2010年06月23日

Novel Rebellion開設2周年記念リクエスト企画 21

将来の僕と君へ 2



※設定:現在、幼馴染同士のルルーシュとスザクは高校3年生です。お互いを思う気持ちがあるのですが…。ただ打ち明ける事も出来ないまま、そして、進路の問題など、更に彼らを追い詰める現実が差し迫っているようです。

このお話しはまりもこさまからのリクエストです。リクエスト有難う御座居ました。

 ルルーシュみたいなのを『頭がいいくせにバカ』と云うのだろうと…スザクは思った。
あんなに、卑怯なほど頭がいいくせに何でここまで鈍感なのか…。
ルルーシュに人並み以上の『暗記力』を与えたカミサマがルルーシュに与えたハンディなのか?
しかし、当の本人はそれさえも気付いていないのだから、それでは全く意味がないだろう…。
と云うか、周囲の方が苦労している。
―――特に僕が一番苦労している気がするんだけどなぁ…
さっきのやり取りの後だけに、スザクは盛大にため息を吐いてしまう。
いつも一緒にいたのだから…気付き難い…と云う事はあるのかもしれないけれど。
それでも、ルルーシュは現実主義だ。
そして、高校卒業後の進路をルルーシュと一緒にいたいと云う理由で決めたともなれば、ルルーシュは怒るに違いない。
と云うのも、ルルーシュ自身、高校卒業後はもし、自分のやりたい事に大学進学が不必要であれば、大学進学が一番の近道でなければ大学進学をするつもりはなかったからだ。
どうやら、ルルーシュは大学進学を考えているところを見ると、ルルーシュの中で大学進学が必要だと考えたのだろう。
どう考えてもスザクの成績では行けない大学に…。
それに、入ったところで、ただ、ルルーシュと一緒にいたいと云うだけの進学であったなら、きっと、ルルーシュと一緒にいたって、何をする事も出来ない。
そして、何も報われない。
互いに、互いを必要としていたとしても、どちらかの依存が大き過ぎる…もしくは互いと一緒にいる事が目的となっていた場合には…。
―――確実に無理が来るよね…。それに、僕がルルーシュと同じ大学に行ける訳がないし…。行けたとしても確実に学部が違うし…。
スザクは既にほぼ推薦が決定している大学がある。
ルルーシュは推薦のない大学なので受験して入るつもりらしい。
ルルーシュは今の、この状況でももてる。
それこそ、老若男女問わず。
以前、男に告白されて青ざめているところを見た事がある。
―――あれ?でも、そうすると…僕も僕の気持ちを知られたら…ルルーシュ…に、あんな風に…青ざめられちゃうの…かな…。
またひとつ、スザクに不安が生まれた。
ルルーシュ自身、スザクの事をよく解っているようでいて解っていないし、自分の事は『何でも解っている!』と思っていながら一番よく解っていない。
それがルルーシュと云う人物なのだけれど。
ただ、こんな状況になってこんな事を悶々と考えていられるのは、幸せなのか、不幸なのか…少々議論の余地を残すところだが…。
しかし、スザクは現在、受験の心配が基本的にないのだ。
だから、他の受験生達が聞いたら、恐らく袋叩きにしたくなる様な事を真剣に悩んでいるわけだ。
そこまで考えた時、再び、大きなため息を吐いた。
ため息一つで幸せが一つ逃げて行く…と云う話しを聞いた事があるが…。
それが本当なら、この先、スザクに残されている幸せなどありはしない…などと考えてしまう。
と云うのも、ルルーシュがらみの話だと確実にため息が5回は出てくるのだから…。

 そんなため息混じりに廊下を歩いていると…ある教室で補習授業をやっている様子が窺えた。
どうやら、理数系大学希望者が受けているらしい。
ルルーシュはここにはいない。
基本的にルルーシュの場合、自由参加の補習には出て行かない。
と云うか、いくら学校の補習と云っても、定員があるのだ。
他の学年では自由参加の補習授業など、成績による推薦を狙っている生徒くらいしか受けないのだけど。
受験生ともなると、そんな余裕をかましている状況ではなくなるらしい。
塾に行くと金はかかるし、帰りの時間も遅くなる。
なら、学校でやってくれると云うのなら、学校で受けた方がいい。
昨今の不況で塾に行く金もけちらなければならない状況の中、学校側がそう云った措置をとるようになったのだ。
まぁ、教員としては仕事が増えて困ると云う教師もいたが、この高校は私学…。
『補習授業をやってくれたら、その月の給料にその分上乗せします!』
というお達しが出て、とりあえず、家庭も恋人もいない教師達が率先して補習授業を担当したのだった。
流石の女性教員で家庭を持つ教師に対して時間外労働を供用する事は出来なかったが、こうした形で条件を付けてやると割と簡単にスタッフは何とかなるものだ。
偏差値の高い低いで人間を評価するのはいかがなものであるが、今のところ、偏差値の高い大学への入学者が多い方が生徒が集まり易い。
ゆとり教育のお陰で普通に知っているべき事柄さえ知らない若者が増えているのは事実だし、『小学校に通っていたならこのくらいの漢字は読めないと生活に支障があるのでは?』と思われる様な若者が出て来ているのは確かだ。
テレビなどを見ていると『おバカキャラ』がもてはやされているが、あれは笑わせているのではなく、笑われている事を誰か、教えてやった方がいいのではないかと思われる。
スザクも、体力バカで、スポーツ推薦枠でこの高校に入学したけれど、定期試験の時に赤点を取れば成績に確実に響いて、留年の恐れだってあったのだ。
そこでフォローしてくれたのはルルーシュだったけれど。
現在、スザクが通りかかった教室の中で繰り広げられている補習の内容は…正直、聞いていてもスザクにはチンプンカンプンだ。
まぁ、スザクは理系の学部に行く訳じゃないのだから…とは思うけれど。
―――ルルーシュなら…解るんだろうな…。
などと考えていると、またも、進路の事が頭を過って行き、ズーンと重たい気持ちがのしかかってきた。
やっぱりスザクはルルーシュとは違う大学へ行かなくてはならないのだろうか…と…。
スザクが行こうと思っている大学には、ルルーシュのやりたい事が勉強出来る学部がなかった筈だ。
そうなると、またも目の前が真っ暗になって行く。
結局、高校卒業すると、みんなそれぞれの進路があって、離れ離れになって行く。
クラスの中でいつも仲良く話しをしている友達同士だって、結局は高校卒業と同時に別々の進路に進んで、離れ離れになるのだ。
―――みんなは…それって、平気なのかな…。恋人同士の人だっているのに…。その恋人同士が離れ離れになっちゃうのって…嫌じゃないのかな…。

