。
「アッシュフォード病院へ…インフルエンザの可能性があるんです。急いで頂けますか?」
そう云うと、運転手も心配そうに頷いて車を走らせた。
外は、かなり寒く、そして、風邪やインフルエンザが流行り始めている事もあり、見かける人たちは殆どがマスクをしている。
出勤時間と云う事もあり、道はかなり混雑している。
スザクがせき込み始めていた。
「スザク!」
運転手の方も、こう云った患者を運ぶ事が増えてきたのか、心配そうにルルーシュ達の方に目をやった。
「お客さん…裏道を行きましょうか?少々遠まわりですが…時間的には短いと思いますよ…」
その言葉にルルーシュは
「お願いします…。出来るだけ早く…」
ルルーシュのスザクに対する心配の仕方が半端ではないので、運転手も気になったらしい。
『遠回りになるが』と云うことわりまで入れている。
やはり、動かした事で、少し、負担がかかってしまったようだ。
普段、病気をする事のないスザクなので、ちょっと、具合悪くても、辛いだろう。
ルルーシュは、何でこんな事になるまで気づいてやれなかったのかと…後悔に似た感情も芽生えてくるが…今はそんな事は言ってはいられない。
それに、今、そんな事を考えたところで、スザクの具合がよくなる訳じゃないのだ。
ルルーシュの方に寄り掛かって来るスザクの身体を支えてやる。
上着越しでも、発熱しているのがよく解る。
そして、熱発の為、寒気を感じているのか、がたがたと震えている。

「スザク…寒いのか?」
 ルルーシュが尋ねると、スザクは素直にこくんと頷いた。
「運転手さん、もう少し、車内の温度をあげて貰えますか?」
まだ、15分はかかるだろう距離の場所だ。
ルルーシュは運転手にそう頼むと、運転手は車内温度を上げるスイッチを押してくれた。
「スザク…もう少しで病院だからな…」
そして、ルルーシュの心配と二人を乗せたタクシーが病院に着いた。
料金を払い、ルルーシュは病院の車いすを取りに行った。
このままではスザクは歩くのは辛いだろうと云う配慮からだ。
「スザク…車いすに移るぞ…」
そう云って、スザクに肩を貸して、動かそうとすると、非力なルルーシュを見かねて、運転手が手伝ってくれた。
「すみません…ありがとうございます…」
ルルーシュが運転手に壮麗を云いながら頭を下げた。
「いえいえ…早く、お友達を病院の中へ…」
そうニッコリ笑って、見送ってくれた。
その運転手の見送りを受けつつ、ルルーシュはスザクの乗った車いすを押していく。
病院の中は、インフルエンザや風の患者でいっぱいだ。
受付に行き、出かける前に電話をしておいてよかったと思う。
そうして、受付を済ませると、内科の待ちあいに行く…。
やはりというべきか、マスクをした老若男女がずらっと並んでいる。
「時間…かかるかもしれないな…」
ルルーシュが一言呟いた。
スザクの方を見ると、さらに熱が上がったらしく、本当に辛そうな表情をしている。
「スザク…車いすじゃ、辛いか?必要なら…待っている時間、横になれるようにして貰うか?」
「い…いいよ…。ほかに…かんじゃ…さん…いるし…」
無理しているのがよく解る。
「なら、何か飲むか?さっき、俺が持って行った、スポーツドリンク、全然飲んでいなかったから…。一応持ってきているが…」
「あり…が…と…。少し…もらう…」
ルルーシュはペットボトルを開けてストローをさしてスザクの口元へ持って行ってやる。
ルルーシュの心配そうな顔を見ながら、スザクは自分自身が情けなくなった。
せめて…ルルーシュの誕生日が終わってからにしてくれればいいのに…と…。
おまけに、ルルーシュをこんなインフルエンザ患者でいっぱいのところに付き添わせてしまった。
スザクは体力バカだからいいが、ルルーシュはそうもいかない…とスザクは思っていた。
しかし、実際に風邪をひいてしまったのはスザクなので、どうしようもない…。
でも、そんな中でも、不謹慎だとは思うのだが…
こうして、ルルーシュの誕生日に…ルルーシュを独り占めできた…と云う部分では喜んでいた。

 やっと呼ばれた診察室…。
結果はインフルエンザ…。
「とりあえず、看病した後は、看病した人がしっかりうがい、手洗いして、あと、彼の使ったものに関してはしっかり消毒するなり、捨てたものに関しては、袋などできっちりと別々で回収して、飛沫感染に気をつけてください。脱水症状も見られますから、処置室で点滴を打って行ってください。あとは…」
医師の話など、基本的にはスザクには聞こえておらず、ルルーシュが全て聞いていた。
そして、薬が処方されるとの事で、ルルーシュはスザクを処置室へ連れて行った後、受付の方で会計と近所の薬局への処方箋のファックスを済ませて、スザクのいる処置室へ向かった。
ルルーシュが戻ると、スザクは点滴を打ちながら眠っていた。
袖をまくられて、見えているスザクの腕は…ルルーシュのそれとは比べ物にならない程筋肉がある。
ルルーシュ自身、運動が苦手だし、はっきり言って、17歳の平均的な男子よりも体の線が細いのは…解っていたが…。
「顔だけ見ていると…ホント、ガキだよな…」
ルルーシュはそんな風に呟いた。
そして、それから、スザクの点滴が終わるまで付き添っていた。
点滴が終わると、スザクを起こす。
「少しは、体、楽になったか?」
「まぁ…さっきよりは…。でも、頭、くらくらするし、身体の節々も痛い…」
子供みたいな口調だが、さっきのようにろれつが回っていないような状態ではない。
「さ、帰ろう…。車いすに移るぞ…」
そう云って、スザクに上着を着せて、肩を貸して、車いすに移動させた。
そして、車いすを押しながら、近くのナースに礼を言って、病院の外へ行き、タクシーに乗り込んだ。
「ごめん…ルルーシュ…。本当は…誕生日のお祝い…したかったのに…」
スザクが申し訳なさそうにルルーシュに云う。
「何を言っているんだ…。俺の誕生日は来年もあるだろ?さっきも言ったのに…」
クスッと笑いながらルルーシュはスザクに云った。
途中、先ほど処方箋をファックスした薬局によって、薬を受け取り、ルルーシュの自宅マンションに帰っていくと…
「スザク!あんた、インフルエンザになった挙句にルルーシュに看病させているんですって!?」
「スザクくん?私のルルーシュにインフルエンザを移したらどう責任を取るつもりだったのかな?」
「わしのルルーシュに…貴様!何をしておる!」
仮にも病人に対しての態度ではない、ルルーシュを溺愛しているキャラクターの面々たち…
「カレン、父さん、シュナイゼル異母兄さん!今日は帰って下さい!スザクは病人なんです!」
ルルーシュの絶対零度の視線に、そこにいた全員が凍りつき…すごすごと帰って行った。
「やれやれ…」
そうして、スザクを部屋へ連れて行き、着替えさせて、寝かせた。
「僕…治ったら、みんなから袋叩きだね…」
あんまりシャレにならない一言である。
それでも、今の幸せを噛み締めていると云った感じだ。
「くだらない事言っていないで…。携帯、枕もとに置いておくから…何かあったら、俺の携帯を鳴らせ…」
そう云って、ルルーシュは部屋を出て行った。
「ルルーシュ…ごめん…ありがとう…それと…Happy Birthday…」
ルルーシュの後ろ姿に…そう呟いた。

