2010年06月10日

Novel Rebellion開設2周年記念リクエスト企画 17

Stiff neck 02



※設定:毎日パソコンに向かっているルルーシュを見ていて、スザクはふとある疑問を抱きます。
『ルルーシュって肩凝ってないのかな?』
と。
そこから始まる『萌え♪』展開は…?
一応、スザルルは両想いですが、まだまだ清い仲です。

このお話しは紫翠さまからのリクエストです。有難う御座いました。(頂いたリクエストの数の関係で順番が前後してしまった事をお詫びします)

 さて、ルルーシュと(ナナリーと)夕食を食べる約束にこぎつけたスザクではあったけれど。
ルルーシュに『今日はスザクも一緒に夕食を食べるんだ…』と云われて、ナナリーは兄に見せる顔は本当に幸せそうに、しかし、心の中ではどうやって、あの野獣から愛する兄を守るか…と云う事を真剣に悩んでいたのだ。
勿論、ルルーシュの前で見せる二人の姿は、それはそれは、仲の良い幼馴染同士なのだけれど。
事情を知る者が見れば恐ろしいオーラの応酬をしているようにしか見えない。
ただ、咲世子の場合、結構慣れっこと云うか、最初からそんなものに対して恐怖を感じると云う感覚がないので、にこにこと笑っている。
流石、ルルーシュにまで『咲世子は天然だから…』と云われてしまうキャラである。
しかし、今のツッコミどころはそこではない。
まず、一緒に夕食を食べるはいいにしても、その先が問題だ。
一応、スザクとしては、『学校の授業で解らないところがあるんだ…』と云えば、ルルーシュはそれこそ、『仕方ないな…』と云う顔をして決してスザクに『勉強を教えて欲しいんだけど…』と云われてしまうと断る事はない。
教え方もぶっちゃけ、あの、名門アッシュフォード学園の教師よりも遥かにうまい。
スザクの事をよく知っていてくれるルルーシュだから…なのかもしれない。
そう思うと、やっぱり、うっかり、優越感を抱いてしまう。
その事によって、ナナリーの嫉妬の炎は更に燃え上がり、スザクへの包囲網を着々と縮めて行っているのだけれど。
それでも、その辺りは流石スザクと云うべきか、ナナリーのそんな包囲網も『ふっ…まだまだ甘いね…』とかわされているような気がする。
そして、その度にナナリーの中で相当な戦闘オーラがメラメラと燃えあがるのだけれど。
それでも、そんな姿をルルーシュに見せる事が出来ず、ここまで来ると、カレンの二面性をもしのぐ…とでも云えそうな状態だ。
正直、ルルーシュが女と云う生き物のこの、強かさを知った時、スザクへ向ける感情も多少変わってきそうだ。
と云うか、ナナリーに関してはその真実を受け入れられずに、現実逃避しそうな感じもするけれど。
ナナリーもその事に気がつけば、きっと、それをフル活用して頑張るに違いない。
しかし、今のところ、目の前の天敵に精いっぱいで、そして、咲世子がこんな時ばかりは妙なボケをかまして、その真実に気付いていないのか、咲世子自身、潤いのない生活の中で、ストレスが溜まっているのか、『まぁ、面白そうですね…』といつものすっ呆けたセリフを吐きながら笑っているに違いない。
と云うよりも、こんな状況の中、何も気づかないルルーシュの未来に幸あれ…と祈ってしまうのは第三者だからだろう。
自ら当事者になった者、巻き込まれた者を含めて、そんな祈りをささげていられる程の余裕はない筈だ。
そう、自ら当事者となった者達はいかにして敵を討つかを考え、巻き込まれた者(ルルーシュ以外)はどうやってわが身を守るかを考えるのだから。
どの道、今夜の夕食はともかく、スザクがルルーシュに勉強を教えて貰う時も一筋縄でいかないのは既に決定づけられている。