 そんな事を悶々と考えていると更にドツボに嵌っている気がする。
なんだか、自分だけが置いてきぼりになっているような…そんな気分だ。
確かに、今、自分の目の前の教室で補習を受けている友人達の事を考えれば、楽な立場にあるのは確かだろう。
大学への進学と云うのは、ある意味、人生そのものを左右するのだから。
ただ、昨今の大学の中卒者を見ていると、単純に大学進学が人生を左右する…と云うのもなんだか変な話だと思った。
まぁ、そう云った人の中には学生の段階で起業して、そちらが起動に乗って大学を辞めると云う者もいれば、その大学が肌にあわず、やめて行くと云う事もある。
大学在学中に遊ぶ事を覚えてしまい、卒業はしていても、大学に何をしに行ったのか解らない社会人や就職難民が生まれているのも確かだ。
「結局…こんな、人生20年も生きていないひよっこが人生をこの時点で決めるのって難しいよね…。ルルーシュなんかは…本当に大学在学中にやりたい事が出来たらさっさとやめちゃいそうだし…」
そう思った時、スザクは急に怖くなった。
確かにスポーツは好きだし、大学の方で是非にと誘ってくれるほどの記録を残しているのは事実だ。
ただ、大学で芽が伸びて行くのかは解らない。
正直、スポーツ推薦で大学の大会などに出て行って、スポーツの記録でどこかの会社に就職できたとしても、スポーツの場合、記録が求められる。
記録が好調に伸びて行く年齢と云うのはスポーツによっても違ってくるが、限られてくるし、実際に収入が一番多いのは現役時代。
ただ、日本の場合、プロスポーツ選手になっても、高額所得を得られるのは一握りだ。
高額所得を得られない者達の生活は相当大変なものであると聞いている。
それに、高額所得を得られるようになっても故障して結果を出せなくなればそれまでだ。
だから、本当にそのスポーツが好きなものでなければとてもやってはいけないと思う。
「僕って、そこまで好きなのかな…」
思わず、ルルーシュと天秤にかけてしまう。
すると…自分でも顔を引き攣らせてしまう程、頭の中でルルーシュに天秤が傾いてしまう。
それでも、現実には生活をしなければならないし、スザクの大学進学もほぼ決まっている話だ。
こんなに色々考えてしまうのは、他の受験生と違ってそんな事を考えてしまえるだけの余裕があるからだろう。
スザク自身、その大学に通う理由を見失いかけて来ている様な気がした。
そう思った時、スザクは思わず廊下をかけ出した。
そして、一目散に学校の外へと飛び出して行った。
考える余裕がある。
他の友達にはないのに。
そんなときにこんな形で悩みを持つと本当に怖くなるものだ。
「僕…本当に…この先大丈夫なのかな…」
走り出して辿りついた近くの公園の鉄棒を握り締めながらそんな事を呟いた。
自分のやりたい事を見失う…。
今のこの状態でそんな事になると、怖くなるものである。
自分のやりたい事…とは何だろうか…?
そんな問いかけを自分にしたのは初めてだ。
怖いと思っていても…現実は…止まってはくれない。

 鉄棒を掴んで、自分の漠然としたこの不安と恐怖に、少し震えて来たのが解る。
ルルーシュはそんなのをおくびにも見せない。
と云うか、そんなものはないのかもしれないと思う。
実際にルルーシュはいつも先の事を見据えて考えている。
そして、その為に準備をしている。
―――なんで…僕は…ルルーシュ見たいに、ちゃんと何でもできる様に生まれて来なかったんだろう…
思わずそんな事を考えてしまう。
スザクの中ではルルーシュは何でも完璧で…。
そりゃ、少し鈍感なところはあるけれど、いつだって、余裕な顔をしていて…。
そして、誰からも認められていて。
頼られて。
スザクもルルーシュを認めていて、頼っていて。
―――ホント…カミサマって不公平だよね…。ルルーシュみたいに完璧な人間がいるかと思えば、僕みたいに何も持っていない人間もいる…。
ルルーシュのあの、完璧さが1割でも自分に備わっていたら…などと考えてしまう。
そうしたら、こんな事で悩まないのにと…。
そう思った時、スザクは自分が何もかも、全てのものから見放されているような気がしてきた。
悩まない人間などいやしないのだけれど、今のスザクにはそんな風に思えて来てしまって…見た事もないカミサマとやらを恨んでしまう。
確かに見た目的にはルルーシュは完璧だと思う。
少々運動能力に難あり…ではあるが…。
しかし、生きて行く上で頭脳と運動能力…どちらが必要かと云えば、人間であれば頭脳だろうとスザクの中では思う。
実際に、スポーツ推薦でなければほぼ、推薦入学が決まっている大学だってスザクの入れるレベルの大学ではないのだ。
大体、現在の日本では身体能力よりも頭脳の方が優遇される風潮だ。
自衛隊に入ろうと思ったところで、運動能力だけではとても勤まらないのだ。(これは本当です。現在、自衛隊の持つ戦闘機、戦車、戦艦全てコンピュータが詰め込まれているので、体力バカでは勤まりません。今も昔も防衛大学校は非常にハードルの高いところではありますが。因みに防衛大学校は防衛省管轄なので大学とは云いません)
ルルーシュの場合、大学を選ぶ段階で、自分が何をしたいのかを考えていた。
そして、その先の事も見据えていた。
だから…あんな風に、余裕な顔をしていられるのだろう。
と云うか、今さっき補習を受けていた生徒達もスザクも、目の前の事でいっぱいいっぱいなのに、ルルーシュは何故そんなに凄いのだろうかと考えてしまう。
「きっと…ルルーシュは、色んなカミサマに、すっごく愛されているんだ…。そして、僕はすっごく嫌われて、憎まれているんだ…。そうだ…そうに違いない…」
スザクが独り言でそんな事を呟いていた時…背後に気配を感じた。
流石にその辺りは運動能力が人外と云わしめるスザクだけの事はある。
その気配は振り返る事の出来ないスザクに遠慮なく声をかけて来た。
スザクが、誰よりも好きで、誰よりも傍にいて欲しいと願っているその存在…。
「誰が、『色んなカミサマ』とやらに愛されているって?」