END

 

あとがきに代えて



なんか…ルル誕ってより、スザ誕みたいになったな…(; ̄― ̄A アセアセ・・・
でもま、昨日、ルルーシュに熱を出させたんで…今日は順番からしてスザクかな…と…。
とりあえず、本番は明日!
明日はどんな話にするかは…
誕生日当日だから、気合入れると思いますけど!
あと、長らく放置状態になっていた、拍手ページ、明日の夕方ごろに入れ変えます。
興味のある方は読んでみてください。


☆拍手のお返事


茶々子さま:ご無沙汰しています。
うちのブログ…訪問者が少ないですし、それ以上にこうしてコメントを残してくださる方も少ないので…。
基本的に、ここに書きこんでくださった方の名前は全員覚えています。
ここに書かれていてもUnknownさまもいらっしゃるので…。
書きこみ、ありがとうございます。
やっぱり、櫻井さんはしぶっていたんですか…まぁ、解らないでもないですけど…。
まぁ、それを本気で、一部の人しか得られない情報媒体だったとはいえ、本気でそんな事を言っていたとしたらプロ失格ですけどね…。
今のご時世、BLCDも出されるご時世…あの程度でがたがた言っているようでは…とも思いますけど…。
ただ、制作者側はスザクの心情を詞にするのが難しいって言ってますけど…大人の事情ってやつの匂いもするんですよね…。(ホントのところが解らないですけど)
でも、ファンにそんな風に悟られてしまうってのも…寂しい限りですね…(苦笑)

未来さま:書き込み、ありがとうございます。
やっぱり、『るるる 合コン ラプソディー』素敵ですよね…。
あれは、ホント、『萌え♪』ですよね…。
色々おとなの事情が耳に入ってくるのは、切ないですが、私が好きなのは、製作者達よりも、キャラクターたちなので…気にしないです!
でも、櫻井さんもプロ意識を持って仕事をして欲しいと思いますよね…様々な事情があるとは思いますけれど…。
今のご時世、声優さんの仕事の幅が広がっているのは事実で、その中には、自分の信念にそぐわないものもあるとは思うんですけれどね…
一応、色んなところから情報が入ってきて、私の持っている情報が正しいのか、間違っているのか解りませんけれど…
出来る事なら…そう云う事情を知らずに済めばいいんですけど…昔と違って、情報媒体が紙だけではなくなったために知りたくない裏事情まで分かっちゃうのは切ないですね…




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posted by 和泉綾 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2008年12月03日

ルル誕Week 03

こんな…誕生日…



※今回の設定は『騎士皇子シリーズ』です。
ルルーシュが皇子で、スザクがルルーシュの専属騎士です。

 今年も、秋があっさりと過ぎ去り、冬の入り口にさしかかって来る。
その季節の変わり目を感じると…枢木卿はある事を意識するようになる。
枢木卿の主である、ルルーシュ皇子の誕生日…。
去年は、ルルーシュ皇子の異母兄弟たちがアリエスの離宮に集まってきて、ルルーシュ皇子の妹、ナナリー皇女、二人の母君と一緒にバースデーパーティを開いた。
今年は…何だか解らないが、ルルーシュ皇子の異母兄弟たちは、公務が重なり、当日にはお祝いが出来ないという…。
だから、ルルーシュ皇子の誕生日の2日前に、集まるという。
枢木卿としては、チャンスだと思う部分も無きにしも非ず…で…。
ルルーシュ皇子の騎士となってから…ルルーシュ皇子と一緒にいる事が楽しくて、嬉しくて仕方がない状況であったり、なかったり…
ここ最近では、ルルーシュ皇子が異母妹君であるユーフェミア皇女と仲良く話しているところを見ると、何だか、嫌な気持ちになるのだ。
これが…枢木卿のルルーシュ皇子に対する独占欲であると…今はまだ、本人は気づいていないのだが…
ルルーシュ皇子の妹君、ナナリー皇女は、女の子故か、自分の兄君とその騎士のなんだか、じれったい関係に最近では、少々イライラする事もある…。
ナナリー皇女は、流石に自分の兄君の事なので、
―――あのお兄様では仕方ありませんね…
と、思いながら、枢木卿に対しては…
―――あの、超鈍感さんのお兄様の騎士をやるなら、もうちょっとしっかりして頂かないと…。いえ、これからは、私があのお二人を何とかしなくては…
などと、妙な考えを持ち始めており、ナナリー皇女自身はルルーシュの誕生日には特に予定はなかったのだが、同じく、まだ、公務を引き受ける立場ではない、異母姉、ユーフェミア皇女と一策を講じたのだ。
つまり、ルルーシュ皇子の誕生日には、母君をアリエスの離宮から…と云うか、アリエスの離宮に詰めている給仕係や執事たちに迄、
『お兄様のお誕生日にはアリエスの離宮には立ち入り禁止』
と云う事にしてしまったのだ。
勿論、ルルーシュ皇子と枢木卿には内緒で…
そんな事とはつゆ知らず、ルルーシュ皇子も、枢木卿も、12月5日にはアリエスの離宮に二人っきりにさせられた。
その状況を見て、ナナリー皇女の態度を見て、大体の事を把握した枢木卿ではあったが、ルルーシュ皇子は、なんでこうなったのかがよく解らない状態にいた。
おまけに…急に寒くなった事も手伝って、ルルーシュ皇子はその日に限って風邪をひいてしまったのだ…。