 夕食も終わり、スザクにとっては昼間考えた作戦を施すその時間となり、ナナリーにとっては気が気ではない時間となる。
そして、咲世子はこの部屋の中で何が行われるのか、知りたいとの好奇心(あくまで邪心ではなく素直な好奇心…と云う事にしておく)から、どうやって中を探るか画策する。
スザクは、『どうか、ユフィが連絡なんて入れて来ませんように…。ロイドさんにはセシルさん特製のおにぎりを食べさせておいたから多分大丈夫!』と云う事になっているのだけれど。
そんな様々な思惑の中、一人だけ、真摯にスザクに勉強を教えようと云うルルーシュの生真面目さは時折、涙を誘う。
基本的には笑いを誘うのであるが。
しかし、周囲はいたって真剣で…色んな意味で、色んなものを懸けている様に見える。
その気配に気づかないから、ルルーシュの場合、『ゼロ』をやっていても、イマイチうまく行っていない部分があるのではないかと思われるほどだ。
ただのコマと称して、頼りない上に完全日和見な連中を組織の幹部にしている辺りで、既に人を見る目がないし、その辺りの事を察知できない人間にテロリスト集団のリーダーなど出来る訳がない。
恐らく、ルルーシュの場合、カリスマはあるし、悪知恵はあるのだけれど、そう云った抜けている部分があるから微妙に『ナンバー2』と『ナンバー1』の間くらいにいるのがいいのかもしれない。
まぁ、そんな事は余計なことだけれど。
ルルーシュの気付かないところで、ルルーシュと一緒に夕食を食べたスザクとナナリー、そして、そんな花火大会を気付きながら、彼女の天然さ故に結構スルーしてしまっている咲世子の中で様々な野望と画策が飛び交っているのだ。
そう、これは既に戦い…。
自分達の野望を果たす為に戦争となっているのだ。
単純に規模が違うだけだ。
さて、本題に入る前に、少々、ナナリーの施そうとしている策を覗いて見てみたいと思うのだけれど。
この、ルルーシュの最愛の妹…流石ルルーシュの妹と云う事もあって、中々賢いのだ。
きっと、ヴィレッタ先生に云わせると『悪知恵』のカテゴリーに入りそうなのだけれど。
それでも、『悪知恵』も賢さがなければ考えつかない。
スザクの場合、全ての栄養が筋肉を養う為に使われてしまった様で、頭には微妙に足りなくて、ナナリーの画策には基本的に物理的に強行突破する事が多いのだけれど。
と云うか、そんな妹に対して、世界を壊すなどという発想をしているルルーシュさの哀れさを更に誘う。
この事実がルルーシュにばれない事を、切に祈りたいところだ。
しかし、彼らは何も、ルルーシュを苦しめる為にそんな事をしているわけではない!
ルルーシュの愛を独り占めしようと思う、その、煩悩…じゃなくて、野望を抱いてしまったが故の行動なのだ。
まぁ、正統化していいとは云わないが、それでも、気持ちは解る。
とっても良く解る。
そこの中心人物に勝手に据えられているルルーシュには…気付かずにいた方がきっと、幸せだろうと…考えてしまうのだけれど。