 その声に更に振り返る事が出来なくなる。
と云うか、彼がどんな顔をしているのか…見るのが少々怖いのだ。
「スザク…お前、何をやっているんだ…。こんなところで…」
呆れた様な声が聞こえて来た。
多分、呆れているのだろう。
と云うか、確実に呆れている。
「あれ?ルルーシュ…どうしてこんなところに?先に帰ったんじゃ…」
スザクが恐る恐る振り返り、少し上ずった声で尋ねた。
そんなスザクを見て、ルルーシュが大きくため息を吐いた。
「お前が変だったから、ちょっと気になって…。途中まで帰ったけれど、ここまで戻って来たんだ。と云うか、こんなところで何一人でブツブツ喋っている?」
どこから見られていたのか…少し怖くなった。
それこそ、(存在そのものが)弱音のオンパレードだったから。
「あ…別に…」
どう考えても、強引な作り笑いを張り付けてスザクが答える。
そんなスザクを見てルルーシュが『やれやれ』と云う表情を見せる。
「俺は別にカミサマとやらに好かれてはいないぞ?」
「え?だって!ルルーシュ…僕なんかと違って頭いいし!将来の事を見据えて大学決めて、大学卒業の事まできっちり考えていて!」
スザクのその言葉にルルーシュはさっきより大きなため息を吐いた。
「お前な…それは人それぞれだろうが…。俺の場合はそうしておかないと…なんと云うか…その…だな…」
ルルーシュが何か云い淀んでいる。
と云うか、そんなに云いにくい事なのだろうかと思うけれど…。
スザクもルルーシュとは古い付き合いだ。
何となく何を云いたいのか解った気がした。
そして、何となく何を云いたいのか解った時、少しだけほっとした様な気がした。
「ルルーシュも…その…怖いの?不安とか…?」
スザクがおずおずと尋ねてみると…。
「べ…別に…俺は怖いとかではなくてだな…だから…その…」
こうも解り易いと、さっきまでうだうだ考え込んでいた自分がなんだかピエロみたいだと思えてしまう。
本当に…
―――道化になった気分だよ…。ルルーシュのこんな姿を見られるなんて…
少しだけ嬉しくなった。
これは多分、幼馴染特権…。
ルルーシュの事を昔から知っているから許されている。
その事はスザクの中で凄く嬉しくて、何となく、笑みがこぼれた。
「わ…笑うな!」
ルルーシュが顔を真っ赤にしてスザクに掴み掛ろうとするけれど…。
そんなルルーシュの両手首をあっさりスザクが掴んでしまった。
「は…放せ!この体力バカ!」
そんなに強く掴んでいるつもりはないのだけれど…。
と云うか、現在の状況にルルーシュは付いていけていないようだ。
―――やっぱり、ルルーシュ、君って、色んなカミサマに好かれているんだね…。
心の中でそんな風に思う。
こう云った時にこんな可愛い反応を見せるなんて…。
カミサマが与えた愛らしさ以外に考えられない。
「ありがと…ルルーシュ…。少し、元気出た…」
スザクがにこりと笑ってそう云うと、手首を掴まれて暴れていたルルーシュの動きがピタリ止まった。
「元気を出し過ぎる必要はないぞ…。お前は元気だと力が有り余って困るみたいだからな…」
そんな風に悪態づいているルルーシュさえも可愛いと思えてしまう。
―――僕も重症だな…
そんな風に思える、そんな一瞬だった。

To Be Continued


あとがきに代えて



相変わらず時間が遅くて申し訳ありません。
と云うか、『閉鎖宣言』を出した後、多少の反響があってよかった…( ・_;)( ;_;)( ;_;)(>0<)ワーン
ちゃんと気にかけて下さる方がいたんですねぇ…
まぁ、撤回するつもりはありませんが。
拍手の御返事はこの小説アップの後、改めてこの記事に追記します。


『心から『ありがとう』をあなたに… 〜望まぬ再会編〜』が快適本屋さん直通)で取り扱いが始まりました。
遅くなって申し訳ありませんが、こちらもよろしくお願いします。

☆拍手のお返事


水流さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
ご無沙汰しております。
お忙しい中、ご心配頂きまして有難う御座居ました。
今回は身体の事…と云うよりも精神的なものでして…ヾ(▽^;)ゞうへへ
少々ため込みすぎました…。
和泉としては、小説をかく事をやめるつもりはないですし、スザルラーをやめるつもりもありませんので。
ただ、一旦リフレッシュしたいな…という事なので…。

あと、夏インテ、もし、スペースが取れていたら宜しくお願いします。
交通機関の状況と駅からインテックスまでかかる時間によっては泊りがけにするか、日帰りにするか考えます。
泊りがけなら大阪を色々ご案内頂けるでしょうか?
また、色々お話ししてやって下さい。

まりもこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『閉鎖宣言』でご心配頂きまして、有難う御座居ました。
一応、奥の手は隠してありますので。
よろしければ、7月1日に入れ替え予定の拍手対談を読んで下さい。
その中のどこかにその奥の手のヒントを隠しておきますので。
多分、サイトの中にも超解りにくいところにリンクを張っておく予定ですので。
ご心配頂きまして、有難う御座居ます。

紫翆さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『閉鎖宣言』でご心配頂きまして、有難う御座居ます。
今回のことは、確かに『閉鎖条件』もありましたけれど、基本的には自分のキャパシティを超えてしまった精神状態ですね。
ぶっちゃけ、一時は書く事もやめようかと考えたくらいです。
まぁ、ヒトのリップサービスを鵜呑みにするからこういう羽目になるんだな…と…(苦笑)
原因はごちゃごちゃあるんですが…それでも、落ち込む事に飽きたらちゃんと浮上してこられますので。
でも、こんなくだらない事で悩める自分に気づいて、かつては生きるか、死ぬかしか頭になかった頃の事を考えると、ホント、幸せな自分になったな…とは思います。
相変わらず、『人は平等ではない!』という、シャルルパパのお言葉が突き刺さりますが…。
というか、なぜに、この物書きの世界ではサルなんでしょうかね…和泉は…。
せめて人になりたいです…(苦笑)