 枢木卿は二人きりにされてしまったアリエスの離宮のルルーシュ皇子の部屋で熱を出しているルルーシュ皇子の傍らで、看病していた。
「殿下…お加減は…?」
相変わらず、枢木卿はルルーシュ皇子が二人きりの時にそう云った態度をとると無視する事を解っていて、最初だけは…と、毎度毎度の儀式の様になってしまった様に、『殿下』と呼んだ。
しかし、今日はルルーシュ皇子も熱を出していて、周囲の事がよく解らずにいるのか…
「だ…大…丈夫…だ…」
と答える。
いつもの反応とは違うルルーシュ皇子に枢木卿も焦ってしまう。
恐らく、余程具合が悪いのだろう…
枢木卿が流石にこのままにしておいてはまずいと思い、立ち上がろうとすると、ルルーシュ皇子が枢木卿の上着の裾を握っていた。
「ス…ザク…どこへ…行く…」
力なくルルーシュ皇子が枢木卿に尋ねている。
「医師を呼んできます…このままでは…」
相変わらず騎士の態度でルルーシュ皇子に接してしまった枢木卿にルルーシュ皇子が弱々しい目つきで枢木卿を睨んでいる。
「なんで…そんな…けい…ご…使っている…」
熱で相当辛いのか、いつもなら、力強い叱責をするのに、今はとぎれとぎれに言葉を放っている状態だ。
「自分は…殿下の…」
「ルルーシュだ!」
枢木卿が言いかけた時、力の入っていない声ではあったが、きっぱりとルルーシュ皇子が言い切った。
先ほどは、本当に頭がぼやけていただけだったらしい。
しかし、逆に云えば、そんな事も気遣いないほど弱っているという事でもある。
「ルルーシュ…お医者さんを呼んでくるから…待ってて…」
枢木卿がいつものようにルルーシュ皇子に話す。
しかし、ルルーシュ皇子はさっきから枢木卿の上着の裾を放そうとしない。
「いらない…僕の傍から…離れるな…」
声に力の入らない状態で、ルルーシュ皇子が枢木卿に命じている。
このままにしておいてもいいとは思えないが…でも…
「解ったよ…。ルルーシュ…」
そう云って、ルルーシュ皇子が横になっているベッドの傍らのいすに腰掛ける。
ルルーシュ皇子のベッドは皇族だけあって、とても広く大きなものなのだが…
枢木卿の傍にいたいからと…ルルーシュ皇子はベッドの隅っこで寝ているのだ。

 そんなルルーシュ皇子を見て、枢木卿はほっと溜息をつく。
「ねぇ、ルルーシュ、俺は傍にいるから…こんな隅っこで寝ていないで…」
そう云って、ルルーシュ皇子の身体をベッドの中央に動かそうとすると、ルルーシュ皇子が首を振って嫌がった。
「いやだ…スザクの傍が…いい…」
まるで子供の様な言い分だが…それでも、アリエスの離宮には今は、ルルーシュ皇子と枢木卿の二人だけ…
流石に心細いのかも知れない。
「ルルーシュ…俺はここにいる…。だから…少し眠って?」
枢木卿がそう云うと、ルルーシュ皇子が目を潤ませて枢木卿を見ている。
「眠っている間に…どこにも行かない?」
普段は、シュナイゼル皇子の片腕とも言われる程の働きをしているのに…やっぱり、普段はとても無理をしているのだと、枢木卿は思う。
そんなルルーシュ皇子に、枢木卿が優しく微笑んだ。
「ああ…行かないよ…。だから…安心して…。心配なら…俺の手を握っていればいい…」
そう云って、枢木卿はベッドのふちに腰かけて、右手を差し出した。
そうして、ルルーシュ皇子の左手をぎゅっと握ってやる。
まるで子供のようになっているルルーシュ皇子に優しくそう云ってやると、やっと、ルルーシュ皇子は安心したのか、安心したように眠り始めた。
そんなルルーシュ皇子の寝顔を見ながら…枢木卿は複雑な表情を隠せなかった。
本当なら、枢木卿と同じ年…。
日本にいれば、まだまだ普通に高校生をしている年頃だ。
それが…こんな大帝国の中枢の一角を担うなどと云う…重い荷を背負わされていて…。
今のルルーシュ皇子は、確かに熱を出しているものの、年相応の寝顔で眠っている。
いつも…公務をこなす時には…とても枢木卿と同じ年には思えないような表情をしているのに…。
ルルーシュ皇子は確かに頭もよくて、これまで周囲の大人たちが舌を巻くほどの働きをしている。
しかし、ルルーシュ皇子がいくら有能であったとしても、ルルーシュ皇子はまだ17歳なのだ。
ルルーシュ皇子の異母姉君であるコーネリア皇女に言ったら、きっと、きつく叱責されるだろうが…。
『庶民には庶民としての務め、貴族には貴族としての務め、皇族には皇族としての務めがある!皇族がその務めを果たさずして何とする!』
と…。
しかし、確かにその通りだと、理屈では解っていても、若いのに有能過ぎたルルーシュ皇子の事が心配になってしまうのだ。

 枢木卿はあれから数時間…ルルーシュ皇子が再び目を覚ますまで、ルルーシュ皇子との約束通り、そこにいた。
「ん…」
少しだけ、顔色が落ち着いてきている。
枢木卿がほっとして、ルルーシュ皇子に声をかけた。
「ルルーシュ…大丈夫か?」
「スザク…ずっと…こうしていてくれたのか?」
ルルーシュ皇子は枢木卿がぞっと傍にいたと解った。
枢木卿の握っていた手の部分だけ…枢木卿と同じ温度になっていたから…
「約束…しただろう?」
ルルーシュ皇子は枢木卿の『約束』と云う言葉に目を丸くした。
他の者なら、『約束』と云う言葉ではなく、『ご命令』と云う言葉を使っただろうから…
ルルーシュ皇子が枢木卿の手を放すように促すと、枢木卿はベッドから降りた。
「何か…飲むかい?大分、汗をかいているから、水分を摂った方がいいんだけど…それに、体が楽になっているなら、着替えもした方がいい…」
そう云って、枢木卿はルルーシュ皇子の世話を焼き始めた。
先ほどよりは熱が下がっていて…頭もはっきりしているようだ。
ただ、高熱を出していたおかげで、相当関節が痛んでいるようだが…
「身体の…節々が…痛い…」
「相当熱出していたからな…熱が下がれば楽になるよ…。まだ、微熱あるみたいだけど…さっきよりは楽になった?」
枢木卿がルルーシュ皇子の着替えと身体を拭く為のタオルを準備している。
枢木卿の言葉にルルーシュ皇子はこくんと頷いて見せると、枢木卿は安心したように微笑んだ。
「じゃあ、身体を拭いて、着替えよう…。その後、何か、飲み物を持ってくるから…と云うか、何か食べられそうなものはない?」
そう云いながら、ルルーシュ皇子の身体をゆっくり起こしてやる。
そうして、ルルーシュ皇子がパジャマを脱いでいくと枢木卿はタオルを渡した。
そして、ルルーシュ皇子の方を見ると、何となくいたたまれなくなって…
「ルルーシュ…俺、何か飲み物取って来るから…着替えていて…」
そう云って、ルルーシュ皇子の返事も聞かずにルルーシュ皇子の部屋を出た。
そして、ドアの外で…
「危ないなぁ…。なんで今、アリエスの離宮…俺とルルーシュだけなんだよ…」
そう呟きながら口を押さえて真っ赤になっている。
そうして、二度三度と深呼吸して、離宮内の廊下を歩いて行って、厨房へと向かった。
厨房へ着くと…ルルーシュ皇子が風邪を引いている事を知ったこの計画の首謀者の誰かが準備をしたと思われる、プリンなどが用意されていた。
枢木卿はそれらを見て、複雑な気分になるのだが…
「今回はありがたく頂戴いたします…」
そう呟いて、トレイに、いくつか準備されたプリンやら飲み物やらを乗せてルルーシュ皇子の部屋へ向かった。