 基本的に、ルルーシュの一言で、スザクとナナリーの争いは収まる。
と云うのも、ルルーシュにその、険悪オーラを気付かせない為にはルルーシュの鈍感さだけでなく、彼らも結構努力をしているらしい。
そんな網の目をくぐりながら、スザクはルルーシュの部屋で二人きりで勉強すると云うその、特権を得る事が出来て、現在、ルルーシュの部屋で二人で勉強をしている。
尤も、スザク自身、日本とブリタニアの戦争の後からアッシュフォード学園に編入するまで勉強らしい勉強などしていない。
イレヴンという立場でまともに学校へ行ける訳がない。
両親がいないスザクならなおさらだ。
だから、こう云う時にはその事実を大いに利用している。
大体、戦争が終わって、日本が負けた時、スザクはたったの10歳…小学生だ。
そこから、まともに学校へ行っていなくて、いきなり高校生述べ卿を城と云う方も無茶な話なのだけれど。
学校とは、基本的に勉学にいそしむところだ。
そもそも、軍優先であると云う時点で一般のアッシュフォード学園に編入させること自体に無理があるんじゃないのか?と云う、ツッコミを入れたら負けなのだろうか?
話しの設定上、必要だったとはいえ、小学校4年生から突然高校2年生の教科書を読んだ時、スザクはさぞかし驚いたに違いない。
―――英語…読めない…。何?この変な公式は…?ってか、何この地図記号?それに、漢字読めないのいっぱい…
と…。
アッシュフォード学園は私学で皇女であるユーフェミアも知っていて、ユーフェミアの計らいでスザクが編入したところを見ると、それなりにいい成績でないと入れない学校ではないのか?と思うのだが…。
ユーフェミアは皇室だ。
そのユーフェミアが推薦する学園ともなれば、それなりのレベルが高さがあると考えるのが自然だろう。
そんなところに放り込まれて、スザクはさぞかし困ったことだろう。
おまけに軍が優先なのだから、すぐに勉強なんて解らなくなるのだ。
そもそも、小学生の時に優秀な成績を収めていた人間だって、突然高校の教科書を渡されれば青ざめるに違いない。
しかし、スザクはそんな事実をうまく利用したのだ。
ルルーシュは子供の頃から頭が良くて…高校になっても頭がいいらしく、普段ちゃんとまじめにやらないからシャーリーが顔をしかめる様な成績なのだけれど。
でも、実際に変に優秀な成績が露呈すると目立つ事になるので、ルルーシュとしては困るに違いない。
そんな事はともかく、スザクの幼馴染で親友はとっても頭がいいので、こうして、二人で勉強を教えて貰えると云う特権を得られるのだ。
―――この為なら僕、落ちこぼれ認定でも、おバカ認定でもどんとこいだよ!
まぁ、元の出来はそれほど悪かないだろう。
ルルーシュを比べるから比べ物にならないわけで、スザク自身、首相の息子と云う事で、別に、筋肉ばかり増やしていたわけではないだろう。
父親が首相になる程の父親なのだ。
その息子がそこまで頭の出来が悪いとは思えない。

 勉強そのものはぶっちゃけ、非常に苦痛を伴うものなのだけれど。
それでも、隣で一生懸命教えてくれるルルーシュがいる事で幸せと不幸せを両方味わっている状態だ。
1冊のノートに二人が覗き込んでいるのだ。
どうしたって顔が近付いて来る。
時々、ルルーシュが喋る時の息がかかってきたりして…
自分の最愛の相手がそんな密着状態でここまで耐えている自分をスザクは心の底から褒めてやりたいと思う。
ただ、その努力、理解出来るのは自分だけだし、公表したところで誰も褒めちゃくれないが。
「ねぇ…ルルーシュ、この公式にはどうやって数字を当てはめればいいの?」
スザクがペンでその公式を指示しながらルルーシュに尋ねる。
こう云う時、解らないところがあると嬉しくなる。
確実に『煩悩』的な意味がこもっているが。
ルルーシュ相手にこのような状態で『煩悩』的な意味のこもらない幸せがあるだろうか?
元々そう云う気持ちはなくとも、確実に、一緒にいて、同じ空間の空気を吸って、顔を近づけて来て貰える…。
そこに何も感じないと云うのは、基本的にあり得ないだろう。
そんな事はともかく、スザクも流石に何度も同じ問題を訊く訳にはいかないので、一生懸命頭を働かせつつ、ルルーシュがいなければ絶対にやらないと思われる事を一生懸命やっているのだ。
「そこはだな…」
ルルーシュが懇切丁寧に参考書を指示しながら顔を近づけた状態で教えてくれるのだ。
先ほどの幸せと不幸せを両方味わっている状態と云うのはこう云う事なのだ。
そう云えば、かつて某国営放送の子供向けアニメのオープニングにこんな歌詞があった。
『幸せと不幸せ…かき混ぜる…』
この歌詞の様に、かき混ぜてくれればここまで悶々としなくても済んだかもしれない。
ただ、こんなアニメみたいに甘くはないと云うのが現実だ。
スザクは心の中でなんだか、色んなものと戦っている状態だ。
それでも、ルルーシュの近くにいたいとか、もっと、近くに来て欲しいとか…
しかし、あんまりそれが続くと、そのままスザクはオオカミ男になってしまいそうだとか…。
青い春を謳歌している青少年には中々厳しい状態だ。
それを解っていてやっているスザクもスザクだけれど。
見ている方は楽しい。
どこまで頑張れるか…と云うそんな面白い事を考えてしまう。
第三者の立場であれば、きっと、どこまで耐えられるか賭けでもしていそうな雰囲気だ。
それでも、スザクがルルーシュと一緒にいたいと云うその想いの為にルルーシュに勉強を教えて貰いに来ているお陰で…
現在ではそれなりの成績になっている。
アッシュフォード学園の先生達もびっくりだ。
編入してきた時には小学校の教科書くらいしか頭に入っていなかったスザクが、一体どんな魔法を使ったのだ?と云えるほどに成績が上がって行ったのだから。
最初の内はアッシュフォード学園の教師達も本当に困ったのだ。
皇女殿下の計らいで入る事が許されたのだから、むげに追い出す訳にも行かない。
ところが…ルルーシュ≂ランペルージのお陰で、その悩みからは解放されつつある。