後、不定期連載に関しては…上の拍手のお返事でも書いていますが、7月1日入れ替え予定の拍手対談を隅から隅まで読んで下さい。
ヒントを隠しておきますので。

あと、作品の感想に関して

『将来の僕と君へ』
視点は入れ替え式です…この話…。
多分、スザルル以外ほとんど出てこない予定…。
いけにえとしてリヴァルが出てくるかなぁ…と…(笑)

今日の分もスザクは悶々と考えておりますが…。
スザクがこうやって悩んでいる姿…好きなんですよね…。
これは完全に和泉の趣味です♪
ただ、和泉が鈍感ルルーシュ萌え♪なので…スザクは常に苦労します。
だから、対談の際には色々反逆される訳ですが…(笑)

受験生…まぁ、決まっちゃっている人はいいように使われますよね。
その辺りはさっさと決まって、人が苦労している時に、少しは働け!と云う事で…(爆)

『It's Destiny』
シュナパパは…自分の事はすべて棚に上げる…というのは標準装備でしょう…(笑)
シュナパパが強烈なので、カノンさんにはすこし、人間味を備えて貰いました。
カノンさん、『幼馴染シリーズ』でもそうですが…苦労人です(笑)
でも、そう云う役、似合いますよね…カノンさん…

マオ…久しぶりの登場ですが…。
とりあえず、この方がいらっしゃらないと話がとっちらかってくれないので…(え?)
少々話をめちゃくちゃにしてやりたいと云う衝動に駆られまして…。
後にその事を死ぬほど後悔することになる訳ですが…。
それでも、スザクが結構しっかりしてくれているので、頑張ります。
本編とはすっかり別人になっているスザクですが…和泉の中で、もし、あの『ゼロ・レクイエム』の後、スザクが一人で『ゼロ』を頑張ってきたとしたのなら…そうなってしまっても仕方ないかな…と思います。
否、和泉の描き方では少々甘いかな…と思うくらいです。
戦後処理、事後処理を全て生き残った連中…特に『ゼロ』となったスザクに押し付けられていた訳ですから…。
だから、スザクに関しては相当人が変わっていますし、色々計算しながら話をしているように見えると思います。

『幼馴染シリーズ』
ルルーシュを倒れさせたのは取ってつけたエピソードです。
これがなければこの回で終わって居ました。
まぁ、少し甘々エピソードを入れた方が話が盛り上がるかと思いまして。

スザクの家の事に関しては色々ごちゃごちゃさせすぎて、実は書いている方も困って居ます(←ダメじゃん)
多少の障害…程度に考えていたのですが、ここまで話が膨らむとは思いませんでした。
これ、完結したら、オフラインにしてみたいですねぇ…。
これの連載が終わってしまったら、番外編…書ける機会がなさそうだし…。
オフラインなら書き下ろしで番外編をかけそうだし…。
他にも出したいキャラがいっぱい居るのですが…どうにも話の進みが悪くて…。

ノネットの一言でつい体が動いちゃうのはやっぱりスザクだからですよね…。
頭より先に身体が動く…。
それをやっても不自然じゃないところまでやってきたよ…スザク…。
とりあえず、スザクは色々やりすぎちゃっているので、周囲の反感を蹴散らすくらい頑張って頂かないといけないので…。
スザクには頑張って貰います。

『皇子とレジスタンス』
今回はホントにスザルルカラーが強くなりました。
というか、したんですけどね…。
もうじき、この戦闘関連のお話が終わるんで…。
ルルーシュは相変わらず自己完結して先走り過ぎなんですが…。
スザクもいざとなるとその様相を見せるのですけれど。
でも、お互いがそんな暴走をお互いで止めあっていると云う、二人の姿には萌え♪ます。

まぁ、ルルーシュの場合、色々幼いころからの刷りこみがありますから、スザクも苦労しそうですよね。
スザクなら…と思うのはやっぱりスザルラーの過ぎた期待なのかなぁ…とは思うのですが…。
でも、ルルーシュはその段階では、スザクに色々任せた方がいいと思っている事は事実でしょうし、ベターな方法の中の一つでしょうね。
ルルーシュはいずれ、どこかでエリア11を離れなくてはいけないのですから。
ただ、当のスザクがその気がまるでなしなので…。
どうなる事やら。

まぁ、次回も面白い展開に出来るように頑張ります。



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posted by 和泉綾 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | Novel Rebellion開設2周年

Novel Rebellion開設2周年記念リクエスト企画 21

将来の僕と君へ 2



※設定:現在、幼馴染同士のルルーシュとスザクは高校3年生です。お互いを思う気持ちがあるのですが…。ただ打ち明ける事も出来ないまま、そして、進路の問題など、更に彼らを追い詰める現実が差し迫っているようです。