 そして、ルルーシュ皇子の部屋に入ると、ルルーシュ皇子はすっかり着替え終わっていた。
その様子に枢木卿はほっとした。
あのまま、あの着替えのシーンを見ていたら…と思うと、『自分は騎士失格なのかもしれない…』と真剣に悩んでしまう。
枢木卿は持ってきたトレイをサイドテーブルに置いた。
「ルルーシュ…プリンなら食べられる?」
そう尋ねると、ルルーシュ皇子は少しだけ嬉しそうに頷いて見せた。
プリンはルルーシュ皇子の好物である。
そして、トレイの上のプリンを一つ、スプーンと一緒に渡そうとしたが…ルルーシュ皇子の手は、まだちゃんと力が入らないようで、カタカタ震えている。
枢木卿はそのプリンとスプーンを自分の手にとって、ひと匙救いあげる。
「ルルーシュ…口を開けて…」
枢木卿のその行動にルルーシュは驚いた顔をするが…でも、さっきの様子では自分で食べるのもしんどいのは解る。
だから…素直に口を開けた。
冷たくて甘い感覚に…ルルーシュ皇子がほっとしたような表情を見せる。
これを食べる事が出来れば、少しは体力がつくし、食欲が出てくれば回復してくる。
「はい、もう一口…」
そう云って、枢木卿は再びスプーンにプリンを乗せて、ルルーシュ皇子に食べさせる。
本当は、今日はルルーシュ皇子の誕生日で…妹君のナナリー皇女が気を利かせてくれたと云うのに…
まぁ、ルルーシュ皇子が風邪をひいてしまったのでは仕方ないのだけれど…。
でも、こんな風に、素直なルルーシュ皇子を見ているのも悪くないな…とも思うし、こんな日に風邪をひいたと云うのは…普段、ほとんど休む事もなく公務を続けているルルーシュ皇子への最高のプレゼントなのかも知れないと思った。
本当は…枢木卿自身、ルルーシュ皇子にいろいろしてあげたい事とか、あった筈だったのに…
それでも、あんな風にぐっすり眠ってくれていた事は悪い事じゃない…そんな風に思える。
最後の一口を食べさせた時…枢木卿は、今日一日…ずっと云えなかった言葉を口にした。
「ルルーシュ…誕生日、おめでとう…」
枢木卿はそう云いながら、小さな包みを渡した。
ルルーシュ皇子はその言葉と枢木卿に手渡された堤に驚いた表情を見せる。
「風邪引いちゃって…ちゃんとお祝いできなくてごめん…。俺が、もっとちゃんとルルーシュの事を見ていれば…こんな事にはならなかったのにな…」
そう云って、ルルーシュ皇子を見ると、ルルーシュ皇子はフルフルと首を横に振っている。
「そんな事…ない…。スザク…ありがとう…僕の誕生日…傍にいてくれて…」
まだ頭がふらついている状態だが…ルルーシュ皇子ははっきりとそう枢木卿に云った。
「来年の誕生日には…ちゃんとお祝いしような…」
そう云って、枢木卿は右手の小指を立ててルルーシュ皇子に差し出した。

END

 

あとがきに代えて



遅くなりました…
ちょっとばかり、イレギュラーが発生して、遅れてしまいました。
サイトを開いて3日目…
サイトのリンク場所が解らない人もいるようでして…
ブログ紹介のところの『こちら』をクリックしてください。
サイトに飛びます。
サイトからもこっちに戻れますので、一応別窓開きっぱなしにしなくても大丈夫です。
よろしければ、見てやって下さい。






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posted by 和泉綾 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ルル誕Week

2008年12月02日

ルル誕Week 02

私にHappy Birthday!



※設定は、『幼馴染シリーズ』です。
ルルーシュは女体化しており、ナナリーは身体の弱いルルーシュの妹です。
スザクはルルーシュの幼馴染で、この話の段階ではまだ、ルルーシュの母親はランペルージとの再婚はしていません。

 12月に入って間もなく…ルルーシュは誕生した。
12月と云うのは、大人の世界では1年の内で最も忙しい時期と云う事で…ルルーシュ自身、あまり自分の誕生日が特別なものであると云う自覚はない。
ただ…妹のナナリーの誕生日には…母が忙しくて、家にいなくても、子供なりに出来る事で祝ってはいたが…。
それに、幼馴染のスザクの誕生日の時には、スザクの母にお呼ばれしてスザクの家族と一緒にスザクの誕生日を祝っていた。
確かに子供心に寂しい思いがなかったとは言わないが…いつも、聞きわけが良いルルーシュは『自分の誕生日が12月だから仕方ない…』と自分に言い聞かせいている内に、自分の誕生日に頓着しなくなっていた。
しかし、ある時、ルルーシュのそんな状況を変える出来事が起きた。
幼馴染のスザクがいきなり、その日にルルーシュとナナリーを迎えにきた。
「俺んちで母さんが、ルルーシュの誕生日会をやろうって言ってるんだ…」
スザクのその一言にルルーシュは目を丸くした。
実の母でさえ、忙しくて、しかも、クリスマスにも近いし、年末年始とは色々と物入りとなって忙しい。
だから、ルルーシュはいつも、
『クリスマスと一緒でいい…』
と言っていた。
実際にその方が母も助かるだろうし、誕生日なんて、自分がこの世に生まれたと云うだけで、普段とは変わらない日だ。
それに、実際にはうるう年などがあって、実際には、365×年齢+うるう年の数の日数生きている計算になる。
つまり、実際には毎年来る筈のその日が正確な誕生日じゃない…ルルーシュはそんな事を考えていた。
ルルーシュの考え方はともかく、ルルーシュは自分の誕生日に対して、非常にクールだった。
学校のクラスの誕生日会だって、12月の場合は、クリスマス会と一緒になり、結局プレゼントはクリスマスと一緒…と云う事も多くあったし、いちいち期待して絶望するより、最初から諦めていた方が気が楽だったからだ。
それに、忙しい時期にそんな事で周囲の手を煩わせるのも申し訳ないと考えるような、子供らしくない子供だった。