 漸く、今日の分の勉強は終わった様で…
スザクがほっとして思い切りのびをした。
やっぱり、スザクはこうして同じ体勢で動かない状態が辛いのだと思われる。
そして、ルルーシュの方を見ると…
肩に手を置いて、なんだか痛そうに肩を回している。
「あれ?ルルーシュ…肩…辛いの?」
昼間、ルルーシュの肩を触った時の事を思い出す。
ルルーシュはそんなスザクの心配そうな表情を見て、苦笑した。
「ルルーシュはいつもパソコンにばかり夢中になっているから…。時々身体を動かして血行をよくしないと…」
スザクがルルーシュを立ち上がらせてルルーシュのベッドの上にうつぶせに寝かせた。
「!何をするんだ!スザク!」
スザクの突然のこの行動にルルーシュは驚いて、すぐに起き上がろうとするのだけれど。
しかし、スザクはそんなルルーシュを強引に押さえ付けた。
「別に、変な事をする気はないよ…。そんな風に肩が凝っているってことは、全身が結構辛いんじゃないの?だから、マッサージしてあげようと…」
「べ…別にいい!別に、スザクが云っているほど辛くはないから…」
流石に、ベッドの上で無防備にうつぶせ状態にされるのは流石のルルーシュも慌ててしまう。
流石に背中から刺されるとは思わないけれど。
と云うか、ルルーシュの中で色々な不安が過る。
その中で一番大きな不安は…
―――俺が『ゼロ』だと云う事がばれたのか?それで、俺を尋問する為に?
こうやって慌ててしまうと、見当違いな不安を抱えるのはルルーシュの悪い癖である。
どうせやるなら、軍に連行して、正式な手順を踏むだろう。
スザクの場合…。
大体、そこまでやるならこんな夜に尋ねて来ると云うよりも、逃げられない様にする為に警察なり、憲兵なり、連れて来るだろう。
しかし、ルルーシュの中では焦りまくっているお陰でそんな事まで頭が回らない様である。
「そんな事云って…。肩こりって放っておくと頭とか痛くなるし、集中力とかもなくなっちゃうんだよ?任せて!僕、結構うまいんだから…。軍でまだ、KMFとか乗れなかった頃、イレヴンの先輩とかの方とか揉んでいたんだから!」
なんだか、妙にスザクが張り切りだしている。
正直、これって…そんなに張り切る事なのか?と云うのはルルーシュらしい感覚だろう。
「否…別にいい!それに、スザクだって疲れているだろ?」
どうやら、こうやって身体に触れられる事を極端に嫌がるルルーシュに…
スザクはすこし、しょんぼりモードの入った顔を見せる。
「ねぇ…ルルーシュは僕に触れられるの…嫌なの?僕、ルルーシュの恋人でしょ?」
こう云う時のスザクの演技力は…何とも言えない。
力ずくで押し倒すのは簡単。
でも、今回はマッサージの為と云う事なので、押し倒す訳にはいかない。
―――僕、我慢できるのかな…
などと云う物騒な不安を抱えつつ、ルルーシュを追い詰めているようなその感覚を楽しんでいた。
そして、どこかで、その様子を窺っている潤いの欲しい女性が覗いていた事は、気付いていたかどうかは定かではない。

To Be Continued


あとがきに代えて



うあぁぁぁ…
済みません。
間に合いませんでした。
今、イベントのペーパーの枚数を確認してなんとか準備完了に近付いております。
拍手のコメントも頂いていたのですが、次の小説更新までお返事をお待ち下さい。
ホント、バタバタしていて申し訳ありませんm(__)m



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posted by 和泉綾 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | Novel Rebellion開設2周年
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