このお話しはまりもこさまからのリクエストです。リクエスト有難う御座居ました。

 ルルーシュみたいなのを『頭がいいくせにバカ』と云うのだろうと…スザクは思った。
あんなに、卑怯なほど頭がいいくせに何でここまで鈍感なのか…。
ルルーシュに人並み以上の『暗記力』を与えたカミサマがルルーシュに与えたハンディなのか?
しかし、当の本人はそれさえも気付いていないのだから、それでは全く意味がないだろう…。
と云うか、周囲の方が苦労している。
―――特に僕が一番苦労している気がするんだけどなぁ…
さっきのやり取りの後だけに、スザクは盛大にため息を吐いてしまう。
いつも一緒にいたのだから…気付き難い…と云う事はあるのかもしれないけれど。
それでも、ルルーシュは現実主義だ。
そして、高校卒業後の進路をルルーシュと一緒にいたいと云う理由で決めたともなれば、ルルーシュは怒るに違いない。
と云うのも、ルルーシュ自身、高校卒業後はもし、自分のやりたい事に大学進学が不必要であれば、大学進学が一番の近道でなければ大学進学をするつもりはなかったからだ。
どうやら、ルルーシュは大学進学を考えているところを見ると、ルルーシュの中で大学進学が必要だと考えたのだろう。
どう考えてもスザクの成績では行けない大学に…。
それに、入ったところで、ただ、ルルーシュと一緒にいたいと云うだけの進学であったなら、きっと、ルルーシュと一緒にいたって、何をする事も出来ない。
そして、何も報われない。
互いに、互いを必要としていたとしても、どちらかの依存が大き過ぎる…もしくは互いと一緒にいる事が目的となっていた場合には…。
―――確実に無理が来るよね…。それに、僕がルルーシュと同じ大学に行ける訳がないし…。行けたとしても確実に学部が違うし…。
スザクは既にほぼ推薦が決定している大学がある。
ルルーシュは推薦のない大学なので受験して入るつもりらしい。
ルルーシュは今の、この状況でももてる。
それこそ、老若男女問わず。
以前、男に告白されて青ざめているところを見た事がある。
―――あれ?でも、そうすると…僕も僕の気持ちを知られたら…ルルーシュ…に、あんな風に…青ざめられちゃうの…かな…。
またひとつ、スザクに不安が生まれた。
ルルーシュ自身、スザクの事をよく解っているようでいて解っていないし、自分の事は『何でも解っている!』と思っていながら一番よく解っていない。
それがルルーシュと云う人物なのだけれど。
ただ、こんな状況になってこんな事を悶々と考えていられるのは、幸せなのか、不幸なのか…少々議論の余地を残すところだが…。
しかし、スザクは現在、受験の心配が基本的にないのだ。
だから、他の受験生達が聞いたら、恐らく袋叩きにしたくなる様な事を真剣に悩んでいるわけだ。
そこまで考えた時、再び、大きなため息を吐いた。
ため息一つで幸せが一つ逃げて行く…と云う話しを聞いた事があるが…。
それが本当なら、この先、スザクに残されている幸せなどありはしない…などと考えてしまう。
と云うのも、ルルーシュがらみの話だと確実にため息が5回は出てくるのだから…。

 そんなため息混じりに廊下を歩いていると…ある教室で補習授業をやっている様子が窺えた。
どうやら、理数系大学希望者が受けているらしい。
ルルーシュはここにはいない。
基本的にルルーシュの場合、自由参加の補習には出て行かない。
と云うか、いくら学校の補習と云っても、定員があるのだ。
他の学年では自由参加の補習授業など、成績による推薦を狙っている生徒くらいしか受けないのだけど。
受験生ともなると、そんな余裕をかましている状況ではなくなるらしい。
塾に行くと金はかかるし、帰りの時間も遅くなる。
なら、学校でやってくれると云うのなら、学校で受けた方がいい。
昨今の不況で塾に行く金もけちらなければならない状況の中、学校側がそう云った措置をとるようになったのだ。
まぁ、教員としては仕事が増えて困ると云う教師もいたが、この高校は私学…。
『補習授業をやってくれたら、その月の給料にその分上乗せします!』
というお達しが出て、とりあえず、家庭も恋人もいない教師達が率先して補習授業を担当したのだった。
流石の女性教員で家庭を持つ教師に対して時間外労働を供用する事は出来なかったが、こうした形で条件を付けてやると割と簡単にスタッフは何とかなるものだ。
偏差値の高い低いで人間を評価するのはいかがなものであるが、今のところ、偏差値の高い大学への入学者が多い方が生徒が集まり易い。
ゆとり教育のお陰で普通に知っているべき事柄さえ知らない若者が増えているのは事実だし、『小学校に通っていたならこのくらいの漢字は読めないと生活に支障があるのでは?』と思われる様な若者が出て来ているのは確かだ。
テレビなどを見ていると『おバカキャラ』がもてはやされているが、あれは笑わせているのではなく、笑われている事を誰か、教えてやった方がいいのではないかと思われる。
スザクも、体力バカで、スポーツ推薦枠でこの高校に入学したけれど、定期試験の時に赤点を取れば成績に確実に響いて、留年の恐れだってあったのだ。
そこでフォローしてくれたのはルルーシュだったけれど。
現在、スザクが通りかかった教室の中で繰り広げられている補習の内容は…正直、聞いていてもスザクにはチンプンカンプンだ。
まぁ、スザクは理系の学部に行く訳じゃないのだから…とは思うけれど。
―――ルルーシュなら…解るんだろうな…。
などと考えていると、またも、進路の事が頭を過って行き、ズーンと重たい気持ちがのしかかってきた。
やっぱりスザクはルルーシュとは違う大学へ行かなくてはならないのだろうか…と…。
スザクが行こうと思っている大学には、ルルーシュのやりたい事が勉強出来る学部がなかった筈だ。
そうなると、またも目の前が真っ暗になって行く。
結局、高校卒業すると、みんなそれぞれの進路があって、離れ離れになって行く。
クラスの中でいつも仲良く話しをしている友達同士だって、結局は高校卒業と同時に別々の進路に進んで、離れ離れになるのだ。
―――みんなは…それって、平気なのかな…。恋人同士の人だっているのに…。その恋人同士が離れ離れになっちゃうのって…嫌じゃないのかな…。