 しかし…10歳の誕生日の日…突然スザクがルルーシュとナナリーを迎えに来た。
この頃にはルルーシュは、子供なりに家の事をしていた。
そして、スザクがルルーシュを迎えに来たのは、ルルーシュが夕食の準備を始めようとしていた頃だった。
「おい!ルルーシュ…今から俺んちに行くぞ!」
「はぁ?私はこれから、夕食の準備をするんだ…。いきなり何なんだ?」
いきなりのスザクの言葉にルルーシュは驚いて聞き返す。
しかしスザクはそんなルルーシュの言葉を聞いていないかのように、ルルーシュの手を引っ張った。
「いいから…ナナリーと一緒に俺んちに来ればいい…」
そう云って、スザクがナナリーの方を見た。
「私も…?」
「ああ…。夕飯は俺んちで食えばいいじゃん…だから…早く…」
ルルーシュとナナリーは顔を見合わせるが…ナナリーが何かに気がついたようで、スザクの方を見た。
「スザクさん…もしかして…」
「ああ…。だから、母さんが二人を呼んで来いって…」
ナナリーとスザクには解る話らしいが、ルルーシュには突然のスザクの母親の招待が何なのか、さっぱり解らなかった。
ルルーシュが一人、不機嫌そうな顔をしていると…
「お姉さま…一緒に行きましょう?」
ナナリーがにこにこしてルルーシュに云っている。
ルルーシュは『なんでまた、こんな突然…』と云った顔をしている。
そんな姉にナナリーはふっとため息をついた。
―――お姉さまは…本当に覚えていらっしゃらないのか…それとも…遠慮してらっしゃるのでしょうか…
ナナリーはそんな事を思う。
「スザクさん、行きます…。お姉さまも…早く…」
そう云って、スザクがルルーシュの右手をナナリーが左手を引っ張った。
「お…おい…二人とも引っ張るな!」
まだ、訳が解らないと云った表情でルルーシュは二人についていく。
そんなルルーシュを見ながら、二人は、『やれやれ…』と思ってしまうが…これまでの経緯を考えた時…ある意味仕方ないのかも知れない…。
ルルーシュはスザクの誕生日もナナリーの誕生日も忘れた事はない。
それは…周囲の環境もとりあえず、ルルーシュの誕生日の様に、自己主張したら迷惑になってしまう時期でもないから…と云う事もあった。
しかし、二人は、スザクとナナリーの誕生日が大人たちが1年で一番忙しい時期に誕生日だったとしても、彼女だけは彼らの誕生日を忘れたりしない…そんな風に思えた。
だから…今回はこんな事を考えたのかも知れない。

 この事にスザクが思いついたのは、3週間ほど前だった。
ナナリーの誕生日が過ぎて、少々時間が経った頃だった。
何故か解らないが、変な事を思い出した。
―――そう云えば…ルルーシュの誕生日っていつだっけ?
と…。
これまで、ルルーシュはスザクの誕生日には必ずプレゼントを用意していた。
勿論、10歳にも満たない女の子が用意するものだから、それなりのものと云えばそれなりのものだったが…
それでも、そんなルルーシュの気持ちが嬉しかったし、スザクの誕生日の日にルルーシュやナナリーも一緒に食事をするのは楽しかった。
ナナリーの誕生日の時も、ルルーシュの母親が帰ってこなくても、ルルーシュが準備して、ナナリーのお祝いをしていた。
しかし…ルルーシュの誕生日をいつであったか…思い出す事も出来ないくらい、ルルーシュの誕生日に関しては何もしていなかった。
そこで、スザクは自分の母親に聞いてみたのだ。
『母さん、ルルーシュの誕生日っていつだか知ってる?』
スザクのそんな言葉にスザクの母親は驚いたようだが…。
それでも、息子がそんな風に幼馴染の女の子の誕生日を機にかけられるようになった事に喜びを覚えたのだ。
『ルルーシュちゃんの誕生日は…確か…12月5日…じゃなかったかしら…。12月って『師走』って言われるだけあって、忙しい時期だし、クリスマスと一緒にされちゃう子も多いみたいねぇ…』
そんな母親の言葉にスザクはなんとなく、時期の違いだけでそんな風に自分の誕生日さえも云わって貰えない不条理さを子供ながらに覚えたのだ。
ルルーシュはスザクにとって、大切な幼馴染で…自慢の幼馴染だった。
『なぁ…母さん…ルルーシュの誕生日…うちで祝ってやれないの?どうせ…ルルーシュのお母さん、今年も帰ってこれないんだろう?』
スザクがそう云うと、スザクの母親が、ニコッと笑って、頷いた。
『そうね…ルルーシュちゃん、スザクの誕生日はいつもちゃんとお祝いしてくれるものね…』
母親のそんな言葉にスザクは心を弾ませた。
スザクはルルーシュに対して、いつも、『何かをやって貰っている…』と云う意識が強かったから…
ルルーシュに、いつも、『ありがとう』と言っていても、ルルーシュに云って貰えた事など…本当に全部を思い出せる程しかない。
例えば…ナナリーが倒れた時に、ナナリーをおぶって帰った時とか…
だから…ルルーシュ自身に何かをして、『ありがとう』と言って欲しいと…何だかよく解らないが、そんな風に考えたのだ。
そして、母親がそんなスザクの提案に快く頷いてくれた事にほっとした。