 そんな事を悶々と考えていると更にドツボに嵌っている気がする。
なんだか、自分だけが置いてきぼりになっているような…そんな気分だ。
確かに、今、自分の目の前の教室で補習を受けている友人達の事を考えれば、楽な立場にあるのは確かだろう。
大学への進学と云うのは、ある意味、人生そのものを左右するのだから。
ただ、昨今の大学の中卒者を見ていると、単純に大学進学が人生を左右する…と云うのもなんだか変な話だと思った。
まぁ、そう云った人の中には学生の段階で起業して、そちらが起動に乗って大学を辞めると云う者もいれば、その大学が肌にあわず、やめて行くと云う事もある。
大学在学中に遊ぶ事を覚えてしまい、卒業はしていても、大学に何をしに行ったのか解らない社会人や就職難民が生まれているのも確かだ。
「結局…こんな、人生20年も生きていないひよっこが人生をこの時点で決めるのって難しいよね…。ルルーシュなんかは…本当に大学在学中にやりたい事が出来たらさっさとやめちゃいそうだし…」
そう思った時、スザクは急に怖くなった。
確かにスポーツは好きだし、大学の方で是非にと誘ってくれるほどの記録を残しているのは事実だ。
ただ、大学で芽が伸びて行くのかは解らない。
正直、スポーツ推薦で大学の大会などに出て行って、スポーツの記録でどこかの会社に就職できたとしても、スポーツの場合、記録が求められる。
記録が好調に伸びて行く年齢と云うのはスポーツによっても違ってくるが、限られてくるし、実際に収入が一番多いのは現役時代。
ただ、日本の場合、プロスポーツ選手になっても、高額所得を得られるのは一握りだ。
高額所得を得られない者達の生活は相当大変なものであると聞いている。
それに、高額所得を得られるようになっても故障して結果を出せなくなればそれまでだ。
だから、本当にそのスポーツが好きなものでなければとてもやってはいけないと思う。
「僕って、そこまで好きなのかな…」
思わず、ルルーシュと天秤にかけてしまう。
すると…自分でも顔を引き攣らせてしまう程、頭の中でルルーシュに天秤が傾いてしまう。
それでも、現実には生活をしなければならないし、スザクの大学進学もほぼ決まっている話だ。
こんなに色々考えてしまうのは、他の受験生と違ってそんな事を考えてしまえるだけの余裕があるからだろう。
スザク自身、その大学に通う理由を見失いかけて来ている様な気がした。
そう思った時、スザクは思わず廊下をかけ出した。
そして、一目散に学校の外へと飛び出して行った。
考える余裕がある。
他の友達にはないのに。
そんなときにこんな形で悩みを持つと本当に怖くなるものだ。
「僕…本当に…この先大丈夫なのかな…」
走り出して辿りついた近くの公園の鉄棒を握り締めながらそんな事を呟いた。
自分のやりたい事を見失う…。
今のこの状態でそんな事になると、怖くなるものである。
自分のやりたい事…とは何だろうか…?
そんな問いかけを自分にしたのは初めてだ。
怖いと思っていても…現実は…止まってはくれない。

 鉄棒を掴んで、自分の漠然としたこの不安と恐怖に、少し震えて来たのが解る。
ルルーシュはそんなのをおくびにも見せない。
と云うか、そんなものはないのかもしれないと思う。
実際にルルーシュはいつも先の事を見据えて考えている。
そして、その為に準備をしている。
―――なんで…僕は…ルルーシュ見たいに、ちゃんと何でもできる様に生まれて来なかったんだろう…
思わずそんな事を考えてしまう。
スザクの中ではルルーシュは何でも完璧で…。
そりゃ、少し鈍感なところはあるけれど、いつだって、余裕な顔をしていて…。
そして、誰からも認められていて。
頼られて。
スザクもルルーシュを認めていて、頼っていて。
―――ホント…カミサマって不公平だよね…。ルルーシュみたいに完璧な人間がいるかと思えば、僕みたいに何も持っていない人間もいる…。
ルルーシュのあの、完璧さが1割でも自分に備わっていたら…などと考えてしまう。
そうしたら、こんな事で悩まないのにと…。
そう思った時、スザクは自分が何もかも、全てのものから見放されているような気がしてきた。
悩まない人間などいやしないのだけれど、今のスザクにはそんな風に思えて来てしまって…見た事もないカミサマとやらを恨んでしまう。
確かに見た目的にはルルーシュは完璧だと思う。
少々運動能力に難あり…ではあるが…。
しかし、生きて行く上で頭脳と運動能力…どちらが必要かと云えば、人間であれば頭脳だろうとスザクの中では思う。
実際に、スポーツ推薦でなければほぼ、推薦入学が決まっている大学だってスザクの入れるレベルの大学ではないのだ。
大体、現在の日本では身体能力よりも頭脳の方が優遇される風潮だ。
自衛隊に入ろうと思ったところで、運動能力だけではとても勤まらないのだ。(これは本当です。現在、自衛隊の持つ戦闘機、戦車、戦艦全てコンピュータが詰め込まれているので、体力バカでは勤まりません。今も昔も防衛大学校は非常にハードルの高いところではありますが。因みに防衛大学校は防衛省管轄なので大学とは云いません)
ルルーシュの場合、大学を選ぶ段階で、自分が何をしたいのかを考えていた。
そして、その先の事も見据えていた。
だから…あんな風に、余裕な顔をしていられるのだろう。
と云うか、今さっき補習を受けていた生徒達もスザクも、目の前の事でいっぱいいっぱいなのに、ルルーシュは何故そんなに凄いのだろうかと考えてしまう。
「きっと…ルルーシュは、色んなカミサマに、すっごく愛されているんだ…。そして、僕はすっごく嫌われて、憎まれているんだ…。そうだ…そうに違いない…」
スザクが独り言でそんな事を呟いていた時…背後に気配を感じた。
流石にその辺りは運動能力が人外と云わしめるスザクだけの事はある。
その気配は振り返る事の出来ないスザクに遠慮なく声をかけて来た。
スザクが、誰よりも好きで、誰よりも傍にいて欲しいと願っているその存在…。
「誰が、『色んなカミサマ』とやらに愛されているって?」