 それからは…ルルーシュに驚いて貰う為に、全て内緒にしていた。
だから…ナナリーにも何も言わずに事を進めていた。
まぁ、事を進めていたと言っても、スザクは自分が母親に頼んだ事をルルーシュに云わなかっただけ…なのだが…。
それでも、スザクには珍しく、普段買っていたマンガを我慢して、お小遣いからルルーシュへのプレゼントを買ったのだ。
ルルーシュは、よく本を読んでいた。
スザクのマンガと違って、字ばっかりの本を…。
スザクにはそんなルルーシュが凄く大人に見えたもので…一度聞いた事があった。
『ルルーシュはなんでそんなに字ばっかりの本を読んでいるんだ?』
そう尋ねたスザクにルルーシュはびっくりしたようにスザクを見るが、すぐにスザクの質問に答える。
『マンガは…すぐに読み終えてしまうだろう?でも…活字なら1冊を読むのに時間がかかるから、時間をつぶすにはマンガよりも活字の方がいい…』
その答えにスザクは…
『なぁ…ルルーシュ…』
またまた、スザクがルルーシュに何かを聞きたそうにしている。
ルルーシュは再びスザクの方を見ると…
『何だ?』
『カツジ…って…なんだ?』
スザクのこんな基本中の基本の質問に…ルルーシュは珍しくその場でずっこける。
確かにスザクは考える前に身体が動かすタイプではあったが…。
『活字ってのは…こうして、印刷された字の事だ…。まぁ、お前が云っていた字ばっかりの本の事だ…』
ルルーシュが答えると、スザクは感心したようにルルーシュを見つめた。
『やっぱり…ルルーシュってすっごいなぁ…』
本気で云っていた。
そんなとき…スザクが思いついたプレゼントは…
「何か…本を買えばいいのかなぁ…」
などと考えたのだが…
一言に本と言っても…色々あり過ぎて、何だかよく解らない。
ルルーシュがいつも読んでいたのは…片手で持てるような…いわゆる、『文庫本』と呼ばれる類の本らしい…
そこで…書店の『文庫本』のコーナーに行ってみると…
その場で挫折しそうな程の数の文庫本がすらりと並んでいた。
背表紙を見ていても読めない漢字もたくさんあるし、読めても、何だかよく解らないタイトルもいっぱいで…。
中には、英語のタイトルがついてるものさえある。
そのまま…スザクは書店を後にした…。
そこで、スザクは、本当はルルーシュにばれる事を恐れて、ナナリーにも黙っていようと思ったが、背に腹は代えられないと思って、ナナリーに相談する事にした。
そのお陰で、ルルーシュが好みそうな本を買う事が出来た。
あの姉妹、とても仲が良く、ナナリー自身もルルーシュの事をよく知っているようで…スザクは心底助かったと思った。
ただ…スザクの貯めていたお小遣いでは足りなくて…そこもナナリーに協力して貰う事となったのだが…。

 そして…ルルーシュの誕生日当日…。
案の定というべきか、何と云うべきか…
ルルーシュはすっかり自分の誕生日を忘れていたのか、それとも、興味もないのか…
スザクがルルーシュとナナリーを迎えに行った時には、普通に夕食の準備をしようとしていた。
今、スザクとナナリーでルルーシュの手を引っ張って、同じマンションのスザクの家の部屋へと向かっている。
玄関のインターフォンを押して…母親に玄関を開けて貰う。
そして…ルルーシュは…スザクの家のリビングを見て…呆然とした。
「あ…あの…これは…」
ルルーシュが戸惑っていると、中にいたスザクの両親と、今、ルルーシュと一緒に入ってきたスザクとナナリーがパンッとクラッカーを鳴らした。
「「「「Happy Birthday!Lelouch!」」」」
ルルーシュがその光景を呆然と見ている…。
自分の誕生日を忘れていた事もさることながら…自分の知らない間に、このような準備をされていた事への驚きと、嬉しさ…
「ごめんな…今まで…ルルーシュは俺の誕生日を忘れた事なかったのに…気づいてやれなくて…」
スザクがそうルルーシュに謝る。
「な…ん…で…」
これまで、ルルーシュは自分の誕生日に無頓着だった。
と云うよりも、こんな時期に何かをして貰う事に気が引けていた。
だから…何も言わなかったし、ずっと忘れる事にしていた…。
でも…こうして、誰かが、自分の誕生日を覚えていてくれる事が…嬉しい…
こうして、自分の誕生日を祝ってくれる事が…嬉しい…
そんな風に思うと…なんだか不思議な気分だった。
嬉しくて…幸せを感じた。
「お姉さま…いつも、して貰ってばかりで…でも…今年からは…私もお姉さまのお誕生日…お祝いさせてください…」
ナナリーがほほ笑みながら、プレゼントの包みを渡した。
「スザクさんと一緒に買ったんです。お姉さま…本がお好きだから…」
ナナリーの手から受け取って、スザクの方を見ると…スザクが照れくさそうに顔をそむけた。
ルルーシュは…そんな二人に…一言…
「ありがとう…」
その一言を口にした時…涙がこぼれてきた…

 あれから…3年が経った、ルルーシュの誕生日…。
去年までは、スザクの家でお祝いをしていたのだが…今年は…そうもいかない…。
ナナリーは、流行り始めたインフルエンザにかかり、入院を余儀なくされて、今は、病院にいる。
法定伝染病である為、面会もままならないのだ。
今年は…一人で誕生日を迎えた…。
「以前に戻っただけ…」
ルルーシュは一人呟いた。
3年前に貰った、スザクとナナリーからのプレゼント…
今でも大事に持ち続けている。
嬉しかった…
『Happy Birthday』と言う言葉…
窓の外を見ると…やや季節的に早い雪が舞っている。
『Happy Birthday!Lelouch!』
 ルルーシュは窓の外を見ながら…一人、呟いた…

END

 

あとがきに代えて


12月生まれの、ある程度の年齢までの悲哀ですねぇ…。
私、12月生まれなんで…結構あったんですよね…。
普通に一人で誕生日迎えている事も多いですしね…。
この年になると、お祝いじゃなくなりますけど…(爆)
まぁ、誕生日って云っても、お祝いされるばかりじゃないんですよねぇ…。
昨日の引き続き…暗い話になっちゃったんで…。
明日は、ちょっと趣向を変えて書いてみます。