 その声に更に振り返る事が出来なくなる。
と云うか、彼がどんな顔をしているのか…見るのが少々怖いのだ。
「スザク…お前、何をやっているんだ…。こんなところで…」
呆れた様な声が聞こえて来た。
多分、呆れているのだろう。
と云うか、確実に呆れている。
「あれ?ルルーシュ…どうしてこんなところに?先に帰ったんじゃ…」
スザクが恐る恐る振り返り、少し上ずった声で尋ねた。
そんなスザクを見て、ルルーシュが大きくため息を吐いた。
「お前が変だったから、ちょっと気になって…。途中まで帰ったけれど、ここまで戻って来たんだ。と云うか、こんなところで何一人でブツブツ喋っている?」
どこから見られていたのか…少し怖くなった。
それこそ、(存在そのものが)弱音のオンパレードだったから。
「あ…別に…」
どう考えても、強引な作り笑いを張り付けてスザクが答える。
そんなスザクを見てルルーシュが『やれやれ』と云う表情を見せる。
「俺は別にカミサマとやらに好かれてはいないぞ?」
「え?だって!ルルーシュ…僕なんかと違って頭いいし!将来の事を見据えて大学決めて、大学卒業の事まできっちり考えていて!」
スザクのその言葉にルルーシュはさっきより大きなため息を吐いた。
「お前な…それは人それぞれだろうが…。俺の場合はそうしておかないと…なんと云うか…その…だな…」
ルルーシュが何か云い淀んでいる。
と云うか、そんなに云いにくい事なのだろうかと思うけれど…。
スザクもルルーシュとは古い付き合いだ。
何となく何を云いたいのか解った気がした。
そして、何となく何を云いたいのか解った時、少しだけほっとした様な気がした。
「ルルーシュも…その…怖いの?不安とか…?」
スザクがおずおずと尋ねてみると…。
「べ…別に…俺は怖いとかではなくてだな…だから…その…」
こうも解り易いと、さっきまでうだうだ考え込んでいた自分がなんだかピエロみたいだと思えてしまう。
本当に…
―――道化になった気分だよ…。ルルーシュのこんな姿を見られるなんて…
少しだけ嬉しくなった。
これは多分、幼馴染特権…。
ルルーシュの事を昔から知っているから許されている。
その事はスザクの中で凄く嬉しくて、何となく、笑みがこぼれた。
「わ…笑うな!」
ルルーシュが顔を真っ赤にしてスザクに掴み掛ろうとするけれど…。
そんなルルーシュの両手首をあっさりスザクが掴んでしまった。
「は…放せ!この体力バカ!」
そんなに強く掴んでいるつもりはないのだけれど…。
と云うか、現在の状況にルルーシュは付いていけていないようだ。
―――やっぱり、ルルーシュ、君って、色んなカミサマに好かれているんだね…。
心の中でそんな風に思う。
こう云った時にこんな可愛い反応を見せるなんて…。
カミサマが与えた愛らしさ以外に考えられない。
「ありがと…ルルーシュ…。少し、元気出た…」
スザクがにこりと笑ってそう云うと、手首を掴まれて暴れていたルルーシュの動きがピタリ止まった。
「元気を出し過ぎる必要はないぞ…。お前は元気だと力が有り余って困るみたいだからな…」
そんな風に悪態づいているルルーシュさえも可愛いと思えてしまう。
―――僕も重症だな…
そんな風に思える、そんな一瞬だった。

To Be Continued


あとがきに代えて



相変わらず時間が遅くて申し訳ありません。
と云うか、『閉鎖宣言』を出した後、多少の反響があってよかった…( ・_;)( ;_;)( ;_;)(>0<)ワーン
ちゃんと気にかけて下さる方がいたんですねぇ…
まぁ、撤回するつもりはありませんが。
拍手の御返事はこの小説アップの後、改めてこの記事に追記します。


『心から『ありがとう』をあなたに… 〜望まぬ再会編〜』が快適本屋さん直通)で取り扱いが始まりました。
遅くなって申し訳ありませんが、こちらもよろしくお願いします。

☆拍手のお返事


水流さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
ご無沙汰しております。
お忙しい中、ご心配頂きまして有難う御座居ました。
今回は身体の事…と云うよりも精神的なものでして…ヾ(▽^;)ゞうへへ
少々ため込みすぎました…。
和泉としては、小説をかく事をやめるつもりはないですし、スザルラーをやめるつもりもありませんので。
ただ、一旦リフレッシュしたいな…という事なので…。

あと、夏インテ、もし、スペースが取れていたら宜しくお願いします。
交通機関の状況と駅からインテックスまでかかる時間によっては泊りがけにするか、日帰りにするか考えます。
泊りがけなら大阪を色々ご案内頂けるでしょうか?
また、色々お話ししてやって下さい。

まりもこさま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『閉鎖宣言』でご心配頂きまして、有難う御座居ました。
一応、奥の手は隠してありますので。
よろしければ、7月1日に入れ替え予定の拍手対談を読んで下さい。
その中のどこかにその奥の手のヒントを隠しておきますので。
多分、サイトの中にも超解りにくいところにリンクを張っておく予定ですので。
ご心配頂きまして、有難う御座居ます。

紫翆さま:こんばんは、コメント有難う御座居ます。
『閉鎖宣言』でご心配頂きまして、有難う御座居ます。
今回のことは、確かに『閉鎖条件』もありましたけれど、基本的には自分のキャパシティを超えてしまった精神状態ですね。
ぶっちゃけ、一時は書く事もやめようかと考えたくらいです。
まぁ、ヒトのリップサービスを鵜呑みにするからこういう羽目になるんだな…と…(苦笑)
原因はごちゃごちゃあるんですが…それでも、落ち込む事に飽きたらちゃんと浮上してこられますので。
でも、こんなくだらない事で悩める自分に気づいて、かつては生きるか、死ぬかしか頭になかった頃の事を考えると、ホント、幸せな自分になったな…とは思います。
相変わらず、『人は平等ではない!』という、シャルルパパのお言葉が突き刺さりますが…。
というか、なぜに、この物書きの世界ではサルなんでしょうかね…和泉は…。
せめて人になりたいです…(苦笑)

後、不定期連載に関しては…上の拍手のお返事でも書いていますが、7月1日入れ替え予定の拍手対談を隅から隅まで読んで下さい。
ヒントを隠しておきますので。

あと、作品の感想に関して

『将来の僕と君へ』
視点は入れ替え式です…この話…。
多分、スザルル以外ほとんど出てこない予定…。
いけにえとしてリヴァルが出てくるかなぁ…と…(笑)

今日の分もスザクは悶々と考えておりますが…。
スザクがこうやって悩んでいる姿…好きなんですよね…。
これは完全に和泉の趣味です♪
ただ、和泉が鈍感ルルーシュ萌え♪なので…スザクは常に苦労します。
だから、対談の際には色々反逆される訳ですが…(笑)

受験生…まぁ、決まっちゃっている人はいいように使われますよね。
その辺りはさっさと決まって、人が苦労している時に、少しは働け!と云う事で…(爆)