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2008年12月01日

ルル誕Week 01

生まれてきた意味



 かつて…ブリタニアの王宮で暮らしていた頃…
まだ、スザクとも知り合う前の話…
母が庶民の出であると云う事から、決して安定した立場であったとは云えないが、それでも、異母兄弟の中にはそんな事を気にしないでルルーシュやナナリーと接してくれる者たちもいて…
多分…それなりに幸せだったと思う…。
そう…母が殺されるまでは…
あの頃は…母がいて、妹のナナリーも目が見えていて、歩く事も出来て…仲のいい異母兄姉妹たちもいて…
父親の事は、あの頃から、好きだったとは言えないが…母の死んだ後ほど、憎悪を抱く事もなく、ブリタニアに対して、これほどの嫌悪感を持つ事もなかった。
ただ…子供ながら、母や自分たち兄妹がどんな立場なのかは…何となく解っていた。
だから…仲のいいのは異母兄姉妹だけで…その母と顔を合わせても、形だけの挨拶しかしていなかった事を覚えている。
それでも…その異母兄姉妹たち、母、そして、妹のナナリーと一緒にいる事は嬉しかったし、幸せだった。
いずれ…自分はいつも、一緒にチェスをしていた第二皇子であるシュナイゼルの下に身を置くのだと…何となしに思っていた。
しかし…母が何者かに暗殺され、ルルーシュとナナリーの立場は一転した。
それまで、それほど交流のなかった異母兄弟姉妹たちは以前にも増して、ルルーシュとナナリーを腫物に扱うような態度をあからさまにした。
そして、それまで、仲良くしてきた異母兄姉妹たちも…流石に母君や彼らを後見する貴族たちに何かを言われたのだろう…。
ルルーシュ達の暮らすアリエスの離宮に近寄らなくなった。
ルルーシュは…その時に絶望したのだろう…。
恐らくは…ルルーシュの中で薄々気が付いてはいたが…それでも、いざ、その事実が現実として目の前に突きつけられると、まだ、10歳にも満たないルルーシュに取っては辛くない訳はなかった。
母が生きていた頃は…確かに不安定ながらも、幸せな生活だったと思う。
これで、ブリタニアの皇族などと云う肩書がなければ尚、良かったとも…。
それが…それまで不安定だったルルーシュとナナリーの足もとが、母の死によってあっさりと崩れ去った瞬間でもあった。
そして…ルルーシュは…ブリタニア皇帝である父に謁見を申し込んだ。
あの時の父の言葉は忘れられない。
その時、ルルーシュの中の父への憎悪とブリタニアへの嫌悪がはっきりと自覚する事となった。
そして…ルルーシュは日本へと送られた…。
いつ、戦争になってもおかしくない…緊張状態の日本へ…

 日本へ来てから…ルルーシュは誰にも頼る事をしなかった。
否、子供なのだから、ルルーシュの知らないところで誰かに守られてはいたと思うが…それでも、ルルーシュは自分とナナリーの立場をよく理解していた。
だから…自分の身は…自分で守らなくてはならなかった。
『お前は…生きた事などない…』
父の言葉…今でも突き刺さっている。
そして、その時、ルルーシュは何も言えなかった。
ルルーシュは…父の云う通り…生きた事がなかった…。
だから…
ルルーシュは日本へ送られても、自分の事はすべて自分で抱えて、誰にも頼ろうとしなかった。
自分の力で…生き抜くために…。
あの時に大嫌いになった自分の父親だが…そのおかげでルルーシュは自分で生きようと云う意欲を抱いた事は否めない。
その時には当然、気がつかなかったし、アッシュフォードで保護されていた時も、『ゼロ』をやっていた時も…そんな事を認めるだけの余裕がルルーシュにはなかった。
ただ…『ゼロレクイエム』の後、『コード』を継承して…ジェレミアのオレンジ畑に身を寄せて…これまでにない程、自分の事を考える時間が出来た。
そんな時間が出来た時…ルルーシュは…確かに、あの父親の事は今でも大嫌いだし、あの父親を認める事は出来ない。
でも…それでも、ルルーシュに生きる気力を与えた人間であった事は確かである事に気がついた。
認めたくないが…ルルーシュに自分の力で何とかしようと云う思いを抱かせたのは…紛れもなく…父である、シャルル=ジ=ブリタニアだった…。
『コード』の継承も…一体何の恨みだったのか…と、今でも思うが…あの、年端もいかなかったルルーシュに一喝した時の父の言葉だけは…ルルーシュは感謝していた。
きっと、あのままブリタニアの王宮にいたら…それこそ、シュナイゼルの傘の下で守られる人生か、もしくは、他の異母兄姉妹たちの権力争いの中で、抹殺されていたかも知れない。
『大事なものは遠ざけておくものだ…』
C.C.の言葉…。
C.C.はあの時のシャルルやマリアンヌの想いを知っていたのかも知れない…。
恐らく…C.C.はルルーシュ達が日本へ送られた本当の意味を知っていたのだから…。
しかし、結局、あのCの世界で自分はC.C.を誘き出す為のエサでしかなかったと実感した。
両親の身勝手な思いの為に…世界は…戦争の渦へと巻き込まれていき、ルルーシュとナナリーはアッシュフォード家の匿われて隠れて生きていく事を余儀なくされた。
いつ…政治の道具として…売り払われるか…解らない状況の中で…。

全てを知った今でも、ルルーシュは思う…。
あの、Cの世界で…自分の存在していた意味を知って…。
結局自分は…ノイズでしかなかった。
C.C.を誘き出す為の…エサでしかなかった…。
その事実を知った時には…『黒の騎士団』もルルーシュの敵となり、ナナリーもシュナイゼルに保護されていた事も知らなかったから、ナナリーもこの世にいないと思っていた。
そして…初めてルルーシュが信じた他人…友達の…スザクも敵でしかなかった…。
その時…ルルーシュはいつ死んでもいいと思っていた。
ただ…自分のしてきた事への懺悔はしなくてはならない…そんな思いはあった。
自分の所為で死んでいった者たち…
クロヴィス、ユーフェミア、シャーリー、ロロ…
その他にも『黒の騎士団』の戦いの中で戦死した者、巻き込まれて命を緒とした者、それこそ数えきれないほどいた。
それに…不本意とは言え…ユーフェミアの『虐殺皇女』と云う呼び名も…ルルーシュにとっては…
だから…『ゼロレクイエム』を考えた。
目の前にいる、父を葬り去ったら…自分もやるべき事を全てやって、そして…地獄の炎の中へと身を投じようと…そんな事を考えていた…。
目の前にいるスザクもルルーシュに対しては憎しみしかないのだ。
でも、最期くらいは…スザクに対して友達らしい事をしたかった…。
それで、スザクが自分を許してくれるとも思わないし、スザクが枢木神社でルルーシュを裏切った事も許すつもりはなかった。
でも…それでも、ルルーシュにとっては…初めての…ただ一人の友と呼べる存在だったから…。
せめて…自己満足はさせて欲しい…そんな思いだった。
ただ…シャルルがルルーシュの首を掴んだ時…シャルルはルルーシュのそんな思いを悟ったのか…
掴まれた首の部分から…何かの力が働いている事を感じていた。
そして…それは…ルルーシュにとってその時に考えていた、これからの計画図を覆す結果となる。
シャルルが完全に消えた時…ルルーシュの右の掌に…何かを感じた。
見てみると…そこには…C.C.の額に光っていた…あの刻印が…うっすら浮かび上がっていた。
まだ…ルルーシュのギアスは使える状態である事は解る。
しかし…この刻印の意味は…
そんな事を考えながら…ルルーシュは困惑しているところでC.C.がこれからどうするつもりなのかと聞いてきた。
そして、スザクが放った言葉は…
『ルルーシュはユフィの仇だ…』
だった…。

 これほどまでに皆から恨まれ、憎まれ、排除されようとしていると云うのに…父であるシャルルは…ルルーシュに『コード』を残した…。
あれから…数年…相変わらず、スザクは『ゼロ』として、世界を飛び回っている状況だ。
『超合衆国』で日本と中華連邦に権限が偏り過ぎていた事、そして、『黒の騎士団』に対する不信感で、『超合衆国』そのものが混乱状態になっていた。
元々、思想も文化も異なる国々が『ブリタニアからの独立』を掲げて『ゼロ』の下に集まってきたのだ。
それが…ダモクレスと共にフレイヤが乱発されていた戦場で『黒の騎士団』がフレイヤの道を開ける為に戦っていたという事実が漏れた時…『超合衆国』は同盟としての効力も、『超合衆国憲章』に対する順守義務も吹っ飛んだのだ。
『黒の騎士団』は『超合衆国決議』で過半数の賛成がない限り出動は出来ない。
しかし、当時の『超合衆国』は日本と中華連邦だけが情報を握って、他の国の代表たちは何も知らないまま、決議させられていたと反発したのだ。
『超合衆国』が一つの集合体としてなさなくなった時、『黒の騎士団』にとっては致命的だった。
もっとも、ルルーシュが望んだのは『黒の騎士団』など必要ない世界ではあったのだが…。
あの状態ではルルーシュの望んだ形での『黒の騎士団』の消滅ではない。
結局…『ゼロレクイエム』も…話し合いのテーブルについたとは云え、一人の悪の象徴がいて、みんなでそれを排除しようと云う時は団結も出来たが、その、一つにまとまる為の支柱が消えた時点で争いは起きる。
人間とは愚かな生き物だとルルーシュは思うが…。
ただ…ルルーシュの『ゼロレクイエム』が招いて悲劇…とでも言うべきか…。
だから…ルルーシュは今でも、『ゼロ』で居続けている。
表に出て行くのはスザクの『ゼロ』で…それを支える為の『ゼロ』をルルーシュが担っている。
結局…ルルーシュ一人が消えたところで…世界から争いは消えたりはしなかった。
最初のうちは、ルルーシュの目論見通り…全ての憎しみと責任はルルーシュに押し付けられた。
それでいいと安心できたのは…最初の2年程度だった…。
戦後の復興が殆ど完了した時には…世界は…再び…争い始めていた…。
より強い者を…より先へ…より上へ…
ルルーシュがあのまま悪逆皇帝をしていた頃の方がまだ、世界の争いは少ない。

 いろいろ考えてみる者の…出てくるのはため息だけだ。
「俺は…結局何のために生まれてきたんだろうな…」
そんな独り言を呟いた。
「そんなの…幸せになる為に決まってる…」
気配を殺して背後に立っていたアーニャがぼそっと呟いた。
「!」
ルルーシュは驚いて、アーニャの方を向いた。
随分前から立っていたようで、アーニャは怒ったような…それでも悲しそうな目をしていた。
「ルルーシュ…幸せになっちゃいけない人なんて…多分…いない…」
アーニャの短い言葉がルルーシュの耳に響いた。
ルルーシュは真剣な目でルルーシュを見つめているアーニャから顔を逸らした。
「俺は…」
ルルーシュがそう云いかけると、アーニャは更にたたみかける様に言葉を続ける。
「私、ジェレミアのお陰で…記憶、戻った。その時…ルルーシュの…お母さんの…思い、知った…」
「母さんの?」
ルルーシュが聞き返すとアーニャが黙って頷いてから言葉を続けた。
「ルルーシュのお母さん、ウソのない世界…欲しかった…。だから、ルルーシュのお母さんも、ウソをついていない…。ルルーシュのお母さん…ルルーシュとも、ナナリー様とも一緒にいたかった…」
アーニャはマリアンヌのギアスによって、マリアンヌが亡くなってから8年間、ずっとアーニャの中にいた。
「しかし…母さんは…」
「ルルーシュ…難しく考えすぎ…。ルルーシュもスザクも…もっと、力抜かないと…これから先…辛い…」
アーニャはルルーシュとスザクが『コード』を継承した事を知る数少ない人間の一人だ。
アーニャ自身、ルルーシュ達の背負っている『永遠』と云うものの重さはよく解らないが…。
「ルルーシュ…今日は…ルルーシュの生まれた日…。私、ルルーシュに会えて、嬉しい…。ルルーシュは私に、ルルーシュに会えて嬉しいという…気持ちをくれた。だから…ルルーシュは…ノイズじゃない…」
まるでルルーシュの思考を読んだかのような言葉にドキッとした。
ずっと、云って欲しかった言葉だったのかも知れない…。
誰かに…云って欲しかった…。
『お前には…生まれてきた意味はある…』
と…
アーニャの言葉にルルーシュの気持ちが温かくなった気がした。
自分のやってきた事で、最愛の妹、ナナリーにも辛い思いをさせた。
そして、既に、彼女に会う事も許されない。
それでも自分はこの世に存在し続けている。
自分の愛する者にとってさえ、ノイズであると…思っていたから…ルルーシュにとって、アーニャの言葉は…
「ありがとう…アーニャ…」
「私…何もしてない…。ルルーシュ…これ…誕生日プレゼント…」
そう云って、ルルーシュに小さな包みを渡してアーニャがその場から去って行った。
そんなアーニャの後ろ姿を見ながら…ルルーシュはふっと微笑んだ。

END

 

あとがきに代えて



最初…スザルルの予定だったのに…
アニャルルになった…。
ってか…ルルーシュっては…妙に乙女になっているし…。
今週はルル誕Weekって事で…ちょっと関連した話を書いていこうと思います。
って…まだ何にもネタ考えていないんですけどね…(; ̄― ̄A アセアセ・・・


☆拍手のお返事


安里さま:サイトのリンク…ありがとうございました!
あと…ちなみに、リンクページ…私、間違っていました。
えっとですね…拍手のコメントは携帯に転送されるようになっていて…書きこまれたらすぐに解るんです。
だから、連絡来たと同時に直したんです!
安里さまは悪くないです!
こんな大バカ者ですが…これからもよろしくです!



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posted by 和泉綾 at 21:26| Comment(2) | TrackBack(0) | ルル誕Week