『It's Destiny』
シュナパパは…自分の事はすべて棚に上げる…というのは標準装備でしょう…(笑)
シュナパパが強烈なので、カノンさんにはすこし、人間味を備えて貰いました。
カノンさん、『幼馴染シリーズ』でもそうですが…苦労人です(笑)
でも、そう云う役、似合いますよね…カノンさん…

マオ…久しぶりの登場ですが…。
とりあえず、この方がいらっしゃらないと話がとっちらかってくれないので…(え?)
少々話をめちゃくちゃにしてやりたいと云う衝動に駆られまして…。
後にその事を死ぬほど後悔することになる訳ですが…。
それでも、スザクが結構しっかりしてくれているので、頑張ります。
本編とはすっかり別人になっているスザクですが…和泉の中で、もし、あの『ゼロ・レクイエム』の後、スザクが一人で『ゼロ』を頑張ってきたとしたのなら…そうなってしまっても仕方ないかな…と思います。
否、和泉の描き方では少々甘いかな…と思うくらいです。
戦後処理、事後処理を全て生き残った連中…特に『ゼロ』となったスザクに押し付けられていた訳ですから…。
だから、スザクに関しては相当人が変わっていますし、色々計算しながら話をしているように見えると思います。

『幼馴染シリーズ』
ルルーシュを倒れさせたのは取ってつけたエピソードです。
これがなければこの回で終わって居ました。
まぁ、少し甘々エピソードを入れた方が話が盛り上がるかと思いまして。

スザクの家の事に関しては色々ごちゃごちゃさせすぎて、実は書いている方も困って居ます(←ダメじゃん)
多少の障害…程度に考えていたのですが、ここまで話が膨らむとは思いませんでした。
これ、完結したら、オフラインにしてみたいですねぇ…。
これの連載が終わってしまったら、番外編…書ける機会がなさそうだし…。
オフラインなら書き下ろしで番外編をかけそうだし…。
他にも出したいキャラがいっぱい居るのですが…どうにも話の進みが悪くて…。

ノネットの一言でつい体が動いちゃうのはやっぱりスザクだからですよね…。
頭より先に身体が動く…。
それをやっても不自然じゃないところまでやってきたよ…スザク…。
とりあえず、スザクは色々やりすぎちゃっているので、周囲の反感を蹴散らすくらい頑張って頂かないといけないので…。
スザクには頑張って貰います。

『皇子とレジスタンス』
今回はホントにスザルルカラーが強くなりました。
というか、したんですけどね…。
もうじき、この戦闘関連のお話が終わるんで…。
ルルーシュは相変わらず自己完結して先走り過ぎなんですが…。
スザクもいざとなるとその様相を見せるのですけれど。
でも、お互いがそんな暴走をお互いで止めあっていると云う、二人の姿には萌え♪ます。

まぁ、ルルーシュの場合、色々幼いころからの刷りこみがありますから、スザクも苦労しそうですよね。
スザクなら…と思うのはやっぱりスザルラーの過ぎた期待なのかなぁ…とは思うのですが…。
でも、ルルーシュはその段階では、スザクに色々任せた方がいいと思っている事は事実でしょうし、ベターな方法の中の一つでしょうね。
ルルーシュはいずれ、どこかでエリア11を離れなくてはいけないのですから。
ただ、当のスザクがその気がまるでなしなので…。
どうなる事やら。

まぁ、次回も面白い展開に出来るように頑張ります。



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posted by 和泉綾 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | Novel Rebellion開設2周年

偉人? (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 偉人?
「直接会って話してみたい歴史上の人物は?」
いっぱい居ます。
片っ端からあげて行ったら、朝になるかも…と思うくらいいます。
そうだなぁ…今、一番会って話してみたい…と思うのは…織田信長…でしょうか…。
多分、これは現在の精神状態に帰依するものだと思うのですが…
彼自身、強さの部分がクローズアップされて居ましたし、相当人街な事をしているというイメージが強いのですが…。
でも、彼だって普通に人の子ですし。
だから、今のこんな形で落ち込んでいる自分に対して、彼が彼の持つ弱さをねじ伏せてきたそのオーラを拝んでみたいです。
今の自分は凄く落ち込んでいて、凄く壊れていて、きっと、他の人にも凄くご迷惑をおかけしているので…(それこそ、いつもご迷惑をおかけして居るのですが、いつもの100倍ご迷惑をおかけしているので)
そんな自分が嫌だから…彼の、人としての弱さをも表に見せない強さを直接触れてみたい…と云ったところでしょうか…。
正直、自分でこうして病んでいる事を自覚出来ていても本当に危ないやつだと思えてくるほど、現在の自分が病んでいる状態なので。
実力不足だと解って居るなら、努力をすればいい…。
そんな簡単な事が出来ずに居る自分が更に嫌になって、負のスパイラルに陥っている気がするので…。
話をしたいなんて言わないから…その強さを持っている彼の姿を見てみたいと思いました。


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「直接会って話してみたい歴史上の人物は?」
いっぱい居ます。
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そうだなぁ…今、一番会って話してみたい…と思うのは…織田信長…でしょうか…。
多分、これは現在の精神状態に帰依するものだと思うのですが…
彼自身、強さの部分がクローズアップされて居ましたし、相当人街な事をしているというイメージが強いのですが…。
でも、彼だって普通に人の子ですし。
だから、今のこんな形で落ち込んでいる自分に対して、彼が彼の持つ弱さをねじ伏せてきたそのオーラを拝んでみたいです。
今の自分は凄く落ち込んでいて、凄く壊れていて、きっと、他の人にも凄くご迷惑をおかけしているので…(それこそ、いつもご迷惑をおかけして居るのですが、いつもの100倍ご迷惑をおかけしているので)
そんな自分が嫌だから…彼の、人としての弱さをも表に見せない強さを直接触れてみたい…と云ったところでしょうか…。
正直、自分でこうして病んでいる事を自覚出来ていても本当に危ないやつだと思えてくるほど、現在の自分が病んでいる状態なので。
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そんな簡単な事が出来ずに居る自分が更に嫌になって、負のスパイラルに陥っている気がするので…。
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